昆虫DNA研究会ニュースレター

「蝶類DNA研究会」が発展的解消されて新たに設立された同会の会誌です。
今後は蝶類に限らず幅広い分類群のDNA解析・研究の成果が発表されていく予定です。




 



No.39
2023年9月発行
A4 ,42pp. 1,800円(税込・送料別)
エクステンデッドサマリー
オヒラタザトウムシ2 亜種の遺伝的集団構造の解明 加藤貴範
博物館標本を用いたウスバキチョウParnassius eversmanni の系統地理 鳥巣捷斗・尾本恵一・矢後勝也・勝山礼一郎・加藤徹
藤岡知夫コレクションを用いたヒメギフチョウ(Luehdorfia puziloi)の生物系統地理学(続報)森田洋史・伊澤和義・大場裕一
中部大学及び春日井市内に分布するヒメボタルの遺伝子解析 伊藤隼・伊木思海・水野雅玖・大場裕一
MtInsects-16S を用いた昆虫類における環境DNA 研究 竹中將起・長谷部勇太・谷野宏樹・岡本聖矢・東城幸治
タカハシショウジョウバエ亜群の近縁2 種における交尾器形態および機能の比較 竹下瑛人・大宮悠・小沼萌・澤村京一
本の紹介
「日本ベニヒカゲ紀行」&「大陸ベニヒカゲ紀行」 長岡久人
研究会の報告
プログラム(開催済)
2023 年度昆虫DNA 研究会第19 回研究集会を終えて 蘇智慧
2023 年度昆虫DNA 研究会に参加して 西岡樹里


No.38
2023年3月発行
A4 ,40pp. 1,800円(税込・送料別)
[総説]
全ミトコンドリア塩基配列から見たタカネヒカゲ属の分子系統 宇佐美 真一・西尾信哉・藤田創斗・井坂友一・中谷貴壽・伊藤隆夫
[寄稿]
飛騨山脈におけるタカネヒカゲの分布について 伊藤隆夫
[エクステンデッドサマリー]
1. ボルネオ島低地熱帯雨林における種子食性昆虫の資源利用様式 浅野 郁
2. 古い標本のDNA 解析について 伊澤和義・森田洋史・大場裕一・豊島健太郎・矢野大地
3. 藤岡コレクションを用いたヒメギフチョウ(Luehdorfia puziloi)の生物系統地理学 森田洋史・伊澤和義・大場裕一
[追悼 大平仁夫先生]
1. 追悼 大平仁夫先生 大場裕一
2. 大平仁夫先生を偲んで 長谷川道明
3. 大平先生と愛知教育大学昆虫クラブ・三河昆虫研究会 小鹿 亨


No.37
2022年9月発行
A4 ,40pp. 1,800円(税込・送料別)
追悼 大澤省三先生
1. 追悼 大澤省三先生 大場裕一 1
2. 大澤省三先生のご逝去を悼む 毛利秀雄 2
3. “サイエンスを面白くする”ことに生涯を捧げた科学者 吉川 寛 5 
4. 大澤省三先生の逝去を悼む 蘇 智慧 10
論文
1. 交雑由来個体群に分類学上の価値はない? 冨永 修 16
エクステンデッドサマリー
1. マルヒメツヤドロムシZaitzeviaria ovata の分子系統地理 吉田 匠・林成多・竹中將起 21
2. ヒメシロチョウのマイクロサテライトマーカーの開発と日本各地の遺伝的多様性の評価 福田琳之介・上田昇平・矢後勝也・平井規央 28
研究会の報告
1. プログラム(開催済) 29
2. 2022 年度昆虫DNA 研究会第18 回研究集会を終えて 竹中將起 32
3. 2022 年度昆虫DNA 研究会信州昆虫同好会合同大会に参加して 川島育海 34
4. 研究会に参加して 宮本 通 36


No.36
2022年3月発行
A4 ,46pp. 1,800円(税込・送料別)
総説
1.婚姻贈呈の進化を探るモデル研究:オスからメスヘの「ギフト」の発達 上村佳孝・吉澤和徳・安部淳 1
エクステンデッドサマリー
1.東日本で分布を拡げるオオシロカゲロウの単為生殖系統―HRM解析による簡易的な識別― 関根一希 17 
2.精子ができないマラリア媒介蚊の作出―遺伝子操作による蚊の生殖制御技術― 山本大介 23
3.Ropalidia属(チビアシナガバチ)における分巣とカースト分化 諸岡歩希 29
記事
1.阿部東さんの逝去を悼む 大澤省三 33
2022年度昆虫DNA研究会第18回研究集会(信州昆虫学会合同大会)のお知らせ 37
本の紹介 大場裕一 40


No.35
2021年9月発行
A4 ,46pp. 1,800円(税込・送料別)
エクステンデッドサマリー
1. 日本のオオハサミムシはどこから来たのか? 鈴木 智也ほか 1
2. クマゼミの異所的な分化と自然および人為分散 福田 晴夫ほか 6
3. 全昆虫類に汎用できるDNA バーコーディング領域の確立の試み 竹中 將起ほか 18
4. 日本列島の形成と海浜性昆虫の起源 小林 憲生 27
記事
1. イソミミズが光るようになったのは、ハサミムシのハサミのせいなのか 大場 裕一 32
昆虫DNA 研究会第17 回研究集会を終えて 関根 一希 37
2021 年度昆虫DNA 研究会第17 回研究集会プログラム 39
2021 年度昆虫DNA 研究会第17 回研究集会に参加して 竹中 將起 40


No.34
2021年3月発行
A4 ,50pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
No. 41. 意味という病 池田 清彦 1
追悼:杉村隆先生
1. 編集部より
2. がんの研究からチョウのDNA へ(再掲)杉村 隆 5
3. 昆虫少年からがん研究者へ(再掲)杉村 隆 14
4. 杉村隆先生を悼む 毛利 秀雄 15
5. (故)杉村隆先生の想い出 尾本 恵市 17
6. がんとチョウと杉村隆先生 八木 孝司 23
7. さようなら「永遠の昆虫少年」 柏原 精一 26
記事
1. フジハムシをめぐる今昔物語 大澤 省三 31
2. 一億年前のホタルの光を呼び覚ます 大場 裕一 38
2021 年度昆虫DNA 研究会第17 回研究集会のお知らせ 関根 一希 45


No.33
2020年9月発行
A4 ,57pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
No. 39. イモムシからDNA へ 野中 勝 1
No. 40. 昆虫少年から昆虫老人へ。 秋田 勝己 5
追悼:平賀壯太博士
1. 元昆虫少年が語る父との絆 平賀 壯太(転載)9
2. 追悼 平賀壯太さん 大澤 省三 22
3. 追悼の記 平賀壯太さん 吉川 寛 29
4. 追悼 平賀壯太さん 〜平賀さんとの思い出〜 伊藤 建夫 36
記事
1. カイコにおける二重交尾とその応用 酒井 弘貴ほか 41
2. 私の研究紹介 〜ケシキスイにトンボに〜 久松 定智 45
3. 古地理や分断分布などの最新学説を考える上で紹介したい2冊の本 吉鶴 靖則 50
書評
『サルは大西洋を渡った』アラン・デケイロス 大場 裕一 53
2021 年度昆虫DNA 研究会第17 回研究集会のお知らせ 関根 一希 55
昆虫DNA 研究会規約・2019 年度事務局体制・会費と納入先 56
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い 58


No.32
2020年3月発行
A4 ,48pp. 1,800円(税込・送料別)
研究会ニュースレター
目次
リレーコラム
No. 36. 蝶で考えてきたことを伝えていきたい 美ノ谷 憲久 1
No. 37. アマチュアの研究は落ち穂拾い 牧林 功 5
No. 38. プレート衝突境界からの衝撃 遠山 雅夫 10
エクステンデッドサマリー
1. 日本産オトシブミ各種の系統解析 伊澤 和義ほか 15
2. 人類を含めた哺乳類のtimetree 遅沢 壮一 20
3. 連続的な種分化状態を示すガガンボカゲロウを用いた種分化研究 竹中 將起ほか 26
4. SSR マーカーによる父性解析から見えたコオイムシの繁殖戦略 鈴木 智也ほか 32
記事
1. トリニドショウジョウバエの正体 新井 健太ほか 39
昆虫DNA 研究会第17 回研究集会(立正大学)プログラム
昆虫DNA 研究会規約・2019 年度事務局体制・会費と納入先
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い


No.31
2019年9月発行
A4 ,46pp. 1,800円(税込・送料別)
目次
リレーコラム
No. 34 南西諸島への想い 金井 賢一 1
No. 35 チョウも人間(ヒト)も生き物 その不思議を子どもたちに伝えていきたい 福田 晴男 4
エクステンデッドサマリー
1. 沖縄産ヒメシュモクバエに弱い性的二型が生じて維持されるしくみ 安達 卓 11
2. 半翅目昆虫トコジラミにおける雄性附属腺細胞の2核化機構の解明と意義に迫る 武田 晃司 13
3. 無核精子の形成に関与する遺伝子の特定 酒井 弘貴ほか 16
4. ヒメオオクワガタとアカアシクワガタの遺伝構造と遺伝的多様性およびブナ林との分布変遷との関連性 上木 岳ほか 19
昆虫DNA 研究会第16 回研究集会の報告 
1. 昆虫DNA 研究会第16 回研究集会を終えて 大場 裕一 25
2. 研究集会に参加して 関根 一希 28
3. 研究集会プログラム(報告)
エッセイ
鞘吻群解剖の旅 〜Geoff Monteith 博士を訪ねて〜 安達 卓ほか 33
論文紹介
雲南省西部から発光するコメツキムシ科の一種が見つかった 大場 裕一 38
昆虫DNA 研究会規約・2019 年度事務局体制・会費と納入先
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い


No.30
2019年3月発行
A4 ,46pp. 1,800円(税込・送料別)
表紙解説 冨永修 1
リレーコラム
No.31 認識弄蝶:慢慢長路 千葉秀幸 2
No.32 チョウの分類学 矢田脩 6
No.33 昔日の虫とり 井上大成 11
エクステンデッドサマリー
1. 日本列島におけるキアゲハの系統関係とその成立背景 宮川美紗ほか 14
2. 甲虫と種子植物のtimetree 遅沢壮一 19
3. 高山帯に特異的に生息するヒナバッタにおける遺伝子解析手法の確立および分子系統地理学的研究 竹中將起ほか 26
オサムシの後翅退化について(補遺) 大澤省三 31
第2回生物群横断系統地理ワークショップの開催 谷野宏樹ほか 34
昆虫DNA研究会第16回研究集会(名古屋)プログラム 39
注目の新刊
遺伝子から解き明かす性の不思議な世界/田中実〔編著〕 42
昆虫DNA研究会規約・2018年度事務局体制・会費と納入先 44
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い 46


No.29
2018年9月発行
A4 ,51pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
No.27. 定年退職後の昆虫研究 平賀壯太 1
No.28. 昆虫の研究とその社会的意義? 本田計一 9
No.29. Parnassius 学の事始め 大屋厚夫 14
No.30. 中途半端な蝶屋人生 築山洋 17
エクステンデッドサマリー
1. ホタル全ゲノム解読 大場裕一 27
2. 中部大キャンパスのヒメボタルの遺伝子解析 小池秀延ほか 30
3. 大阪府南部におけるヒメボタル 2 生態型の分布と分子系統解析 遠藤研太郎ほか 31
4. 琉球列島におけるシロスジメダカハンミョウの生活史と分布形成史 山本捺由他ほか 33
5. 日本産アワフキムシ上科の分子系統解析 行森彰太郎ほか 36
昆虫DNA研究会第15回研究集会(伊丹)の報告
1. 昆虫 DNA 研究会第 15 回研究集会を終えて 上田昇平 38
2. 大会印象記 今井達也 40
3. 研究集会に参加して 中濱直之 42
4. 研究集会プログラム(報告) 44
新刊の紹介
1. 昆虫たちの不思議な性の世界/大場裕一【編】 大場裕一 47
2. ホタルの不思議な世界 /サラ・ルイス【著】、大場裕一【翻訳監修】 大場裕一 48
昆虫DNA研究会規約・2018 年度事務局体制・会費と納入先 49
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い 51


No.28
2018年3月発行
A4 ,40pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
No.23 世界の果てまで行って昆虫採集 in インド洋 桝永一宏 1
No.25 昆虫採集から生物地理と“種”の問題へ 高橋真弓 3
No.26 高山蝶のルーツを訪ねて 中谷貴壽 6
No.27 クマゼミのいない島の怪 福田晴夫 11
エクステンデッドサマリー
1. 御蔵島に生息するクロヒカゲの生態、形態及びmt-DNA 解析 伊藤隆夫ほか 14
2. Phylogeography and morphological evolution of the family Capniidae (Plecoptera) Maribet Gamboa ほか 18
リポート
モスクワ大学博物館のモチュルスキー標本 大場裕一 23
新聞記事
中國新聞セレクト2017 年11月22日号より 27
新刊の紹介
Diversity and Evolution of Butterfly Wing Patterns
/Toshio Sekimura & H. Frederik Nijhout (Eds.)
チョウの斑紋多様性と進化
/関村利朗・藤原晴彦・大瀧丈二(監修) 関村利朗ほか 28
昆虫DNA 研究会 第15 回研究集会のお知らせ 35
昆虫DNA 研究会規約・2017 年度事務局体制・会費と納入先 38
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い 40


No.27
2017年9月発行
A4 ,48pp. 1,800円(税込・送料別)
表紙解説 倉西良一 1
リレーコラム
No. 24 系統分岐関係か系統発生か 三枝豊平 2
論文
オサムシ亜科の分布域形成と後翅の進化 冨永修ほか 6
エクステンデッドサマリー
1. 汎世界的広域分布種フタバカゲロウの系統地理と特異な胚発生について 谷野宏樹・東城幸治 14
2. カブラハバチdoublesex オルソログの同定とその機能解析 峰翔太郎ほか 20
3. キイロショウジョウバエにおける神経系の性差を形作る分子メカニズムを探る 高瀬鍛・鈴木雅京 27
4. カイコDMRT 遺伝子の発現および機能解析 笠原良太ほか 31
昆虫DNA 研究会第14 回研究集会(千葉)の報告
1. プログラム(報告) 35
2. 昆虫DNA研究会第14 回研究集会を終えて 倉西良一 38
3. 大会印象記 藤本章晃 40
リポート
国際ホタル研究集会2017に参加して 大場裕一 41
新刊の紹介
Fireflies, Glow-worms, and Lightning Bugs by Lynn F. Faust 大場裕一 44
昆虫DNA 研究会規約・2017 年度事務局体制・会費と納入先 46
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い 48


No.26
2017年3月発行
A4 ,47pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
No. 22 「DNAのパズル」と「わらしべ長者」 平井規央 1
No. 23 クモを探してハチを採る 松本吏樹郎 3
エクステンデッドサマリー
1. 植食性昆虫の系統進化から被子植物の起源をさぐる 井坂友一・佐藤利幸 6
2. 日本列島に渡来できなかったオオカワゲラ類(力ワゲラ 目:オオカワゲラ科Pteronarcyidae)の分子系統地理 竹中將起・東城幸治 13
3. 「ざざむし」の主要昆虫であるヒゲナガカワトビケラの系 統地理:ハビタット・ジェネラリスト種における隠れた遺伝的多様性 東城幸治ほか 21
エッセイ
1. SATREPSによるケニアの在来野蚕の調査 行弘研司 30
2. 藤岡知夫「日本の蝶コレクションJ 記念国際研究集会への参加記 鈴木誉保 32
論文紹介
1. "Silent evolution" by Syozo Osawa et al., 2016 大場裕一 38
書評
1. 『新たな魚類大系統一遺伝子で解き明かす魚類3万種の由来と現在』宮正樹・著 大場裕一 38
2017年度昆虫DNA研究会第14回研究集会のお知らせ 41
昆虫DNA研究会規約・2017年度事務局体制・会費と納入先 45
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い 47


No.25
2016年9月発行
A4 ,52pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
No. 21. 虫をとおして明日をみる 坂本佳子 1
論文
1. ゴミムシダマシの遺伝子解析序説 安藤 清志・大澤省三 4
2. 八丈島の4D 火山地質と伊豆海洋島のキャリブレーション年代 遅沢壮一 14
エクステンデッドサマリー
1. 半-倍数性の膜翅目昆虫カブラハバチの精子形成におけるboule遺伝子およびcdc25 遺伝子の機能 関根一希ほか 22
2. カマキリモドキ類の分子系統解析:隠蔽系統の検出,および形態学的相違点の検出 小池 花苗・東城幸治 25
3. フチグロトゲエダシャクにおける翅退縮機構の解明に向けて 新津修平ほか 30
4. カブラハバチのtra-2 及びdsx オルソログの同定とその発現解析 峰翔太郎ほか 31
昆虫DNA 研究会第13 回研究集会(信州)の報告
1. プログラム(報告) 33
2. 昆虫DNA 研究会第13 回研究集会を終えて 伊藤建夫 35
3. 昆虫DNA 研究会第13 回研究集会 印象記 酒井弘貴 38
悠書館『遺伝子から解き明かす昆虫の不思議な世界』の書評と紹介記事 40
アナウンス
中部大学に「蝶類研究資料館」がオープンしました 大場裕一 47
新刊紹介
『恐竜はホタルを見たかー発光生物が照らす進化の謎』 大場裕一 48
昆虫DNA 研究会規約・2016 年度事務局体制・会費と納入先 50
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い 52


No.24
2016年3月発行
A4 ,61pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
No. 18. 探検を実験に:ヘリとボートと時々ロケット 大島 一正 1
No. 19. 奇人との思い出2013:乗鞍岳で起きたこと 上田昇平 4
総説
1. 共生微生物によって引き起こされる性比異常についての最新の知見 陰山大輔 7
2. 蝶の翅の目玉模様の数と位置はどのように決まるか 関村利朗 16
論文
1. 沖縄本島産と慶良間諸島産のリュウキュウウラナミジャノメの幼虫形態およびDNA 解析結果について 白井和伸 30
エクステンデッドサマリー
1. 単為生殖系統から両性生殖系統がわかれたのか? 三浦一芸 34
2. ハビタットジェネラリスト種・チラカゲロウ種内において検出された日本列島内の2 遺伝系統群の分布とそのハビタット選択性 齋藤梨絵ほか 37
アナウンス
1. 国際集会「チョウの斑紋多様性の理解に向けた総合的アプローチ(IABP-2016)」開催のご案内 関村利朗 42
書評
1.『なぜ蝶は美しいのか―新しい視点で解き明かす美しさの秘密』(フィリップ・ハウス著、加藤義臣監修、相良義勝訳)を読みながら 渡辺一雄 44
2. 書評:『なぜ蝶は美しいのか』フィリップ・ハウス(エクスナレッジ/1900 円+税/2015 年5 月) 大場裕一 47
新刊紹介
『遺伝子から解き明かす昆虫の不思議な世界
/大場 裕一・大澤 省三・昆虫DNA 研究会・編』
1. 著者を代表して 大場裕一 48
2. 出版案内 50
3. 本書が紹介された新聞記事 52
4. 書評 桝井秀雄 54
5. 書評 遺伝子から解き明かす昆虫の不思議な世界 堀寛 55
2016 年度昆虫DNA 研究会第13 回研究集会のご案内 58
昆虫DNA 研究会規約・2015 年度事務局体制・会費と納入先 60
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い 62


No.23
2015年9月発行
A4, 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
No. 17. 秘境 高天原を目指して
総説
1. 絶滅が危惧され,アリの巣に寄生するチョウ,日本産ゴマシジミの寄主アリ特異性
2. 絶滅危惧種シルビアシジミにおける遺伝子構成とボルバキア感染
3. Possible Causes for the Occurrence of Black and White Colour Morphs in the New Zealand Beach Beetle Chaerodes trachyscelides (Tenebrionidae): Selective Predation or Genetic Background
4. 分子生物学登場以降の昆虫の発光生物学(後編)
5. 分子系統樹からエゾカタビロオサムシの来た道を辿る
エクステンデッドサマリー
1. 日本産クワコ(Bombyx mandarina)の北陸、近畿、山陰にかけての集団で観察されるミトコンドリアCOI ハプロタイプのシフト
2. 対馬海峡周辺における昆虫類の遺伝的分断パターンの類型化:日本列島・朝鮮半島および対馬の関係性を水生昆虫の遺伝構造から探る
3. 晩秋季の北海道で大量に採集されたクモガタガガンボ類(Diptera: Limoniidae, Chionea spp.)の形態学的・遺伝的多様性について
研究集会の報告
1. 昆虫DNA 研究会第12 回研究集会を終えて
2. 昆虫DNA 研究会 第12 回研究集会(福井大会)に参加して
3. 昆虫DNA 研究会第12 回研究集会プログラム
「2014 年昆虫学会賞と年代キャリブレーション」へのコメント
新刊紹介『消えるオス:昆虫の性をあやつる微生物の戦略』
昆虫DNA 研究会規約・2014 年度事務局体制
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い


No.22
2015年3月発行

A4, 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
No. 16. 昆虫と植物
総説
1. コノハチョウ(Kallima inachus and paralekta)の
枯葉模様はどのように進化してきたのか?
2. 分子生物学登場以降の昆虫の発光生物学(中編)
3. 日本産コメツキムシ科のDNA バーコーディング
エクステンデッドサマリー
1. クロウスタビガの生態〜営繭場所と産卵習性
2. 限性黒卵系統を用いたカイコ性決定研究に適した
アッセイ系の構築
3. テントウムシ2種における食性幅とオス殺し細菌の感染率
平成26 年度駒場博物館特別展「日本の蝶」を開催して
2014 年昆虫学会賞と年代キャリブレーション
2015 年度昆虫DNA 研究会第12 回研究集会のご案内
昆虫DNA 研究会規約・2014 年度事務局体制
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い


No.21
2014年9月発行
A4, 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
No. 15. ベニシジミ類の謎 矢後勝也 1
総説
分子生物学登場以降の昆虫の発光生物学(前編)大場裕一 3
エクステンデッドサマリー
1. 飛?山脈におけるタカネヒカゲOeneis norna とミヤマモンキチョウColias palaeno の分布様式の要因 伊藤隆夫 14
2. ヒメハルゼミの系統と徳之島と沖永良部島の生物境界線の地質学的起源 遅沢壮一 18
3. 山岳源棲昆虫・オンダケトビケラ類の分子系統学的研究 三上 賢司ほか 22
4. 便乗寄生昆虫ツチハンミョウ類(鞘翅目・ツチハンミョウ科)の分子系統地理学的研究研究集会報告 大西央士郎ほか 25
1. 昆虫DNA 研究会第11 回研究集会を終えて 行弘研司 29
2. 昆虫DNA 研究会第11 回研究集会 (つくば大会) に参加して 鈴木智也 30
昆虫DNA 研究会第11 回研究集会プログラム 32
国際ホタル学会2014 に参加して 大場裕一 34
読者の声
ヒョウモンエダシャクの幼虫 大場裕一ほか 36
昆虫DNA 研究会規約・2014 年度事務局体制 38
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い 39


No.20
2014年3月発行

A4, 62pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
No.13 チョウ屋の実力 毛利秀雄
No.14 今、伊豆諸島が面白い 荒谷邦雄
総説
静の進化 蘇智慧ほか
サハリンのチョウの分子系統地理-日本の高山チョウのルーツと渡来ルートを求めて- 宇佐美紀人ほか
エクステンデッドサマリー
1. 日本固有科・ガンボカゲロウ科の分子系統地理学的研究 竹中將起ほか
2. カメノコヒメトビケラ類の分子系統地理学的研究 新井谷梨鈴ほか
3. スカシシリアゲモドキにおける形態的多型の進化プロセス究明 鈴木智也ほか
4. アナナスショウジョウバエ類における種間浸透の分子生物学的証拠:ペナン島(マレーシア)集団の事例 澤村京一ほか
5. 日本列島に生息するクワコ集団の遺伝的分化 行弘研司ほか
6. ウラナミジャノメ属とコジャノメ属、ニイニイゼミの琉球での異所的種分化とCOI 進化速度の推定 遅沢壮一ほか
2014 年度昆虫DNA 研究会第11 回研究集会のご案内
分子生物学会ワークショップ「虫の会(まじめ版)輝け昆虫少年」に参加して 大場裕一
ノハラボタル調査サイト PyropygaHome を開設しました 大場裕一
昆虫DNA 研究会規約・2012 年度事務局体制
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い


No.19
2013年9月発行
A4, 46pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム
 No.10 博物館学芸員として思うこと 斉藤明子
 No.11 スズメバチと自転車 中峰 空
 No.12 虫屋になれなかった私と昆虫DNA研究会 大場裕一
総説
 昆虫の角の分子発生機構 栂 浩平
連載
 アマチュアの昆虫DNA(後編) 遅沢壮一
研究集会の報告
 第10回昆虫DNA研究会研究集会の報告 大場裕一
 第10回昆虫DNA研究会研究集会プログラム
 2013年度昆虫DNA研究会第10回研究集会に参加して 新津修平
 大会印象記 坂本佳子
 総合討論
エクステンデッドサマリー
 1.ミトコンドリア内ND5遺伝子の塩基配列解析による人為的に放流されたゲンジボタルの自然発生源の類推 草桶秀夫
 2.Aparammoecius亜属の日本固有マグソコガネ2種についての歴史生物地理学的な研究―ミトコンドリアDNAのCOI領域を用いた比較― 大塩一郎
 3.複数の核遺伝子による多足亜門の系統解析 宮澤秀幸
読者の声
 月桃の葉を食べるアオスジアゲハ 大場裕一
 訂正のお知らせ
昆虫DNA研究会10周年記念出版のお知らせ(再)
昆虫DNA研究会規約・2012年度事務局体制
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い


No.18
2013年3月発行
A4, 48pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラムNo.9 スペインの自然保護の一端を垣間見て伊藤 建夫1
総説
1. 蝶の羽の色紋様形成についての総合的研究の試み―実験と理論モデル―関村 利朗
2. オオミズアオとオナガミズアオの比較検討町島 佳幸
3 トンボのDNA 解析とトンボ図鑑二橋 亮
連載
アマチュアの昆虫DNA(前編)遅沢 壮一
エクステンデッドサマリー
1. 日本産コメツキムシ科のDNA バーコード・プロジェクト大場 裕一
2. 多足亜門の分子系統解析―多足類の綱間・目間の系統関係―宮澤 秀幸
3. 日本産クワコ自然集団の遺伝的構造行弘 研司
ブックレビュー
「虫から始まり虫で終わる―ある分子生物学・分子進化学者の
辿った道のり」大澤省三(クバプロ2012 年)
「化石の分子生物学―生物進化の謎を解く」更科 功
(講談社現代新書2012 年)
2013 年度昆虫DNA 研究会第10 回研究集会のご案内
昆虫DNA 研究会10 周年記念出版のお知らせ
昆虫DNA 研究会規約・2012 年度事務局体制
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い


No.17
2012年9月発行
A4, 48pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラム:No.7 非モデル昆虫研究の新時代到来 新美 輝幸,
No.8 昆虫の魅力を伝える地道な努力が必要である 蘇 智慧,
総説:徳之島、奄美大島、喜界島、及び宝島の島嶼形成史 遅沢 壮一,
ダニの遺伝子データから外来種タイワンタケクマバチの正体解明に挑む 川添 和英,
第9回昆虫DNA 研究会研究集会の報告 大島 一正, 昆虫DNA 研究会第9回研究集会プログラム,「昆虫DNA 研究会 第9 回研究集会」印象記 宮澤 秀幸, 2012 年度昆虫DNA 研究会第9回研究集会に参加して 小鹿 亨,
エクステンデッドサマリー:イチジクコバチが送粉するイチジクの花の匂いの地理的変異 岡本 朋子,
ナミテントウ種群における食性の多様化と繁殖期の種間相互作用 鈴木 紀之,
日本産ミヤマシジミの分類上の問題点 高橋 真弓,
食草転換を伴わずに日本で多様化した原始的な蛾類 今田 弓女, ジャーナル・クラブ:福島第一原子力発電所周辺のヤマトシジミに突然変異は生じているか 八木 孝司,
南米に光るゴキブリ!?大場 裕一,
読者の声:種分化を起こす障壁と現在の分布域を考察する上で感じたこと 吉鶴 靖則,
昆虫DNA 研究会規約・2012 年度事務局体制,
編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い


No.16
2012年3月発行
A4, 48pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラムNo.4 東日本大震災からの教訓 永幡 嘉之,
No.5 遺伝子時代の標本管理術 倉西 良,
No.6 比較発生学から分子系統地理の世界へ 東城幸治,
総説ウラナミジャノメの化性の地理変異から季節適応を再考する 鈴木 紀之,
エクステンデッドサマリー1. Bactrocera 属ミバエ類の直腸フェロモン腺成分およびDNA 塩基配列による系統解析 小野肇,
中部山岳地域に分布するシワクシケアリの高度勾配に沿った遺伝的多様性 上田昇平,
クロツヤバエ科幼虫(Silba sp.)がイヌビワコバチの繁殖に与える影響 岡本朋子,
カイコ地域品種(在来種)のDNA 多型 行弘研司,
クマムシは空を飛ぶのか? 遺伝的構造から考えるオニクマムシ (緩歩動物門, 真クマムシ綱) の移動分散能力 久米あずさ,
多足亜門の分子系統解析 宮澤秀幸,
ジャーナル・クラブツノゼミのツノは翅と相同ではない 大島 一正,
読書案内「職業としての科学」佐藤文隆(岩波文庫) 大場裕,
読者の声Natural History とDNA 町島佳幸,
次回大会の世話人より 大島一正,
2012 年度昆虫DNA 研究会第9 回研究集会のご案内,
昆虫DNA 研究会ホームページのご紹介,
昆虫DNA 研究会規約・2012 年度事務局体制,編集後記・原稿執筆と表紙写真募集のお願い,


No.15
2011年9月21日発行
A4, 48pp. 1,800円(税込・送料別)
リレーコラムNo.1 昆虫研究者はなぜ減少しているか? 大澤省三 1
リレーコラムNo.2 「採集から実験へ」新しい昆虫少年の育てかた 八木孝司 2
リレーコラムNo.3 首都圏をナガサキアゲハが舞う時代に 柏原精一 4
第8 回昆虫DNA 研究会研究集会の報告 蘇智慧 5
「昆虫DNA 研究会第8 回研究集会」印象記 行弘研司 7
タンパク質をコードする複数の核遺伝子による昆虫類の系統関係の解明 石渡啓介 13
日本産コオイムシ亜科昆虫における系統・分類  鈴木智也 25
源流棲水生昆虫(カゲロウ類・カワゲラ類)の個体群構造と遺伝的構造 加藤雄登 29
ナガシダハバチ属 Strongylogaster の種多様化プロセス 井坂友一 31
電気生理学的解析によるナミアゲハ(Papilio xuthus)ふ節感覚子の味覚受容機構の解明 龍田勝輔 36
ツノゼミのツノは前胸に生えた翅である 41
その他。


No.14
2011年3月28日発行
A4, 40pp. 1,800円(税込・送料別)
雑感 伊藤建夫 1
悲しきカラスアゲハ 柏原精一 3
植食性昆虫の寄主転換を考える 大島一正 10
オオシロカゲロウ地理的単為生殖個体群の起源および分布拡大について 関根一希 22
日本列島に分布するキアゲハの遺伝的多様性とその成立背景 宮川美沙 27
ナカハグロトンボとコナカハグロトンボの遺伝的構造 菅家恵未 31
日本に生息するクワコ(Bombyx mandarina)の地理的分化 行弘研司 36
東海地方のミジンコDaphnia pulexの系統 及び 琵琶湖産オオビワミジンコDaphnia pulicariaの系統 田中正明 39
アゲハチョウ産卵刺激物質受容体遺伝子の発見と機能解析 尾崎克久 44
ジャーナルクラブ:翅の模様を決めるモルフォゲン(拡散因子)が見つかったバーコードなんて要らない? 大場裕一 48
素人の戯れ言 白井和伸 51
2011年度昆虫DNA研究会第8回研究集会のご案内 54
昆虫DNA研究会規約 56
編集後記・原稿募集のご案内 58


No.13
2010年9月21日発行
A4, 40pp. 1,800円(税込・送料別)
私のコメツキムシ研究60年 大平仁夫 1
ゲノムの勧め:パラログ遺伝子は面白い 吉川 寛 4
第7回昆虫DNA研究会研究集会の報告 大場裕一 7
「昆虫DNA研究会第7回研究集会」印象記 東城幸治 8
昆虫座談会 大澤省三ほか 9
テントウムシの斑紋と擬態 伊藤彰紀 17
ゲンジボタルの遺伝的多様性と地域個体群の遺伝的判別法 日和佳政 23
国内のギンヤンマ属に見られる種間浸透の実体 二橋 亮 29
無翅昆虫から探る昆虫の翅の起源 大出高弘 33
複数の核タンパク遺伝子による有翅昆虫のベーサルクレードの系統関係 石渡啓介 36
昆虫DNA研究会規約 38
編集後記・原稿募集のご案内 39


No.12
2010年3月26日発行
A4, 22pp. 1,800円(税込・送料別)
モンシロチョウから「パイオニア雄」説へ 小原嘉明 1
キチョウ石垣島個体群における雌化ボルバキアの発見 加藤義臣 6
シロオビアゲハ擬態遺伝子H座の連鎖解析:ESTマーカーによる責任遺伝子の探索 小原円 8 
八重山諸島に棲息するミナミカワトンボ類の進化史について-「翅の起源」解明へのアプローチ-  鈴木浩平  10
2010年度昆虫DNA研究会第7回研究集会のご案内 19
昆虫DNA研究会規約 21
編集後記・原稿募集のご案内


No.11
2009年10月5日発行
A4, 32pp. 1,800円(税込・送料別)
本能について:ファーブルの世界を超えることができるか。 吉川寛 1
昆虫DNA研究会 第6回研究発表会報告「虫のDNAを探る虫屋のDNA」 八木孝司 6
アリ植物オオバギ属に共生するカイガラムシ類の分子系統地理解析 上田昇平 9
核遺伝子によるセダカオサムシ族 Cychrini の起源の解明 蘇智慧 14
核にコードされた三つのタンパク遺伝子による昆虫類の系統解析 石渡啓介 17
ミドリシジミ類の闘争ルールと雄性先熟の進化 竹内剛 18
一級河川水系でのゲンジボタル個体群の遺伝的多様性 日和佳政 20
日本産クワコ(Bombyx mandarina)の地域集団間の遺伝的分化 行弘研司 23
Erebia属蝶類の分子系統と生物系統地理 中谷貴壽 24
編集後記・原稿募集のご案内 32


No.10
2009年3月31日発行
A4, 32pp. 1,800円(税込・送料別)
クロマダラソテツシジミについて-観察と飼育 吉川寛 1
クロマダラソテツシジミの日本への分布拡大とその経路 平井規央 8
山形県のチョウセンアカシジミのミトコンドリアDNAの解析 永幡嘉之 14
キタキチョウの季節型決定ホルモンと斑紋パターン形成 加藤義臣 15
ミトコンドリアDNAからみた日本産ナナフシ目昆虫8種の系統関係 行弘研司 18
cDNAライブラリーの種間比較によるアゲハ幼虫に特異的な遺伝子の探索 二橋亮 20
タネヒカゲ(Oeneis)属の分子系統解析に関する最近の知見 宇佐美真一 22
2009年度昆虫DNA研究会 第6回研究集会の案内 28
編集後記・原稿募集のご案内 32


No.9
2008年9月15日発行

A4, 54pp. 1,800円(税込・送料別) 
私説  DNAと昆虫の分類 大澤省三 1
第5回 昆虫DNA研究発表会報告 尾本恵市 6
イントロダクション 「日本人と博物学」 尾本恵市 8
虫から足を洗えない -虫の毒に魅せられた50年- 中嶋暉躬 9
昆虫少年からがん研究者へ 杉村隆 10
オオシロカゲロウとアカツキシロカゲロウの種分化 -形態・生態・遺伝子の比較研究- 関根一希 11
北アルプス南部(焼岳-槍・穂高連峰)の山岳形成史と山岳源流棲昆虫の遺伝的類縁関係 宮入健 15
ヒメボタルの分子系統と遺伝的分化 日和佳政 19
ホタル上科の分子系統解析:警告色としての発光とその進化 大場裕一 23
ホシミスジ(Neptis pryeri) の分子系統 新川勉 28
ダヴィドフウスバアゲハ(Parnassius davydovi Churkin, 2006)の分子系統学的位置づけ 尾本恵市 31
ミヤジマトンボのきた道 冨永修ほか 33
2009年度昆虫DNA研究会 第6回研究集会の案内 52


No.8
2008年3月31日発行

A4, 40pp. 1,800円(税込・送料別)
カカトアルキ研究の裏話 東城幸治 1
カイコの幼虫斑紋の形成に関与するフェノール酸化酵素 白井孝治ほか 4
低温ショックによるキタキチョウ翅の過剰黒色化とドーパ脱炭酸酵素の発現 加藤義臣ほか 6
“生きた化石”メキシコアゲハBaronia brevicornis の位置づけ−予報 尾本恵市 8
DNA情報を組み入れた長野県レッドデータブックとチョウの保全活動 田下昌志ほか 9
高山蝶ベニヒカゲの第四紀日本列島における分布変遷史 中谷貴壽ほか 11
トワダカワゲラ類(カワゲラ目)の生物地理学的研究 吉井幸ほか 13
チョウの翅のカラーパターン研究の進展 関村利朗 15
DNA バーコーディング−DNA を同定に活用する新たな取り組み− 神保宇嗣 26
2008年度昆虫DNA 研究会 第5回研究集会の案内 39
編集後記・原稿募集のご案内 40


No.7
2008年12月26日発行
A4, 40pp. 1,800円(税込・送料別)
DNAハンター、ベニヒカゲ分布変遷史解明の裏話 中谷貴壽 1
第4回昆虫DNA研究集会報告 宇佐美真一 3
東南アジア熱帯雨林における植物−アリ−カイガラムシ3者共生系の分子系統解析 上田昇平 5
分子系統からみたイチジク属とその送粉コバチの平行進化 蘇智慧 8
分子系統解析でわかったコメツキムシ科の進化 提髪玲子 9
カカトアルキ類の生物学 -分布・分類・生態、そして系統- 東城幸治 12
ヒメシロモンドクガにおける多様な季節的多型の誘導とホルモン作用 上原裕史 20
家畜化された昆虫であるカイコともっとも近縁な野生種である日本産クワコの塩基配列を比較する 行弘研司 22
有翅昆虫の起源と系統進化 石渡啓介 24
飛騨山脈でのタカネヒカゲの分布、生息標高、変異及び北海道と本州産ベニヒカゲの生息標高、生態、形態的差違 伊藤隆夫 26
DREF:ショウジョウバエ細胞増殖のマスターキー転写因子 松影昭夫 28
地理的単為生殖昆虫オオシロカゲロウにおける単為生殖個体群の起源 関根一希 31
アリは随伴するアブラムシに化学的な「目印」をつけている!? 遠藤真太郎 35
日本産ハチネジレバネ科に関する分子系統学的研究 井坂友一 37
昆虫DNA研究会オプショナルツアー「初夏の信州散策観察会」報告 八木孝司 38
2008年度昆虫DNA研究会第5回研究集会の案内(予告) 尾本恵市 39
編集後記・原稿募集のご案内 伊藤建夫 40


No.6
2007年3月25日発行

A4, 41pp. 1,800円(税込・送料別)
DNA・チョウ・私 -三つの出会い- 福田晴夫 1
「まぼろし色」のモンシロチョウの来た道 小原嘉明 4
遺伝子のゲノム間水平転移:細胞内寄生細菌からアズキゾウムシへ 今藤夏子 11
アゲハの幼虫から擬態紋様形成の分子メカニズムを探る 二橋亮・白瀧紘子・藤原晴彦 17
シルビアシジミ属(鱗翅目:シジミチョウ科)の分子系統と生物地理 矢後勝也・上島励・平井規央・谷川哲朗・石井実・王敏・Mark Williamsb 23
書評「バツタ・コオロギ・キリギリス大図鑑」 大澤省三 38
昆虫DNA研究会第5回研究集会の案内 伊藤建夫・宇佐美真一・中谷貴壽 40
編集後記 41


No.5
2006年9月20日発行

A4, 41pp. 1,800円(税込・送料別)
多系統の種は存在可能か? 池田清彦 1
アカタテハ属の進化史を探る 大瀧丈二 3
アゲハチョウ類の蛹の色彩決定機構 平賀壯太 10
訪花性昆虫複眼の分子デザイン 若桑基博、蟻川謙太郎 19
高山蝶ベニヒカゲ個体群の遺伝的構造 中谷貴壽、田下昌志、丸山潔、宇 佐美真一、伊藤建夫 28
昆虫DNA研究会第4回研究集会(予告) 八木孝司、加藤義臣 41
編集後記 41


No.4
2006年3月30日発行
A4, 43pp. 1,800円(税込・送料別)
私とチョウのつきあい 伊藤建夫 1
日本産イチジク属各種とその送粉コバチの分子系統関係 蘇智慧・東浩司・中村桂子 6
キク科とシソ科の植物を寄主とするウスグロキバガ 高木真也・吉尾政信・上田達也・八木孝司・広渡俊哉 16
Eurema属hecabe(キチョウ)種群の分子系統 新川勉 21
ショウジョウバエの比較ゲノムと種分化研究 澤村京一 28
昆虫DNA研究会2005年度研究集会講演要旨(記録) 34
昆虫DNA研究会第3回研究集会報告 加藤義臣 42
編集後記 43


No.3
2005年9月30日発行
A4, 43pp. 1,800円(税込・送料別)
とにかく虫は面白い!「第3回研究集会 in TOKYO」参加のお勧め 加藤義臣 1
オオオサムシ属(Ohomopterus)の雑種由来集団が安定繁殖できるメカニズム 大澤省三 3
DNA解析を用いたトンボの種間雑種個体の判定と遺伝子浸透の考察 二橋亮 8
クロシジミとクロオオアリの共生を支える味覚相乗効果 北條賢、和田綾子、山岡亮平、尾崎まみこ 15
モルフォチョウの構造色とツヤの起源 木下修一、岡本尚子、吉岡伸也、八木 剛 19
横目で見つめたDNA50年とオオクワガタ 河野和男 28
書評:河野和男著「カブトムシと進化論」  大澤省三 36
書評:木下修一著「モルフォチョウの碧い輝き」  西原かよ子 38
書評:本田計一・加藤義臣編「チョウの生物学」  八木孝司 39
修正:昆虫DNA研究会ニュースレター第2号17ページ図8 冨永修 42
編集後記 43


No.2
2005年3月31日発行
A4, 60pp. 1,800円(税込・送料別) 
亜種や雑種は種に進化しうるか? 大澤省三 1
人はなぜ虫を集め、進化を考え、それを語るのか? 河野和男 2
日本のオオオサムシ属Ohomopterus相の形成、特に近畿・中部日本系について〜分子系統樹からの推定〜 
 冨永修・岡本宗裕・井村有希・蘇知慧・大澤省三・小鹿亨・柏井伸夫・秋田勝己 7
島流しにあったハチジョウノコギリクワガタに一体何が起こったのか?〜遺存固有か新固有か?分子系統生物地理学からのアプローチ〜
 荒谷邦雄・細谷忠嗣 25
細胞内共生細菌Wolbachiaによる宿主の繁殖操作と、キチョウEurema hecabeにおけるWolbachia感染の実態 廣木眞達 31
日本産ナガサキアゲハのミトコンドリアゲノムの解析と個体群構造 吉尾政信 38
Letter to Editor(吉田正和、西原かよ子、藤岡知夫) 44
昆虫DNA研究会2004年度研究集会講演要旨(記録) 47
Web Siteや雑誌で取り上げられた昆虫DNA研究会についての記事 59
編集後記 60


No.1
 
2004年9月30日発行
A4, 48pp. 1,800円(税込・送料別)
昆虫DNA研究会を成功させよう‐第2回研究集会は来年1月頃に広島で‐ 渡辺一雄
新しいDNA昆虫学をめざして 八木孝司
白水隆先生を偲んで 毛利秀雄
蝶の産卵と植物化学情報‐食性進化(寄主転換)のメカニズムをさぐる 本田計一
蝶と食草を結びつける産卵刺激物質受容体(味覚GPCR)のクローニング 尾崎克久・吉川寛
セダカコブヤハズカミキリの分子系統解析 中峰空
ホタルの分子系統樹から見た地理的分布と遺伝的分化 日和住政・草桶秀夫
発光甲虫の進化 大場裕一
ミツバチの攻撃性の研究からKakugoウィルスの同定に至るまで 藤幸知子
ほか