魚類関連書籍
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NEW
日本のタナゴ 生態・保全・文化と図鑑
北村淳一(著)・内山りゅう(写真), 2020.
B5, 224pp., フルカラー. 価格:4,200円
日本全国で今や絶滅寸前となってしまったタナゴの生態、保全の現状、および文化としてのタナゴ釣りを詳細に解説した、
タナゴ図鑑の決定版です。
既知の日本産タナゴ全18種を、圧倒的なボリュームの写真と最新の研究で紹介。
コイ科の魚類タナゴは、田んぼやため池といった人里淡水に生きる小さな魚です。
江戸時代から釣りの対象として愛され、小さな魚を釣るための特殊な釣り具が工芸品の域にまで達し、親しまれてきまし
た。
また、その美しい姿や、淡水貝類に卵を産み付けるという特殊な生態もあいまって「飼育」する魚としても人気です。
しかし、田んぼの圃場整備になどによって、全国的にその数を減らし、現在、タナゴ類全18種(地域個体群含む)のうち環
境省のレッドデータでは絶滅危惧IA類8種、IB類5種類、準絶滅種が2種類に指定されています。
都道府県レベルで見ると、計16種が最大36都道府県で絶滅危惧種に指定されています。
残りの2種は外来種なので、この仲間のすべてが絶滅危惧種という魚です。
タナゴを通して水辺の環境・生物多様性保護などを考えることのできる1冊です。
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岐阜県の魚類 第二版
向井貴彦, 2019.
A5, 223pp., フルカラー, 価格:3,700円
岐阜県の魚類を生態写真で113種(在来74種、外来39種)紹介した図鑑です。
種ごとの解説パートでは、和名、学名、全長、形態、食性、雌雄差、分布、生態、県内分
布、保全状況等が記述されています。
初版刊行後、新たに県内での記録が得られた在来1種と外来2種を加え、新種として新た
に和名や学名が付けられた魚種については最新の情報が反映されています。
初版から、新たにコラム1編追加。新規掲載3種だけでなくアユなどについて写真を合計
18枚追加。さらに約20枚をより良い写真に差替えたことで掲載写真の14%が新しくなり、
ページ数は全体で8ページ増加しています。
各魚種の解説等の細かな部分についても、より適切な内容に更新されています。
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ぎょぶるは⇒こちら
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LOACHES OF JAPAN
日本のドジョウ 形態・生態・文化と図鑑
内山りゅう 写真・中島淳 著, 2017
B5, 224pp. 4,200円
日本に生息する全33種・亜種のドジョウ類を網羅した初めての図鑑です。初公開を含む貴重な写真とともに1種類ずつ詳細に解説。
新たな知見に基づいて3種の新標準和名を提唱する注目の内容。またドジョウ類の一般的な生態、形態、文化についても解説。
古くから食材として、文化や祭事の主役として、馴染み深い「隣人」として、人々と関わりをもってきたドジョウにまつわるさまざまな雑学も紹介。
身近な存在でありながら謎多き魚・ドジョウの正体に迫る、日本一ドジョウに詳しい図鑑。
目次PDF
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特盛どじょう本 重版されました
この一冊で日本のどじょうのすべてがわかる
北九州・魚部、井上大輔・中島淳(企画・編集・発行), 2017.
B5, 128pp. 価格:2,000円
詳細は⇒こちら
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