北九州・魚部 ギョブマガジン「ぎょぶる」特別編集 シリーズ
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NEW

特盛 山椒魚本
めくるめくサンショウウオ&イモリの世界
関慎太郎・井上大輔(企画・編集), 2020.
B5, 205pp., フルカラー. 価格:2,800円(税込3,080円)
自然写真家の関慎太郎氏と、ぎょぶる編集長の井上大輔がタッグを組み製作した、イモリ・サンショウウオ全49種を紹介した本です。
近年、いくつも新種記載がされましたが、それを踏まえた内容となっています。
読み物となる寄稿文パートでは、北海道から沖縄までの計43名が執筆の驚くボリュームです。
分類学者から地域の保全に取り組む方、水生昆虫研究者、小学生まで多種多様な方が寄稿されています。
江戸時代の文献に現れたイモリ山椒魚も12ページにわたり紹介されています。





≪目次≫
『特盛山椒魚本』の発刊に寄せて 松井 正文 2
刊行にあたって 関 慎太郎  4
特盛山椒魚本をなぜ世に出そうと思ったのか −本書の刊行意図と構成− 井上 大輔  5

chapter1 日本で見られる有尾目(サンショウウオ・イモリ)全49種

chapter2 研究者による寄稿文/愛好家によるおもしろエッセー 
北に生きるサンショウウオたち 照井滋晴 58
秋田の海岸で暮らすキタオウシュウサンショウウオ 木村青史 60
北限のイモリ 大八木昭 62
北限のイモリ訪問記〜下北半島の北端でイモリを探す 井上大輔  64
イモリの黒焼きを訪ねて「総元祖伊藤黒焼店」  工藤雄太  65
フィールドワーク、富山で覚醒! 草間 啓 66
東京都に生息するサンショウウオと保全活動 佐久間聡  68
日本産ハコネサンショウウオ属にみられる体色変異 吉川夏彦 72
アライグマからサンショウウオを守る 藤田宏之  74
岐阜県内での小型サンショウウオを守る取り組み 田上正隆  78
守れ!ふるさとのカスミサンショウウオ(ヤマトサンショウウオ) GIS と環境DNA を用いた生息地の発見及び未来予想  矢追雄一・高木雅紀/岐阜高校自然科学部生物班  80
ヤマトサンショウウオの性フェロモンと受容体について  矢追雄一・高木雅紀/岐阜高校自然科学部生物班 83
マホロバサンショウウオの卵嚢は簡単に確認できる!? 山上将史 6
近畿・中部地方に生息するマホロバサンショウウオの体色変異 中津元樹 88
野外調査を長く続けてようやくわかること:イボイボのサンショウウオに関する話題 見澤康充 90
実はイクメン!?オオサンショウウオの子育て行動 岡田 純 94
オオサンショウウオとそれを取り巻く生息環境の保全を考える 岡田 純  98
鳥取県立博物館 巨大なオオサンショウウオの液浸標本 川上靖 102
日米交歓 大山椒魚の歌 岩田貴之  104
オオサンショウウオと河川漁業の共存を考える 畑間俊弘  108
ヤマグチサンショウウオの観察日記 松田真紀子  110
トサシミズサンショウウオとの出会い 吉川貴臣 114
四国から記載されたツルギサンショウウオとイヨシマサンショウウオについて 田辺真吾  116
ハンザキ伝承の地、福岡県赤村を訪ねて 倉本 満 119
北九州・山椒魚部とは 川原二朗 120
カスミサンショウウオとの出会い 伊藤昴 124
北九州市門司で約60 〜 70 年前にイモリを食べていた話 井上大輔 126
北九州市のチクシブチサンショウウオとコガタブチサンショウウオ 川原二朗 128
平尾台の山椒魚 熊谷拓時  130
サンショウウオを見守る人々 鈴士由香 132
サンショウウオを探す夜〜夜は単なる日陰?〜 武田晋一  134
カスミサンショウウオの幼生のカニバリズム(共食い)について−高校生物部の研究から− 古田つゆみ 136
ビオトープで増えたカスミサンショウウオ 中島 淳  138
「大発見!?」大学構内にオオイタサンショウウオ! 永野昌博・菅原弘貴 140
幼い頃からの不思議と疑問〜観音様の手水場に出現するサンショウウオ幼生 井上大輔 142
冬ごもりマンション?〜安心院のブドウ園のオオイタサンショウウオ 井上大輔  143
サンショウウオを探してみよう! 川原二朗 44
冬の訪れを告げるカスミサンショウウオ 伊藤辰徳 146
江戸時代のカスミサンショウウオ 松尾公則  148
カスミサンショウウオ調査の旅 松尾公則 150
五島列島・福江島のカスミサンショウウオ 上田浩一 152
五島列島・福江島のアカハライモリ 上田浩一 153
特盛スペシャル!魚部探検隊シリーズ五島列島奈留島に謎の大山椒魚を追え! 井上大輔 154
コガタブチサンショウウオのたどった道 坂本真理子 156
ひっそりと生き延びてきたアマクササンショウウオ 坂本真理子  158
ベッコウサンショウウオの生息地が危ない 末吉豊文 160
標高の高い地点(約530m)のサンショウウオ幼生の正体は? 井上大輔 162
鹿児島県のカスミサンショウウオの現状 渡邉 剛  163
屋久島にイモリはいるのか? 工藤雄太  166
種子島にアカハライモリはいたのか? 池 俊人 168
南限のイモリ訪問記(1)〜本土最南端を魚部の生き物好き若者たちと訪ねる 井上大輔 169
南限のイモリ訪問記(2)〜離島最南端の生息地下甑島で生き物好き若者に出会う 井上大輔 170
九州産アカハライモリの腹面模様 中津元樹 172
九州のサンショウウオ・イモリ〜成体・幼生・卵、卵嚢〜 井上大輔・関慎太郎 174
琉球に元々いたイモリたちシリケンイモリとイボイモリの分布に関する話題 富永 篤  176
座間味村のシリケンイモリと水生甲虫類 上手雄貴・上手奈美 178
海人魚と川人魚 盛口 満 180
サンショウウオ属最大の謎:トルキスタンサンショウウオの正体に迫る 西川完途  182

chapter3 古今の山椒魚・イモリと人の関わり
和本で見る面白さ 井上大輔  186
守宮の化け物の正体はどっちだ?〜生き物好き目線で古典文学を読み直す試み〜 井上大輔  188
江戸期文献に描かれたオオサンショウウオ・小型サンショウウオ・イモリ 井上大輔 192
支援お礼ページ 205

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西表島自然観(ギョブマガジン「ぎょぶる」特別編集) 重版されました
北九州・魚部(井上大輔・工藤雄太・吉崎雄一・上野由里代), 2018.
B5, 120pp., 2,300円(税込2,530円)
多岐にわたる分野が専門の32名の執筆陣による、西表島の生物・自然全般に関する寄稿文集です。
印象的な表紙と美しい扉イラストは、ゲッチョ先生ことの盛口満さんによるものです。
豪華な執筆陣が一堂に会した本書は、フルカラーで読みごたえがあります。是非ご入手下さい。










<目次>
002…こんな西表島の本が読みたかった!
004…魚部がゆく 西表島体験記 編集部
010…水の島・西表島に棲むイリオモテヤマネコ 中西 希
020…西表島絶滅危惧種図鑑(汽水・淡水魚編) 鈴木 寿之
032…西表島の陸水・陸性十脚甲殻類 成瀬 貫
042…西表島の冬虫夏草 盛口 満
044…西表島のシノビドジョウはいつどこから来たのか? 中島 淳
046…車に立てこもるヤシガニ 武田 晋一
048…西表島のウミヘビたち 田原 義太慶
050…西表島のムカデ 岩ア 朝生
052…西表島の爬虫両生類 富田 京一
054…西表島のクモのすゝめ 馬場 友希
056…西表島のヒメドロムシ 上手 雄貴
058…チュウガタマルケシゲンゴロウ発見記 渡部 晃平
060…西表島のカタツムリは夜に進化する 細 将貴
062…西表島のマングローブ林は日本最大の面積 馬場 繁幸
066…君忘れなそ貝の名を〜トゥドゥマリハマグリ物語〜 山下 博由
072…山猫に小判 司村 宜祥
073…西表島で絶滅したフナ -西表島今昔物語- 鈴木 寿之
078…動画撮れました。多分…、アレです。 徳岡 春美
080…おばあと島の植物 杉山 美樹
082…西表島のオカヤドカリ 吉崎 雄一
085…西表島あんなとこ、こんなとこ、どんなとこ? 吉崎 雄一
086…ちょっと西表へ行ってくる! 関東 準之助
088…西表島のカンムリワシ 森本 孝房
094…キビ刈りは毛が生える!手刈りによるサトウキビ収穫作業 石原 孝子 & 編集部
096…西表島のカマバチ 三田 敏治
098…西表島の動物たちと人びとの関わり 安渓 遊地
102…イリオモテヤマネコの行動の進化を探る 鈴木 直樹
104…フチトリゲンゴロウに未来はあるか 森 正人
106…ゲンゴロウの島・西表 北野 忠
112…西表島のカマイ猟〜ばーみぃとぅりよう〜 吉崎 雄一
114…豊かな海を育む森 西表島 古谷 千佳子
118…西表のカエル 藤田 宏之
120…クラウドファンディングや寄付のお礼


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特盛どじょう本 重版されました
この一冊で日本のどじょうのすべてがわかる

北九州・魚部、井上大輔・中島淳(企画・編集・発行), 2017.
B5, 128pp. 価格:2,000円(税込2,200円)
本書は、サブタイトル「この一冊で日本のどじょうのすべてがわかる」のように、日本に生息する33種・亜種のドジョウを
最新の学名・和名とともに図示・解説しています。
「調査・研究エッセー」や「どじょう話」の章では、日本でドジョウに携わっている研究調査者らが、各種ドジョウの最新生息
情報や日本人の昔からのドジョウとの関わりについて
書き下ろしています。





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