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「第29回東北インセクトフォーラム」に参加して（文・写真　枝恵太郎）

9月2日（土）、3日（日）に宮城県松島町のホテル「パレス松州」で開催された「第29回東北インセクトフォーラム」に参加しました。コロナでしばらく開催されていませんでしたが、今回3年ぶりの開催とあって、東北6県と一部関東方面から集まった70名以上の虫屋さんが一堂に会す大規模なフォーラムとなりました。開会の挨拶のあとは、各分科会に分かれて小集会が開催され、私は鱗翅目分科会に参加しました。演題は青木俊彦氏「宮城県の蛾類、最近の知見」では、宮城県に産する絶滅危惧種の状況と最近記載された新種や未記載種の紹介がありました。また蝶類では、朝日純一氏「サハリン島から見た日本産高山蝶」として、サハリンの自然環境と蝶の美しい画像の紹介と、日本産の高山蝶との関係、また現在制作中の「サハリンの蝶類（全3巻）」の進捗状況を紹介されていました。詳細は、本ニュースの「新刊紹介」における「日本鱗翅学会東北支部第10回例会会報」をぜひご確認ください。70名を超える夕食会、そしてその後に行われた3時間近く続いたオークションも大盛況でした（私もカストニアなどを入手出来て、ホクホクでした）。オークション後は3か所の宴会部屋でそれぞれの近況を語り合い、私が寝たのは2時くらいだったでしょうか。翌朝も豪華なバイキングをいただいて、ミーティングの後解散になりました。初めてお話させていただいた方、お名前は存じ上げていた大御所の方ともお話ができて、たいへんな情報量をいただきました。帰りも大勢の観光客が集う日本三景の松島を横目で見ながら、松島海岸駅まで送っていただいて帰路につきました。



写真左：開会時のようす
写真中：分科会の講演のようす　
写真右：オークションのようす
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