日本鱗翅学会 刊行物
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NEW
日本鱗翅学会 東北支部第10回例会会報
A4, 16pp.(フルカラー)価格:600円(税込660円)
2023年9月2日(土)・3日(日)に行われた日本鱗翅学会東北支部第10回例会
(東北インセクトフォーラム宮城大会鱗翅目分科会)プログラム・講演要旨集です。
講演要旨
1.宮城県の蛾類,最近の知見(青木俊彦)
(1)宮城RDL関係(最近発見された7種を紹介)
(2)宮城県からの新種,未記載種(最近記載された種および未記載種3種を紹介)
2.サハリン島から見た日本産高山蝶 (朝日純―)
(1)日本産高山蝶とは
(2)サハリン島の地理的位置と自然環境
(3)サハリン島の蝶相と日本産高山蝶
(4)サハリン島における「日本産高山蝶」10種の棲息状況
(5)付:終活図鑑「サハリン島の蝶類」(全3巻)のコンセプトと制作状況
短報
1.ミヤマカラスアゲハのホメオシス個体を採集 菅原淳
2.ミヤマカラスアゲハの早い目撃記録 菅原淳
3.石巻市網地島で白化べニシジミを採集 保坂満
4.岩手県花巻市でホソバセセリを採集 菅原淳
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日本鱗翅学会 第68回大会 プログラム・講演要旨集
A4, 66pp.価格:2,000円(税込)
2022年10月29日(土)・30日(日)に行われた日本鱗翅学会第68回大会プログラム・講演要旨集です。
講演タイトル等は、下記学会のWEBからご確認ください。
https://lepi-jp.org/68/2022-LSJ68-program.pdf
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日本鱗翅学会 第67回大会 プログラム・講演要旨集 ※弊社・発行元ともに完売
A4, 34pp.価格:2,000円(税込)
※大会記念のフジミドリシジミストラップ付、限定10部
2021年10月30-31日にオンラインで開催された日本鱗翅学会の講演要旨集です。
第67回大会公開シンポジウム
森の宝石ミドリシジミ(セフィルス)の生物学
三枝豊平 Shirozu & Yamamoto (1956) のTheclini系統樹の考察
長谷川大 「世界のゼフィルス大図鑑」以降に記載されたいくつかの種について
多賀敏正 三重県のウラゴマダラシジミの分布と変異
−マクロなエリアのクライン現象−
竹内 剛 ゼフィルスの縄張り争いの謎からチョウの性認識へ
石井 実 チョウを指標とした「三草山ゼフィルスの森」の植生管理
一般講演
小田康弘 サトウラギンヒョウモンとヤマウラギンヒョウモンの差異について
福田晴男 子ども用チョウ図鑑で次世代に夢をつなぐ
松橋 廉 ルリシジミの鱗粉における性的二型の観察
金井賢一 2020年,鹿児島県に飛来・発生したシロウラナミシジミ
金澤 至 アサギマダラの国間移動と最近の話題
松井安俊・星 光流 日本海を越えて飛来するヒメアカタテハ集団について
渡邊通人 富士山の伐採後植林地における大型ヒョウモンチョウ類の個体数消長
大脇 淳 日本の温帯草原性チョウ類の本質と今後の研究の展望
広渡俊哉・屋宜禎央・廖 承清・黄国華・王 敏 中国雲南省で発見されたヒゲナガガ科の美麗種 Nemophora chrysoprasias Meyrickについて
木村富至 若狭湾沿岸ホシミスジの分布と化性の検討
二町一成 南九州におけるキオビエダシャク (Milionia zonea pryeri Druce, 1888) の現状
津吹 卓・津吹 真 モンシロチョウ成虫の季節にともなう体色変化と体温調節
那須義次 日本産モグリヒメハマキガ族(ハマキガ科,ヒメハマキガ亜科)の新知見
福田琳之介 ・上田昇平 ・矢後勝也・平井規央 ヒメシロチョウの生息地における現状と集団遺伝解析のマーカー開発
鈴木信也・神保宇嗣・屋宜禎央・広渡俊哉 日本産Cochylidia属rupicola種群(ハマキガ科)の分類学的再検討
大谷郁生・平井規央・森地重博・上田昇平 大阪府におけるキマダラルリツバメ記録地の現状
新津修平・上遠岳彦 トギレフユエダシャクにおける性的二型と翅形成過程
竹内 剛 科学の全体論とチョウの行動学
外村俊輔・広渡俊哉 福岡県で発見された日本未記録のParalypusa属の1種(キバガ上科:Lypusidae)
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日本鱗翅学会 第66回大会 プログラム・講演要旨集
A4, 50pp.価格:2,000円(税込)
2019年11月9-10日に開催された日本鱗翅学会の講演要旨集です。
内容:
公開シンポジウム
海をわたる蝶・蝶のきた道〜日浦勇さんが残した課題はどこまで明らかになったか〜
石井 実(大阪府大):趣旨説明
福田晴夫(九州):イチモンジセセリとアサギマダラの移動の謎はどこまで明らかになったか?
渡辺一雄(中国)・八木孝司(近畿):ギフチョウのルーツはどこまで明らかになったか?
長田庸平(大阪自然史博):チョウだけでなくガ類も海を渡る
森地重博(近畿):近畿地方におけるチョウ相の変化
特別講演:鈴木睦昭・鹿児島浩(遺伝研 ABS学術対策チーム)
海外の遺伝資源を使って研究するときの生物多様性条約や名古屋議定書に対する対応
一般講演
本州における多化性テングチョウの発見 本田計一・玉置高志・中川智視
アムール南岸域(黒龍江省・伊春)にウラグロホシミスジの観察調査を試みる 福田晴男
福井県から京都府の日本海沿岸産ホシミスジの化性と形態差の検討―京都府丹後半島と福井県大島半島周辺の野外調査・飼育・標本から― 木村富至
アサギマダラの匂い物質 窪田宣和・金 哲史・本田計一・増田理子
日本のチョウの幼虫の何パーセントが巣をつくるのか?
井上大成
フェントンの福島・新潟での足跡探訪記 松田真平
モンシロチョウ南アルプス高地個体群について 渡邊通人
北陸地方と大阪におけるヒメアカタテハの2012年から2019年の季節消長 中上喜史・石井 実
ムラサキツバメの集団行動 林 太郎
国内希少種ツシマウラボシシジミの保全に関する生理・生態学的研究 谷尾 崇・伊藤勇人・中村康弘・永幡嘉之・水落 渚ほか12名
大阪府能勢町におけるキマダラルリツバメの生活史と寄主アリとの関係 大谷郁生・平井規央・森地重博・上田昇平
キハダカノコ(ヒトリガ科)の群飛と日周活動性 津吹 卓
日本産ヒゲナガキバガ科Lecithocera属の分類学的再検討 奥 尉平・坂巻祥孝・広渡俊哉
リュウキュウアカショウビンの巣内共生鱗翅類 那須義次・荒尾未来・重松貴樹・屋宜禎央・広渡俊哉・村濱史郎・松室裕之・上田恵介
ヒメシロチョウ3個体群の温度日長反応の比較 山川 諒・平井規央・矢後勝也・上田昇平・石井 実
ギフチョウとヒメギフチョウに共通のマイクロサテライトマーカーの開発 中筋千晶・上田昇平・平井規央・石井 実
北海道産napi2種の季節型変化について 小田康弘
ミカドアゲハの蛹体重と前翅長との関係について 鈴木 光
カラシ油配糖体をもつツゲモドキ(ツゲモドキ科)を利用する小蛾類 小林茂樹・木村正明・吉安 裕
ウスアカマダラメイガ(メイガ科)の生活史と幼生期の形態 寺本憲之・吉安 裕
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日本鱗翅学会 第65回大会(信州大学松本キャンパス 松本市)プログラム・講演要旨集
A4, 57pp. 2,000円(税込・送料別)
2018年10月20日(土)〜21日(日)に信州大学松本キャンパス開催された日本鱗翅学会の講演要旨集です。
目次
市民公開シンポジウム
「高山性生物の成り立ちと現状」 コーディネーター 伊藤建夫氏(信州大学名誉教授)
北アルプスの生成と地形発達史−マグマとプレート運動の競演が山脈を形成した− 原山智(信州大学名誉・特任教授)
ライチョウを取り巻く現状と未来 堀田昌伸(長野県環境保全研究所)
日本産高山植物を用いた分子系統地理学的研究−本州中部山岳の系統地理学的重要性について− 藤井紀行(熊本大・院・先端科学・生物科学)
高山の水生生物の系統進化 東城幸治(信州大学 学術研究院 理学系)
高山蝶タカネヒカゲの分子系統とルーツ 宇佐美真一(信州大学山岳科学研究所)ほか
一般講演
松村松年博士採集のPieris nesis について
小田康弘(関東・埼玉昆虫談話会)
野外におけるツマグロヒョウモンの雌雄の行動の違い
津吹卓(関東)
チョウに同性という認識はあるか? 竹内 剛(近畿・大阪府大)・村松大輔(京大・野生研)
宮崎県低標高地におけるヒサマツミドリシジミのオスの行動
小田切顕一(九州・九大院・比文)・石綿深志(宮崎市)
蛹化姿勢によるミカドアゲハの非越冬蛹と越冬蛹の識別 鈴木光(九州)
ヒメシロチョウ生息地の火入れの有無による発生消長の違い 渡邊通人(関東・NPO法人富士自然保護センター
ツシマウラボシシジミの日長反応
平井規央1・矢後勝也2・中村康弘3・水落渚4・関根雅史4・佐藤大輔1・石井実1(1近畿・大阪府大院, 2関東・東大総研博、3関東・日本チョウ類保全協会、4足立区生物園)
国内希少野生動植物種ツシマウラボシシジミの分子系統と保全 谷尾崇1・伊藤勇人1・中村康弘2・永幡嘉之2・水落 渚3・関根雅史3・神宮周作4・久壽米木大五郎4・伊藤雅男5・平井規央6・佐々木公隆7・小沢英之7・王敏8・徐土育峰9・佐藤直人10・遠藤秀紀1・矢後勝也1(1. 東京大・総研博、2.日本チョウ類保全協会、3. 足立区生物園、4. 対馬市役所、5.長崎バイオパーク、6. 大阪府大・生命、7. 日本鱗翅学会、8. 華南農業大学、9.台湾師範大・生命科学、10. 環境省)
ウスイロヒョウモンモドキ新見市草間保護個体群の終焉について
河邉誠一郎、高崎浩幸、松尾秀行、三宅誠治(中国)
林試の森公園(東京都)におけるチョウ類相の変遷と近年の群集の変化 井上大成(関東・森林総研多摩)
「都道府県のチョウ」の選定の試み 石井実(近畿・大阪府大)
東京大学総合研究博物館所蔵の注目すべきチョウ類 − 2018年特別展示「珠玉の昆虫標本」の展示標本から- 矢後勝也(関東・東大総博)
箕浦忠愛コレクションからみる1900年代前半の京都のチョウ相
吉田周・平井 規央・上田 昇平・石井実(大阪府立大学院・生命環境)
ミヤマモンキチョウ浅間山系亜種(Colias palaeno aias )の北限報告 横山裕之(信越)
青木村信州昆虫資料館周辺の蛾類について
田下昌志・福本匡志・宮ア揚子(信越)
フチグロトゲエダシャクの食草及び生息環境とヨコハマセニジモンアツバについて
宮ア揚子(信越)
パルナシウス亜科(Parnassiiae )の繭からの脱出器官
寺章夫(関東)
オオムラサキ後翅肛角紋の色彩の遺伝解析 −桃色型劣性遺伝子は存在する− 山本毅也(関西)
日本産Nosphistica 属1新種の記載(キバガ上科 ヒゲナガキバガ科)
奥尉平1・坂巻祥孝1・屋宜禎央2(1.鹿児島大学・2.九州大学 )
日本産Meleonoma 属2新種の記載と日本初記録種(キバガ上科マルハキバガ科) 北島裕紀・坂巻祥孝(鹿児島大学)
Quercus属を寄主とする日本産Ectoedemia 属(モグリチビガ科)
屋宜禎央(九州・九大院)・平野長男(信越・松本市)・広渡俊哉(九州・九大院)
アブラムシ甘露に訪れる多様な蛾類群集 阪上洸多・杉浦真治(神戸大大学院・農)
トビイロトラガの生態 西尾規孝(信越)
福島県甲子高原から記載されたカシワアカシジミの新亜種について
長谷川大(関東)・小田切顕一(九大院・比文)
フチグロホシミスジ3亜種の分布と生態 福田晴男・美ノ谷憲久(関東)
能登半島産シルビアシジミ幼虫の越冬条件下の飼育における知見について
蓑原茂(関東)・森地重博(近畿)
アサギマダラの種子島から八丈島への移動記録
森地重博(近畿)・蓑原 茂(関東)・尾形之善(鹿児島県)
ポスター発表・標本発表
トカラ列島のヤマトシジミについて −国内産2亜種の分布境界線はどこか?−(続報)
石川光一(関東)
外来種による在来種の圧倒・席巻、そして… −ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ・13年の追跡から− 松井安俊(関東)・星光流
Celastrina 属2種における卵の微細形態比較 嶋彰太1・畠山吉則1・倉林智哉1・西村知良2・岩野秀俊1(1.関東・日大生物資源応昆研、2.関東・日大生物資源生物研)
中部山岳に分布するアサマシジミの集団遺伝学的解析
上田昇平(近畿),中谷貴壽(関東),福本匡志,丸山潔,伊藤建夫,宇佐美真一(信越)
近縁種間の交配実験から推定される種分化の過程 北原 曜(信越)
日本列島のコキマダラセセリ 伊藤建夫(信越)
山梨県日野春の蝶類 宇野彰(関東)
塩尻市高ボッチ高原の草原性種について 田下昌志(信越)
霧ケ峰高原の草原性蛾類 四方圭一郎(信越)
長野県東御市に生息する草原性のチョウ目 横山裕之(信越)
千曲川河川敷の蛾類 安達誠文(信越)
安曇野から姿を消したチョウ類
丸山潔(信越)
80年前の安曇野で採集された消えゆく蛾類 豊科郷土博物館・ 那須野雅好・田島尚(信越)
長野県でのヤママユ(天蚕)飼育におけるこれまでの研究と課題について
福本匡志(信越)・梶浦善太
自然保護小集会
「信越地区(主として長野県)でのチョウ・ガ類の現状」 世話人:小野章(信越・LSJ自然保護委員)
1.主催者挨拶と自然保護委員会活動報告 矢後勝也(LSJ自然保護委員長)
2.長野県版レッドリスト改訂と指定希少野生動植物保護回復事業から見えてきた長野県のチョウ類の現状 中村寛志 (信越・長野県生物多様性戦略アドバイザー・信州大学名誉教授)
3.信越地区におけるアズミキシタバの生息状況
西尾規孝 (信越)信越地区におけるアズミキシタバの生息状況
4.花岡 敏道 (浅間山系ミヤマシロチョウの会)
小集会
「アルプスの嶺々を舞う高山蛾」 世話人:四方圭一郎(信越・飯田市美術博物館自然分野)
1.高山蛾はなにがおもしろいのか!?
神保宇嗣(関東・国立科学博物館)
2.根性の南アルプス高山蛾調査
四方圭一郎(信越)
3.高山調査の魅力と愛しの高山シャクガ 金子岳夫(東海)
4.キタダケヨトウはいつ採れるのか!
枝恵太郎(関東)
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日本鱗翅学会 第61回大会(鹿児島大学農学部 鹿児島市)プログラム・講演要旨集
A4, 46pp. 1,000円(税込・送料別)
2014年10月25日(土)〜26日(日)に鹿児島大学農学部で開催された日本鱗翅学会の講演要旨集です。
目次
「チョウとガにとっての奄美諸島」 司会:坂巻祥孝 (九州)
アゲハチョウから見える奄美・沖縄−これから考えるべきこと− 柏原精一(サイエンスライター/元サイアス・科学朝日編集長)
奄美諸島には興味深い蛾がいっぱい 岸田泰則(日本蛾類学会会長)
ヒトの撹乱の中に生きる奄美のチョウたち 福田晴夫(元鹿児島県立博物館館長)
「日本の昆虫同好会の過去・現在・未来〜どのような虫屋を育てるか〜」 司会: 二町一成(九州)
鹿昆の最近の活動:うまくいくこと・いかないこと 金井賢一(鹿児島県立博物館)
昆虫同好会・昆虫少年・鱗翅学会の怪しい関係 福田晴夫(元鹿児島県立博物館長)
「アサギマダラプロジェクト 公開シンポジウム」
アサギマダラのマーキング調査の歴史−ご挨拶を兼ねて− 福田晴夫(九州・鹿児島昆虫同好会)
喜界島のアサギマダラマーキング調査のまとめ−2001年春から2013年春まで− 福島 誠(鹿児島昆虫同好会)
アサギマダラなどの移動蝶の調査−2013年の成果− 金沢 至(近畿・大阪市立自然史博物館)
ポスター発表
大型ヒョウモンチョウ類の雄の交尾戦略とその寿命 巣瀬 司(関東)
カラフトセセリの生育分布の拡大について 島谷光二(北海道)
南西諸島に於けるシャチホコガ科の地理変異 中臣謙太郎(関東)
森林総合研究所九州支所(熊本市)のチョウ類相 井上大成(関東・森林総研多摩)・後藤秀章(森林総研九州)
ウスバシロチョウの翅の色彩変化とその要因 棚橋一郎(近畿)・小野克己(近畿)
日本産Nemapogon属(ヒロズコガ科)の分類学的再検討 長田庸平(九州)・宮本泰行・坂井 誠・広渡俊哉
九州のホシミスジの分布・生態と成虫斑紋の特徴について 美ノ谷憲久(関東)・福田晴男・新川 勉・伊藤 寿
採集個体(400+)蝶類の交尾嚢内精包数 新川 勉(九州)
ヒメウラナミジャノメの季節適応を考える(2) 松井安俊(関東)・星 光流
日本及び周辺諸国におけるハスモンヨトウの地域的遺伝子差異の解明 西本直子(関東)・畠山吉則・山家由貴・榎本和代・山本裕一・志賀野倫明・岩野秀俊
キイロオビマイコガStathmopoda pedellaに近縁な日本産5未記載種(鱗翅目,ニセマイコガ科)寺田 剛(九州)
矢作川流域におけるオオムラサキ幼虫の越冬場所に関する一研究 間野隆裕・高橋匡司(東海)
大阪府北部鴻応山におけるギフチョウ個体群の現状と補強の試み その2 吉村忠浩(近畿)・竹内 剛・森地重博・Anja Silwa・石井実
大阪におけるテングチョウの大発生と幼虫の体色の変異 石井 実・平井規央(近畿)
ジャワ・ハリムン山塊におけるAppias cardenaの発見とA. lucasiiの変異について 矢田 脩(九州)・佐々木茂・Djunijanti Peggie
円山応挙の博物画による江戸時代の京都周辺のチョウ相の推定 吉田 周(近畿、京都精華大・院)
ウスバシロチョウとヒメウスバシロチョウの雑種個体について 寺 章夫(関東)・小野克己(近畿)
石川県産シルビアシジミの生活史と遺伝的変異 平井規央(近畿)・坂本佳子・矢後勝也・石井 実
奄美諸島・トカラ列島のヒメシルビアシジミ 金井賢一(九州)・守山泰司
鹿児島県内におけるキイロエダシャクとナンカイキイロエダシャク(シャクガ科Doratoptera属)の発生傾向について 福田輝彦(九州)
福岡県のシータテハについて 佐々木公隆(九州)
分布南端・鹿児島のサトキマダラヒカゲの斑紋変異について 二町一成(九州)
キオビエダシャクは鹿児島県本土から再びいなくなるのか? 二町一成(九州)
ミスジチョウの幼虫は何齢で越冬するのか−大分県における飼育事例− 玉嶋勝範(九州)
絶滅危惧ヒョウモンチョウの個体群構造について 渡辺通人(関東・NPO法人富士山自然保護センター)
小集会「チョウ類の多様性と進化を考える」
日本産ミカドアゲハ2亜種の形態・分子に基づく再検討 長田庸平(九州)
メナドヒメワモンFaunis menadoに見るスラウェシのチョウ相 山口 諒(九州)
コムラサキ亜科の生物地理と寄主植物の進化系列 大島一正(近畿)
自然保護委員会小集会「新たな生態系破壊の脅威 -外来種問題と害獣問題-」
イントロダクション:最近の国内で見られる外来種と害獣の問題 矢後勝也(関東・東大総博)
在来種ゴマダラチョウ生息域での外来種アカボシゴマダラの優勢化 松井安俊(関東)・星 光流
ムシャクロツバメシジミの発生と駆除対策 間野隆裕(東海)・中橋 徹・横地鋭典(名古屋昆虫同好会)
小集会「マダラガは蛾屋のもの? 蝶屋のもの? −昼行性蛾の魅力にせまる−」世話人:四方圭一郎(信越・飯田市美術博物館自然分野)
マダラガ曼陀羅 −アジアの美麗種と日本のマダラガの課題− 堀江清史(日本蛾類学会)
草原の赤プン −ベニモンマダラのいま昔− 矢野高広(関東)
マダラガのオスメス事情 慎重なメスは得をする? 小汐千春(四国)
成虫より見つけやすい? 身近なマダラガイモムシ 四方圭一郎(信越)
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日本鱗翅学会 第60回大会(大阪府立大学中百舌鳥キャンパス 堺市)プログラム・講演要旨集
A4, 64pp. 2,000円(税込・送料別)
2013年11月09日(土)〜10日(日)に大阪府立大学中百舌鳥キャンパスで開催された日本鱗翅学会の講演要旨集です。
目次
マダラチョウの生活に関わる植物成分とその多様な機能 本田計一(広島大名誉教授)
ホソガ科ハナホソガ属における絶対送粉共生の進化 川北篤(京大生態研)
DNA で探る高山蝶の来た道 中谷貴壽・宇佐美真一・伊藤建夫(信州大)
細胞内共生細菌Wolbachia がシルビアシジミに与える影響 坂本佳子(大阪府大)
アゲハモドキ科3 種の生態並びに天敵防禦物質
大阪府茨木市竜王山付近のチョウと、安威川ダムおよび高速道路の建設について 松田真平(近畿)
大阪、西除川源流部のチョウ相 1998〜2012 年(15 年間)の調査結果 河村俊(近畿)
東日本大震災後の海岸部に生息するスカシバガの現状 阿部剛(東北)
南大阪のチョウ 〜会報への投稿・報告データ15年間の記録〜 阪口博一(南大阪昆虫同好会)
堺市の大泉緑地で稀に見るチョウ 西廼春雄(南大阪昆虫同好会)
南大阪のチョウ 今昔(50年前と近年との比較) 岸勘治(南大阪昆虫同好会)
大阪南部 和泉市の蝶相について 三輪健一郎(南大阪昆虫同好会)
千葉県高塚山のアサギマダラ 穂積朋来・風見千夏・藤井美帆・善養寺聡彦*(千葉県立木更津高等学校,*指導教員)
高塚山におけるキジョランの生育状況 風見千夏・藤井美帆・穂積朋来・善養寺聡彦*(千葉県立木更津高等学校,*指導教員)
アサギマダラの生態 −野外調査と実験から− 久野将也・山田秀元・山村京子*(静岡県立磐田南高等学校,*指導教員)
シルビアシジミの異常型にメンデルの法則が当てはまるか 金丸那奈美1・小笠原葵1・富永しよみ1・西岡満梨奈2・三好康彦3*(三好市立三野中学校,現所属:1 徳島県立脇町高等学校,2 徳島県立池田高等学校,3 徳島県立博物館,*指導教員)
「保全のための放蝶に関するガイドライン−普及に向けた話題提供−」世話人:日本鱗翅学会自然保護委員会
外来種ホソオチョウは採集圧で減らせるか〜茨城県での4年間の試み 井上大成(関東)
赤城山(群馬県)におけるヒメギフチョウの保全活動 松村行栄(関東)
絶滅回避を目的としたオオルリシジミの放蝶による生息域外保全の試み 福本匡志(信越)
日本鱗翅学会アサギマダラプロジェクト公開シンポジウム 世話人:渡りチョウを調べる会
富士山周辺から展望するアジアのアサギマダラ 橋本定雄・三枝博幸(富士山アサギマダラを調べる会)
アサギマダラプロジェクト公開シンポジウム-アサギマダラなどの移動蝶の最新情報- 金沢至(大阪市立自然史博物館)
クロシジミの遺伝構造:生息環境の影響 竹内剛(近畿)・高橋純一・野村哲郎・椿宜高
都市近郊の植物園におけるキタキチョウの越冬生態 伊藤ふくお(近畿)
モンシロチョウは赤い花が見えるか? 佐々木理菜・平井規央・石井実(大阪府大・生命)
関東平野のCatocala 中臣謙太郎・横田光邦(関東)
光によるツマグロキチョウの裏翅の変色 棚橋一郎(大阪工大)・御船藤志(福島虫の会)・平井規央・石井実(大阪府大)
ネグロフサヤガ Targalla delatrix (Guenee)(ヤガ科;フサヤガ亜科)とその近縁種の分類学的研究 綿引大祐(関東・東農大院)吉松慎一(関東・農環研)
橿原市昆虫館の里山のチョウ相−2012年・2013年のルートセンサス結果 宮武頼夫(元大阪自然史博)
日本産Morophaga属(ヒロズコガ科)に関する分類学的新知見 長田庸平(九大院・生資環・昆虫)・坂井誠(共生科学)・広渡俊哉(九大院・農・昆虫)
ヒメウラナミジャノメの季節適応を考える 松井安俊(関東)・星 光流
本州中部で発見されたキリガミネアツバについて 四方圭一郎(信越)
日本と周辺域のホシミスジの種分化と生物地理 福田晴男(関東)
「冬夜蛾の魅力−キリガことはじめ−」世話人:四方圭一郎
ニッポンの冬夜蛾 四方圭一郎(信越)
シャクガ屋もハマったキリガの魅力 矢崎克己(関東)
冬夜蛾キングが選ぶ、珍品キリガトップ10 小林秀紀(関東)
ボクがキリガ屋になったワケ 阪本優介(日本蛾類学会)
岐阜県におけるヒメヒカゲ−最近の動向 河合和幸(東海)
ベニモンカラスシジミ中国地方亜種のRDB上の取扱いについて 三宅誠治(中国)
英国人やドイツ人、フランス人が記載した日本周辺のチョウとタイプ標本 松田真平(近畿)
サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲの交雑結果 北原曜(信越)
ミヤマシジミのメス成虫が休眠卵を産卵する条件 尾崎絵理・江田慧子・中村寛志(信越)
「ミクロレピ談話会〜小蛾類の多様性を語る!〜」世話人:長田庸平(九州)
菌食性小蛾類の多様性とシイタケ害虫の問題点 長田庸平(九州)
ニセマイコガの多様な食性と肉食性の進化 寺田剛(九州)
潜葉性小蛾類の潜孔習性と寄主植物 小林茂樹(近畿)
長野県におけるクロコノマチョウの分布拡大に関する研究 江田慧子・熊澤真優・尾崎絵理・辻井美徳・桐生雄介・中村寛志(信越)
大阪府北部鴻応山におけるギフチョウ個体群の現状と補強の試み 吉村忠浩・竹内剛・森地重博・Anja Silwa・石井実
北陸地方と大阪におけるヒメアカタテハの季節消長 中上喜史・石井実(近畿)
東京大学所蔵の注目すべきチョウ類標本- 佐々木忠次郎、加藤正世、五十嵐邁らのコレクションから -矢後勝也(関東・東大博)
北海道・大雪山系のクモマベニヒカゲの分布と棲息環境の変遷について 渡辺康之(近畿)
ヤママユにブナ科植物以外の葉を与えた場合の反応 寺本憲之(近畿;びわ湖の森の生き物研究会)
大阪国際空港とその周辺生息地におけるシルビアシジミのメタ個体群構造 蓑原茂(関東)・森地重博(近畿)・平井規央(近畿)
「日本産フサゲマダラハマキガ族Polyorthini(ハマキガ科,マダラハマキガ亜科)について 那須義次(近畿)
沖縄で観察したベニモンアゲハの集団睡眠 森地重博(近畿)
日本で2010年に初めて害虫化したアフリカシロナヨトウのその後の状況 吉松慎一(関東・農環研)・綿引大祐(関東・東農大院)・上里卓己(沖縄県農林水産部園芸振興課)・島谷真幸(沖縄県農業研究センター宮古島支所)
京都北山のウスバシロチョウ産地の現状(特に鹿の食害の影響について) 小野克己(近畿)・寺章夫(関東)
ギフチョウは気候温暖化により衰退するか? 石井実・谷川哲朗・天満和久・天満奈央・平井規央(大阪府大・生命)
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日本鱗翅学会 第59回大会(愛媛大会)プログラム・講演要旨集
A4, 35pp. 2,000円(税込・送料別)
2012年10月27日(土)〜28日(日)に愛媛大学城北キャンパスで開催された日本鱗翅学会の講演要旨集です。
目次
ベニシジミの求愛回避行動に見る雌雄間の対立 井出純哉
「昼蛾」の配偶行動−昼蛾は視覚と嗅覚を併用する 中秀司
配偶縄張りをめぐるチョウの雄たちの争い 竹内剛
羽化時期のずれで生じる生殖隔離 山本哲史
アトモンヒロズコガ(ヒロズコガ科)に近縁な日本新記録種 長田庸平・坂井誠・黄国華・広渡俊哉
タカセモクメキリガの寄主植物は何か 四方圭一郎
鱗翅目昆虫の分布拡大とその要因 中臣謙太郎
2011年ブータンでのチョウ類多様性調査とその環境−ブータンシボリアゲハとその他のチョウたち− 矢後勝也・原田基弘ほか
メナドヒメワモン Faunis menado の分類学的再検討 山口諒
ウスバシロチョウの翅脈異常 寺章夫・小野克己
ナガサキアゲハの色彩分化に関する研究 前薗剛
ヤマトシジミ及びベニシジミ幼虫から得られた寄生性天敵の記録 石川光一
2009〜2011年の関東地方におけるクロマダラソテツシジミの発生状況とその変遷 蓑原茂・矢後勝也・田中和夫
四国産ホシミズジの近況報告 福田晴男
チョウの吸水行動の謎が明らかに 本田計一・高瀬浩行・大村尚・本田洋
ミヤマシジミの幼虫の餌選択と成虫の産卵選択について 尾ア絵理・江田慧子・中村寛志
天社蛾など、蛾類の防禦行動 中臣謙太郎
放蝶アカボシゴマダラは在来ゴマダラチョウを席巻する 松井安俊
矢作川流域におけるウスバアゲハの分布動態と食性について 間野隆裕・山田昌幸・高橋匡司
四国地方における最近のアサギマダラの行動と生態について 山崎三郎・片岡雅美・楠瀬伸子
愛媛県におけるマーキング活動の現状と課題 橋越清一・若山勇太・中村悦子
アサギマダラなどの移動性昆虫の最新知見 金沢至
小集会1 四国の蝶類の最近の動向 世話人 大原賢二 講演者:出嶋利明(香川県)、小川昌彦(徳島県)、荒川 良(高知県)、太田喬三(愛媛県)
・近年記録が出なくなった種類とその原因、四国を代表する種類の現状、温暖化により分布拡大した種類の状況等
小集会2 カトカラ入門−その魅力と採集法− 世話人 四方圭一郎
・基調講演「カトカラの魅力」 岸田泰則・石塚勝巳
・報告「日本産31種をどう攻めるか!」 藤平暁
・コメント「チョウ屋でもカトカラLove」 長谷川大
小集会3 里山の蝶類の保全 世話人 荒川 良
・半自然草原に生息するチョウ類の多様性と保全 北原正彦
・オオルリシジミとミヤマシジミの復活への道 江田慧子
・兵庫県におけるウスイロヒョウモンモドキの保全活動 近藤伸一
一般講演
A−14 ゴマダラチョウ生息域へのアカボシゴマダラ侵入前後の両種の動態 松井安俊・星光流
A−15 エゾスジグロシロチョウの香気成分と生存日数との関係 棚橋一郎
A−16 シルビアシジミとヒメシルビアシジミの交雑個体の発育 坂本佳子・平井規央・石井実・矢後勝也
A−17 ヒメシロチョウの生活史と行動 石井実・平井規央・坂本佳子・天満奈央・天満和久
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日本鱗翅学会 第57回大会(東京大会)プログラム・講演要旨集
2010, A4, 67pp. 2,000円(税込・送料別)
2010年10月30日(土)〜10月31日(日)に実施された日本鱗翅学会大会のプログラム・講演要旨集です。
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NEW
日本産チョウ類の衰亡と保護 第8集(やどりが特別号)
平井規央・森地重博・矢後勝也・神保宇嗣(編), 2022.
A4, 415pp. 価格:4,400円(税込)
シリーズ第8集となる本書は,2019年3月に大阪府立大学I-siteなんば(大阪府大阪市)で開催された
日本鱗翅学会自然保護委員会主催の「第10回自然保護セミナー」の内容をもとに編集されたもの
です。このセミナーのサブテーマは,「チョウ類の永続的保護に向けて」というものでした。2部構成
となっている本書は,まず第1部でセミナーでの基調講演や招待講演による内容を論文化していま
す。そして第2部では,1993年発行の本書第2集から続く日本鱗翅学会版「日本産蝶類都道府県別
レッドリスト」の五訂版が掲載され,今回も全47都道府県からの科学的根拠に基づいたレッドリスト
が集積されています。
目次
日本鱗翅学会「日本産チョウ類の衰亡と保護第8集」編集委員会組織
「日本産チョウ類の衰亡と保護第8集」の発行にあたって 矢後勝也・平井規央・神保宇嗣
第10回日本鱗翅学会自然保護セミナーに関する緒言 森地重博
第1部 日本産チョウ類の保全の現状と展望
日本産チョウ類の現状と課題―日本鱗翅学会自然保護委員会の活動を中心に― 矢後勝也
北海道におけるアサマシジミの保全活動 中村康弘・永幡嘉之
北海道アポイ岳のヒメチャマダラセセリの生息現状と保護活動 渡辺康之
群馬県におけるミヤマシロチョウの生息数調査と保全 松村行栄
大阪国際空港周辺のシルビアシジミ 平井規央
オオルリシジミが繋ぐ研究活動と社会貢献 江田慧子
京都府小塩山におけるギフチョウの保全活動 宮崎俊一
広島県のヒョウモンモドキ保護活動20年間の成果と課題 岩見潤治
絶滅危惧種カバシタムクゲエダシャクの再発見と生態解明:本種の保全に向けて 阪本優介・神保宇嗣
オープンランドにおけるガ類の現状把握と今後の展望 神保宇嗣
アリがいなければチョウは守れない?上田昇平
アリに寄り添う奇妙なガ類 小松 貴
保全のシンボルとしての「都道府県のチョウ」の選定の試み 石井 実
第2部 日本鱗翅学会版「日本産チョウ類レッドリスト」
日本産蝶類都道府県別レッドリストー五訂版(2022年版)― 平井規央・森地重博・矢後勝也・神保宇嗣(編)
【47都道府県別レッドリストが掲載されています】
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日本産チョウ類の衰亡と保護 第7集(やどりが特別号)
矢後勝也・平井規央・神保宇嗣(編), 2016.
A4, 351pp. 3,500円(税・送料別)
チョウ類とガ類の日本における生息の現状や実践的な保護活動の事例報告など、
2013年10月に東京で開催された「第9回自然保護セミナー」の内容と日本鱗翅学会版チョウ類の最新レッドリスト(四訂版)等が掲載されています。
環境省第4次レッドリストから読み取れる昆虫の危機要因やチョウ類の生息適地解析、蛾類の絶滅危惧種の現状と今後、それぞれの地域で近年
見られる蝶・蛾類の衰退要因やそれに対する保全体制についてセミナーで発表された内容を論文・報文として取りまとめられています。
また、1993年発行の本書第2集から続く日本鱗翅学会版「日本産蝶類都道府県別レッドリスト」の四訂版が掲載されている。
<目次>
「日本産チョウ類の衰亡と保護第7集」の発行にあたって
第9回日本鱗翅学会自然保護セミナー開催に関しての緒言
第1部 日本産チョウ類の全国の生息状況と保全
環境省第4次レッドリストからみた日本の昆虫の現状と危機要因
チョウ類の分布解析から分かること
蛾類の絶滅危惧種はどこまで分かっているのか?現状と今後
第2部 日本産チョウ類の各地の生息状況と保全
東北地方におけるゴマシジミの衰亡と保護
富士山北部におけるギンボシヒョウモン(Speyeria aglaja)の生息域の高標高化
長野県における草原性蛾類の現状
静岡県におけるレッドリスト種に次いで減少著しい蝶類数種
近畿地区におけるチョウ類の生息状況および近年のシカ食害の影響
中国地方の蛾類概要
四国の蝶の最近の状況
東村高江・国頭村安波のリュウキュウウラボシシジミを取り巻く米軍ヘリパッド建設計画
第3部 日本鱗翅学会版「日本産チョウ類レッドリスト」
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日本産チョウ類の衰亡と保護 第6集(やどりが特別号) ※弊社・発行元ともに完売
間野隆裕・藤井恒(共編), 2009. ※奥付の発行日付は2009年12月31日となっておりますが、実際の発行は2010年春です
A4, 267pp. 3,500円(税・送料別)
日本鱗翅学会より1989年に第1集が発行されたシリーズの第6弾。
「里山の変貌による日本のチョウ類の衰退と保護」をメインテーマに、2009年10月に大阪で開催された「第8回自然保護セミナー」の内容をもとに編集されたもの。
はじめてガ類の生息の現状についても検討、ガ類の暫定レッドリスト、チョウ類のレッドリスト三訂版を収録。カラー写真多数、ソフトカバー、正誤表付き
目次:
「日本産チョウ類の衰亡と保護」第6集の発行にあたって 石井実 ii
第1部 日本産チョウ類の生息の現状
生物多様性からみた里山環境保全の重要性 石井実 3-11
日本のガ類の多様性と生息の現状−地方版レッドデータブックへの掲載状況− 間野隆裕 13-17
里山における小蛾類の多様性 広渡俊哉 19-23
ガ類保護の第一歩としての情報収集 神保宇嗣 25-30
第2部 日本産チョウ類保全の各地の取り組み
長野県安曇野におけるオオルリシジミの生態と保護 中村寛志・平林純之介・江田彗子 33-38
岡山県恩原高原におけるウスイロヒョウモンモドキの生態と保護 難波通孝 39-48
大阪府能勢町における里山のチョウ類の保全活動 天満和久 49-52
大阪府能勢町におけるギフチョウの生態と保護 森地重博 53-59
兵庫県加古川市における里山のチョウ類の保全活動 近藤伸一 61-62
里山でのCatocala類の生息状況と保全現況 西尾規孝 63-64
ヨナグニサンの保護の現状と課題 村松稔 65-66
アズミキシタバの生態とその保全活動 藤山静雄・井戸宏・菅野康祐 67-74
国内におけるベニモンマダラの生息と現状 矢野高広・堀江清 75-82
第3部 日本鱗翅学会版「チョウ類のレッドリスト」(三訂版)
日本産ガ類レッドリスト選定に向けての一試行 間野隆裕 85-105
日本産蝶類都道府県別レッドリスト(三訂版) 間野隆裕・藤井恒(編) 107-265
北海道地区 110-112
東北地区(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島) 112-127
関東地区(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨) 128-156
信越地区(長野・新潟・石川) 156-170
東海地区(岐阜・静岡・愛知・三重) 170-186
近畿地区(福井・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山) 186-210
中国地区(鳥取・島根・岡山・広島・山口) 210-230
四国地区(徳島・香川・愛媛・高知) 230-236
九州地区(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・沖縄) 236-265
編集後記 267
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日本産蝶類の衰亡と保護 第5集 ※発行元・弊社ともに完売・品切
巣瀬司・枝恵太郎(共編), 2003.
B5, 244pp. 2,000円(税込・送料別)
2003年8月2〜3日に開催された「第7回日本鱗翅学会セミナー」の講演論文集。
内容は、1993年に発行した「日本産蝶類の衰亡と保護 第2集「日本産蝶類県別レッドデータリスト」の改訂版とセミナーの講演要旨集です。
日本産蝶類の衰亡と保護 第4集 ※発行元・弊社ともに完売・品切
田中蕃・有田豊(編), 1996.
B5, 240pp. 4,000円(税込・送料別)
1995年6月に愛知県豊田市で行われた第6回日本鱗翅学会セミナーの講演論文集。
日本産蝶類の衰亡と保護 第3集 ※発行元・弊社ともに完売・品切
阿江茂ほか(編), 1996.
B5, 217pp. 4,000円(税込・送料別)
1994年8月に大阪府立大学が行われた蝶類保護に関する国際シンポジウムの講演論文集。
※全て英文。
日本産蝶類の衰亡と保護 第2集 ※発行元・弊社ともに完売・品切
矢田脩・上田恭一郎(編), 1993.
B5, 207pp. 4,000円(税込・送料別)
日本産蝶類の衰亡と保護 第1集 ※発行元・弊社ともに完売・品切
浜栄一・石井実・柴谷篤弘(編), 1989.
B5, 145pp. 3,000円(税込・送料別)
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日本鱗翅学会第51回大会in松江 プログラム・講演要旨集
日本鱗翅学会, 2004.
A4, 46pp. 1,000円(税込・送料別)
2004年11月6、7日に島根大学にて開催された同大会のプログラム・講演要旨集。
一般講演
A-1 岡山県におけるミカドアゲハの定点調査と現状 難波通孝(中国)
A-2 神戸市産ギフチョウの保護活動 北原幹郎(近畿)
A-3 絶滅危惧種ミヤマシジミの保全に関する基礎的研究 2.成虫と幼生の分布からみた個体群構造について 渡辺通人・萩原康夫(関東)
A-4 足立区におけるバタフライガーデン事業の展開 瀬田和明・川中智子・山坂延央・内田一茂(関東)
A-5 富士山北西麓本栖高原におけるチョウ類の環境選択様式 北原正彦・早見正一・小林隆人(関東)
A-6 アオスジアゲハにおける蛹の色彩決定機構 平賀壯太(近畿)
A-7 キチョウ翅の黒色化パターン変更とサイズ減少に対する低温処理の影響 加藤義臣・長田奈緒(関東)
A-8 形態と分子データに基づいたテイオウシジミ属Neomyrinaの再検討および本属の系統的位置(鱗翅目:シジミチョウ科)
矢後勝也(関東)・Alexander L. Monastyrskii
A-9 日本産ウラギンヒョウモン3種の分子系統と形態・♂臭い物質が示す差違 新川 勉・大村 尚・本田計一・岩崎郁夫・延 栄一・石川 統(関東)
A-10 世界のキアゲハ亜属の分子系統と分類 八木孝司(近畿)・藤岡知夫(関東)
B-1 共生細菌Wolbachiaが引き起こすリュウキュウムラサキ雄の死亡 三橋 渡(関東)・福田晴夫・二町一成(九州)・村上理都子
B-2 メスアカミドリシジミの雄間闘争におけるキーファクターは何か? 竹内剛(近畿)
B-3 アゲハ属各種♀チョウの産卵植物選択性比較調査 井上 A. 尚 (関東)
B-4 スギタニルリシジミの食草転換と分布拡大戦略 岩野秀俊・山本嘉彰(関東)
B-5 臺灣第5のキマダラセセリが大陸とフィリピンを繋ぐ 千葉秀幸(九州)・Yu-Feng Hsu(臺灣)・築山洋(関東)
B-6 大阪府北部におけるシルビアシジミの生息状況と生態に関する知見 蓑原茂・森地重博(近畿)
B-7 大阪国際空港内におけるシルビアシジミの生息状況 石井実・平井規央・広渡俊哉(近畿)
B-8 アゲハモドキ科の生態(1) アゲハモドキの分泌物 中臣謙太郎(関東)
B-9 ミドリシジミ類の翅の色 今福道夫(近畿)
B-10 蝶(シロチョウ科)の翅の光学特性 棚橋一郎・高比良清香・苅田昌子(近畿)
ポスター発表
P-1 蛾類幼虫百態 中臣謙太郎(関東)
P-2 ヤママユガ科ガ類の生態に関する知見-特に食性と被食 城本啓子・桜谷保之(近畿)
白水隆名誉会長追悼シンポジウム
S-1 蝶の分類学・系統学への貢献 矢田脩
S-2 サハリンでの注目種と白水生物地理学 朝日純一
S-3 ゼフィルスにおける♂前脚ふ節の形状の違い(分節・癒合)を、どう評価するべきか 小岩屋敏
S-4 蝶の保護活動(ギフチョウとウスイロヒョウモンモドキ 難波通孝
S-5 カザリシロチョウのもつ遺伝子の特性と進化過程への考察 森中定治
S-6 白水先生と日本の迷蝶問題 福田晴夫
S-7 アリとの間に特殊な関係を有するシジミチョウ数種の生態について 工藤忠
S-8 白水蝶学とは何か 三枝豊平
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第49回日本鱗翅学会大会プログラム・講演要旨集
A4 28頁 800円(税込・送料別)
2002年11月2、3日に青森市の「ぱ・る・るプラザ青森ホール」にて開催された同大会のプログラム・講演要旨集。
一般講演
エゾスジグロシロチョウの学名の問題(松田真平)
食菌性のヤガ類について(吉松慎一・仲田幸樹)
ムラサキツバメの南伊豆地方における越冬の確認とその生活史(岩野秀俊・美ノ谷憲久)
大阪府豊能町のテングチョウの大発生について(渡辺康之)
ミドリシジミの配偶行動(3)(松井安俊・松井英子)
ほか
ミニセッション:鱗翅目の光周性
昆虫の光周時計(正木進三)
ヨトウガの光周性(木村勇司)
キチョウの地理的変異と光周性(加藤義臣)
ポスター発表
温暖化の影響で青森県に到達したヤマトシジミの現状(工藤忠)
青森県産ニカメイガ発生型の変化(市田忠夫)
オオゴマシジミの生態:寄主アリの再同定(平賀壮太)
ほか
残部僅少です。
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第5回日本鱗翅学会セミナー・鹿児島昆虫同好会大会資料
『蝶の自然保護セミナー 講演要旨・資料集』
発行日:1994年11月19日
B5版、94ページ、厚さ5mm
価格: 1,500円(税込・送料160円)
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日本鱗翅学会関東支部 2002年春の集い 講演要旨集(限定20冊)
B5 20頁 500円(税込・送料別)
2002年3月24日に渋谷にて開催された「日本鱗翅学会関東支部・2002年春の集い」の講演要旨集。参加予定者+少部数しか作成していないとのことですので、売り切れた場合は再入荷の予定はございません。お早めにどうぞ。
目次
橋本健一:北海道に侵入したオオモンシロチョウの光周反応と休眠消去に及ぼす低温の効果
美ノ谷憲久・岩野秀俊:相模湾沿岸域におけるムラサキツバメの動向
津吹卓・瀬田和明:温室内におけるカバタテハの睡眠に関する活動と環境条件
加藤義臣:ヒメシロモンドクガの光周反応
松井安俊・松井英子:ムラサキシジミ・ウラギンシジミの越冬を考える
新川勉:モンシロチョウグループの分子系統分析 2
佐伯晃野村昌史大和田守:翅の白色度合からみた日本産オキナワルリチラシの類縁関係
中臣謙太郎:ハンノキに固有な昆虫4種の季節による"すみわけ"
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