昆虫飼育用恒温室

◆暑さが苦手な北方系や高山性の昆虫飼育、寒さが苦手な南方系や熱帯性の昆虫飼育のために、部屋のエアコンを付けっ放しにしている方やワインセラーを使っておられる方にお勧めの、昆虫飼育用に開発された定温器(恒温槽)です。エアコンより温度管理精度が良く、電気代も格段に安くなります。また、ワインセラーより単位体積当りのコストが安いです(家庭用ワインセラーと同程度の単価で容積は大きい)。クワガタ・カブトの幼虫飼育はもちろん、様々な昆虫の幼虫や成虫の飼育、繁殖、産卵、食草・卵・材・エサの保管など、高温域や低温域で行いたい、あらゆる昆虫の飼育や観察にお役立て下さい。

冷やし虫家TF シーラケース製

◆共通のフレームとパネルを使った組み立て式でレイアウト変更や拡張が可能、輸送・収納時も省スペースに
◆真空断熱材使用で壁を薄くしつつも従来品同様の断熱性能を維持、床や壁も水平・垂直に
◆これまでとほぼ同じサイズ、性能の標準タイプセットとハーフサイズから選択可能



標準タイプ:50,000円(送料サービス)※メーカーの都合によりお取扱いを一時中止しています
※本商品はメーカー直送となります。なお、離島への発送、並びに本商品と別商品のご注文を頂いた場合は別途送料をご請求させて頂きます。詳細は弊社からお送りする御見積メールをご確認下さい。

              ・内容量約100リットル
              ・制御可能温度10度〜40度
              ・外気温より -10℃まで保証値
              ・幅 86cm+サイドユニット4cm
              ・高さ 47cm+足1cm
              ・奥行き47cm 
  
 


























ハーフタイプ:34,000円(送料サービス)※メーカーの都合によりお取扱いを一時中止しています
※本商品はメーカー直送となります。なお、離島への発送、並びに本商品と別商品のご注文を頂いた場合は別途送料をご請求させて頂きます。詳細は弊社からお送りする御見積メールをご確認下さい。

               ・内容量約43リットル
               ・制御可能温度10℃〜40℃
               ・外気温より -20℃(予定)
                (標準より狭い分冷房性能は上がる予定)
               ・幅 43cm+サイドユニット4cm
               ・高さ 47cm+足1cm
               ・奥行き47cm  

「冷やし虫家TF」の詳細

最初の手作り組み立て式冷やし虫家を2003年に100台作って以来、2004年に同様の組み立て式を1000台、最初の完全成形品である06を1000台、07を1000台、08を1000台、DXを500台、と作り続けてきました。その間、どうやって耐久性を上げるか、制御法の改善、軽量化、結露水の処理、静穏化など改良を続け、大変使いやすいものになってきました。

その間も新型への様々なご要望があり、それに応えるべく色々と考えてきたのですが、全ての要請に応えるのは非常に難しいものです。例えば、「もっと大きいものはないか」「もっと小さいものはないか」「もっと強力に冷えるものはないか」「ユニットだけ手に入らないか」等、互いに矛盾する要素もあり、製造コストの問題から、様々なタイプを少数づつ作るのは非常に困難です。

そこで、こうした要請にできるだけ応える事が可能にならないか?と考えて今回完成したのが冷やし虫家TFです。TFの最大の特徴は「組み立て式」になった事です。組み立て式というと初期の手作り品のようなイメージですが、今回のものは「共通のフレームとパネルを自由に
組み立てる」という、市販の組み立て家具のようなもので組み立ても簡単ですし、できあがりも手作りのものとは全く違い、組み立てである事による性能劣化などもありません。

更に組み立て式にした事により、

・ミニマムユニット(従来のハーフサイズ)があり、後からフレームとパネル追加購入で標準モデルにスケールアップする事も可能
・機械ユニットを都合に応じて右にも左にもつける事が可能
・標準モデルは縦組にする事も可能
・輸送、収納時に非常に省スペース
・最先端の真空断熱材使用により、断熱性能を落とさずに壁の厚さを薄くし、有効スペースが増加
・全体の一体成型でなくなった為にテーパーをつける必要がなくなり、内部の床や壁面が水平、垂直になり、有効スペースが増えると同時に内容物の設置がより楽に
・パネル(機械、ドア、壁や天井)のサイズ、フレームのサイズが全て共通

というような事を実現しました。どちらも消費電力は50wですので月間の電気代は最悪でも1000円以内になります。



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冷やし虫家DX ※生産終了


 
冷やし虫家DX改良点
・外部ファンを大きくして回転を落とし、非常に静かになりました
・内部ファンと水受けの形状を改善し、有効容量増加です。
 
 ファンを大きくした為、
通風穴を増やしました

水受けが薄くなりました
 
























  特徴
冷やし虫家(ちゅうか)は、ペルチェ素子を用いた冷暖房付き昆虫飼育室です。
消費電力はわずか50Wと少なく、動作音もPC用のファンが軽く回っている程度なので非常に静かです。

 
扉に透明窓付きで中の様子が分かります。

 
全体をABS構造にしたので、重量は何と15kg!かなり軽くなりました。

 
足を付けたので、床に置いてもドアが開閉しやすくなりました。

ドア部の蝶番を改良し、ガタつきが無くなるようになりました。 また、ドアの勘合部にマグネットの柱を入れ、隙間無く閉じる工夫がなされています。(柱は取り外し可能です)
      
現在温度と温度設定のデジタル表示部分丸いボタンで温度を設定します。  

性能
温度を設定していただくと自動制御により、15℃〜35℃の間で冷暖房が可能です。ただし、非常に暑い時(35℃〜40℃など)には冷房条件は大変厳しくなりますので、冷房の限界は外部の温度より-10℃程度であり、冷えるまでに多少の時間がかかるとお考え下さい。条件の厳しい時はなるべく閉めたままにし、頻繁に開閉する事は避けて下さい。

ご注意
昆虫類は酸素消費量が非常に少ないので1日〜3日に一度程度ドアを開けて世話をする際などに入れ替わる空気で酸素の量は充分ですが、盛んに発酵中のマットなどは酸素消費量が多くなる事もありますので注意して下さい。また、哺乳類や鳥類など酸素消費量が多いものを中で飼う事は避けて下さい。また内部にあまり沢山の飼育容器やビンを詰めると、冷暖房の効率が落ちたり、内部の空気循環が妨げられて温度ムラができ易くなります。
湿度の高い夏の冷房時には内部ファンの下に結露水が溜まります。水受けが設置してありますので適宜、水を捨てて下さい。この時内部の湿度は100%に近づきます。高湿度でもクワガタ・カブト類には特に悪影響はありませんが、飼育ケースの孔が非常に小さいもの(1mm以下など)では結露によって目詰まりを起こす事がありますのでご注意下さい。なお、冷房時に内外の温度差が極めて大きい場合等、稀に壁面の結露などが起こる可能性もございます。結露水が外に出て設置面を濡らすような場合は、適宜ふき取る・水受けパンを設置するなどの処置をお願いします。

安全対策
冷暖房の際、内外に排熱の為のアルミフィン(ヒートシンク)にファンによって風を当てていますが、外部の吸気口にはホコリよけのフィルターがついています。ホコリで目詰まりすると冷暖房の効率が下がりますので、そのような場合はフィルターを掃除して下さい。ファンに異物が挟まったりすると故障の原因になりますので内部にピンなどが入らないようにご注意下さい。また電気製品ですので、コンセント部のトラッキング、ショートなどによる火災などには充分ご注意下さい。

保証サービスについて
お届け日より1年間のメーカー保証がございますので、故障の際は弊社までお問い合わせ下さい。なお本製品の故障時に発生する生体へのダメージ(成長不良・死亡等の事故)に対する保証は致しかねますのでご了承ください。