記載されたばかりの新種を含む日本産オサムシ全種全亜種を掲載した夢の大図鑑,遂にデビュー!

日本産オサムシ図説

井村有希・水沢清行 共著
昆虫文献 六本脚 刊
ISBN 978-4-902649-14-7

A4判 368頁 
フルカラー
上製本 (重量2.2kg)
和文・英文併記

2013年9月20日発行
定価 25,714円




正誤表ダウンロード
・保存する場合は右クリック後ファイル保存下さい




■ ご注文方法
・ご注文は,上のオーダーボタンからのメール(またはFAX・葉書等)でお願いいたします.件名が文字
 化けすることがありますのでご注意下さい.
・お手数でもお届け先のご住所,お名前,お電話,お支払い方法を明記下さい.
・お電話や送金のみのご注文はミス防止のため極力ご遠慮下さい.

■ 送料について
・発送は宅配便で行い,弊社会員様は無料,非会員様は800円です.
・他の商品の同梱が可能です(メーカー直送品,大型商品などを除く).

■ お買い得情報
・会員様が店舗でご購入いただきますと,スタンプカードに押印いたします(5%値引き相当でお得です).
 ご来店いただける範囲の方は,ご来店購入がお得です.
・現在,セールや割引販売の予定はありません.

-----------------------------------------------------------------------

究極のコラボと52年ぶりの新種

「日本産コガネムシ上科図説シリーズ」を生み出した最先端の昆虫画像印刷技術と,オサムシの世界的
権威「井村有希・水沢清行」が手を組んだ,日本産オサムシ全種全亜種(39種193亜種)を完全網羅した
夢の総合図鑑.そして,2012年に記載された,日本産オサムシとしては38年ぶり(亜属内では52年ぶり)
の新種,ホウオウオサムシが,この図鑑でついにそのベールを脱ぐ!

未来図鑑の理想形

単なる背面画像と短い解説だけの従来の図鑑とは一線を画した,これぞ昆虫図鑑の理想の形であり,未
来図鑑のあるべき姿と言うべき一冊.単に同定するためだけの図鑑ではなく,全タクソンの原記載の出典
を明らかにし,研究史,タイプ産地,タイプ標本の保管先情報から,交尾器を含む形態全般の詳細な記載,
分子系統,分布,生息環境,生態,地理的変異,保全,そして種・亜種名の由来に至るまで,研究に必要
な情報がすべて詰まった,モノグラフを越えた総合図鑑.この一冊で,文字通り日本産オサムシのすべて
がわかる,言わば未来図鑑の理想形だ.




本書の特徴

■ 最先端の撮影技術を投入し,深度合成と最高レベルの補正技術を駆使した画像.
■ 内嚢を完全に反転させた♂交尾器から微小な♀交尾器に至るまで,最先端のデジタル画像により余す
  ところなく克明に再現.
■ 英文・和文両言語による詳細な解説.
■ 全種・全亜種の原記載の出典とタイプ産地,タイプ標本の保管先を明記.
■ 海外研究者との豊富な交流経験に基づく,それぞれの種にまつわる逸話の数々を紹介.
■ 多数の新知見を含む,まさに圧巻の,離島における分布状況解説.
■ 全種・全亜種の詳細な分布図と,半数以上の種に添付した臨場感溢れる生態写真.
■ 図鑑としては異例の,扱った全タクソンの原記載論文を含む詳細な引用文献の提示,等々.



序文より抜粋

 1990年代後半から2000年代初頭にかけて,分子系統の分野で空前の盛り上がりを見せたオサムシ.そ
の一方で,日本産の全種,全亜種を網羅した専門の図鑑と呼べるものが久しく存在しなかったのは,考え
てみれば不思議な話である.1962年に出版された中根猛彦の日本昆虫分類圖説は,当時知られていた
邦産オサムシの大半を網羅した当時としては画期的な専門書であり,長年に亘って我が国のオサムシ学
の基礎的資料として活用された.とは言え,出版からすでに半世紀以上が経過し,その間新たに発見,記
載された種や亜種も膨大な数に上る.(中略)日本のオサムシは今,いったいどうなっているのだ,という声
をしばしば耳にするにつけ,これまでの知見をまとめた総括的なオサムシ図鑑の必要性を平素より強く感
じていた.
(中略)
 オサムシは付き合うほどに味の出る,奥深く楽しい甲虫である.なにも研究だ調査だと堅苦しいことばか
り言わなくてもよい.コレクションが目的でも構わないし,オサ掘りやトラップ採集を楽しむため,というスタ
ンスだって「アリ」である.虫と触れ合う方法も,その目的も,人によって千差万別,法に触れず,人に迷惑
をかけない範囲であれば,自分が一番楽しいと思う方法で付き合えばよい.まずは本書を,良い意味で
「オサムシを遊び倒す」ためのツールだと思って大いにご活用いただきたい.そのうえで,オサムシに興味
を持つ内外の方々に基礎的資料の一つとして多少なりともお役に立つことがあるならば,本書はその役割
の大半を果たしたことになるだろう.

2013年夏
主著者 井村有希(いむらゆうき)