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小林一彦 著作集
小林一彦, 2015
B5, 338pp., 2,500円+税
小林一彦氏(1934-2008)は、鳥取県内の高校に長年勤務され、鳥取県ほか主に中国地方の昆虫界・山岳界に多くの足跡を残された。
本書は淀江賢一郎氏編集による故人小林一彦氏の著作集で、著作178編中139編が収録されている。
当時15歳にして蝶の行動を論じた「蝶類の地域占有の習性」(1950年)、史的背景を盛り込んだ「久松山一帯のゼフィルス相」(1955)、
得られたデータを採集記ではなくファウナ研究としてまとめた「無毛山を中心とした島根・広島県境の蝶類採集報告」(1957年)など、
当時の主に蝶類の研究に関する内容が収録されている。



「小林一彦追悼集」はこちら
「4年間女子大学生に書き送った160通の手紙から」はこちら


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都心の生物U 博物画と観察録
中野敬一 著, 中山れいこ, 藤崎憲治, 塚谷裕一 編, 2016
B5, 96pp.(フルカラー), 2,000円+税
本書は、「都心の生物 博物画と観察録」の続編となるイラスト図鑑です。
前作同様、都心で見られる昆虫や植物を取り上げており、各種の解説で採集した時の状況、生態、人との関係など、都心での状況が書かれています。
また、各種の紹介に沿うように様々なトピックが収録されています。
東京都港区の路上で確認された昆虫の観察・結果・考察、都市屋外に生息するゴキブリの実態、都市公園の生物(東京23区内)の調査・結果、そして、
著者が中央アメリカ中部「ホンジュラス共和国」に滞在した際の媒介動物対策の経験についても収録されています。
昆虫調査や害虫防除に関わる方だけでなく、多くの方に手にとっていただきたい資料となっています。





目次PDF

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都心の生物 博物画と観察録
中野敬一・中山れいこ, 2015
B5, 79pp.(フルカラー), 1,800円+税
本書は、都心で見られる昆虫や植物を取り上げてまとめたイラスト図鑑です。
各種の解説では採集した時の状況、生態、人との関係など、都心での状況が書かれています。
また、各種の紹介に沿うように様々なトピックが収録されています。プラタナスグンバイの成虫の越冬状況、緑地や街路樹の外来種、益虫と害虫、
都市害虫、都市装置の中の生物、ライトトラップによるカの生息調査、飲料水系貯水槽と昆虫の発生など、都心に生息する外来種や害虫の調査と考察がなされており、
昆虫調査や害虫防除に関わる方には必携の資料です。





目次PDF

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昆虫名方言事典 昆虫方言を求めて
阿部光典著, 神奈川昆虫談話会編, 2013.A5, 198pp. 6,000円+税
北海道から沖縄県までの昆虫方言を網羅。成虫と幼虫のカテゴリーにわけて、各目別に方言・和名・地域名が掲載されている。
方言には漢字表記もそえてあるものもあるが、ユニークな方言や由来の不明な方言も多く、眺めるだけでも楽しい事典。
五十音順の索引付、図や写真はない。






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新装版 里山の昆虫たち -その生活と環境-
山下善平, 2013.
B5, 148pp. 2,800円+税
本書は、1999年に発行された同タイトルの新装版です。日本の自然の原風景を象徴する「里山」に見られる昆虫の暮らしを豊富な写真とともに紹介する自然観察ガイド。
トンボ・アメンボ等の水生昆虫のクローズアップ、チョウ・ガの生活史、コオロギと環境の関係、昆虫の生息場所と食物、越冬方法などが600枚にも及ぶカラー写真と読み
やすい文書で書かれており、里山の身近さと、そこにある素晴らしき多様性を垣間見ることが出来ます。
中でも成長段階をつぶさに観察したサツマニシキの生活史は感動的です。



目次
1 水辺の住人たち 
アキアカネの旅 / トンボの仲間 / 里池の住人 / 砂浜に生きる
2 チョウ・ガの生活と環境 
イチモンジセセリの一日 / 里山のチョウ / フクラスズメ幼虫あふれる / 花を咲かせるモンクロシャチホコ / ハマオモトヨトウの挑戦 / カラスヨトウの夏を過ごす戦略 / 鎮守の森のサツマニシキ / ホタルガ / 里山のガ
3 コオロギと環境 
コオロギ温度計 / 山上にすみ着く / 温泉コオロギのすみか / コオロギ大発生 / 異国に鳴くアオマツムシ / コオロギ・キリギリス・バッタの仲間
4 すみかと食物をめぐって
森の酒場 / 秋に光る / ヘイケボタルとゲンジボタル / カマキリの狩り / 道端でふえるスギマルカイガラムシ / 都市のカイガラムシ / 松林の住人ハルゼミ / セミの仲間とセミ茸
5 冬を越す
庭木に群がるウリハムシ / カミナリハムシのあぜ道の集団 / ナミテントウの集団越冬 / 日なたを求めるナナホシテントウ / 冬越し中の昆虫たち
6 わが庭の住人たち 
スジオビヒメハマキ / キバラヘリカメムシ / さまざまな来訪者たち
あとがき
和名索引と学名

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いのちの森・生物多様性公園をめざして−大阪都心・靱公園の自然と歴史−
靭公園自然研究会(編著), 2012.
B5, 303pp. 2,800円+税
大阪市のど真ん中にある10ヘクタールに満たない靭公園。その都市公園である靭公園の生物相について靭公園自然研究会が1991年から20年に渡り調査を行ってきた。
この調査結果を未来につなげていく目的で記録データを中心に一冊の本にまとめた。植物や昆虫のカラー写真も充実している。



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わが家の虫図鑑
近藤繁生・大野正彦・酒井雅博, 2012.
B5, 151pp. ほぼフルカラー, 2,800円+税
本書では、民家の部屋や押入れ、台所、庭などに棲息する、身近な「家の虫」を紹介している。
チャタテムシなど押入れの中から見つかる虫、ゴキブリなど台所の虫、シラミ、ノミなどペットや人に付く虫、屋内に入ってくるハエやクモなど、他にも様々な虫を掲載。



食品や衣類から見つかるガの仲間 10
食品や衣類から見つかる甲虫の仲間 13
貯蔵食品・建材・書籍から見つかる甲虫・シロアリの仲間 23
台所などで見つかる虫 33
外から入って来たり、庭で見つかる虫 36
外から入ってくる虫 58
外から入ってくるカ・ユスリカの仲間 64
引き出し・押入れ・本の中に見られる 71
貯蔵食品から見つかるガの幼虫 74
貯蔵食品、建材、書籍から見つかる甲虫・シロアリの幼虫 77
床下や暗いところで見つかる 79
ヒトやペットの体表に見られる寄生虫 81
ヒトやペットの体表に見られる 87
外から入って来たり、庭で見つかる虫 93
庭で見かける 97
8本足、ハネはない 99
ヒトやペットの体表に見られる 103
外から入って来る 109
ハネ・脚がない。家の内外で見つかる 115
庭や路上で見かける 118

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日本の島嶼への誘い 日本列島の自然と昆虫 
※弊社・発行元ともに完売
浅岡孝知, 2012.
A5, 230pp.(巻頭カラー4pp) 1,714円+税
三河生物同好会の浅岡孝知会長が還暦を一区切りに、これまで虫などを求めて全国の離島を訪ね歩いた記録を一冊の本にまとめた。
内容は全国50ヶ所。北海道、日本海、伊豆諸島、三河湾、薩南諸島、トカラ列島、奄美諸島、沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島など。

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日本の昆虫館 -戦前と戦後のあゆみ-
矢島稔, 2012. 
四六判. 208pp. 1,800円+税
日本で最初の昆虫館建設から現在にいたるまでその中心に立ってきた著者が、自身の記憶を織り交ぜながら社会的・文化的側面からその歴史を振り返る。



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昆虫標本商万国数奇譚
川村俊一, 2012.
A5, 208pp., 1,600円+税
昭和元禄バブル時代、食うや食わず裸一貫で虫屋修業、キューバ、フィリピン、ニューギニアと、虫に追われて放浪三昧、汗と涙の紀行集。



「虫に追われて -昆虫標本商の打ち明け話- 川村俊一( 2009.)も好評販売中です

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日本の国立公園
※弊社・発行元ともに完売
一般財団法人自然公園財団
A4, 128pp. 1,905円+税
世界に誇れる日本の国立公園・全29ヶ所を、それぞれの特徴や見どころを簡潔な文章と美しいカラー写真、そして詳細な地種区分地図で紹介しています。
特に特別保護地区、特別地域などが色分けされており、各国立公園における昆虫採集禁止区域が概観できます。

 

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釧路市春採湖の昆虫 (SYLVICOLA 別冊V) ※弊社・発行元ともに完売
-釧路市春採湖昆虫類調査報告書- 春採湖昆虫観察ガイド付き
釧路昆虫同好会, 2011.
B5, 174pp.+カラー32pp. 1,800円(税込・送料別)


摩周湖の昆虫 -摩周湖昆虫類調査報告書- (SYLVICOLA 別冊IV) ※弊社・発行元ともに完売
釧路昆虫同好会, 2010.
B5, 152pp.+カラー16pp. 2,500円(税込・送料別)
釧路昆虫同好会が2006年〜2009年にかけて行った昆虫相調査の報告書。
文献調査と実地調査を行い、鞘翅目約350種、鱗翅目約400種、昆虫全体では15目1,028種を記録している。
北海道東部の昆虫相を知るうえで重要な文献。



目次
第1章 昆虫研究史 中谷正彦 1
第2章 調査地の概要 中谷正彦 7
第3章 摩周湖の昆虫相
 I チョウ目(チョウ類) 中谷正彦・平間裕介 11
 II チョウ目(ガ類) 中谷正彦・平間裕介 21
 III 水生昆虫(カゲロウ目・カワゲラ目・アミメカゲロウ目・トビケラ目) 伊藤富子 35
 IV トンボ目 中谷正彦・平間裕介 41
 V コウチュウ目 中谷正彦・平間裕介・松本堅一 47
 VI トビムシ目 須磨靖彦 67
第4章 総括 中谷正彦 85
第5章 昆虫目録 各目執筆者等 91
 トビムシ目 91
 カマアシムシ目 99
 カゲロウ目 99
 トンボ目 99
 カワゲラ目 100
 バッタ目 101
 ハサミムシ目 101
 カメムシ目 101
 アミメカゲロウ目 103
 コウチュウ目 104
 ハチ目 124
 シリアゲムシ目 126
 ハエ目 126
 トビケラ目 130
 チョウ目(ガ類) 132
 チョウ目(チョウ類) 149


根室半島の昆虫 (SYLVICOLA 別冊III)
※弊社・発行元ともに完売
-根室半島昆虫類調査報告書-
釧路昆虫同好会, 1999.
B5, 323pp.+カラー16pp. 2,800円(税込・送料別)



釧路湿原の昆虫 赤沼・温根内付近における分布と生態 (SYLVICOLA 別冊II) ※弊社・発行元ともに完売
-釧路湿原昆虫類調査報告書-
釧路昆虫同好会, 1995.
B5, 177pp.+カラー8pp. 2,500円(税込・送料別)



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モーリー22号(北海道新聞社)
特集「水辺に生きる虫たち」
2010, B5, 110pp. 667円+税
今回の特集は「水辺に生きる虫たち」。トンボやトビゲラなど、さまざまな水生昆虫を取り上げ、環境や人々の生活、北海道との関係を交えながら紹介する。



【目次】
ニホンザリガニ-その生態を探る- 林直光
水辺に生きる虫たち 斉藤和範 8
多様な環境に育まれるトビケラ 久原直利 12
北海道の水生ガムシ 蓑島悠介 16
北海道の水辺で出会うトンボの一年 横山透 20
北海道のアミカ 岡崎克則 24
川での環境体験学習 底生動物調査の実施 菊池静香 27
田んぼの学校 田んぼは、いきもの小宇宙 馬場範雪 31
フライフィッシングと水生昆虫 佐藤博 36
ほか

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暗闇の生きもの摩訶ふしぎ図鑑 -知られざる洞窟生物の世界- ※弊社・発行元ともに完売
見山博, 2011
四六版,120pp. 1,800円+税
洞窟生物の生態を、オールカラーイラストで紹介。洞窟生物の基礎知識や洞窟学について解説。洞窟昆虫の主役としてのチビゴミムシ、ナガゴミムシからはじまり、ガロアムシ、ヤスデ、クモなども掲載。海外の洞窟性カメムシ、タイコウチ、ウデムシなども必見です。



※「昆虫摩訶ふしぎ図鑑」「深海魚摩訶ふしぎ図鑑」も好評販売中です。

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愛媛昆虫記  ※弊社・発行元ともに完売
特定非営利活動法人 愛媛昆虫類調査研究機構編, 2011
A5, 73pp., 1,362円+税



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山に登った虫たち -山岳昆虫の多様性と保全-
※弊社・発行元ともに完売
山岳科学ブックレット vol.9
中村寛志・信州大学山岳科学総合研究所・中部山岳地域環境変動研究機構編, 2012.
A5, 121pp. 933円+税
山岳昆虫の遺伝的多様性とルーツ(DNAから探る高山チョウの遺伝的多様性、山系間の遺伝的分化) 伊藤建夫・中谷貴壽・宇佐美真一,
標高経度と系統進化(山岳渓流にすむ水生昆虫の標高傾度に沿った流程分布と遺伝的構造) 東城幸治・扇谷正樹・関根一希, 山岳昆虫の適応と
進化(山岳域のオサムシの適応進化と種多様性) 曽田貞滋, 高地生態系の環境評価(昆虫群集による高山帯の環境変動モニタリングの試み)
中村寛志・藤野裕・別府桂・江田慧子・山根仁, 山岳域の生態系の保全(マルハナバチと草原植生) 須賀丈

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山と自然に魅せられて 〜研究の現場から未来への提言
山岳科学ブックレットvol.3 信州大学山岳科学総合研究所
総合地球環境学研究所編, 2009,
A5, 112pp.  933円+税
研究の現場からT森と水の生態系、人とのつながり, オオルリシジミ優雅な舞い再び 中村寛志, 高山チョウ・ベニヒカゲ DNAで分布調査
中谷貴壽, 高山チョウの生態 山域で遺伝的分化 宇佐美真一, 激減するミヤマシロチョウ 群生地の開発が拍車 伊藤建夫, 姨捨棚田と森と池@
耕作放棄に危機感 内川義行, 姨捨棚田と森と池A 清水守るスギ木立 岡野哲郎, 姨捨棚田と森と池B ため池と自然形成 荒瀬輝夫, 姨捨棚田と森と池C
 巨大なビオトープ 岡野哲郎, 道路によって変化する山岳域の植物群集 光環境改変が影響 高橋耕一, 湖底生物は湖全体のバロメーター ユスリカ類が減少
平林公男, 琵琶湖の変化と生き物の変遷 人的影響が深刻化 関野 樹, 湖水浄化・小さなミジンコが大きな働き 透明度向上に効果 花里孝幸, 水質改善から
健康な湖つくりへ 湖がもつ共通の性質 川端善一郎ほか。




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自然の魅力を伝えつづけて逝った
-中国山地を中心とした30年間の自然案内の記録- 
※弊社・発行元共に完売
小林一彦, 2011.
A4, 288pp. 1,000円+税

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ニッポンのヘンな虫たち
日本昆虫協会監修, 2011
A5, 160pp., 1,900円+税
少し変わった虫達を軽妙な文章、イラスト、写真で紹介。日本を代表するヘンな虫、面白い虫は何かを決める「ニッポンのヘンな虫選考会議」をはじめ、
虫談義、簡単な採集方法や飼育方法など。ヘンな虫たちの生態から、今話題になっている外来種問題、虫の目線で見た自然界など、昆虫の知られざる魅力を引き出す。



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虫目で歩けば -蟲愛づる姫君のむかしから、女子だって虫が好きでした。-
鈴木海花, 2010
B6, 126pp. 1,600円+税
日々の虫の観察や面白い虫の行動を、各話2-3ページで豊富な写真と共に書かれたエッセイ集。
1種の虫ににスポットを当てたものもあれば、自然教育園での虫さがしなど話も様々。「見つけるそばから採集してしまうのではなく、
たまにはじっと観察してみるのも面白い」、そう思わせてくれる1冊。



目次より
はじめに/虫目の観察記/猫顔の幼虫は、だれ?/花より、ナガメ/うちの庭は、キイロテントウ天国/
うれしくてさびしい、小グモの旅立ち/わたしの観察&飼育七つ道具/蝶の羽化する朝/
毛の生えたテントウムシと飛べないテントウムシ/都心で虫さがしができる、目黒自然教育園/他

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人と虫 -共に生きる小さな隣人-(栃木県立博物館企画展図録)
栃木県立博物館, 2006.
A4. 88pp. 952円
+税
2006年夏季企画展の図録。人と虫の関わりを人文・自然の両分野から紹介。ほぼフルカラー、ソフトカバー。
主な目次
第1章 虫は友達 7
第2章 食べものをめぐる攻防 21
第3章 小さいが恐ろしい敵 43
第4章 虫の恵み 57




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地球温暖化と昆虫
桐谷圭治・湯川淳一(編), 2010.
A5, 348pp. 4,500円+税
ここ数十年で急速に進んできた地球温暖化が、人間にとって身近な存在である昆虫に与える影響等について最新の研究成果をふまえて解説・紹介。



目次
はじめに 3
目次 9
カラー口絵(11ページ) 17
第1章 温暖化の現状と東アジアの気候 29
 1.地球温暖化の意味すること 30
 2.温暖化と異常気象の増加 38
 3.一筋縄ではいかない東アジアの気候変化 44
第2章 分布域の変化 53
 1.気候温暖化とナガサキアゲハの分布拡大 54
 2.北上するミナミアオカメムシと局地的に絶滅するアオクサカメムシ 72
第3章 発生の早期化,季節との同時性 107
 1.初見日と初鳴日 108
 2.昆虫と寄主植物のフェノロジーとの同時性 121
 3.樹幹から下枝へ,生活舞台の移動 140
第4章 侵入害虫 151
 1.南方からの害虫の侵入と定着,北上 152
 2.温暖化を先取りするハウス栽培 165
第5章 越冬の生理機構と温暖化 179
第6章 世代数の増加と個体群密度 197
 1.温暖化が昆虫群集にどんな影響を与えるか 198
 2.世代数増加と発生量の予測 210
第7章 異常発生と絶滅 229
 1.人工造林と休耕田がもたらしたカメムシ問題を地球温暖化があおる 230
 2.降雪量とブナ林の昆虫個体群 247
第8章 高温障害 263
 1.熱帯地方のマラリアとこれを媒介する蚊は酷暑が苦手 264
 2.仮想温暖化装置とそれを用いたミナミアオカメムシの発生予測 285
 3.昆虫の高温障害と最短発育温度,そしてミナミアオカメムシの将来 300
第9章 植物を通しての影響 309
参考文献 315
あとがき 316
和名索引 319
学名索引 327
事項索引 330
地名索引 339

執筆者一覧(五十音順)
安藤喜一(元弘前大学農学生命科学部)
池本孝哉(帝京大学医学部)
石井実(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
上地奈美(農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所)
加藤内藏進(岡山大学大学院教育学研究科気象学研究室)
鎌田直人(東京大学農学生命科学研究科)
紙谷聡志(九州大学大学院農学研究院)
桐谷圭治(元農業環境技術研究所昆虫管理科)
小谷二郎(石川県林業試験場森林環境部)
佐藤信輔(宮崎大学農学部食料生産科学科) 
津田清(鹿児島県さつま市)
徳田誠(九州大学高等教育開発推進センター)
沼田英治(京都大学大学院理学研究科)
藤崎憲治(京都大学大学院農学研究科)
松村正哉(九州沖縄農業研究センター難防除害虫研究チーム)
安田慶次(沖縄県病害虫防除技術センター)
山村光司(農業環境技術研究所生物多様性研究領域)
湯川淳一(元九州大学大学院農学研究院)
吉尾政信(東京環境工科専門学校)

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散歩の昆虫記
奥本大三郎, 2010.
A5, 220pp. 2,200円+税
「週刊読売」に1996年9月1日号から2000年4月9日号まで連載された、「奥本大三郎の新・博物誌」の中から抜粋、加筆・訂正のうえ再構成。著者久しぶりのまるごと1冊昆虫のエッセイ集。

 

目次:
I 虫めづる散歩
虫を愛して虫を殺す  11
ものの名を識る  13
東京都内のツマキチョウ  15
スズメバチの、使い棄ての紙の家  17
スズバチの靴フェチ  19
餌をねだる鳥とかわいがる人  21
カモメとカラス、白か黒か  23
たそがれの銀座のトンボ  25
猫の国際化 27
日本の秋 パリの秋  29
ブルックリンの朝の散歩  31
ヤブガラシとアオスジアゲハ  33
翔ぶ宝石  35
蝶の鬼っ子  37
フライング・フォックス  39
飛翔の幻想  41
イトマキヒトデ バルタン星人の逆襲  43
オニヒトデとホラガイ 悪と正義?  45
カワハギの漁夫の利  47

II 人もまた虫の子
セミを食って露命をつなぐ 51
もてるテノール歌手  53
男のお洒落  55
両棲類  57
ヤブから棒のボウバッタ  59
カブトムシのケンカ  61
虫の格闘技世界一は?  63
ナマケモノ的省エネ人生  65
白眉  67

III 旅の標本箱
波照間島の珍客  71
イリオモテボタルの生活  73
蛍の木  75
ニュージーランドのグローワーム  77
毒?と毒蝶  79
温泉好きの豪華蝶  81
蝶の大発生  83
ツムギアリの怒り  87
ハナカマキリ物語 其の一 恐怖の花  89
ハナカマキリ物語 其の二 変身  91
ハナカマキリ物語 其の三 脱皮  93
魔王枯葉蟷螂の威嚇  95
青い虹色のハエトリグモ  97
カメの老婦人  99
クワガタムシの雌雄型  101
ジャパニーズビートル  103
クイナのたたく  105

IV 南の国の見聞録
ラオスの屋台  109
博物標本の宝庫、ラオスの市場  111
エビのデンティスト  113
バナナを食う魚  115
耳寄りな話  117
蛇に呑まれる  119
タガメの串刺し  121
タイのお正月  123
にぎわう鳥の市場  125
屋台の珍味  128
スマトラのパダン料理  130
アロワナ食べない?  132
アマゾンカワイルカ  134
聖なる受難の花  136
夢の中のガラスの蝶  138
ダツかサヨリか  140
海辺の昼食  142
アジア+アフリカ  144
マダガスカルの貝売り娘  146
華やかな虚無  149
世界最大の鳥の卵  152
旅人の木  154

V 自然と文明
三千万年前の悲劇  159
宇宙船ツノゼミ号  161
予言された新種  163
巨大な寄生の花  165
ウォーレスオオシロスジカミキリ  167
蝶の翅に数字が・・・・・・  169
墨流しとその幼虫  171
亀の声が聞こえる  173
醤油無き国の悲惨  175
ファーブルの旧居  177
十年ぶり象牙入荷  180
胸に輝くコガネムシ  182
本当の黄金虫  184
トウガラシで痩せよう  186
曙揚羽蝶  188

VI 少年のいる風景
ハート型のおつながり  193
精霊蜻蛉 虫の屯田兵  195
飛蝗の群  197
アカギに付かないアカギカメムシ  199
マキとカミキリムシ  201
春はギフチョウ  203
杉はスギにあらず  205
山の中の前衛芸術  207
カバマダラ  209
つかの間の秋日和  211
レンゲ畑の想い出  213
あとがき  215

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虫のフリ見て我がフリ直せ
養老孟司・河野和男, 2009.
A5, 228pp. 1,800円+税
ゾウムシなどの研究家として知られる養老孟司氏と、「カブトムシと進化論‐博物学の復権‐」や「月刊むし」に連載された「クワガタムシの多型と進化」の著者である河野和男氏による対談集。



目次
第 I 部 虫の目で世界を眺めて 9
 人はなぜ虫を集めるのか 10
 「種」や「属」は存在するのか 26
 進化論者たち 70
 発生遺伝子と遺伝率 91
 種の分布と分化の関係性 99
コラム
 個体発生と系統発生 -クワガタムシの大顎のパターンによる属の記述 53
 高位分類群とホックス遺伝子 57
 内部選択説 60
 バベルの図書館 67
 進化は末広がりではなく先細り 84
 ネオダーウィニズム 86
 工業暗化 89
第II部 生き物たちのつどう社会 127
 人為的な生態系 128
 文化と地形 138
 「お国のため」と「愛国心」 154
 日本人と森 173
 世界と日本 -大気、海洋資源、森林 180
 進化と進歩 195
 生物は遺伝子の「乗り物」なのか? 204
 生物学は情報学だ 209
コラム
 愛国心か「お国のため」か 167
 ダーウィンの図 202
 似ているということの異端児 -並行進化 217
対談のあとで 河野和男 222

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カブトムシと進化論‐博物学の復権‐
河野和男, 2004.
A5, 342pp. 2,500円+税
著者は国際的な育種家であるが、一方、カブトムシ・クワガタムシ・カミキリムシなど甲虫類の世界的なコレクターとしても知られている。
この30年にわたる育種(品質改良)の経験と、自身の膨大な昆虫標本を縦横に駆使して進化論論争に加わり、カブトムシのツノ、クワガタムシのオオアゴをはじめとする種内変異、
種間異変、地域異変、性的異型等の意味について自身の進化論を展開し、生物多様性について考える。カラー24頁の昆虫標本写真掲載。



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"自殺する種子"‐遺伝資源は誰のもの?‐
河野和男, 2001.
A5, 296pp. 2,700円+税
熱帯の人々の重要作物キャッサバというイモの育種(品種改良)を、生物多様性を利用して一から始めて25年。
収量倍増や病虫害に強い品種を作り出し、アジアでは35の新品種が採用されその栽培面積は100万ヘクタールに及び、
農家の生活向上に直接役立ったという喜びを味わう。一方、この25年の体験から、日本の海外援助事業には厳しいアカ
ウンタビリティの必要性を痛感する。そして巨大種子メーカーによる“自殺する種子≠ネどによる種子独占に対しては、熱
帯の人々が数千年かけて作り上げてきた作物という遺伝資源は、人類共有の文化資産ではないだろうかと結ぶ。



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里の音の自然誌 -生きものの声から風景を聴く-
内田正吉, 2009.
A5, 95pp. 600円 +税
著者が生活されている埼玉県の内陸部の里山で実際に聴いた「自然の音」を通して、里山に暮らす鳥や昆虫など小動物について語るエッセイ。



はじめに−自然の音とは何だろう 4
第1章 四季を彩る自然の音 
 春のウグイス 10
 ヒバリのさえずり 13
 春の夜の鳴く虫 16
 早苗が呼ぶアマガエルの合唱 20
 初夏の夜に聞く鳥たち 32
 夏の午睡に鳴くセミたち 37
 夏の夕暮れを奏でるヒグラシ 43
 セミから秋の鳴く虫へ 46
 虫の季節が去り 51
 冬の静けさのなかで 53
 冬から春へ 56
 季節の音を豊かにする多様な環境 57
第2章 生きものの音から自然を読む 
 スズメの騒ぎ 65
 オナガが鳴くと雨が降る? 69
 シュロが知らせる風の音 71
第3章 生きものの声から風景を聴く 
 自然の音の姿 75
 農業用機械の功罪 79
 自然の音を聞くということ 82
おわりに 85
付録 この里で鳴き声を聞いた生きものたち 86
動物名索引 92

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ユリイカ 2009年9月臨時増刊号 総特集「昆虫主義」  
※弊社・発行元ともに完売
A5, 254pp. 1,429円+税
「詩と批評」の文芸雑誌、ユリイカの14年ぶりの昆虫特集号。



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ヌサトゥンガラ島々紀行
瀬川正仁, 2005.
B6, 285pp. 1,900円+税
「ヌサトゥンガラ」とは「東南の島々」の意味で、インドネシア・バリ島の東からに点在する小スンダ列島のこと。
紹介することのほとんど無いこれらの地域を、自分の足で丹念に歩き、経験した民俗・文化のルポルタージュ。
昆虫本ではないので虫の話は出てこないが、同地域に興味がある方には大変参考になると思います。
※「PELANGI NEWS No.56」に松田英仁氏による本書の書評が掲載されました。




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湘南博物誌 -身近な生きもの観察の手引き-
佐藤勝信, 2002.
B6, 126pp. 1,200円+税
かつて湘南新聞(神奈川県平塚市・大磯町・二宮町の全域に毎週土曜日に配布されている地域新聞)に掲載された連載をまとめたもの。
昆虫はツマキチョウ、イタドリハムシ、ラミーカミキリ、ヒメハルゼミ、ハンミョウ、カノコガ、アオオサムシ、ウスタビガなど26種が取り上げられている。
新聞連載なので各話題につき約1ページ(白黒イラスト1枚)で、簡潔に紹介。タイトルに「観察の手引き」とあるが、一般的な生態の紹介や著者の思い出など、一般向けに書かれたエッセイの趣きが強い。

本書「帯」より:
身近な自然の不思議発見!花・鳥・虫・蝶など86種の生きものたちの観察のコツをイラストを添えてナチュラリストが案内。自然を楽しみ、五感で探る湘南の四季。



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藤岡町の昆虫 ※弊社・発行元ともに完売
大川秀雄,2003.
B5, 98pp.+4原色図版, 1,000円 +税
渡良瀬遊水地を除く藤岡町(栃木県下都賀郡)について、1996年から2001年(一部2002年)の調査による甲虫689種、チョウ57種、
ガ290種など合計1343種の報告書。おもな種の説明20ページ、昆虫リスト64ページ。「藤岡町史 資料編 藤岡町の自然」の別刷


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新・渡良瀬遊水池 -自然と歴史の野外博物館に- ※弊社・発行元ともに完売
渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会(編), 2005.
A5, 136pp. 1,000円+税
本州最大のヨシ原が広がる湿地帯に多数の希少な動植物が生息する渡良瀬遊水池。 その自然と足尾鉱毒事件や開発の歴史、
未来を簡潔にまとめたブックレット。昆虫は大川秀雄氏が「渡良瀬遊水池の昆虫」と題して6ページ執筆。カラー口絵8ページ。



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駆け抜けた七十二年 ナチュラリスト小林一彦追悼集
小林京子(編), 2009.
B6, 247pp. 1,000円 +税
小林一彦氏(1934-2008)は、鳥取県内の高校に長年勤務され、鳥取県ほか主に中国地方の昆虫界・山岳界に多くの足跡を残された。
本書は故人の友人・同僚・教え子らによる追悼文集で、昆虫関係では中井衛、高橋真弓、葛谷健、山本嘉彰、淀江賢一郎、永幡嘉之、田村昭夫、三島寿雄の各氏(掲載順)が追悼文を寄せている。巻頭に白黒スナップ写真など11点。



目次:
わが十代の記 小林一彦 ※倉吉東学生新聞第56号(1959年10月)掲載を再録
まえがき
子供の頃(清水二郎) 1
ベートーベンとドラム缶風呂、そしてミツガシワ(坪井恒彦) 4
小林さんと出会って四十五年(福井宇洋) 10
小林一彦先生の虫と発想(國本洸紀) 19
小林さんの想い出(藤尾正博) 32
小林さん追悼文(小谷虎彦) 40
今でも側にいる、「かずさん」(福田光明) 48
小林一彦氏の思い出(岩下信敦) 51
さらば、一彦岳兄!(牧田正大) 55
小林一彦さんの忍者歩きのこと(林田純一) 61
小林一彦さんを偲んで(田中昭彦) 68
小林一彦氏を悼む(竹川豊彦) 70
小林さんはかけがえのない師匠(中井衛) 72
小林一彦さんを偲ぶ(高橋真弓) 81
小林一彦氏の思い出(葛谷健) 84
「ヒサマツ」の頃(山本嘉彰) 88
小林一彦先生とのいくつかの断片的な思い出(淀江賢一郎) 92
小林先生のこと(永幡嘉之) 100
小林先生の思い出(田村昭夫) 109
ナチュラリスト小林一彦先生をしのぶ(江原昭三) 112
小林一彦先生を偲んで(三島寿雄) 118
“思い出すまま”〜小林一彦氏のこと〜(谷口肇) 124
小林先生のこと(野見徹也) 133
断想(青木節也) 136
小林一彦先生 思い出の記(中川憲) 139
小林一彦先生の思い出(長暉) 145
涙が出るほど懐かしい人〜小林一彦先生〜(徳井昌康) 148
倉吉東高校「小林自然塾」のこと(高田久之助) 152
楽しかったこと(足立雅子) 155
小林先生の思い出(山本恵美子) 157
諏訪神社のモミジ(山田董) 160
小林さんの思い出 まだまだ聞きたいことがあったのに(池本一悠) 162
小林一彦先生の思い出(中島八重) 165
小林一彦先生の想い出(谷岡浩) 168
先生に案内していただいた一九七〇年代のアルプス紀行(石本富正) 171
「小林一彦先生の地理と日本史」(横山良) 177
知的であること 小林一彦先生の想い出(押本年眞) 181
小林一彦先生(小林健治) 184
小林一彦先生の「あんな事、こんな事」(藤沢鈴子) 188
思い出を辿って(石谷道夫) 191
先生 チベットに行ってきました(岡田浩明) 194
里山の導師、小林一彦先生への想い(古田晋平) 204
小林先生を偲ぶ(西尾克美) 207
小林一彦さんと私の数々の想い出(福井進) 215
小林一彦先生のこと(藤原美智子) 226
兄の追憶(打田倭文) 227
日本海新聞読者の広場「散歩道」より
 小林一彦さんへの期待(篠村昭二) 232
 小林一彦先生の思い出(池岡靖則) 235
小林さんの日常−弔辞(篠村昭二) 238
関連記事 242
略歴 244
あとがき 245

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西川協一氏追悼文集
京浜昆虫同好会有志, 2002.
A4, 88pp. (うちカラー2pp.) 2,000円(税込・送料別)
京浜昆虫同好会草創期に委員長として活躍された西川協一氏の追悼文集。
著作集選として「INSECTS MAGAGINE No.76 オサムシ特集号」に掲載された「オサ屋17年の歩み−京浜オサムシグループ研究史−」などが再録され、
資料的価値を高めている。木村欣二氏作のマンガ「協鼠伝」を掲載。須田孫七、矢島稔、高橋真弓の各氏の他、合計26名の方が追悼文を寄せている。
西川氏が作成途中だった京浜昆虫同好会史年表(遺作)も掲載。




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すごい虫の見つけかた
海野和男, 2009.
B5変型, 96pp. 1,600円 +税
昆虫写真の第一人者が昆虫の視点で撮影した魅力満載の写真、約40点を掲載。美しく輝く姿、適応能力のすごさなどを豊かな知見にもとづいてやさしく解説。



主な目次
第1章 美しさを楽しむ 9-25
第2章 飛んでいる姿を楽しむ 27-43
第3章 身近な昆虫を楽しむ 45-61
第4章 擬態を楽しむ 63-79
第5章 習性を楽しむ 81-95

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見つけよう信州の昆虫たち -身近な自然の昆虫図鑑-
田下昌志・丸山潔・福本匡志・小野寺宏文(編), 2009.
B6, 320pp. 2,500円+税
長野県内で見られる昆虫約1400種を生態編と標本編にわけて掲載した、オールカラーの昆虫図鑑。県内に産するチョウ150種、
クワガタ15種は全種収録。第1部では各種昆虫の観察・採集・飼育方法をわかりやすく解説、第2部では標本写真を掲載(解説は文字ではなく、分布・生息標高
・観察時間帯などを複数の絵のパターンで表示)。また巻末で標本の作り方などにも触れています。



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里山昆虫記 -さぬきの里・山・池-
出嶋利明, 2009.
A5, 327pp. 2,500+税
「へりぐろ」(瀬戸内むしの会 会誌)ほか、おもに四国地方で活躍されている出嶋利明氏が、香川県の里山に生息する昆虫たちをやさしく紹介。
各話は、1話あたり見開き2ページに、2〜3枚の生態・環境・標本写真(すべてカラー)と、エッセイ風の読みやすい文章で構成。
本書は2005年1月〜2008年3月まで四国新聞に「さぬきの昆虫誌」として連載されたものを書き改めたものです。




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九重昆虫記-昆虫の心を探る- 第9巻
 ※弊社・発行元ともに完売
宮田彬, 2014
A5, 391pp(カラー82pp) 2,200円+税
本巻では、著者の庭で観察したチョウの記録や鱗翅目幼虫(カメムシ目幼虫、ハチ目幼虫などを含む)幅広い分類群の記録を掲載。
また「第2巻 第III部」への追加分25篇(庭のチョウのモニタリング)、「第8巻 第IX部」補遺104篇(グミオオウスツマヒメハマキの巣と繭/
種名不明の小ガの巣と繭/オオワタノメイガ幼虫ハルニレを食す/私の望みは心の進化論を書くこと/バラシロエダシャクの幼虫 ほか)を収録。




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九重昆虫記-昆虫の心を探る- 第8巻
※弊社・発行元ともに完売
宮田彬, 2013
A5, 525pp(カラー160pp) 3,000円+税
第\部 鱗翅目幼虫の進化 補遺
2009年10月から2012年7月のほぼ2年半の間に九重町地蔵原で行った自然観察に基づき執筆。
中心課題は第5巻で扱った鱗翅目の造巣性の問題をさらに追求したこと。
その過程でハサミムシの葉を巻いた巣やコロギス類の巣も観察した。
第\部 鱗翅目幼虫の進化 補遺(ゴマフヒゲナガの乱舞とその生活史/ ネズミエグリキバガの生活史/
ネズミエグリキバガの“食堂と寝室”/ ウドの葉を巻く小ガ‐クロカギヒラタキバガ/ ムモンヒロバキバガの奇妙な繭と蛹/
イツボシスヒロキバガの幼虫と蛹/ オオサザナミヒメハマキの飼育/ アトボシハマキ幼虫の飼育 ほか)




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九重昆虫記-昆虫の心を探る- 第7巻
※弊社・発行元ともに完売
宮田彬, 2012
A5, 519pp(カラー127pp). 3,000円+税
第Z部 ヤガ科とその幼虫たち-芋虫型幼虫とセミルーパー型幼虫の世界
第[部 鱗翅目昆虫の進化-蝶はなぜ美しくなったのか?



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九重昆虫記-昆虫の心を探る- 第6※弊社・発行元ともに完売
宮田彬, 2011.
A5, 455pp. 2,600円
+税
第6巻では鱗翅目シャクガ上科(トガリバガ科、オオカギバガ科、カギバガ科、シャクガ科、アゲハモドキガ科、ツバメガ科、フタオガ科の7科)と
イカリモンガ上科の生態を紹介。また第1巻、第2巻、第4巻に掲載された第I部の続きが掲載されてます。カラー図版118ページ




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九重昆虫記-昆虫の心を探る- 第5※弊社・発行元ともに完売
宮田彬, 2009.
A5, 414pp. 2,500円+税
第5巻は小蛾類とメイガ類の、著者が調べた小さな蛾類の幼虫と生活史の記録を掲載。
また補遺として「第2巻 第III部」「第3巻 第IV部」への追加分22章を収録。
付録として月刊誌「ちょうちょう」(1983)に掲載した「偶産蛾考」の第5回、第6回を再録。
偶産昆虫の移動と気象の関係に興味がある方には役に立つ。カラー図版76ページ。




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九重昆虫記-昆虫の心を探る- 第4※弊社・発行元ともに完売
宮田彬, 2009.
A5, 455pp. 2,600円
+税
第4巻では甲虫、ハチ、アブ、セミなどチョウ・ガ以外の昆虫を取り上げており、第1巻、第2巻に掲載された第I部の続きとなっています。



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九重昆虫記-昆虫の心を探る- 第3 ※弊社・発行元ともに完売
宮田彬, 2008.
A5, 598pp. 3,100円+税
第3巻では主に大分県に産するガ類の幼虫(イモムシ・ケムシ)の生活史や食性、行動、習性などを各種ごとに紹介。
生態や各齢の写真も豊富に掲載(150原色図版)されており、「大分県産蛾類幼虫生態図鑑」の趣きがあります。。




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九重昆虫記-昆虫の心を探る- 第2 ※弊社・発行元ともに完売
宮田彬, 2007.
A5, 460pp. 2,400円+税
2006年発行の第1巻に続く続巻が発行元・判型を変えて発行されました。第I部ではおもにハチ、シリアゲムシ、カメムシなど身近で見られる虫たちを、
第III部では研究所の庭を訪れたチョウや昼行性のガ類を中心に彼らの多様で個性的な生態・行動・習性を多くのカラー写真と平明な文章で紹介します。
※第II部は「九重昆虫記 第1巻」に収録




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九重昆虫記-昆虫の心を探る- 第1※弊社・発行元ともに完売
宮田彬, 2006.
A4, 146pp. 2,800円+税
著者は
「日本の昆虫C シンジュキノカワガ」などで知られる偶産蛾研究の第一人者。本書は2004年6月から大分合同新聞夕刊・科学欄に
連載されたもの(第I部・第1章-61章)に一部加筆・写真差替し、未発表分(第II部・偶産蛾物語(第1章-第63章))を1冊にまとめたもの。
専門のガ類を中心に大分県玖珠郡九重(ここのえ)町の昆虫・自然を紹介する第I部では、著者の「大人にこそ知的遊びとしての自然観察の
楽しさを知って欲しい」という熱い思いが伝わってくる。第II部では近年増加傾向の偶産蛾を通して、豊富なデータの裏付の基に変貌しつつ
ある日本の昆虫相を物語風に解説。なお今後続巻も発行予定とのこと。


    

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消えゆく河原の生きものたち―ある黄昏の生物誌
 ※弊社・発行元ともに完売
内田正吉, 2013
190x134mm, 147pp. 1200円+税
河原をよく歩く著者が、直翅目を中心とする生物たちについて生息環境や分布、
経年による増減について重点を置いて解説。各種の写真も収録されています。
カワラナデシコ/クルマバッタ/クルマバッタモドキ/セグロバッタ/イナゴというバッタ/
オナガササキリ/ウスバカマキリ/キリギリス/飛ばないコオロギ/飛ばないバッタほか




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昆虫摩訶ふしぎ図鑑 ※弊社・発行元ともに完売
見山博(絵・文), 2008
B6, 118pp. 1,800円+税
奥本大三郎氏監訳の「ファーブル昆虫記」(集英社 刊)のイラストを手掛けるなど、昆虫イラストの第一人者であり昆虫採集家でもある著者が紹介する不思議な昆虫の世界。
子供向けにやさしく書かれているが、アシナガメクラチビゴミムシ、ヒサマツサイカブト、ヒラズゲンセイ、カカトアルキなどマニアックな昆虫も登場。豊富なイラストが楽しい。



「暗闇の生きもの摩訶ふしぎ図鑑」


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深海魚摩訶ふしぎ図鑑
北村雄一, 2008
B6, 127pp. 1,800円+税
上記と同じく「生きもの摩訶ふしぎ図鑑シリーズ」の1冊。深海にすむちょっとグロテスクな生き物達をイラストと分かりやすい解説で紹介。



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虫に追われて -昆虫標本商の打ち明け話-
川村俊一, 2009.
B6, 238pp. 1,600円+税
本書「帯」より
「あのカワムラが捕まった」・・・・・・インド、ダージリンでの拘束生活、エベレスト初登頂のシェルパ・テンジン一族や、セブン・イヤーズ・イン・チベットのハインリッヒ・ハラーとの出会い。そして昆虫を巡る素晴らしい趣味人たちとの交流。昆虫家(むしや)の汗と涙の冒険実話。
※本書カバーおよび本体表紙にシミ汚れがあるように見えますが、「デザイン上の意匠」であり、ダメージ本ではございませんのでご了承ください。




目次
第1章 タイガーヒルに始まる 7-20
よみがえる記憶/私の原点/昆虫標本への思い/インドへ行く/刺激を求めて
第2章 昆虫家(むしや)の「インド獄中記」 21-150
八年間の成果/突然部屋に踏み込まれ……/長い取調べ/「タナ」へ行く/ダージリン地方裁判所へ/ダージリン・プリズン/プリズンの日々 その1/プリズンの日々 その2/人生を振り返る/首吊り自殺を決意する/ゴエン所長に会う/結婚指輪をなくす/ドクターに頼みこむ/エデン・ウィング/シンハ弁護士との再会/警察官三人組/日本からの手紙/行真様との出会い/妻との再会/妻の日本での活躍/ついに釈放される/ウィンダメア・ホテルへ移る/クリシナ論文/戻ってきたスーツケース/届いた証明書類/ソナム・テンジン氏との出会い/一変したダージリン世論/カルカッタから戻った蝶/ガン・ラを訪問する/ペム・ペムに招かれる/ハインリッヒ・ハラー教授に会う/ナルブ・ラ家に泊まる/満月夜のラッサ・アプソ/いよいよ裁判が始まる/インド出国へ
第3章 昆虫を巡る人 151-238
インドから帰って/昆虫家の善意/幸せな生活/珍しい蝶を採る楽しさ/採集継続調査の大切さ/昆虫の採集・収集の趣味の世界/コレクションと研究の喜び/ネット・オークションで標本を買う/標本の値段の低下/標本の値段の急騰/地球にやさしい昆虫採集/外来生物としての蝶/絶滅してゆく蝶、地球温暖化と蝶/昆虫標本商の「努力」/昆虫家と老後/コレクションの行方/最後に
謝辞ならびに後記 236
参考文献 238

新刊「昆虫標本商万国数奇譚 川村俊一( 2012)」好評販売中.

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楽しい昆虫料理
内山昭一, 2008.
B6, 245pp. 1,600円 +税
古くから日本各地で食べられてきた伝統的な昆虫料理ではなく、昆虫料理研究家・内山昭一氏が考案した斬新な和・洋・中の昆虫食レシピ79点を掲載。単なる想像上のパロディ料理ではなく、「おいしさ」を追求しているところが実用的。多くの食料を輸入に頼る日本にとって、省スペースで短期間に飼育でき栄養バランスにも優れた昆虫食材はいずれはは食糧不足の救世主となるか!? カラー口絵8ページ。
本書に登場する主な昆虫食材:バッタ・カマキリ・キリギリス・コオロギ・カイコ・アブラゼミ・タガメ・ナメクジ・イナゴ・スズメバチ・サクサン・マダガスカルゴキブリ・ツムギアリ・ジョロウグモ・ナナフシ・ムカデ ほか




主な目次
まえがき 1
和食-四季の味を楽しむ- 11-69
 カマキリベビーのせ揚げ出し豆腐/セミの煮付け/タガメそうめん/子持ちカマキリの南蛮漬け/ハチの子とゴキブリの雑煮/虫納豆、ほか合計29品
昆虫料理のすすめ1 食材の確保と注意点 70-79
洋風料理-オードブルからメインまで- 81-132
 甲虫のホイル包み焼き/セミの子のスモーク/コオロギのカレー/アリの子のポタージュ/スズメバチとカイコのパプリカ詰めリゾット、ほか合計23品
昆虫食対談 虫は愛でるもの?味わうもの? 奥本大三郎×内山昭一 133-158
中華・韓国・エスニック-世界の味を食す- 159-200
 昆虫八宝菜/かに玉風コオロギの甘酢あんかけ/アリとハチとサクサンのチゲ/虫のキムチ漬け/タイワンツチイナゴの生春巻き、ほか合計19品
昆虫料理のすすめ2 体にいい!?栄養価と虫の味 201-218
昆虫スイーツ-和と洋のデザート- 219-235
 栗虫ようかん/虫最中/ムシクッキー、ほか、合計8品
昆虫料理のすすめ3 文化としての昆虫食 236-243
あとがき 244
食材メモ39選 
索引 
昆虫食関連文献目録
 

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虫捕る子だけが生き残る-「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか 
※弊社・発行元ともに完売
養老孟司・池田清彦・奥本大三郎, 2008.
新書, 190pp. 700円+税
本書「帯」より:「大事なことは、みんな虫に教えてもらった!」 ”永遠の昆虫少年”の3人が語る、虫の眼で見た教育と社会、環境論。



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虫で遊ぶ
園部力雄, 2008.
A5, 127pp. 1,200円+税
93図掲載、ソフトカバー。
本書「帯」より
虫の研究って、探偵の仕事に似ている!?虫の生活は秘密でいっぱい。虫網と虫メガネを持って生まれてきた男が、好奇心をむきだしに秘密の解明に挑む。栃木版「ファーブル昆虫記」!!

本書「はじめに」より
この本は、虫の遊び方を伝授する本ではありません。私が、どうやって虫で遊んでいるかを書いた本です。私は虫網を持って生まれてきたような人間で、小さいころから、ずっと虫採りをしてきました。(中略)この本は、虫の知識を与えるつもりで書いたわけではありません。虫にはこんな遊び方があるということを、感じていただければ幸いです。(後略)



目次
はじめに/第1話 エノキの木の下で/第2話 ケヤキの虫探し/第3話 ハモグリムシ(葉潜り虫)のこと/第4話 エゴノキにつく虫/第5話 いろいろなオトシブミ/
第6話 アリジゴクを追って/第7話 ミノ虫のこと/第8話 イラガ類の幼虫/第9話 ドクガ類の幼虫/第10話 カノコガを飼育/第11話 訪花性のスズメガについて/
第12話 クスノキにつく壁虱/第13話 ムシクサコバンゾウムシのこと/第14話 アスナロヒジキにつくガのこと/第15話 ウメシロカイガラムシのこと/
第16話 セミヤドリガとハゴロモヤドリガのこと/第17話 ハゴロモ類の幼虫について/第18話 クロマドボタルの飼育/第19話 カメノコハムシ類のこと/
第20話 コガタルリハムシのこと その1/第21話 コガタルリハムシのこと その2/第22話 コガタルリハムシのこと その3/第23話 サンゴジュハムシのこと/
第24話 シダ食の虫のこと/第25話 最後にゴイシシジミのこと/おわりに/あとがき

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里山生きもの紀行 里山を歩こう 第301号〜第400号
神垣健司, 2008.
A4, 187pp. 2,857円+税
中国地方を中心に活躍されているナチュラリスト、神垣健司氏が週1回配信しているメールマガジン「里山を歩こう」の301〜400号をまとめたもの(朝日新聞日曜版の連載を覚えておられる方も多いはず)。昆虫以外の動物や植物などの画像が満載です。広島県の動植物に関するものが中心ですが、インドネシアや友人の方の画像提供によるヨーロッパ・イスラエル・ニュージーランドなど海外の自然も紹介しています。フルカラー。
※300号以前のバックナンバーについては冊子の発行はされてないようです。



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花と生きものガイド 広島近郊の里山探訪
ひろしま自然の会(監修)、絢野眞理(著), 2002.
A5, 134pp. 1,500円(税込1,650円)
「広島近郊」となっていますが、楽しい読み物として全国の里山歩きの好きな方にお勧めの1冊。フルカラー
内容
1. 広島を中心とした花と生きもの観察の最適地を掲載。
  広島県34カ所、岡山県2カ所、山口県2カ所、鳥取県1カ所、島根県1カ所
2. 美しく鮮明な写真を249点掲載
3. 全ての掲載地に観察ポイント地図を掲載しているので実際の観察が容易。
4. 写真(観察ポイント地図を含む)を掲載した昆虫とその他の生物
  蝶類:ギフチョウ、ウラジャノメ、キマダラルリツバメ、ヒサマツミドリシジミを含む24種
  トンボ:マルタンヤンマ、ナゴヤサナエ、ミヤジマトンボを含む11種
  その他の昆虫:ゲンジボタル、ヒラタクワガタを含む6種
  花:スズラン、サクラソウ、カタクリ、オキナグサ、サンカヨウ、コウリンカなど120種(品種も含む)
  キノコ:2種
  哺乳類:4種
  両生類:オオサンショウウオを含む2種
  鳥類:ハヤブサ,ミサゴ,フクロウを含む19種 
  魚類:タツノオトシゴ,ブラックバスを含む9種
  その他:カブトガニを含む5種




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三河本宮山昆虫誌 -大平仁夫博士環境大臣賞受賞記念-
※完売となりました
三河昆虫研究会(編), 2008.
A5, 108pp. 2,310円(税込・送料別) 
愛知県の昆虫採集のメッカ(東京人の高尾山のようなもの?)、本宮山の昆虫をまとめた1冊。
軽装ながらカラー写真がふんだんに盛り込まれており、採集・観察案内、産する主な昆虫の解説、
本宮山採集行の思い出など、各記事のページ数は2〜3ページが大半ですが非常に充実した内容です。ソフトカバー。弊社入荷25部のみ。



主な目次
第1章 本宮山への誘い 9-20
第2章 本宮山昆虫採集案内 21-28
第3章 本宮山の昆虫たち 29-70
 本宮山のテントウムシを探る 山崎隆弘 30-34
 本宮山のハムシ図譜 山崎隆弘 35-39
 フン虫の楽園・本宮山 春田祥博 45-47
 作手に健在するゲンゴロウ類 城殿浩 50-51
 本宮山のギフチョウの記録 大平仁夫 64-65
第4章 虫屋の随想・採集記 71-96
 1970年代本宮山昆虫採集記 山崎隆弘 77-78
 本宮山北麓のゴマシジミの記 杉坂美典 87-88
 本宮山へタマムシを求めて 城殿浩 91-93
第5章 参考文献 97-106

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洞窟の不思議とそこに生息する生き物たち(子供の科学サイエンスブック・シリーズ)
洞窟サイエンス編集委員会(編), 2009.
B5, 95pp. 2,200円+税
日本にある洞窟を中心に、洞窟形成の過程や内部の様子、洞窟に生息する動植物を分かりやすく紹介(漢字はすべてフリガナ付き)。
「第3章 洞窟に生きる動物たち」は、「どうくつたんけんたい-三重県指定天然記念物 篠立の風穴-」の著者である稲垣政志氏の執筆。上製本、フルカラー。



目次
はじめに
第1章 洞窟のできかた 6-19
 洞窟ができるまで
 鍾乳石の種類
 鍾乳洞の周辺の環境
第2章 いろいろな洞窟 20-63
 秋吉台洞窟群
 竜ヶ岩洞(静岡県浜松市)
 龍泉洞(岩手県岩泉町)
 不二洞(群馬県上野村)
 あぶくま洞
 日原鍾乳洞
 龍河洞
 七ツ釜鍾乳洞(長崎県西海市)
 本書で紹介した洞窟マップ
第3章 洞窟に生きる動物たち 64-81
第4章 洞窟に生える植物など 82-91
洞窟に入るときの準備と注意 92-93
あとがき 94

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どうくつたんけんたい-三重県指定天然記念物 篠立の風穴-
稲垣政志・稲垣信吾(写真)、稲垣順子・稲垣昴志(文・イラスト), 2008.
B5, 36pp. 762円+税
三重県いなべ市の洞窟「篠立の風穴(しのだちのかざあな)」を紹介する絵本写真集。分かりやすい文章(漢字にはルビ付き)で年少者から大人まで、楽しみながら洞窟を魅力を楽しめる1冊。写真撮影の稲垣政志氏は「日本産コガネムシ上科図説 第1巻」「同 第2巻」(当社刊)の図版撮影者で、シノダチメクラチビゴミムシほか、洞窟生物の生態写真が素晴らしい。フルカラー




川の生きもの図鑑
鹿児島の自然を記録する会(編), 2002. 
B5, 386pp. 2,857円+税
川をめぐる自然を丸ごとガイド。魚、エビ・カニ、貝など水生生物のほか、植物、昆虫、鳥、両生、爬虫、哺乳類、クモまで。上流から河口域までの生物835種を網羅する総合図鑑。福田晴夫氏(日本蝶類学会前会長、元鹿児島県立博物館長)ほか、17人が執筆。 ほぼフルカラー。





渡りをするチョウ -アサギマダラのふしぎ-
佐藤英治, 2005.
B5, 32pp. 1,400円+税
”渡り”って、鳥だけだと思っていませんでしたか? みなさんの身近にいる小さなチョウが、2000キロもの渡りをするなんて、信じられますか!? そのチョウ、アサギマダラに魅せられた著者が、カメラでとらえた”渡り”の姿とナゾの数々。秘められた自然の不思議を美しい写真と文でお届けします。自然を見る目が変わること請け合いの写真絵本です。対象:小学生中学年以上



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ふくしまの生き物たち
福島民友新聞社(編), 2005.
B6, 215pp. 1,429円+税
福島民友新聞に2002年6月から2005年3月まで133回に渡り連載された記事を加筆・まとめたもの。昆虫類は、郡司正文氏、斎藤修司氏、三田村敏正氏ら7氏が分担執筆し、ヒメギフチョウ、チャマダラセセリ、キマダラルリツバメ、マークオサムシ、福島県のクワガタムシ、福島県のトンボなど、42項目・52ページに渡り、生態・標本写真と簡潔な解説文を掲載。福島県の動物を概観するには好適な1冊。フルカラ
ー。



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岩手県の小蛾類 ※弊社・発行元ともに完売
奥俊夫, 2003.
B5, 155pp. 2,000円(税込・送料別)

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岩手県の大蛾類 -付 蝶類リスト‐ ※弊社・発行元ともに完売
土井信夫, 2005.
B5, 237pp. 3,000円(税込・送料別)
岩手県産大蛾類(ミノガ、メイガ上科も含む)2116種および岩手県産蝶類130種を、標本・文献データで紹介する巨大な目録。
上記の奥(2003)で掲載されなかった岩手県産鱗翅目が対象。チョウのリスト部分は6頁。

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東京都豊島区の昆虫
新井久保, 2008.
B5, 36pp. 952円+税
「アマゾンのカミキリI」の著者、池袋の「アマゾン昆虫館」の館長として知られる新井氏が、地元豊島区の昆虫を紹介。
巻頭の「豊島区での虫との出会い」が興味深く、昭和7〜8年頃は池袋駅の東口から護国寺まで雑木林が続いておりミヤマクワガタも採れた、
西口方面には池が多く鬱蒼とした樹木の茂みにはフクロウも見られた、との記述にはまったく隔世の感がある。
ほぼフルカラー。



目次
雑司ヶ谷鬼子母神のすすきみみずく物語 2
「豊島区の昆虫」発刊を祝して  豊島区長 高野之夫 3
豊島区での虫との出会い 4
「豊島区の昆虫」を読む前に 凡例 8
豊島区のカゲロウの仲間 10
豊島区のカミキリムシの仲間 11
豊島区のトンボの仲間 15
豊島区のチョウの仲間 18
豊島区のガの仲間 23
豊島区の甲虫の仲間(ハンミョウ、オサムシ、ゴミムシ、コガネムシ、タマムシ、コメツキムシ、キノコムシ、テントウムシ、ハムシ、ゾウムシ、その他) 24
豊島区のセミの仲間 31
豊島区のカメムシの仲間 32
豊島区のハチの仲間 34
豊島区のアブの仲間 34
豊島区のバッタ、コオロギの仲間 35


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渡良瀬遊水地の昆虫 (藤岡町史「自然編」別刷)  ※弊社・発行元ともに完売
大川秀雄 著 
発行:栃木県藤岡町(2002)
B5 114頁 カラー図版8頁 1,000円+税

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土佐のトンボ ※弊社・発行元ともに完売
浜田康, 1991.
A5, 183pp. 1,748円 +税
高知県に分布するトンボを見開き2頁で解説。左頁に生態写真、右頁に標本写真と解説という構成。複眼の色も鮮やかな標本写真、豊富な尾端図が好評。高知県における出現期、全国分布図も掲載。

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京都の昆虫 ※弊社・発行元ともに完売
京都昆虫研究会, 1991.
B6, 252pp. 2,524円+税
日本三大昆虫生息地の貴船から北山一体をはじめ、府内で観察できる珍しい昆虫から普通種まで、豊富な生態写真・標本写真とともに紹介。




岩手の蝶 
岩手虫の会(編), 1988.
B5変形, 180pp. 2,500円+税
岩手県に生息する蝶を概観するには格好の写真集。




写真で見る愛媛の昆虫 −愛媛の自然− 田辺秀男写真集
田辺秀男 
新書, 253pp. 1,500円+税
愛媛の豊かな自然に息づく昆虫たちをシャープな写真で紹介するガイドブック。
カラー写真243点。第8回愛媛出版文化賞受賞。




石川の自然 昆虫 
石川むしの会・百万石蝶談会, 1992.
B5, 111pp. 3,107円+税
シリーズ石川の自然のうちの1冊。解説はほとんど無いが雰囲気の良い生態写真集。
多様な形態や生活様式を持つ「自然を彩る小さな命」の生の瞬間を丹念に追い、季節
ごとに選定。




滋賀の田園の生き物
滋賀自然環境研究会(編), 2001.
B5, 189pp. 2,500円+税
米どころ・滋賀県の田園に住む生き物たち約300種を人との関わりもまじえて紹介する。


多良岳の生物 
※弊社・発行元ともに完売
長崎県生物学会(編), 2001.
B5, 192pp.(うち昆虫は56pp.), 2,095円+税
希少な生物相に富む多良山系の絶滅危惧種など動植物を紹介。昆虫はトンボ類、半翅類、直翅類、蝶類、蛾類、甲虫類、水生昆虫類、ハナアブ類などを概説。
この内容・体裁で2,095円はお買い得。長崎県生物学会創立30周年記念出版物。


四万十の昆虫たち
田辺秀男・杉村光俊, 1996.
215pp.
2,233円+税
季節ごとに四万十の虫を追った、非常に美しい生態写真集。




岡山の昆虫−岡山文庫18−
倉敷昆虫同好会, 1968.
文庫, 225pp. 800円+税
岡山の昆虫を豊富なモノクロ写真で紹介するハンディな文庫本。




岡山県の昆虫 −岡山県昆虫生息調査報告書−  
※弊社・発行元ともに完売
倉敷昆虫, 1978(改訂版発行)
B5, 146pp.+原色図版3pp. 1,429円+税
 20年以上前の発行だが非常によくまとめられており、岡山県、中国地方の昆虫相を
語る上で欠かすことの出来ない文献。


銚子の自然誌 −生き物と環境のガイドブック− 
※弊社・発行元ともに完売
「銚子の自然誌」編集委員会(編), 2002.
A5, 256pp. 2,000円 +税
千葉県の中でも特異な存在である銚子。その植生、動物相を概観。昆虫関係では、「銚子市とその周辺の蝶について」(6ページ)あり。巻末に「銚子の保護上重要な生物」リスト。


地域雑誌「谷中・根津・千駄木」其の79 特集:蟲を探して ‐やねせん博物誌
2005
A5, 64pp.(特集は合計34pp.),
500円+税

特集目次
ファーブル資料館誕生‐奥本大三郎さん、井上洋二さんに聞く‐
「オオミズアオ」の生存‐村岡次郎さんの手紙‐
上野公園にいた虫‐小川潔さんとタンポポ‐
谷中の昆虫事情‐小川透君の観察ノート‐
河合嗣生さんと歩く「やねせん昆虫記」
ヨシ様来日‐伊藤清隆さんと鳥‐
偉大なるアオ‐高田榮一さんと爬虫類‐
蟲雑学



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彷書月刊2002年7月号 特集:昆虫賦 
※弊社・発行元ともに完売
2002年6月25日発行
A5 96pp.(特集は合計41pp.), 600円+税


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