双翅目(ハエ・アブ・カ類など)関連書籍
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NEW
吸血昆虫ブユの不思議な世界 ―謎めいた新種の発見と新興寄生虫感染症の解明―
高岡宏行,2020.
四六判, 260pp., 上製本. 価格:2,700円(税込2,970円)

失明の危険をともなうオンコセルカ症を媒介するブユとは、どんな生き物なのでしょうか。
熱帯アジアを中心に、地球上で誰にも知られずひっそりと生き延びてきた小さな生命体・ブユについての研究の集大成がここにあります。



<目次>

はじめに

第一章 研究のあらまし
1 ライフワークとしてのブユ研究
2 三つの研究課題と成果

第二章 ブユに出会うまで
1 生い立ち
2 鹿児島大学医学部へ就職
3 医動物学とは
4 二人の大先達(その1)
5 二人の大先達(その2)

第三章 初めての新種ブユの発見と記載――南西諸島と九州の調査から――
1 ブユ幼虫と蛹の採集
2 トカラ列島の新種ブユ
3 与那国島の新種ブユ
4 新種かどうかの見極め
5 新種を記載する
6 南西諸島のブユ
7 バトエナンヨウブユは誤同定だった
8 ヒロシマツノマユブユは未吸血でも卵を発育できる
9 オオブユ属2種の変わった産卵方法
10 ウマブユ亜属の種名の変遷
11 タカハシウマブユの狭所交尾性

第四章 ヨナクニウォレスブユの仲間を求めて――フィリピンと台湾の調査から――
1 フィリピン群島の調査行
ルソン島/ミンドロ島/ビサヤ諸島/パナイ島/ネグロス島/ボホール島/レイテ島/ミンダナオ島/パラワン島/フィリピンのブユのまとめ
2 台湾の調査行

第五章 媒介ブユ対策を通じたオンコセルカ症制圧の試み――中米グアテマラの流行地へ――
1 グアテマラのオンコセルカ症研究の歴史
2 グアテマラ事情
3 オンコセルカ症対策研究プロジェクト
4 オンコセルカ症の標高分布
5 ブユ幼虫の寄生虫

第六章 オンコセルカ媒介ブユ種の調査――南米の流行地へ――
1 ベネズエラ南部アマゾナスの調査行
右眼の異変/オリノコ川上流域のヤノマミ族/感染実験/スナノミとオンコセルカ感染
2 ベネズエラ北部の調査行
3 エクアドルの調査行

第七章 人獣共通オンコセルカ症の研究――一枚の病理標本から新興感染症の解明へ――
1 世界で第5例目の臨床症例
2 オンコセルカ属の生活史
3 日本のブユから初めてのオンコセルカ幼虫見つかる
4 牛のオンコセルカ種と媒介ブユ種
5 起因種はイノシシ寄生性のオンコセルカ新種だった
6 野生動物のオンコセルカ種
7 媒介ブユ種と媒介可能ブユ種
8 発生を予測する
9 Serendipity 偶然がもたらす幸運な発見

第八章 熱帯アジアのブユを探る
1 インドネシアの調査行
スラウェシ島北部/ジャワ島/再びスラウェシ島/スマトラ島/マルク諸島(ハルマヘラ島、アンボン島、セラム島)/イリアンジャヤ/小スンダ列島
2 マレーシアのブユ
半島部/サバとサラワク
3 タイのブユ
4 ベトナムのブユ

第九章 南太平洋のブユを探る
1 ソロモン群島のブユ
2 ブーゲンビル島のブユ

第十章 ブユの戸籍をつくる

後記
参考文献


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感染症媒介蚊と闘う
川田 均,2022.
A5. 316pp. 価格:3,100円(税込3,410円)
民間企業で殺虫剤開発に従事した後、研究生活に入った著者が、世界を舞台にした感染症媒介蚊との「闘い」を縦横に語ります。
蚊の行動から殺虫剤抵抗性までが詳しく解説されています。また、著者自身の半生も綴られています。



目次
第1章 敵を知り、己を知れば百戦危うからず(感染症媒介蚊を知る)
第2章 声無きに聴き形無きに視る(蚊の行動を探る)
第3章 小の虫を殺して大の虫を助ける(蚊と闘うための化学兵器―殺虫剤)
第4章 虎穴に入らずんば虎子を得ず(書を持ってフィールドに出よう)
第5章 先んずれば人を制す(闘いのための武器を備えよう)
第6章 敗軍の将、兵を語らず(ダメ研究者がこの本を書くに至るまでのダメ研究人生に関する長い後書き)


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図説 世界の吸血動物
浅川 満彦 (監修),葛西真治, 三條場千寿, 島野智之, 中島宏章, 中野隆文, 西海功, 比嘉由紀子,山内健生, 吉澤和徳(編著),2022.
B5,192pp. 価格:2,700円(税込2,970円)
ダニや蚊、ノミなど人間にとっては厄介で怖い「血を吸う動物」ですが、
その不思議な生態や身体のしくみは動物好きなら魅了されること間違いなしです。
本書のおよそ半分は節足動物となっていて、昆虫は蚊・ノミ・シラミ・ヌカカ・ブユ・アブ・ハエ・サシガメなどが美しいカラー写真と
各動物の専門家の文章で、彼らの研究の"今"を交えながら紹介されています。伝染病の媒介となる恐ろしい生物の話題なども
豊富に盛り込まれています。卵胎生のツェツェバエが3令幼虫を産む連続写真は圧巻です。






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日本産蚊全種検索図鑑
津田良夫(国立感染症研究所昆虫医科学部), 2019.
B5, 解説127pp.+76カラー図版ほか, 箱入り. 価格:15,000円(税込16,500円)
日本産の蚊124種・亜種の図解検索表を完備した、最も詳しく、最も美しい検索図鑑の誕生です。
第一線で蚊のフィールドワークと研究に携わってきた著者が、「こんな図鑑がぜひ欲しい」という思いを自ら書き起こし
て実現した画期的な検索図鑑です。
20-40倍に拡大した精密なカラー図版76枚を掲載した他、同定に便利な図解検索表28プレートを収録しています。
種類の解説パートでは、形態的特徴の同定ポイントが簡潔にまとめられ、最新の分布図も掲載されています。
付表の日本の蚊と病気の媒介能力には、日本産の蚊が感受性を持つとされる病原体と、2000年以降に野外捕集蚊か
ら検出されたウイルス及び原虫の一覧表を掲載しています。



目次
■蚊成虫の体の各部名称
■全身図(1ページ大76枚)
■日本産蚊の分類体系
■図解検索表(28Plate)
第1章 成虫の体の基本構造
第2章 蚊成虫の分類で重要な形態的特徴
第3章 種類の解説(亜種などを含む124種)
■付表:日本の蚊と病気の媒介能力
■引用文献
■和名索引
■学名索引
■おわりに


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雲南蚊類誌(上・下 2巻組)
The Mosquito Fauna of Yunnan China (2-Volume Set)
Dong Xueshu, Zhou Hongning & Gong Zhengda(編著), 2010.
290x215mm, 393+750pp., ハードカバー. 価格:20,000円(税込22,000円)
中国雲南省の蚊に関する総合的な研究書です。
上巻では雲南省の蚊の生態学的知見と形態的特徴に関する内容が解説されています。
雲南省の蚊のチェックリスト、幼虫・成虫の解剖学的解説、地理的分布、雲南の蚊の生物学、分類学的解説および検
索表、最後に147ページにわたる線画の図版、3ページのカラー図版が付随します。
下巻では、主に約240種のCulicinae(ナミカ亜科)および8種のToxorhynchitnae(オオカ亜科)について解説されており、
235ページにわたる線画の図版、3ページのカラー図版が付随します。
テキスト:中国語(簡体字)




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Practical Color Atlas of Calliphoridae
実用麗蝿原色図鑑
実用原色クロバエ科図鑑
Qiu Deyi et al., 2017.
260x185mm, 159pp. 5,000円(税込5,500円)
中国国内に生息する21属54種のクロバエ科の原色図鑑です。
第1章では同定する際に必要な形態の解説や標本の保存方法について書かれており、属への検索表も掲載されてい
ます。第2章では各種ごとの解説パートとなっており、外部形態やゲニタリアの構造、国内外の分布について掲載され
ています。
ほとんどの種は、1種につき1ページ、背面・顔面・側面・♂交尾器の4つのアングルから撮影されたカラープレートおよ
びモノクロ線画が付随します。
テキスト:中国語(簡体字)。





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Practical Color Atlas of Sarcophagidae ※弊社・発行元ともに完売
実用麻蝿彩色図鑑
実用原色ニクバエ科図鑑
岳巧雲 他, 2016
260x185mm, 151pp. 5,200円(税込5,720円)
中国国内に生息する27属74種のニクバエ科の原色図鑑です。
第1章では同定する際に必要な形態の解説や標本の保存方法について書かれています。
第2章では中国産ニクバエ科の属への検索表が掲載されています。
第3章では各種ごとの詳細な解説で、外部形態やゲニタリアの構造、国内外の分布について掲載されています。
末巻には1種1ページごとに、背面・顔面・側面・♂交尾器の4つのアングルから撮影された全74種の原色カラープレー
トも付いています。テキスト:中国語(簡体字)。




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Manual of Afrotropical Diptera エチオピア区の双翅目

詳しくは⇒こちら



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Manual of Central American Diptera 中央アメリカの双翅目

詳しくは⇒こちら



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蚊のはなし ─病気との関わり─
上村清(編), 2017.
A5, 148pp(カラー4pp.). 2,800円(税込3,080円)
国立感染症研究所、長崎大学熱帯医学研究所などに所属の専門家達によって、カ科が多方面から解説されています。
デング熱などの感染症と蚊の関わりの他、蚊の生態、行動習性、蚊の繁殖・季節消長なども解説されている他、
蚊の調査法として成虫・幼虫の採集法、採卵、幼虫・成虫の飼育法が解説されています。
巻末には参考文献リスト、および付表として日本産カ科の学名・和名と,分布・発生源のリストが付随します。
執筆者一覧・目次PDF




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衛生動物学の進歩 第2集
松岡裕之他, 2016.
A4, 360pp. 6,000円(税込6,600円)

詳しくは⇒こちら



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The Insects of Japan 日本の昆虫 Vol. 9. The family of Sepsidae (Diptera)
ツヤホソバエ科
岩佐光啓, 2017.
B5, 約180pp. 価格: 5,000円(税込5,500円)

詳しくは⇒こち



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琉球列島の蚊の自然史
宮城一郎・當間孝子, 2017
B5, 244pp.(うちカラ―16pp.). 4,800円(税込5,280円)


詳しくは⇒こちら



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A Dipterist's Handbook (2nd Editon)
双翅目研究者の手引書(第2版)
Peter Chandler, 2010
A5, 525pp.(うちカラープレート32pp., モノクロプレート45pp.) 価格:13,000円(税込14,300円)
本書は、双翅目の採集、観察、研究をするための基礎事項が集約された手引書です。
1978年に初版が出版されてからハエ学の情報も更新され、採集技術や採集道具も進歩してきました。
第2版は、大幅に全ての内容が更新され、新たな情報も加えられ、初版本の2倍以上のボリュームとなりました。
内容は、生息地・生態の概要、採集方法、標本作成方法、飼育方法等のほか、初版本では取上げられていない、
分類学、成虫・幼虫の検索に必要な文献目録や法医昆虫学の分野まで幅広く触れられています。テキスト:英語



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日本昆虫目録 第8巻 双翅目(第1部 長角亜目-短角亜目無額嚢節)
日本昆虫目録 第8巻 双翅目(第2部 短角亜目額嚢節)
日本昆虫目録編集委員会編, 2014
詳しくはこちら



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蚊の観察と生態調査
※弊社・発行元ともに完売
津田良夫, 2013
A5, 359pp.(カラー16pp) 3,800円+税
本書は普通種のアカイエカ、津波の被災地で大発生が観察されたイナトミシオカなど、比較的身近な種類を中心に蚊
の調査研究の最前線を解説した一冊となっています。
巻頭には17種の蚊の線画と生態写真が簡潔な解説とともに紹介され、各部名称や絵解きの検索表付き。
その後に蚊の基礎知識に関する説明が続き、初心者にも優しい導入となっています。
生活史、分布、越冬、伝染病媒介、標識再捕、吸血の嗜好性など様々な切り口から蚊を研究・分析された内容が掲載
されています。



<目次>
はじめに 1
目次 3-10
1 蚊をよく知るための基礎知識 11-100
2 公園で生活する蚊を調べる 101-126
3 コガタアカイエカの冬越し 127-158
4 ヨシ原に棲む不思議な蚊ーイナトミシオカ 159-202
5 蚊がうつす病気の流行ー人の病気の流行と野鳥のマラリアの流行 203-238
6 日本で一番よく出会う蚊ーアカイエカとチカイエカ 239-260
7 マークした蚊を放して動きを調べるーマーキング法 261-308
8 蚊が好んで血を吸う動物ー吸血の嗜好性の話 309-333
あとがき 334-336
資料 337-340
索引 341-359


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図説 日本のユスリカ
日本ユスリカ研究会 編. 2010.
A5, 408pp(カラー48pp.) 12,000円(税込13,200円)
日本産ユスリカは調査・研究材料として潜在的に多くの有用資質を有すると考えられ、陸水学、農学、医学等の分野での研究の進展が期待されている。
ユスリカの分類に関する専門書では属までの検索しかできないのが現状であるが、属レベルの同定では、目的とする種の生態・生理学的特性等は知ることが出来ない。
本書は130種の雄全体カラー画像、100属の幼虫下唇板カラープレートを掲載し、主要属に関しては種への検索表も有る。
また、採集法、標本作成法、飼育法、収録種の地方別採集記録もあり、形態用語集やコラム等は初めて同定する人にも分かり易く解説してある。
一般的調査で採集されるユスリカの成虫・幼虫の同定の手引書としての推奨本である。 上製本(※正誤表あり)

 

  

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蚊の知識が身につく 蚊のチェックポイント71
白井良和, 2008.
A4, 73pp., モノクロ(PDF版はカラー).
書籍版のみ 価格:3,500円
書籍版+PDF版(CD-ROM) 価格:4,000円(税込4,400円)

「蚊に打ち勝つ1冊」と銘打ち、蚊の生態や蚊への対策について、詳細に解説された実用書です。
71のチケックポイントについて、各1ページで表や図、写真を交えながら解説されています。
害虫駆除業者の蚊入門、応用書として、自宅の蚊駆除の参考書として、広く参考になる1冊です。
注文時に 書籍版のみ or 書籍版+PDF版 を必ずお選びください。



<キーワード>
・蚊の発生する水たまり
・殺虫剤の成分
・虫よけ剤に関する通達
・チカイエカの対策
・刺されやすい体質
・蚊がうつす病気
・ボーフラの生息場所
・蚊の活動時期
・蚊対策用品
・蚊の性質 

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BRITISH HOVERFLIES-AN ILLUSTRATED IDENTIFICATION GUIDE-(SECOND EDITION)
英国のハナアブ -図解検索の手引き-(第2版)

Alan E. Stubbs & Steve J .Falk, 2002
182mmx245mm, 469pp,(カラー線画 12 Plate,モノクロ線画18 Plate)  7,500円(税込8,250円)
本書は、1983年に出版され日本産との共通種も含まれるためハナアブ研究の必須書であった「英国のハナアブ」の第2版です。
第2版では掲載種数が20種増え、英国に生息する276種のハナアブ科の図解による検索書となりました。
検索表は文章とポイントとなる形質の線画が並列して掲載されているため、とても使いやすくなっています。
生態・形態・分布についても解説されており、52種のゲニタリア線画、19種のヒラアシヒラタアブ属♂前脚およびヒラタアブ族の腹部の線画、
STEVEN氏による約190種もの精密画カラープレートが収録されています。テキスト:英語



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Britain's Hoverflies - An introduction to the hoverflies of Britain
イギリス産ハナアブ科フィールド図鑑

Stuart Ball & Roger Morris, 2013
15cm x 21.5cm , 296pp. 7,500円+税
イギリスに生息するハナアブ科の全281概知種のうちの165種が生態写真による原色カラープレートで掲載されたフィールド図鑑です。
巻頭では概説、生息地、生活史、形態用語、本書の見方等を紹介。各種のページでは、生態、形態、近縁種との比較等が解説されています。
分布に関しては地図上で生息密度ごとに色分けされ分かりやすく図示されています。
また、各種名の横には3種類(肉眼、ルーペ、顕微鏡)のアイコンが載っており、フィ-ルドで識別する際に必要な道具が一目で分かるようになっています。
種情報の他には、採集方法、標本作成等も解説されています。3亜科13族への図解検索表付。テキスト:英語



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The National Encyclopedia of the Swedish Flora and Fauna
スウェーデンの植物相・動物相の自然百科
T
his series is the most ambitious natural history book project ever launched and will treat all known species of animals
and plants from Sweden. Until further the volumes will also treat species from Finland, Denmark, Norway and Iceland.
At the moment somewhat less than 60,000 species of organisms are known, from which more than half are insects.
The series is planned to be published in about 120 volumes over the coming 20-25 years. Each volume is authored by
leading experts, and the series is published with heavy subsidies from the Swedish parliament over the whole publishing
period. This is the reason why the volumes can be sold at very moderate prices.

双翅目以外の既刊は
こちら

The National Encyclopedia of the Swedish Flora and Fauna
8.Diptere: Syrphidae: Syrphinae ハナアブ科ヒラタアブ亜科
Bartsch, H., 2009.
28 ×23 cm. 406pp. 15,000円+税
スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、デンマーク、アイスランドに産するヒラタアブ亜科168種を美麗な写真&絵で紹介。
種別分布地図、検索表(英文も併記)を掲載。テキスト:スウェーデン語(簡単な英文の各種別解説あり)。


  


The National Encyclopedia of the Swedish Flora and Fauna
9.Diptere: Syrphidae: Eristalinae & Microdontinae ハナアブ科ハナアブ亜科&アリノスアブ亜科
Bartsch, H., 2009.
28 ×23 cm. 478pp. 15,000円+税
スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、デンマーク、アイスランドに産するハナアブ亜科約230種およびアリノスアブ亜科5種を
美麗な写真&絵で紹介。種別分布地図、検索表(英文も併記)を掲載。テキスト:スウェーデン語(簡単な英文の各種別解説あり)。




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The Genus Syritta. A World Revision of the Genus Syritta Le Peletier & Servilla, 1828 (Diptera: Syrphidae). 
世界のモモブトチビハナアブ属のレヴィジョン
Lyneborg, L. & W. Barkemeyer, 2005.
B5, 224pp. 10,000円+税
カラー部分図59図、白黒部分図165図を掲載(標本写真や全形図の掲載はありません)。テキスト:英語




Notes:
An in depth going world revision of this wide spread and well know Hoverfly genus.
The book covers 57 species of the genus Syritta of which not less than 34 are new to science.

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Sarcophaginae et Paramacronychiinae du Proche Orient 

(Insecta, Diptera, Sarcophagidae)
近東のSarcophaginae亜科およびParamacronychiinae亜科
(昆虫綱, ハエ目, ニクバエ科)
Andy Z. Lehrer, 2006.
240x170mm, 263pp., ハードカバー, テキスト:フランス語. 価格:9,200円+税
近東(ヨーロッパに近い所にあるバルカン諸国・トルコ・シリア・レバノン・イスラエル・エジプトなどの東方諸国)における
Sarcophaginae亜科およびParamacronychiinae亜科を分類学的にまとめたモノグラフです。
掲載種数は82種のうち29種は著者によって発見されました。各種ごとに、詳細な識別点が解説され、
ゲニタリアの線画が図示されています。



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河南昆虫誌 オドリバエ上科 Insect Fauna of Henan Diptera:Empidoidea
Ding Yang, Mengqing Wang, Yajun Zhu and Lili Zhang, 2010.
B5, 418pp. 価格:10,000円(税込11,000円) 
白黒部分図約260点掲載、検索表(中国語・英語)あり、カラー図版の掲載なし。
テキスト:中国語(簡体字)(巻末に英文Abstract:67ページあり)



Introduction:
The Present work deals with the Empidoidea fauna of Henan. It consists of two sections, general section and taxonomic section.
In the general section, the historic review o classification, morphology, classification and phylogeny, and biology of Empidoidea
are introduced. In the taxonomic section, 49 genera and 183 species of /empidoidea from Henan are described or redescribed.
22 species are described as new to science. Keys to the families, subfamilies, genera and species are presented. The types of
new species are deposited in the Entomological Museum of China Agricultural University m Beijing

主な目次:
1. Dolichopodidae 62-220
 (1) Sciapodinae
 (2) Hydrophorinae
 (3) Medeterinae
 (4) Dolichopodinae
 (5) Diaphorinae
 (6) Rhaphiinae
 (7) Sympycninae
 (8)Peloropeodinae
 (9)Xantochlorinae
 (10) Neurigoninae
2. Empididae 221-322
 (11) Hybotinae
 (12) Ocydromiinae
 (13) Tachydromiinae
 (14) Microphorinae
 (15) Hemerodromiinae
 (16) Clinocerinae
 (17) Empidinae


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The European families of the Diptera Identification, diagnosis, biology
ヨーロッパの双翅目の科

Oosterbroek, P., 2006.
B5, 205pp. 12,500円 +税
ヨーロッパに産する双翅目132科を約580の白黒線描図と検索表とともに解説。ハードカバー、テキスト:英語



The European Families of the Diptera presents an identification key and family descriptions of all 132 families of
Diptera (midges, mosquitoes, gnats, true flies) occurring in Europe. It is written by a well-known Dutch specialist,
in collaboration with over 30 European dipterists. For the extensive identification key a new combination of
important characters is employed, enabling relatively easy identification of families which are aberrant or traditionally
considered difficult to identify. Over 600 line drawings are included to illustrate characters and families.
Apart from the key, the book includes an extensive chapter on terminology. Information on systematics and the
number of genera and species in Europe, a survey of the main characters, a summary of the biology and of the pertaining
identification literature is included for all families. Due to its design and content, the book will be of interest to
the lay public and the serious amateur alike.


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Atlas of Economic Fruit Flies (Diptera: Tephritidae) ※弊社・発行元ともに完売
実蝿類重要害虫鑑定図冊
Wu Jiajiao, Liang Fan & Liang Guangqin, 2009.
B5, 226pp. 6,000円+税
重要な農業害虫であるミバエ34属193種を解説(植物防疫の観点からか中国に産しない種も掲載)。
種別解説は中国名・学名・英名・分布・寄主植物・形態・カラー標本写真(生態写真・描画もあり)など。
絵解き検索あり。ソフトカバー、テキスト:中国語(簡体字)+ラテン語学名表記

  

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The Diptera of the Seychelles islands

セイシェル諸島の双翅目
Gerlach,J.(ed.), 2009.
24x16cm, 431pp. 8,000円(税込8,800円)
アフリカ大陸から1300km、マダガスカル島から1100kmのインド洋上の115の島々から構成されるセイシェル諸島から記録された双翅目630種を掲載。
カラー図版3ページで36個体を図示。白黒部分図多数。検索表あり。セイシェル諸島の昆虫相を紹介するシリーズの1冊。ソフトカバー、テキスト:英語



The Seychelles islands are biogeographically interesting, with ancient affinities to Africa and Asia, recent colonising species from the Indo-Pacific
and modern introductions. Until recently relatively little has been known about the biodiversity of the islands. This is changed by the series of
monographs on the Seychelles fauna, presenting the latest information on all the terrestrial and freshwater animals of the islands.
The "Diptera of the Seychelles Islands" includes all 630 recorded from the islands, presenting distribution records, descriptions of many species
and assessments of their conservation status.


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ハエ学 −多様な生活と謎を探る− ※弊社・発行元ともに完売
嶌洪・篠永哲(編著), :2001.
A5変型, 372pp. 3,500円+税
身近なハエの話題から季節移動や吸血するハエ、貝類を食べるハエ、病原体や疾病を媒介するハエなど様々な生態を取り上げる。



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蚊の不思議 −多様性生物学−
宮城一郎(編著), :2002.
A5変型, 254pp. 2,800円+税
一般に全ての蚊が人の血を吸い、病原体を媒介すると思われがちだが、悪玉はほんの一部で、多くの蚊は人間に危害を加えることなく生態系の一員
として巧みに生き延びている。11人の研究者が日頃の観察結果をやさしく解説する。



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ハエ‐人と蠅の関係を追う‐
篠永哲, 2004.
A5, 209pp. 2,100円(税込2,310円)
著者は「ハエ学」「日本のイエバエ科」の著作がある衛生害虫の第一人者。自他ともに認める
無類のハエ好きの著者が、各地で出会った様々な話題を混じえて紹介する未知なるハエたちの
世界。カラー・白黒写真多数。



主な目次
南太平洋の島々・東南アジア
 ハワイ諸島‐ハエ固有種の宝庫‐
 小笠原諸島‐洋上に孤立した生物たち‐
 インドネシア‐錯綜するハエ相‐
 ニューギニア‐複雑な昆虫相の島々‐
 ソロモン群島から西サモアへ‐南太平洋島嶼群にハエを追う‐
 ニューカレドニア‐オーストラリアともニューギニアとも違う島‐
フィリピン‐熱帯雨林と寄生虫とゲリラの影の中で‐
 タイ国‐異常気象の中で‐
 マレー半島とボルネオ‐エビの養殖とハエ‐
 台湾‐雨の調査行‐
西南アジア・アフリカ
 ネパールとインド‐ヒマラヤ高地から熱帯まで‐
 インド‐イエバエの里‐
 パキスタン‐放牧地とハエ‐
 ナイジェリア‐ツェツェバエの国‐
 マダガスカル‐固有種の楽園にて‐
再び東南アジア・日本へ
 ベトナム
南西諸島‐熱帯からの回廊‐


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The Black Flies (Diptera:Simuliidae) of West Malaysia
高岡宏行&D.M.Davies, 1995.
B5, 192pp. 5,500円 +税
西マレーシアの吸血性昆虫ブユ(双翅目)を分類学的に初めてまとめた学術書。
新種25種を含む38種の形態を線画とともに記載。成虫、蛹、幼虫の検索表、東洋区のブユ246種のリストも付され、
熱帯アジアにおけるブユの生態および疾病媒介研究に必携。全文英文。



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ヒトスジシマカ形態写真集‐バイオセンサー・マイクロマシンの観点から‐  
真喜屋清(監修)、中部電力(株)電気利用技術研究所(編), 1998.
B5, 98pp. 3,000円 +税
日本のヤブカの代表種であるヒトスジシマカの部位別写真集。
炭酸ガスと温熱のセンサーである触鬚の感覚器(頭状および鐘状)を中心に、微細構造が鮮明な電子顕微鏡写真で示される。




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環境開発の置き土産 −蚊がもたらした疾病との闘争の歴史−
和田義人, 2000.
A5, 220pp. 2,000円+税
黄熱病、デング熱、日本脳炎、マラリア、フィラリアといった蚊媒介性の病気がなぜ流行し、人類に大きな被害を与えてきたのかを
分かりやすい表現で解説しており、「蚊は専門外」の虫屋さんにも是非読んで頂きたい好著。 著者は京大農学部出身の虫屋で、
長崎大医学部教授、国立予防衛生研究所昆虫部長、長崎大熱帯医学研究所教授などを歴任し、日本衛生動物学会会長を2期
務められた衛生害虫の第一人者で、現在、長崎大学名誉教授。



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530億匹の戦い ウリミバエ根絶の歴史
小山重郎, 1994.
A5, 217pp. 1,766円+税



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中国黒蠅 ‐THE BLACKFLIES OF CHINA‐
陳漢彬・安継尭, 2003.
B5, 447pp. 3,810円+税
中国産ブユ類(DIPTERA:SIMULIIDAE)209種を解説。モノクロ図・検索表多数掲載。中国語。




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Catalogus Faunae Bulgaricae 5
Diptera:Fannidae, Muscidae, Stomoxydidae

Valentin Lavciev, 2003.
23.5×16.5cm, 77pp. 4,762円+税



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ZOOLOGICAL CATALOGUE OF AUSTRALIA 30.1 DIPTERA, NEMATOCERA

オーストラリアの動物カタログ 30.1 双翅目:カ亜目
Bugledich, E.-M.A., 1999.
B5, 627pp. 11,429円+税
英語。




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Fauna of New Zealand 20. Bibionidae (Insecta: Diptera)
No.20 ケバエ科

Harrison, R. A., 1990.
B5, 25pp. 1,800円+税
モノクロ全形線描図1ページ、モノクロ部分図4ページ(30図)。8分布地図掲載。テキスト:英語



Abstract:
The Bibionidae known from New Zealand are revised, and their taxonomic affinities are discussed.
Eight extant species (three of them new) and one fossil species are recognised as valid.
All are placed in Dilophus; the genus Philia is considered not to be represented in New Zealand.
All extant species are endemic. Their known seasonality and geographic distribution are indicated,
with maps showing locality records, and a key to their identification is given. Characters helpful in
species discrimination are illustrated, and plant species with bibionid associations are listed.

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Fauna of New Zealand 8.Calliphoridae (Insecta: Diptera)
No.8 クロバエ科
James P. D., 1986.
B5, 86pp. 2,000円+税
モノクロ全形線描図2ページ、モノクロ部分図18ページ(140図)。テキスト:英語



Abstract:
New Zealand's Calliphoridae are revised. Keys are given to genera and species, and characters of diagnostic
and systematic importance are illustrated. All taxa are fully described, and (where known) reference is made
to their biology. The 7 genera included contain 54 species, of which 31 - 27 in Pollenia and 4 in Xenocalliphora
- are new. Huttonophasia Curran, 1927 is synonymised under genus Pollenia Robineau-Desvoidy, 1830. Pollenia
demissa var. minor Malloch, 1930 is absorbed into P. demissa (Hutton, 1901). Calliphora rufipalpis Macquart,
1851 becomes a junior synonym of Xenocalliphora hortona (Walker, 1849). Two new combinations are proposed:
Gymnophania pernix Hutton, 1901 is transferred to Pollenia; and Calliphora flavipes Lamb, 1909 is moved into
Xenocalliphora. Three names - Pollenia atrifemur Malloch, 1930, Pollenia demissa var. cuprea Malloch, 1930, and
Calliphora nothocalliphoralis Miller, 1939 - are considered to be of uncertain identity. Lectotypes are designated
for 10 nominal species: Calliphora hilli Patton, 1925; Calliphora dasyphthalma Le Guillou, 1842 (and Macquart, 1843);
Pollenia auronotata Macquart, 1855; Sepimentum fumosum Hutton, 1901; Calliphora antipodea Hutton, 1902;
Calliphora eudypti Hutton, 1902; Calliphora rufipalpis Macquart, 1851; and Calliphora aureopunctata Macquart,
1855. Sections by contributing authors cover three topics: immature stages and life history (B.A. Holloway);
fly strike (A.C.G. Heath); and rearing (Pritam Singh). A note by K. Rognes reports the occurrence of two Pollenia
species in the rudis-group, apparently recently introduced from the Northern Hemisphere.


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World catalogue of Sphaeroceridae (Diptera)
世界のハヤトビバエ科のカタログ
Rohacek J., 2002
414pp. ハードカバー, 英語. 価格: 1,500円(税込1,650円)

本書はリストなので、図版はモノクロのものが多少あるのみ。装丁の立派
な力作。どんなグループでも科レベルで世界のものをまとめるのは、容易
ではない。発行部数も500部と少ないので、ご入用の方は早めにどうぞ。



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Bartak M., Vanhara J., 2000
Diptera in an industrially affected region
(north-western Bohemia, Bilina and Duchcov environs) Vol.I, II.
Masaryk大学(チェコ)
欧州の工業的影響を受けた地域(ボヘミア北西部など)の双翅目
I=240頁、II=514頁、ソフトカバー、英語
2巻セット価格: 3,000円+税



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