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ボルネオ島
（文・写真：川辺洪）

連休を利用して、マレーシアのボルネオ島へ行って来ました。
原生林の真っただ中、標高約1,200mほどの山中に宿泊したところ、実に沢山の虫が見られたので、一部紹介させて頂きます。
夜闇に舞うヒレオナガヤママユの雄の美しさは息を飲むほど（写真1）。かねてより生体を見てみたかった種でした。
おもしろさでは、モンウスギヌカギバの右に出るものはいませんでした（写真5）。糞に集まる2頭のハエに擬態しているという姿を見れば、進化の神秘を感じずにはいられません。
シダ類やウツボカズラの自生する栄養の少なそうな土壁には、背中に扇形の突起を持った奇妙なバッタがおりました（写真6）。




（1）：Actias maenas　ヒレオナガヤママユ
（2）：Brahmaea hearseyi　イボタガの仲間
（3）：Antheraea assamensis　ムガサン
（4）：Attacus atlas　ヨナグニサンの別亜種
（5）：Macrocilix maia　モンウスギヌカギバ
（6）：Paraphyllum antennatum　葉擬態のバッタ

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