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イヤムシずかん
盛口満(文・絵), 2014.
286 x 220mm, 32pp., 1,500円+税
イヤムシとは嫌われる虫の総称です。クサイから嫌い、刺すから嫌いなど、嫌われる理由はさまざまです。
しかし、虫にも事情があります。生き抜くための適応と進化、命の多様性を楽しく紹介しています。
見返し部分に、絵本の登場人物がイヤムシに変身したイラストとコメントに思わず笑ってしまいます。



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田園環境の害虫・益虫生態図鑑
江村薫・久保田栄・平井一男 編, 2012
B5、420pp. 14,286円+税

田園環境に見られる害虫340種と益虫114種を様々な生態写真で図説。全体を害虫編と益虫編に分けて構成している。本
書での“害虫”は原則として農業分野で被害を及ぼす昆虫などの小動物を指す。また身近な農地や緑地での生態保全の
視点から残したい代表的な生き物たちや、害虫を抑制する天敵類を含めた全体を“益虫”と位置付けた。〈掲載種〉害
虫:昆虫綱8目300種、ダニ目26種、軟体動物2目4種、線虫2目10種。益虫:昆虫綱8目77種、クモ目30種、その他4目7種
。上製本・函入、害虫名、益虫名、学名、英名、植物名索引付。



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文化財害虫事典 2004年改訂版

(独)文化財研究所・東京文化財研究所 編、2010
A4判変型、232pp. 5,000円+税

文化財を管理する者にとって虫害は最大の敵といっても過言ではありません。
害虫として、ミ目、ゴキブリ目、シロアリ目、バッタ目、チャタテムシ目、コウチュウ目、ハチ目、ハエ目、チョウ目、の9目43科を掲載しており、各昆虫の形態的特長・加害対象物・生態・予防と管理および駆除方法も細かく解説されています。
また、被害を受けた文化財の写真も掲載しており、視覚的にもかりやすい構成です。
人間に害するグループも含まれているので、文化財を扱っている施設の方や美術品収集家の方だけでなく、身近で被害を受けている方、予防したい方にとっても、とても役立つ良書と言えます。
文化財害虫カード改訂版」に対応しています。



目次
挨拶 3
序論 8
各論 19
総論 201
序論・各論参考文献 224
学名索引 225
和名索引 228
薬剤・防除法索引 231
各論
シミ目(総尾目)THYSANURA 19
シミ科 Lepismatidae 20
ゴキブリ目 BLATTARIA 25
ゴキブリ科 Blattidae 26
チャバネゴキブリ科 Blattellidae 32
シロアリ目(等翅目)ISOPTERA 34
ミゾガシラシロアリ科 Rhinotermitidae 36
レイビシロアリ科 Kalotermitidae 40
バッタ目(直翅目)ORTHOPTERA 45
カマドウマ科 Rhaphidophoridae 46 
チャタテムシ目(噛虫目)PSOCOPTERA 49
コチャタテ科 Trogiidae 50
コナチャタテ科 Liposcelidae 51
コウチュウ目(鞘翅目,甲虫目)COLEOPTERA 56
タマムシ科 Buprestidae 58
カツオブシムシ科 Dermestidae 62
ナガシンクイムシ科 Bostrychidae 72
ヒラタキクイムシ科 Lyctidae 80
シバンムシ科 Anobiidae 88
ヒョウホンムシ科 Ptinidae 101
カッコウムシ科 Cleridae 106
ツツシンクイムシ科 Lymexylonidae 108
ゾウムシ科 Curculionidae 117
オサゾウムシ科 Rhynchophoridae 119
キクイムシ科 Scolytidae 123
ナガキクイムシ科 Platypodidae 128
ハチ目(膜翅目)HYMENOPTERA 131
ハバチ亞目(広腰亜目)Symphyta 
キバチ科 Siricidae 132
ハバチ科 Tenthredinidae 136
ハチ亞目(細腰亜目)Apocrita
アリガタバチ科 Bethylidae 138
アリ科 Formicidae 140
ベッコウバチ科 Pompilidae 147
ドロバチ科Eumenidae 148
スズメバチ科 Vespidae 150
アナバチ(ジガバチ)科 Sphecidae 157
ハキリバチ科 Megachilidae 162
コシブトハナバチ(ケブカハナバチ)科 Anthophoridae 163
ミツバチ科 Apidae 165
ハエ目(双翅目)DIPTERA 167
チーズバエ科 Piophilidae 168
ヒゲブトコバエ科 Cryptochetidae 169
ショウジョウバエ科 Drosophilidae 170
ヒメイエバエ科 Fanniidae 173
イエバエ科 Muscidae 174
クロバエ科 Calliphoridae 176
ニクバエ科 Sarcophagidae 183
チョウ目(鱗翅目)LEPIDOPTERA 187
コウモリガ科 Hepialidae 188
ボクトウガ 科 Cossidae 192
ヒロズコガ科 Tineidae 194
スカシバガ科 Sesiidae 199
column 
防虫網 21
昆虫の形態的特徴 24
ゴキブリの卵鞘 33
走光性 41
シロアリの種類の判別法 44
昆虫の名前 47
変態 48
単為生殖 53
ダニ 59
ホルモンとフェロモン 61
鳥、ネズミ、コウモリなどの存在は文化財害虫と関係があるの?  71
タケナガシンクイによる竹材の被害 75
昆虫の「齢」 83
木材の部位の名称 99
トラップ利用のススメ 103
けいそう土の殺虫効果 107
木材・竹材害虫の駆除 116
シロアリとアリの区別 140
ハチの巣の形はいろいろ 155
ハチから身を守る 161
チョウとガ 189

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地球温暖化と昆虫
桐谷圭治・湯川淳一(編), 2010.
A5, 348pp. 4,500円+税
ここ数十年で急速に進んできた地球温暖化が、人間にとって身近な存在である昆虫に与える影響等について最新の研究成果をふまえて解説・紹介。



目次
はじめに 3
目次 9
カラー口絵(11ページ) 17
第1章 温暖化の現状と東アジアの気候 29
 1.地球温暖化の意味すること 30
 2.温暖化と異常気象の増加 38
 3.一筋縄ではいかない東アジアの気候変化 44
第2章 分布域の変化 53
 1.気候温暖化とナガサキアゲハの分布拡大 54
 2.北上するミナミアオカメムシと局地的に絶滅するアオクサカメムシ 72
第3章 発生の早期化,季節との同時性 107
 1.初見日と初鳴日 108
 2.昆虫と寄主植物のフェノロジーとの同時性 121
 3.樹幹から下枝へ,生活舞台の移動 140
第4章 侵入害虫 151
 1.南方からの害虫の侵入と定着,北上 152
 2.温暖化を先取りするハウス栽培 165
第5章 越冬の生理機構と温暖化 179
第6章 世代数の増加と個体群密度 197
 1.温暖化が昆虫群集にどんな影響を与えるか 198
 2.世代数増加と発生量の予測 210
第7章 異常発生と絶滅 229
 1.人工造林と休耕田がもたらしたカメムシ問題を地球温暖化があおる 230
 2.降雪量とブナ林の昆虫個体群 247
第8章 高温障害 263
 1.熱帯地方のマラリアとこれを媒介する蚊は酷暑が苦手 264
 2.仮想温暖化装置とそれを用いたミナミアオカメムシの発生予測 285
 3.昆虫の高温障害と最短発育温度,そしてミナミアオカメムシの将来 300
第9章 植物を通しての影響 309
参考文献 315
あとがき 316
和名索引 319
学名索引 327
事項索引 330
地名索引 339

執筆者一覧(五十音順)
安藤喜一(元弘前大学農学生命科学部)
池本孝哉(帝京大学医学部)
石井実(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
上地奈美(農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所)
加藤内藏進(岡山大学大学院教育学研究科気象学研究室)
鎌田直人(東京大学農学生命科学研究科)
紙谷聡志(九州大学大学院農学研究院)
桐谷圭治(元農業環境技術研究所昆虫管理科)
小谷二郎(石川県林業試験場森林環境部)
佐藤信輔(宮崎大学農学部食料生産科学科) 
津田清(鹿児島県さつま市)
徳田誠(九州大学高等教育開発推進センター)
沼田英治(京都大学大学院理学研究科)
藤崎憲治(京都大学大学院農学研究科)
松村正哉(九州沖縄農業研究センター難防除害虫研究チーム)
安田慶次(沖縄県病害虫防除技術センター)
山村光司(農業環境技術研究所生物多様性研究領域)
湯川淳一(元九州大学大学院農学研究院)
吉尾政信(東京環境工科専門学校)

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原色植物ダニ検索図鑑
江原昭三・後藤哲雄(編), 2009.
A5, 349pp. 10,000円+税
長らく絶版となっていた「日本原色植物ダニ図鑑」(1993年発行)を、その後の15年間に飛躍的に進歩した植物ダニ研究の成果を元に、さらに使いやすいように絵解き検索を導入、ルーペによる識別点の項目を設けた全面改訂版。カラー写真および線描画を用いて日本に生息する植物ダニ136種を解説。



特色:
1.カラー写真と精密図版を併用し、正確な同定ができるよう編集。
2. 現場での対応が可能なよう、ルーペによる識別点を解説。
3.科や属の検索には、より検索しやすいよう絵解き検索を掲載。
4.植物ダニとして重要なハダニ類とフシダニ類については日本産全種の検索表を掲載。
5.スワルスキーカブリダニの資材化など、最新情報により解説。
6.種の解説のほか、概説としてそれぞれのグループの基礎情報を掲載。

解説種:
カブリダニ科:19種/ミドリハシリダニ科:2種/コハリダニ科:2種/テングダニ科:1種/ホコリダニ科:8類/ナガヒシダニ科:3種/ハダニ科:51種/ヒメハダニ科:8種/ケナガハダニ科:1種/ナガクダフシダニ科:1種/フシダニ科:22種/ハモリダニ科:1種/タカラダニ科:1種/ヒゲダニ科:2種/コナダニ科:6種/ササラダニ類:8種/天敵昆虫:6種/寄生微生物:4種

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防除ハンドブック 豆類の病害虫
平井一男・上田康郎・仲川晃生・田中文夫, 2008.
A5, 64pp. 1,600円+税
ダイズ、アズキ、インゲンマメ、エンドウマメ、ソラマメ等の豆類に発生する主な病害虫について、36種の害虫と46種の病害を取り上げ、豊富なカラー写真を用いて、その生態と被害、防除法を紹介。ほぼフルカラー。
【写真】特徴をとらえた鮮明な写真約270点で、病気の症状や害虫の生態・被害などがよくわかる。
【解説】「被害」「被害作物」「発生」「防除」「薬剤」の項目を立て、病気や害虫の診断・対策が的確にできるよう、わかりやすく解説。防除については、耕種的防除のほか、最新の情報に基づいた病害虫防除薬剤を具体的な商品名で表記。



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アブラムシ入門図鑑
松本嘉幸, 2008.
A5, 239pp. 2,800円+税
日本産アブラムシ科約700種の中から、庭先から里山までの寄主植物を対象に、主に南関東に生息する約230種のアブラムシを寄主植物ごとに取り上げ、
識別ポイントと生態をやさしく解説した画期的な図鑑。

本書「はじめに」より
本書では寄主植物を確認しながらルーペや実体顕微鏡を使って生きている姿を観察できるよう編集した。一部はプレパラート写真も入れたが、生態写真が中心となっている。
特に寄主植物からアブラムシを探す手だてとして、類書にはない「植物属とアブラムシ種リスト」を入れた。そこには寄主植物ごとに、生体の色、寄生部位、特徴を表記した。



本書の特徴
・鮮明な写真により、見て分かる図鑑を目指した
・普通に見られる種に絞ってを掲載
・できるだけ種名に迫れるよう編集
・識別に役立つ「植物とアブラムシ種のリスト」を掲載

主な目次
第1部 アブラムシの生活と識別 1-36
第2部 アブラムシ230種 37-184
第3部 アブラムシのいる環境と採集 185-194
第4部 アブラムシの標本と標本作成法 195-206
第5部 植物属とアブラムシ種リスト 207-223

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昆虫観察Q&A 蝶の羽はなぜ美しい?
矢島稔(回答)・宮沢輝夫(質問), 2005.
A4変, 51pp.1,400円+税
チョウやバッタ、ホタルなど、身近な昆虫のちょっとした38の疑問を、「ぐんま昆虫の森」園長・矢島稔先生がやさしく答える。質問者の宮沢輝夫氏は好著「山形昆虫記」の著者。ほぼフルカラー。
質問抜粋
 チョウはなぜ水を吸う?
 チョウとガの違いはどこ?
 カメムシはなぜ臭い?
 アゲハチョウの見分け方は?
 クモは昆虫じゃないの?
 木の上で鳴く謎の虫とは?
 虫の声 なぜ耳に心地よいの?
 カマキリのメスはオスを食べるの?
 オンブバッタはなぜオンブする?
 チョウは季節で姿が変化する?
 昆虫はきびしい冬をどう過ごす?
 ミノムシはどんな一生を送るの?
 チョウの羽はなぜ美しい?
 昆虫も眠るの?
 蜜を吸う作法は?
 道案内する虫とは?



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日本農業害虫大事典
梅谷献二・岡田利承(編), 2003.
B5, 1,203pp. 50,000円 +税
 10年余の歳月をかけ、ついに完成!!日本のいわゆる「農業害虫」約1,800種(延べ約5,000種)を、多数のカラー写真とともに解説。農業場面での害虫防除、
技術普及のための必携書であり、また鮮明なカラー写真、収録種数の多さ、正確・平易な解説など、昆虫愛好家の方々にも満足頂ける内容です。



本書の特色
1.収録害虫種数約1,800種(延べ5,000種)
  昆虫類をはじめ、ダニ類、ダンゴムシ類、センチュウ類、マイマイ・ナメ クジ類等も含めた、日本の農業場面で重要な有害種を網羅。
2.寄生する作物毎に害虫を収録
  作物毎の記載なので、害虫名がわからなくても調べたい害虫を探し出すことができます。収録作物は日本応用動物・昆虫学会編「農林有害動物・昆虫名鑑」をベースに、日本産の食用作物、野菜、果樹、特用作物、牧草・飼料作物、花卉・庭木等の観賞植物、芝、貯穀・貯蔵植物性食品を網羅しました。
3.執筆陣は第一線の専門家60名
  執筆陣は60名に及ぶ専門家です。その他多くの方々のご協力によって完成しました。
4.正確・平易な解説
  害虫個々の形態・被害・生態・分布等が、正確かつ要領よく記述されています。各害虫には正確な和名・学名が記され、亜種名とその分布も収録しました。
5.鮮明なカラー写真約4,500枚
  種の形態や被害を的確にとらえたカラー写真が挿入されているので、文字と視覚の両方からより正確な情報を得ることができます。
6.主要害虫群の概説を収録
  主要害虫種16グループについて、形態や食性、習性、性行動、棲息環境、 要など、一般的な特徴・特性がわかるよう解説しています。
7.分類表・索引等も充実
  本事典に採録された害虫の分類上の位置付けを示すため、分類表(学名・和名・英名を併記)を付しました。害虫和名索引、学名・英名索引、寄主和名索引も完備しています。

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野外観察ハンドブック・校庭シリーズ

学校の敷地内だけではなく、学校の周辺、空き地や公園、土手や道端など、広く観察のフィールドになる場所を対象に生き物の姿を多面的にとらえます。
ただ単に「名前を調べる」だけの図鑑ではなく、より大きな視野を持って生き物の「くらし」と「かたち」をとらえる、本当の意味での「生態観察図鑑」を実現したのが
「校庭シリーズ」です。

9. 校庭の生き物ウォッチング

浅間茂・中安均, 2002.
A5, 192pp. 1,905円 +税
本書ではこれまでの雑草・樹木・昆虫・野鳥…といったこれまでの分野のタテ割りを離れて、生き物を総合的に取り上げ、生き物と生き物の関わり、
環境と生き物の関わりを見ていきます。生き物や環境を調べていくと、そこにはいろいろなネットワークが張りめぐらされているのが見えてきます。
本書では、そんな生き物のネットワークを紹介します。また校庭に棲む生き物をテーマごとに並べてみると、自然の仕組みが見えてきます。
本書を参考に、見慣れた校庭をもう一度見てみましょう。新たな世界が見えてきます。




7. 改訂校庭のクモ・ダニ・アブラムシ
浅間茂・石井規雄・松本嘉幸, 2002.
A5, 222pp. 1,905円 +税
土壌動物に関する記述の誤りなどを訂正した改訂版。




6. 校庭の昆虫
田仲義弘・鈴木信夫, 1999.
A5, 192pp. 1,905円 +税
校庭や公園など身近な環境で見られる昆虫を観察するための図鑑。




10. 校庭のくだもの
鈴木邦彦・岩瀬徹, 2005.
A5, 138pp. 1,905円 +税

8. 校庭のコケ
中村俊彦・古木達郎・原田浩, 2002.
A5, 190pp. 1,905円 +税

5. 校庭の野鳥
唐沢孝一, 1997.
A5, 171pp. 1,905円 +税

4. 校庭の花
並河治・岩瀬徹・川名興, 1995.
A5, 136pp. 1,905円 +税

3. 校庭の作物
板木利隆・岩瀬徹・川名興, 1994.
A5, 141pp. 1,905円 +税

2. 校庭の樹木
岩瀬徹・川名興, 1991.
A5, 157pp. 1,905円 +税

1. 新・校庭の雑草
岩瀬徹・川名興・中村俊彦, 1998.
A5, 165pp. 1,905円 +税


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海外旅行のための衛生動物ガイド
篠永哲・大滝倫子, 1996.
B6, 102pp. 1,650円 +税
最近は海外旅行にもいろいろなバリエーションができ、従来の旅行にはなかった場所にも出かけていく人が多くなりました。それにつれ、国内では見ることのない危険な虫や動物の被害にあう例も増えています。また蚊によって媒介されるマラリアなど、知識を持っていれば防ぐことができるのに、知識のなさがうみだす被害も決して少なくありません。本書は海外旅行に出かける際に、注意しなくてはならない衛生害虫・動物を取り上げ、その被害や治療法を紹介しました。これまでになかった海外旅行必携のガイドブックです。



本書の特色
1.広範囲な衛生害虫・動物を掲載
蚊やハエ、ダニなどの節足動物、ヒル、爬虫類のような陸性のものから、魚類、クラゲ、ウニ、ウミヘビなどの水中性のものまで、旅行先で出会う危険性の高い衛生動物を幅広く紹介しています。
2.主要種をカラーで紹介
口絵で主要な衛生動物を130余枚のカラー写真により紹介し、どのような姿をしているか、見てわかるように編集しました。
3.分布図を掲載
これから出かける地域にどのような危険動物がいるのか、主要なものについて分布図を掲載し、生息地域が一目でわかるようにしました。
4.症状や治療法を解説
刺されたり、咬まれたりしたとき、どのような症状になるのか、また、その場合の処置法はどうすればいいのか、本書では、症状や治療法の項を設け、被害を受けた場合の対策を解説しています。
5.医者にかかるときに必要な用語を掲載
病院に行ったとき、まず症状を説明しなくてはいけません。そんなとき、必要な用語を付録にまとめました。

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原色図鑑 衛生害虫と衣食住の害虫
安富和男・梅谷献二, 1986
B6, 310pp. 4,000円 +税
ダニ・ゴキブリ・ハエ・カなどは、私たちが生活する空間に同居する最も身近かな虫たちで、私たちの生活にさまざまな影響を及ぼしている。
衛生害虫と呼ばれるこれらの虫たちと、衣食住に密接に関わっている虫たちとをカラー写真で紹介し、その形態や生態について知ると同時に、
どのようにこれらの虫たちと付き合えばよいのかを考える本。

特色
1.各害虫について卵・幼虫・成虫など多様なステージの生態写真を使い、被害写真も 掲載して、できるだけその害虫の全体が見えるようにした。

2.衣類の害虫4種・食品の害虫52種・家具や建材の害虫10種・書籍の害虫3種・吸血 および刺咬性害虫20種・野外から侵入する害虫14種・不快昆虫および動物21種など合計130種あまりの害虫を掲載。

3.解説ページでは、害虫の形態や生理生態面のほか、害虫としての加害様式や加害 程度についても記述し、対応のポイントを提供。

4.防除法・飼育法の章を設け、保健所や衛生研究所、企業などで害虫防除に携わる 方々の役に立つ内容を掲載。



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図説 貯蔵食品の害虫 −実用的識別法から防除法まで−
吉田敏治・渡辺 直・尊田望之, 1989.
A5, 268pp. 7,200円 +税
貯蔵穀物にはさまざまな害虫が発生し、食害するばかりでなく、食品に混入して問題となる。本書はさまざまな図版を使いながら、貯蔵穀物に発生する甲虫やガ類の成虫・幼虫の識別法、害虫の生態と被害、さらには合理的な防除方法を解説した、防除のための解説書。

特色
1.簡単に利用できる実用的識別図を掲載。  
 専門的な知識が必要な昆虫の識別について、検疫の第一線に立ってきた著者らが自らの経験をもとに、高度な専門的知識がなくても使える実用的な検索図を作製し、害虫を簡単に同定する方法を解説。

2.多様な図版を使いながら害虫の生態や被害を解説。 
 防除のためには害虫の生態や加害の正確な把握が基本となる。本書では、様々な図版を使いながら害虫による被害や、発生様相を解説。

3.合理的な防除法を紹介。
 害虫の生態や被害の発生様相に基づかない防除は、効果に結びつかいないばかりでなく、食品に悪い影響を及ぼす。本書では、害虫や被害の発生生態に基づいた合理的な防除方法を解説。

4.侵入警戒害虫を掲載。食品を輸入する際に問題となる、海外での発生種を精密な図版により紹介。



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日本原色アブラムシ図鑑 ※弊社・発行元ともに完売
森津孫四郎, 1983.
A5, 545pp. 6,800円 +税
わが国初・唯一のアブラムシ専門の図鑑。
特 色
1.日本産アブラムシ240種について、全種をカラー生態写真で紹介した日本初のアブラムシ図鑑。
2.鮮明なカラー拡大写真を用いて、肉眼である程度の種の判別が可能。
3.カラー写真は種の同定に最も重要な無翅形成虫の生態写真が中心だが、有翅形やコロニーの写真もできる限り掲載。
4.写真では判別しにくい細部については、細密図でその特徴を表現。
5.虫えいを形成するアブラムシについては、虫えいのカラー写真を掲載。
6.巻末にアブラムシと寄主植物の一覧表つき。



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農作物のアザミウマ -分類から防除まで-
※弊社・発行元ともに完売
梅谷献二・工藤巖・宮崎昌久(編), 1988.
A5, 424pp. 7,000円 +税
アザミウマ類はその小ささ、増殖率の大きさ、農薬の処理しにくい寄生部位、種名同定のむずかしさなど、取り扱いのやっかいな害虫である。本書は農作物や緑化植物を加害するアザミウマ類について、多くの経験を持つ研究者に分担執筆を依頼し、現時点における知識を集成した。
構 成
口絵
 主要種について、鮮明なカラー写真により、形態、被害のようすを紙上に再現。
第1章 概説
 形態、分布、食性、生活史などアザミウマに関する基礎的事項を解説。
第2章 分類
 農作物を加害するアザミウマのうち、その主要種26種について、精密な図版付きで形態を詳述。また、加害の可能性のあるものや近似種を加えた35種の検索表を掲載。
第3章 生態と防除
 前期26種について、豊富な図表とともに寄生植物・分布・発生生態および防除法を解説。
第4章 天敵と媒介ウイルス病
アザミウマを捕食する昆虫、ダニ類、寄生蜂、カビ類などの天敵と、アザミウマ類の媒介するトマト黄化えそウイルスなどを中心に解説。
第5章 調査法
アザミウマ研究の手引きとして、採取法、標本作製法、飼育法、密度調査法、薬剤試験法について解説。



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原色図鑑 夜蛾百種−吸蛾類を中心に−
森介計・川村満・川澤哲夫, 1989.
B6, 236pp. 5,340円 +税
夜間、果樹園で果実を吸汁加害する夜蛾はなかなか被害実態が把握しにくい。本書は夜蛾をカラー写真で紹介した初の原色図鑑。防除・被害回避の方法についても解説。



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原色図鑑 土壌害虫
氣賀沢和男(編), 1990.
B6, 271pp. 4,000円 +税
農業上重要な土壌害虫60種を豊富なカラー生態写真と共に解説。



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新版 原色図鑑 野外の毒虫と不快な虫
梅谷献二(編), 2007. (初版発行:1994年)
B6, 331pp. 3,800円+税
ハチや有毒の毛虫、マダニ・ムカデ・ヒルなど危険な動物から、無害なのに形態ゆえに不快がられる虫までをカラー生態写真で紹介し、正しい知識と適切な対応方法を解説。カラー130ページに約240点のカラー写真(生態・標本)を掲載。



特色
1.ハチや有毒のケムシ、マダニ、ムカデ、ヒルなど、害を起こす野外性の害虫を数多く取り上げた、他の追従をゆるさないカラー版危険な虫図鑑。
2.話題のアルゼンチンアリ、ゴケグモなどの最新情報を盛り込む。
3.それぞれの種を、国内有数の専門家が執筆を担当。
4.掲載各種には被害のカテゴリーを掲載し、むやみに虫を避けることのないように配慮。毒虫に刺されたときの治療法・防除法については章を設ける。
5.一般家庭や学校などでの手近なハンドブックとしてはもちろん、保健所や衛生研究所、害虫駆除企業などの専門家にも十分使える内容。

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日本原色植物ダニ図鑑 ※弊社・発行元ともに完売
江原昭三(編), 1993.
A5, 312pp. 12,622円 +税 
「植物ダニ」は植物に寄生するダニ、それらを食べる有益なダニ、あるいは植物上についている菌類などを食べて暮らすダニなどを含んでおり、本書は植物ダニを生態写真や細密図、検索表などによって、正しく見分けることができるように編集した。
特 色
1.植物ダニ88種を取り上げ、1種につき見開き2頁にカラー写真、形態図、解説を配置した。
2.各種ごとに鮮明なカラー生態写真を掲載し、種の判別ができるように配慮すると同時に、形態図によって種のより正確な判別ができるように編集した。
3.植物寄生性ダニのほか、捕食性ダニ、天敵昆虫・微生物等も掲載し、植物ダニを取り巻く世界を総合的に捉えることができる。
4.概説では属の解説のほか日本産全種の検索表を掲載し、種の同定を容易した。
5.付録として植物別の寄生ダニ一覧を掲載し、植物から種の検索ができるよう配慮した。



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