こだわりグッズ
採集道具、標本作成道具(方法)、登山用品、キャンプ用品、旅行小物、車用品
など、虫屋はとことん凝る人が多いので、選りすぐりのオリジナルグッズを紹介して
行きましょう。
1.オリジナル焼印
始めから何の役にも立たないとお思いでしょうが、オリジナリティーを高めるには
絶好の一品です。これは升に押した写真ですが、標本箱の裏に、展翅板の裏に、
ピッケルや根堀の柄に、毒ビンのフタに、すべての木製用品にとてもGOODです。
まだやってませんが、インロー箱の合わせ目に押すのは最適の用途でしょう。無理
をすれば蔵書印にもなります。作ってみたい方には、焼印屋さんを紹介します。
2.オリジナル・ワッペン
現代の刺繍技術では、写真の映像をコンピューターに読み込み、それを刺繍する
ことが可能になっていて、もちろん家庭用ミシンでは限界がありますが、刺繍屋さん
に頼めば、このような美しさで仕上ります。これはインターネット糞虫同好会”DB-NET”
の会員証替わりのワッペンです。ちょっと恥ずかしいけど、ザックの隅に付けても良い
ですね。作ってみたい方には、刺繍屋さんを紹介します。
3.台紙パンチ・アダプター
KUMAさんに教えて頂いた方法を、脱着可能にしたもの。志賀昆で売ってるパンチは、
ケシマグソなどの虫には大きすぎる。かといって小型パンチは売ってないし特注は高い
ので、アダプターでしかも脱着可能なものを自作した。穴のあいたコの字型の金具にナ
ットを金属用接着剤でくっつけて、ネジをまわしてパンチ本体に固定するだけ。切る時に
より紙が安定して密着するように、L字型のアルミのバーを5mmに切ってサポーターに
したらより良かったです。材料費は500円もしませんでした。
4.虫用実印 兼 蔵書印
自分の本や別刷を謹呈する時や、手紙のエンドにサインと共に押したり、蔵書印として
使ってます。私のデザイン(なぜかタマムシ)は脚や触角がかなり細いけれど、手彫りだと
かなり美しく仕上がります。デザインをインクで書いてハンコ屋に持っていけばどこでも作
ってくれます。ゴム印は安いけど、精度は出ません。あなたも一ついかがですか?
5.ユニット・ボックス
これは、昔からあるのでこだわりグッズとはいえませんが、
これからコレクションをはじめ
る方などがいたら参考
になるかなということ、使用例の紹介ということ、そして
ユニット化を
迷っている方がいれば後押しをする意味で、
UPしてみました。
ユニットボックスは、ご覧の通りの小箱をペフなしの専用
ドイツ箱に並べるもので、利点は
小箱単位(ユニット)で
並べ替えが可能なこと、検鏡時も小箱の移動だけで済むこと
です。
整理もしやすく、見栄えも良いです。難点は、コスト
が若干アップすること、箱の重量が重く
なることくらいで
しょうか。私もつい最近日本産糞虫のみユニット化したところなので、
まだ試
行錯誤ですが、一応こんな感じに仕上がりました。
ユニットボックスご希望の方は、販売先を
ご紹介いたします。
(つづく)