昆虫と自然

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2024年12月臨時増刊号(Vol.59 No.14)
B5, 50pp. 2,446円(税込2,690円)
特集・高山域の昆虫類:多様性と系統・進化
Alpine insects: diversity, phylogeny, and evolution
総論:山帯における昆虫学の現在―天空の島々は生物進化の実験室 東城 幸治
高山蝶6種の系統と進化について 中谷 貴壽・宇佐美 真一 他
高山蝶タカネヒカゲの分子系統:八ヶ岳亜種の保全に関連して 宇佐美 真一・西尾 信哉
静岡県域における南アルプス高山帯の昆虫相調査 岸本 年郎
本州中部山岳の高山蛾相の解明状況と生息地の現状 四方 圭一郎
高山棲タカネヒナバッタ属の系統進化?幻の富士山固有亜種? 竹中 將起・渡邊 通人・東城 幸治
高山トビケラ類に関する系統・進化・生態 鈴木 啓久
連載 中国産オサムシ類に関する知見(42)四川省徳格?の高所から発見されたドウガネオサムシの1新種 井村 有希
報文 養蜂業 鈴木 一
INSECTS REPORTS チョウ類のベイツ型擬態に関わる3つの擬態形質の獲得メカニズムとスーパージーン 古俣 慎也
2024年総目次


2024年12月号(Vol.59 No.13)
B5, 44pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・新しい天敵利用
New techniques for biological control of agricultural pests
総論:農業害虫防除における天敵利用の現状と今後 日本 典秀
放飼40余年後に振り返る,導入寄生蜂チュウゴクオナガコバチ 屋良 佳緒利
保全的生物的防除による害虫管理−タバコカスミカメのバンカー法− 安部 順一朗
パッチ滞在時間の延長による天敵の育種改良 世古 智一
ダニでダニを防除する−難防除害虫ハダニに対する天敵カブリダニの活用− 岸本 英成
連載 昭和の昆虫記録(11)あの虫この虫,出会いと消失(後) 立川 周二
INSECTS REPORTS マルコブスジコガネの新潟県における生息状況と飼育観察 浅野 涼太
INSECTS REPORTS TRPチャネルを標的とした昆虫忌避剤の可能性 佐藤 翔馬・曽我部 隆彰
INSECTS REPORTS スルホキサフロル含有農薬における影響 寺山 隼人・坂部 貢 他


2024年11月号(Vol.59 No.12)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・昆虫の多様性をおびやかすニホンジカと対策
Sika deer threatening insect diversity and countermeasures
総論:昆虫類の生存を脅かすニホンジカとその対策 渡邊 通人
防鹿柵の設置による草原生訪花昆虫の保全効果 中濱 直之
兵庫県のシカ食害地におけるチョウ類群集の多様性低下 近藤 伸一
甲虫類に対するニホンジカの影響 久保田 耕平
ツシマウラボシシジミとシカ食害の関係 神宮 周作
連載 未来の昆虫学者たち(6) 栄光学園中学高等学校生物研究部
連載 昭和の昆虫記録(10) あの虫この虫,出会いと消失(前)立川 周二
INSECTS REPORTS ネパール産Parnassius cephalusの再分類と中国,雲南省のParnassius cephalusの1新亜種 大島 進一
INSECTS REPORTS 食葉性昆虫の大発生イベントはウダイカンバの幹の年輪に刻まれる 渡邊 陽子・大野 泰之


2024年10月号(Vol.59 No.11)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・日本の世界自然遺産の昆虫と自然の変化 Changes of insects and nature in Japan's World Natural Heritage Sites
総論:日本の世界自然遺産における昆虫と自然の現状と課題 荒谷 邦雄
知床半島におけるエゾシカの増加とマルハナバチ相の変化 丹羽 真一・渡辺 修・渡辺 展之
白神山地の昆虫と最近の変化 中村 剛之
小笠原の昆虫 苅部 治紀 屋久島の昆虫と自然,その後 細谷 忠嗣
「奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島」の現状と課題 荒谷 邦雄
連載 ハナバチファイル(6)ミツバチ−古き良き隣人の知られざる姿− 光畑 雅宏
INSECTS REPORTS 関西におけるクロカタビロオサムシ大発生の2023年終息の検証 神吉 正雄
INSECTS REPORTS 昆虫の越冬と低温耐性 宇高 寛子
INSECTS REPORTS タバコカスミカメのバンカー植物としてのクレオメ 中野 亮平


2024年9月号(Vol.59 No.10)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・外来カミキリムシ
Alien longhorn beetle
総論:外来カミキリムシとの攻防最前線 砂村 栄力
生態を徹底比較!ツヤハダゴマダラカミキリと在来ゴマダラカミキリ 安居 拓恵・辻井(藤原) 直・上地 奈美
神戸市民と連携したツヤハダゴマダラカミキリ対策 岡田 篤・武田 敦之
ここまで来た先行侵入種クビアカツヤカミキリの防除法構築 山本 優一・弘岡 拓人
サビイロクワカミキリ〜世界初侵入の謎多き害虫に挑む 安齋 由香理
特定外来生物(外来カミキリムシ類)の取扱について 伊藤 浩
連載 未来の昆虫学者たち(5)市川学園 市川中学校・高等学校生物部
連載 中国産オサムシ類に関する知見(41)四川省甘孜?の高所から発見されたカピトゥルムドウガネオサムシの1新亜種 井村 有希
報文 島に漂着したツダナナフシの防御戦略 小林 峻
INSECTS REPORTS ネオニコチノイド系殺虫剤により引き起こされる生態系影響および毒性の実態に迫る 関島 恒夫


2024年8月号(Vol.59 No.9)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・昆虫の利用・昆虫と食
総論:食のレジリエンスを支える昆虫の力:応用昆虫学の新たな展開 鈴木 丈詞
コオロギのゲノム解析と新しい食料としての未来の探求 片岡 孝介
昆虫食:未来の食料資源 小倉 淳
アメリカミズアブ生産の日本での普及を目指して 小林 徹也・劉 家銘・武田 晃司・安田 哲也
シロアリ飼料化プロジェクト:ゼロから築く新たな昆虫利用 松浦 健二
報文 昆虫に対する青色光の影響 堀 雅敏
INSECTS REPORTS ラオス農村部の住民が昆虫を食べる理由 佐藤 優・佐伯 真二郎
INSECTS REPORTS 昆虫食を育むラオスの自然と文化 小坂 康之
INSECTS REPORTS 昆虫食文化の誤解,理解と未来 井内 良仁


2024年7月号(Vol.59 No.8)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・カメムシと共生微生物
Stinkbugs and their symbiotic microorganisms
総論:カメムシと共生微生物 深津 武馬
カメムシ類における共生細菌の多様化メカニズム 細川 貴弘
カメムシ共生器官の動的な機能制御 森山 実
大腸菌をどこまで昆虫必須共生細菌に近づけられるのか? 古賀 隆一
カメムシ-Caballeronia共生系にみられる伝播様式の多様性 石神 広太・菊池 義智
カメムシの細胞内に共生する微生物 松浦 優
連載 未来の昆虫学者たち(4)福井県立藤島高等学校生物部
連載 中国産オサムシ類に関する知見(40)四川省甘孜??瓦洛日山塊産ドウガネオサムシの♀の形態 井村 有希
連載 ハナバチファイル(5)ヒゲナガハナバチ−身近な存在でも新たな発見ぞくぞく− 光畑 雅宏
INSECTS REPORTS 横浜市内でベニトンボを確認 田口 正男
INSECTS REPORTS ヤクスギの樹上に生息する土壌動物 佐伯 いく代


2024年6月号(Vol.59 No.7)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集:コケと昆虫 Mosses and Insects
総論:コケと関わる節足動物の自然史・生態・進化 今田 弓女
タイ類を食べるカメノコヒメトビケラはどのように食草を選ぶか 伊藤 富子
コケと甲虫 吉富 博之
チャルメルソウ?キノコバエ?コケ思いがけず見つかった三者系 奥山 雄大
コケに紛れるクモ〜カクレコケオニグモの発見について〜 鈴木 佑弥
双翅目におけるコケ食者の多様性と進化 今田 弓女
報文 インドネシア産チョウ類の標本データベース 矢田 脩・ペギー・ジュニジャンティ
INSECTS REPORTS 大発生を繰り返すクスサンの謎に迫る 求む!標本&発生情報! 松木 佐和子・澤口 岳志・池内 陽・大西 尚樹
INSECTS REPORTS 昆虫による植物成長制御機構の撹乱 宮崎 翔


2024年5月号(Vol.59 No.6)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・国際昆虫学会議と昆虫学の最近の進歩 International Congress of Entomology and Recent Advances in Entomology
総論:国際昆虫学会議とは 後藤 慎介
世界の昆虫学者がやってくる! 志賀 向子
未来の昆虫学者へのメッセージ 吉村 真由美
昆虫模倣ロボット・昆虫融合ロボット 安藤 規泰
最新技術による近未来の害虫被害ゼロ農業 日本 典秀
昆虫体系学の最近のトレンドとレガシー技術の重要性 吉澤 和徳
連載 日本の迷蝶(12)これまで日本で記録された迷蝶の近況について(5) 高橋 直
連載 未来の昆虫学者たち(3) 高知県立高知小津高等学校 生物部
連載 中国産オサムシ類に関する知見(39)四川省甘孜?,?瓦洛日山塊から発見されたドウガネオサムシの1新種 井村 有希
INSECTS REPORTS ササコナフキツノアブラムシの細胞内共生 ョ本 隼汰


2024年4月臨時増刊号(Vol.59 No.5)
B5, 52pp. 2,446円(税込2,690円)
特集・水生昆虫保全の現状と問題
Current status and problems of aquatic insect conservation
総論:水生昆虫保全に関する新たな動向 平井 規央
アメリカザリガニが水生昆虫類に及ぼす影響と駆除事例 渡辺 黎也・大庭 伸也
熊本県南部におけるタガメ保全と新規集団発見 鈴木 智也・大庭 伸也・一柳 英隆
絶滅危惧種タガメの保全に向けた環境DNAの可能性 尾形 茂紀・高原 輝彦
茨木千提寺ビオトープの水生昆虫 鈴木 敏文・太田 仁 他
遺伝情報に基づくヤシャゲンゴロウの保全 加藤 雅也・中濱 直之
大規模開発地周辺に整備されたビオトープ池の水生昆虫群集 原口 みく・上田 昇平・平井 規央
連載 ハナバチファイル(4)クマバチ−日本で一番大きなハナバチ類− 光畑 雅宏
INSECTS REPORTS 「虫嫌い」の私が,虫を研究し,研究者になるまで 吉澤 樹理
INSECTS REPORTS 昆虫が示す生物リズムの研究 左倉 和喜


2024年4月号(Vol.59 No.4)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・昆虫と遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分
Insects and Access and Benefit-Sharing
総論:ABSと昆虫学 横井 翔・石川 綾子
ABS対応事例−ベルギー,ブルキナファソ,タイ,オーストラリア− 寺嶋 芳江
大学や研究機関におけるマネジメント事例 狩野 幹人
海外産の遺伝資源の取得・利用に関する事故事例 石田 孝英
デジタル塩基配列情報(DSI)のABSを巡る国際動向 石川 綾子
連載 昭和の昆虫記録(9)岡山の思い出に残るチョウたち 難波 通孝
INSECTS REPORTS 昆虫は何を忘れるのか? 山内 康一郎・平手 貴大
INSECTS REPORTS 新しい社会性昆虫モデル:真社会性アブラムシにおける兵隊階級の齢分業と環境適応メカニズムの統合的解析 松山 茂・柴尾 晴信・植松 圭吾・沓掛 磨也子


2024年3月号(Vol.59 No.3)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・昆虫の脳と行動
Brain and behavior of insects
総論:昆虫の多様な行動と脳のしくみ 志賀 向子
ハエの意思決定におけるうま味の役割 利嶋 奈緒子
光周期によって制御された生殖休眠の神経機構 西 吉利
ミツバチの偏光を利用した方向知覚 佐倉 緑
チョウの色世界―色知覚とその神経系― 木下 充代
ホストによって変化するカブトムシの活動時間 神田 旭・ 小島 渉
連載 未来の昆虫学者たち(2)長崎県立長崎西高等学校 生物部
連載 中国産オサムシ類に関する知見(38) 四川省甘孜*産バタンギコイデスドウガネオサムシの新記録 井村 有希
INSECTS REPORTS 性行動に関わるdsx標的遺伝子の同定 鈴木 雅京
INSECTS REPORTS 昆虫の能動的・受動的なフィードバック制御メカニズム 野田 龍介


2024年2月号(Vol.59 No.2)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・土壌昆虫と節足動物:多様性と生態系機能
Diversity and ecological function of soil insects and arthropods
総論:土壌昆虫と節足動物の多様性研究 島野 智之
土壌性カメムシの生態と腸内共生細菌 細川 貴弘
アリ類における音響コミュニケーション概論 村上 貴弘
内顎類の多様な生態 中森 泰三
ダンゴムシ・ワラジムシの種分類の現在 唐沢 重考・横井 登太
連載 ハナバチファイル(3) ハキリバチ−アリだけではない匠の技− 光畑 雅宏
連載 昭和の昆虫記録(8) 1950〜1970年代の和歌山県のチョウ類とカメムシ類 湯川 淳一


2024年1月号(Vol.59 No.1)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・昆虫と感染症
Insects and infectious disease
総論:媒介生物が伝播する感染症 岡部 貴美子
サシチョウバエとサシチョウバエ媒介感染症 三條場 千寿
マダニと感染症 土井 寛大
蚊が媒介する感染症の生態学 犬丸 瑞枝
クロバエと高病原性鳥インフルエンザ 澤邉 京子・伊澤 晴彦
昆虫は水産養殖を救うか?その可能性と限界 井戸 篤史
新連載 未来の昆虫学者たち(1) 埼玉県立川越高等学校 生物部
INSECTS REPORTS 野外鱗翅目昆虫に蔓延する微胞子虫病とその宿主個体群への影響 青木 智佐・和佐野 直也・西 大海


2023年12月臨時増刊号(Vol.58 No.14)
B5, 46pp. 2,446円(税込2,690円)
特集・昆虫食
Entomophagy
総論:昆虫食,古くて新しい食料資源 細谷 忠嗣
ラオスの食料市場で販売される昆虫の季節的・地理的変動 田川 一希・細谷 忠嗣・百村 帝彦
昆虫食の心理学〜あなたはなぜ虫を食べないのか 錢 王昆
企画展「ようこそ昆虫レストラン」と教育的価値 中峯 敦子
「機能性」が彩る昆虫食文化の復権と未来 井内 良仁
メキシコ文化を象徴する昆虫食 野中 健一・Jose Manuel Pino Moreno
九州大学における昆虫食科学研究 紙谷 聡志
連載 ハナバチファイル(2)マルハナバチ−もふもふの送粉者− 光畑 雅宏


2023年12月号(Vol.58 No.13)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・昆虫学と3D技術
Entomology and 3D technology
総論:3D技術の現在と昆虫研究 高倉 耕一
マイクロCTを用いた昆虫形態研究 森田 慎一・新美 輝幸
バイオフォトグラメトリ:フォトグラメトリによる生物標本の3Dデジタル化 鹿野 雄一
昆虫の3Dモデル作成法と教育への応用 今井 健介・藤浪 理恵子
昆虫研究における3Dプリンタの活用 高倉 耕一
連載 関西で大発生したクロカタビロオサムシの発生から終息までの経緯(3) 神吉 正雄・石川 延寛


2023年11月号(Vol.58 No.12)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・飛翔昆虫に学び,理解を深化するロボット
Robots that learn from flying insects and deepen our understanding of flying insects
総論:飛翔昆虫に学び飛翔昆虫の理解を深化するロボティクス 中田 敏是
チョウ・カブトムシ・ハチドリ規範の羽ばたき飛行ロボット 青野 光
昆虫嗅覚に基づく嗅覚飛行ロボット 福井 千海・照月 大悟
飛翔昆虫の筋骨格ロボット 小泉 咲人
ロボット技術を用いた飛翔昆虫測定アリーナ 中田 敏是
報文 コロナ禍によってコノシメトンボは増加したのか? 田口 正男
連載 関西で大発生したクロカタビロオサムシの発生から終息までの経緯(2) 神吉 正雄・石川 延寛
連載 昭和の昆虫記録(7)昭和40年代・50年代の京都市の自然環境とチョウ 八木 孝司


2023年10月号(Vol.58 No.11)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・カマキリの生物学U
Biology of the Mantis II
総論:カマキリに学ぶ 安藤 喜一
カマキリの分類 山崎 和久
カマキリの適応色彩と擬態 海野 和男
カマキリ類の適応的な生存戦略 渡部 宏
ハリガネムシに感染したカマキリはなぜ水に飛び込む? 佐藤 拓哉・佐倉 緑
新連載:ハナバチファイル(1) Bee=ハナバチとは 光畑 雅宏
連載:昭和の昆虫記録(6) 昭和後期の福岡市と宗像市城山の甲虫採集 城戸 克弥
連載:関西で大発生したクロカタビロオサムシの発生から終息までの経緯(1) 神吉 正雄・石川 延寛


2023年9月号(Vol.58 No.10)
B5, 44pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・アマチュア研究者が支える昆虫学
Entomology supported by amateur researchers
総論:知られざる虫を見つける『眼』は増えるか 熊澤 辰徳
ダンダラテントウの集団遺伝構造 河上 康子
慶應義塾幼稚舎の昆虫・クモ相調査 須黒 達巳
「絶滅危惧の地味な虫」の図鑑作り 小松 貴
カタビロアメンボの生態から分類へ 松島 良介
連載:昭和の昆虫記録(5) 昭和の時代には生きていた大阪の昆虫たち 宮武 ョ夫
INSECTS REPORTS サビイロクワカミキリApriona swainsoniの配偶行動と産卵習性の観察 安齋 由香理


2023年8月号(Vol.58 No.9)
B5, 44pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・沖縄県のゾウムシ相
Weevil Fauna of Okinawa Prefecture
総論:沖縄県のゾウムシ相 吉武 啓
沖縄県のクモゾウムシ概説 藤澤 侑典
琉球列島の狭義クチカクシゾウムシ亜科の分布パターン 辻 尚道
沖縄県産ヒゲナガゾウムシ科の研究の現状と今後の展望 今田 舜介
沖縄県産ゾウムシの超多様性解明に向けて 小島 弘昭
連載:中国産オサムシ類に関する知見(37)云南省香格里拉具産ヌバタマキンオサムシの1新亜種 井村 有希
連載:昭和の昆虫記録(4)静岡のチョウ―昔と今(2) 高橋 真弓
INSECTS REPORTS 本州〜九州のキリギリスの交尾器 和田 一郎
INSECTS REPORTS 地下浅層に生息するチビゴミムシは視覚を失っているのか? 丹伊田 拓磨


2023年7月号(Vol.58 No.8)
B5, 44pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・激減したアカトンボ類の現状
Current status of declining red dragonflies
総論:各地のアカトンボ類の状況とアキアカネの激減要因 中西 康介
富山県におけるアカトンボの現状 二橋 亮
滋賀県におけるアカトンボ類の現況と保全の事例 河瀬 直幹
佐賀県におけるマユタテアカネの現状 中原 正登
濃尾平野周辺における水田のアカトンボの衰退 吉田 雅澄
連載:昭和の昆虫記録(3)静岡のチョウ―昔と今 高橋 真弓
INSECTS REPORTS 本州〜九州のキリギリスの形態(2) 和田 一郎
INSECTS REPORTS 昆虫における変態とD-セリン 木村 友則・塚本 悠介
INSECTS REPORTS 昆虫外骨格の形成を支える化学反応 萩原 翠唯那
書評


2023年6月号(Vol.58 No.7)
B5, 44pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集・希少甲虫の域外保全
Ex situ conservation and captive breeding of the endangered beetles
総論:絶滅危惧昆虫の生息域外保全の現状と課題,そして展望 田中 良尚
フチトリゲンゴロウの生息域外保全 北野 忠・佐藤 翔吾
水生甲虫を対象とした自主的な生息域外保全 渡部 晃平
父島におけるオガサワラハンミョウの累代飼育 涌井 茜・小山田 佑輔
フサヒゲルリカミキリの生息域外保全 田中 良尚
連載:中国産オサムシ類に関する知見(36)甘粛省産ヒメカブリモドキの1新亜種 井村 有希
新連載:昭和の昆虫記録(2)鹿児島県の昭和時代の虫たち 福田 晴夫
連載 クビアカツヤカミキリによる被害状況の実態とその発生源について(4)ー大阪狭山市の場合− 神吉 正雄
INSECTS REPORTS 本州〜九州のキリギリスの形態(1) 和田 一郎


2023年5月号(Vol.58 No.6)
B5, 44pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集・光に操られる昆虫
Insects controlled by light
総論:昆虫が見ている世界を想う 霜田 政美
昆虫の色覚 蟻川 謙太郎
視覚コントラストへの行動反応と害虫防除 弘中 満太郎・八瀬 順也
ハリガネムシ類に感染したカマキリはなぜ水に飛び込むのか? 佐藤 拓哉・佐倉 緑
赤色光に対するミナミキイロアザミウマの反応と害虫防除 増井 伸一・石川 隆輔・村田 未果
新連載 昭和の昆虫記録(1) 昭和中期の横浜市のチョウ類 石井 実
連載 クビアカツヤカミキリによる被害状況の実態とその発生源について(3)ー大阪狭山市の場合− 神吉 正雄
INSECTS REPORTS 絶滅昆虫の感覚システムを復元する -白亜紀の琥珀に保存された化石ゴキブリを例に- 谷口 諒


2023年4月臨時増刊号(Vol.58 No.5)
B5, 46pp. 2,437円(税込2,681円)
特 集・昆虫愛好のマナー
Etiquette for collecting insects
総論:昆虫採集のマナーを考える 荒谷 邦雄
水生昆虫の採集マナー 苅部 治紀
国立公園での調査・採集に係る規制について 谷口 晃基
森林性甲虫類の採集マナー 荒谷 邦雄
連載:中国産オサムシ類に関する知見(35)
甘粛省産キタニシキオサムシの1新亜種 井村 有希
連載:クビアカツヤカミキリによる被害状況の実態とその発生源について(2)−大阪狭山市の場合− 神吉 正雄
報文:福岡市のムシャクロツバメシジミ 佐々木 公隆
報文:大気に漂う昆虫たち−ミリ波レーダーを用いた解析 鷹野 敏明
INSECTS REPORTS:ヤマトシロアリの長寿命のひみつを探る その2 井内 良仁


2023年4月号(Vol.58 No.4)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集・アリ学の現在
Latest Ant Science
総論:アリ学がいま熱い 辻 和希
アリの分類−最近の動向 山根 正気
アリ社会における生理活性物質の伝達とその機能 北條 賢
アリの分業を維持する仕組み 下地 博之
アリの生殖器官の不思議 後藤 彩子
アリに姿を似せる生物の謎に迫る―アリグモ属のアリ擬態 橋本 佳明
報文 固有種数でみる東南アジア島嶼部のチョウ類多様性 山口 諒
連載 クビアカツヤカミキリによる被害状況の実態とその発生源について(1)−大阪狭山市の場合− 神吉 正雄


2023年3月号(Vol.58 No.3)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集・海を渡る昆虫
Insects crossing the ocean
総論:昆虫の海を越えた分散パターンとメカニズム 松林 圭
海浜の甲虫を主な対象として見えてきた浮遊分散の可能性 上野 弘人・松林 圭・荒谷 邦雄
海浜性ガムシの分類と分布 鈴村 有紗・小林 憲生・ 大原 昌宏
ナナフシ卵の海水耐性と生態 小林 峻
外洋棲ウミアメンボの生息と環境因子及び生物量との関係 原田 哲夫
報文 シリアゲムシ類の婚姻贈呈行動研究の現状について 石原 凌
INSECTS REPORTS マルクビケマダラカミキリ幼虫が産生するフラスの形態・化学的特徴 小堀 光・中野 椋太
INSECTS REPORTS 虫こぶ?明らかになりつつある分子機構 別所-上原 奏子・土田 努


2023年2月号(Vol.58 No.2)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・振動や超音波と昆虫
Vibration / ultrasound and insects
総論:昆虫と振動・超音波 中野 亮
カメムシ類の精巧な求愛で伝達される振動 向井 裕美
基質振動を利用したコナジラミの防除 柳澤 隆平・高梨 琢磨・諏訪 竜一・立田 晴記
集束超音波を用いた害虫防除 浦入 千宗・星 貴之
超音波を用いたガ類農業害虫の防除技術 中野 亮
INSECTS REPORTS 昆虫触角を融合したバイオハイブリッドドローンの開発 照月 大悟
INSECTS REPORTS エクダイソン関連転写因子Mblk-1/E93はミツバチ脳のキノコ体では神経可塑性に働く遺伝子を標的とする 松村 泰宏・久保 健雄
INSECTS REPORTS クチクラの変形による昆虫の形づくり 田尻 怜子


2023年1月号(Vol.58 No.1)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・直翅類研究最前線
The Frontiers of Orthoptera research
総論:直翅類研究の面白さ 立田 晴記
バッタ類における糞蹴り行動 粕谷 英一・櫻木 耕平
コオロギの交尾行動に対する他個体の影響 栗和田 隆
サバクトビバッタの繁殖行動 前野 ウルド 浩太郎
カワラバッタの日本各地における生息状況と生活史に関する知見 竹田 裕生・上田 昇平・平井 規央
報文 絶滅種・キイロネクイハムシの再発見 曽田 貞滋
INSECTS REPORTS 神奈川県で採取されたチャイロスズメバチの巣 中村 雅雄
※背表紙が誤植で2023年のところ2022年となっています。ご注意ください。


2022年12月臨時増刊号(Vol.57 No.14)
B5, 48pp. 2,437円(税込2,681円)
特集・昆虫のDNAバーコーディング2
DNA barcoding of insects II
総論:日本産昆虫のDNAバーコーディングの現状 岸本 圭子・神保 宇嗣・中濱 直之
DNAバーコードデータ構築の実験プロトコル 中濱 直之
分類研究と連携したDNAバーコードライブラリー整備 山迫 淳介
トビムシのDNAバーコード情報の収集 中森 泰三
日本産蝶類のDNAバーコードライブラリの構築 長太 伸章・神保 宇嗣・矢後 勝也
ユスリカのDNAバーコーディング 今藤 夏子
連載:日本の迷蝶(11)これまで日本で記録された迷蝶の近況について(4)高橋 直
INSECTS REPORTS:新規サナギタケ由来レクチン(CmLec4)の生体内機能の解明 小野 晶子・鈴木 智大
INSECTS REPORTS:雌雄モザイクカイコを用いた性分化の細胞自律性についての検証 鈴木 雅京


2022年12月号(Vol.57 No.13)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・希少蛾類の現状と保全
The status and conservation of the endangered moths in Japan
総論:日本の希少蛾類 四方 圭一郎
霧ヶ峰における草原性蛾類の環境選好性 田島 尚・大窪 久美子
カバシタムクゲエダシャクの生息環境と保全 中島 秀雄
小笠原固有種ホラズミクチバの生態と現状 加賀 芳恵
マホロバキシタバの日本での分布状況 枝 恵太郎
連載:中国産オサムシ類に関する知見(34)
云南省コ省具産ヌバタマキンオサムシの1新亜種 井村 有希
報文:多摩川(支流・浅川)にオレンジ色のモンキチョウを求めて 藤田 隆明
報文:法昆虫学者という職業 三枝 聖
INSECTS REPORTS:カクツツトビケラ科水生昆虫は枯死葉の摂食により放射性セシウムを取込む 金指 努


2022年11月号(Vol.57 No.12)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・人の生活を支えるハエ
Flies that support human life
総論:ヒロズキンバエによるマゴットセラピーと花粉媒介 岡田 匡
ハエと生物学 沼田 英治
ウジ虫(マゴット)が足壊疽を直すのはなぜ? 三井 秀也
マゴットセラピーで足を救う 吉田 桂
イチゴ栽培でのハエの利用 西本 登志
連載 日本の迷蝶(10)これまで日本で記録された迷蝶の近況について(3)高橋 直
報文 『昆虫と自然』の目のツケドコロ 井手 竜也


2022年10月号(Vol.57 No.11)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集・環境DNAは昆虫調査に使えるか?
Environmental DNA-based survey for insect
総論:昆虫調査における環境DNA分析 山本 哲史
土壌を用いた陸上昆虫の種特異的環境DNA検出 坂田 雅之・矢指本 哲
食痕に残された昆虫の環境DNAの検出 工藤 葵
水生昆虫を対象とした環境DNAメタバーコーディング 内田 典子
環境DNA分析を用いた水田の昆虫多様性評価 馬場 友希 他
報文 オオキノコムシ科幼虫における脱皮殻の保持 吉田 貴大
INSECTS REPORTS 小笠原諸島西之島の生物相の起源を探る 森 英章・岸本 年郎・中野 智之
INSECTS REPORTS シロアリにおける機能ゲノミクス:兵隊分化を司る遺伝子の同定 矢口 甫


2022年9月号(Vol.57 No.10)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集・ハネカクシの最近の話題
Recent topics in Staphylinidae
総論:ハネカクシ研究の近年の進歩 丸山 宗利
アリヅカムシ亜科未成熟期の研究の現状について 井上 翔太
蝶や蛾の巣に居候するハネカクシ 野崎 翼
日本産好白蟻性ハネカクシ 金尾 太輔
日本産クサビラハネカクシ属Plesiocharaの解説 井上 修吾
海岸性ヒメハネカクシの新知見 田作 勇人
世界と日本のイトヒゲニセマキムシ 橋爪 拓斗
連載 中国産オサムシ類に関する知見(33)
四川省産サムライヌバタマキンオサムシ冕丁西方亜種の一新記録 井村 有希
報文 新たな北米原産の外来種アメリカピンクノメイガ(鱗翅目,ツトガ科)吉安 裕


2022年8月号(Vol.57 No.9)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集・南西諸島に関連する昆虫の分布拡大種
Tropical and neotropical insect species expanding their distribution in Japan
総論:南西諸島から分布を拡大した昆虫たち 平井 規央
リュウキュウベニイトトンボの分布拡大 ―温暖化と随伴移入― 苅部 治紀
アギトアリの分布拡大 砂村 栄力
奄美大島で継続発生しているフタオチョウ 楠本 優作
鹿児島県に侵入したラデンキンカメムシ 金井 賢一
本州で分布を拡大するカメノコハムシ亜科2種の生活史 春木 洋人・上田 昇平・平井 規央
連載 日本の迷蝶(9)これまで日本で記録された迷蝶の近況について(2) 高橋 直
報文 ショウリョウバッタがキチキチ音を発する仕組み 久我 立
INSECTS REPORTS 熱帯性のカミキリムシにおける休眠のない多化性の生活史 新谷 喜紀


2022年7月号(Vol.57 No.8)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集・昆虫の大量発生
Population Outbreaks in Insects
総論:昆虫の密度変動機構と大発生の分類 鎌田 直人
ブナアオシャチホコの周期的大発生 鎌田 直人
昆虫の突発的大発生のプロセス 平井 一男
日本におけるマツノマダラカミキリの大発生 富樫 一巳
トノサマバッタの大発生について 田中 章
連載 中国産オサムシ類に関する知見(32)
云南省北西部産ヌバタマキンオサムシの1新亜種 井村 有希
報文 奈良県におけるムネアカオオクロテントウの侵入と分布拡大 林 太郎
報文 チョウの生殖隔離と種分化 山口 諒


2022年6月号(Vol.57 No.7)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・ホタル最近の話題
Recent topics in firefly
総論:ホタル研究のフロンティア 大場 裕一
五島列島のゲンジボタル 大庭 伸也・川野 敬介
横須賀市博物館とホタル研究 内舩 俊樹
蛍毒を再利用するヘビ 森 哲・福田 将矢・井上 貴斗・森 直樹
ゲンジボタルの遺伝的多様性を解き明かす 加藤 太一郎・鈴木 浩文・永野 幸生
連載 日本の迷蝶(8) これまで日本で記録された迷蝶の近況について(1) 高橋 直
報文 オオルリシジミと野焼きの現状と未来 村田 浩平
INSECTS REPORTS 虫が唆る感情の心理学─視る,喰べる,研究する─ 山田 祐樹・錢 Kun・佐々木 恭志郎
INSECTS REPORTS 虫のアレが健康に良いかもしれない話 井内 良仁


2022年5月号(Vol.57 No.6)
B5, 36pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・海浜性昆虫の多様性と保全
Diversity and conservation of coastal insects on sandy beaches
総論:鳥取砂丘のエリザハンミョウ 鶴崎 展巨
津波後の仙台砂丘の海浜性有剣ハチ類相 郷右近 勝夫
海浜性ゾウムシ2種の遺伝的多様性と分布 山下 結子・小島 弘昭
カワラハンミョウの体色多様性と保全 山本 捺由他・曽田 貞滋
鳥取砂丘のキヌゲハキリバチとハマゴウの関係 宮永 龍一
連載 日本の迷チョウ(7) 迷蝶に関する考察 塩野崎 雅夫
報文 昆蟲世界で記載された新タクサ 吉富 博之
報文 学会出張と昆虫採集 枝 重夫


2022年4月臨時増刊号(Vol.57 No.5)
B5, 45pp. 2,437円(税込2,681円)
特集・小笠原諸島の昆虫の多様性と保全
総論:小笠原の昆虫多様性保全の現在 岸本年郎
小笠原のバッタ目の多様性と危機 石川均
小笠原の固有トンボ類の現況と危機 苅部治紀
小笠原諸島におけるグリーンアノール対策 戸田光彦
オガサワラハンミョウの総合的保全対策の20年 森英章・涌井茜
南島の昆虫類と固有ハナバチ類の保全 加賀芳恵
小笠原の土壌動物に迫る危機―外来陸生ヒモムシの影響 岸本年郎
報文 ヒアリ対策最前線(後編)坂本洋典・久本峻平・橋本佳明・五箇公一
報文 外来性ハモグリバエ類の現状と地理的分布 コ丸晋虫
INSECTS REPORTS ツヤハダゴマダラカミキリの宮城県内への侵入と定着 谷山克也・小林敦樹


2022年4月号(Vol.57 No.4)
B5, 36pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・湿地の昆虫とその多様性
Insect in a marsh and diversity
総論:衰退する水生昆虫と保全のための基礎情報の重要性 平井 規央
西日本で増加しつつあるコガタノゲンゴロウの謎 大庭 伸也
大阪府北部の地黄湿地における水生昆虫の種多様性とその変化 辻本 実穂・平井 規央 他
湿地で巻貝を捕食する昆虫 林 成多
湿地の微小水生および半水生半翅類 三田村 敏正
連載 中国産オサムシ類に関する知見(31) 四川省北部産ホワンロンタカネミヤマオサムシの1新亜種 井村 有希
連載 日本の迷蝶(6) 北部九州(福岡・佐賀・長崎)の迷蝶と移入種 溝上 誠司
INSECTS REPORTS 線虫に対するチョウ目昆虫の血球反応 小野 雅弥


2022年3月号(Vol.57 No.3)
B5, 36pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・マレー半島のチョウ
The Butterflies on the Malay Peninsula
総論:「マレー半島のチョウ」第5版の出版によせて 矢田 脩
マレー半島の蝶第5版 ジョージ(マイケル)ファンデァポーテン/ナンシー E. ファンデァポーテン(訳:千葉秀幸)
マレー半島のアカエリトリバネチョウ 大津 昌昭
ランカウイ島の蝶 加藤 勝利
マレー半島中部オラン・アスリ居住地周辺のセセリチョウ 千葉 秀幸
連載 日本の迷蝶(5)八重山諸島,最近の迷蝶の話題 青木 一宰
報文 チョウの幼虫がもつ頭部突起の役割 香取 郁夫


2022年2月号(Vol.57 No.2)
B5, 36pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・雑甲虫の最近の話題
Recent topics in minor group of beetles
総論:雑甲虫を深く知る 久松 定智
最近のホソヒラタムシ科と近縁数科の基礎研究 吉田 貴大
ニホンホホビロコメツキモドキの産卵場所選択 土岐 和多瑠
知る人ぞ知るカッコウムシ 村上 広将
日本のハナノミ科甲虫研究の今 鶴 智之
連載 中国産オサムシ類に関する知見(30) 広東省北部から発見されたノヴェムヌストゲオサムシの1新亜種 井村 有希
報文 ヒアリ対策最前線(前編) 坂本 洋典・五箇 公一 他
INSECTS REPORTS ショウジョウバエの温度選好性を決める温度受容体と制御因子の解析 水藤 拓人・曽我部 隆彰
INSECTS REPORTS 砂地環境に棲むイッカク類の形態と行動(甲虫目:アリモドキ科) 橋本 晃生


2022年1月号(Vol.57 No.1)
B5, 42pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・ハムシの最近の話題
Recent topics in leaf beetles
総論:コケとそれを取り巻くハムシたち 末長晴輝・竹本拓矢
イチゴハムシに関する最近の話題 徳田 誠
ハムシの精子貯蔵器官,受精嚢 松村洋子
カメノコハムシ亜科における捕食防御形態の多様化要因 篠原 忠
日本におけるヨツモンカメノコハムシの分布拡大について 重藤裕彬・末長晴輝
日本産モモブトハムシの分類と生態について 竹本拓矢
連載 日本の迷蝶(4) 鹿児島周辺の迷チョウ−どこからやって来るのか?− 二町一成
報文 米国で発行された「国民の切手収集月」切手集 枝 重夫
INSECTS REPORTS フタホシコオロギが解き明かす免疫と再生の思いがけない関係 板東哲哉・奥村美紗・濱田良真・大内淑代
INSECTS REPORTS 昆虫とウイルスの共進化研究:表現型分子進化学の試み 永峰俊弘


2021年12月臨時増刊号(Vol.56 No.14)
B5, 48pp. 2,437円(税込2,681円)
総論:昆虫に学ぶバイオミメティクス 劉浩
昆虫の翅の発生機構と制御 石川裕之
トンボ目の翅の進化的系譜 斉藤京太・高橋佑磨
昆虫の羽ばたくしくみ:外骨格と飛翔筋 安藤規泰
蚊の飛行メカニズム 中田敏是
蝶の飛行力学とバイオミメティクス 鈴木康祐
昆虫の微小力の計測 高橋英俊
報文 ミナミミイデラゴミムシ(新称)の分布について 森田誠司・伊東善之
連載 日本の迷蝶(3) 迷蝶について考える(後編) 新田敦子
INSECTS REPORTS ヒメマルカツオブシムシに寄生するキアシアリガタバチの行動 西村知良
INSECTS REPORTS 生物を規範とした羽ばたき型ドローンの開発 永井弘人・中村和敬・藤田浩輝・長崎秀司・金城寛


2021年12月号(Vol.56 No.13)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・文化昆虫学
Cultural entomology
総論:新しい文化昆虫学 保科英人
TV特撮と昆虫型ヒーロー 宮ノ下明大
インターネットを用いた昆虫の多様性に対する人々の認識の研究 高田兼太
VRを活用した文化昆虫学の発信の取り組み 小林疾風
分類屋視点の和歌昆虫学 保科英人
連載
中国産オサムシ類に関する知見(29)
云南省北西部産シャクナゲドウガネオサムシの2新亜種 井村有希
日本の迷蝶(2) 迷蝶について考える(前編)新田敦子
報文
九州から記録されたオオヒカゲ 佐々木公隆
INSECTS REPORTS
侵略的外来種アルゼンチンアリの侵入成功にとって大事なものは「食の多様性」? 瀬古祐吾・澤畠拓夫・早坂大亮
ロッキー山脈フロントレンジの高標高性蝶類 伊藤隆夫


2021年11月号(Vol.56 No.12)
B5, 42pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・近年の南方性昆虫の分布拡大
Recent range expansion of southern insects
総論:南方性昆虫の分布拡大の実態に迫る 新谷喜紀
クロマダラソテツシジミの最近の動向と本土への定着可能性 平井規央
南西諸島におけるキムネクロナガハムシの分布 高野俊一郎
北上するタイワンウチワヤンマ 青木典司
南からやって来るカメムシ―宮崎県の現状― 小松孝寛
報文 クロサオオヒラタゴミムシ(鞘翅目,オサムシ科)の奄美大島からの記録 森田誠司
報文 クスベニヒラタカスミカメの生活史―特異な吸汁様式に注目― 岡本素治
報文 キャンベル・スミス氏の思い出(大英自然史博物館/ロンドン自然史博物館) 矢田 脩
INSECTS REPORTS ツマグロヒョウモンの分布拡大とその要因 山口隆子
INSECTS REPORTS 絶滅が危惧されているノサップマルハナバチ 藤本恵里奈・高橋純一


2021年10月号(Vol.56 No.11)
B5, 44pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集・寄生バチと狩りバチをめぐる多彩な面々
総論:ハチの進化に深く関わってきた生物達 前藤 薫
キノコとハチとハチ: 枯れ木をめぐる三者系 藏滿 司夢・石原 輝人
クモ卵塊を利用する寄生バチ,クモフシヒメバチ 須賀 圭三
狙われる側としての狩りバチ 牧野 俊一
茅の穴からハチと人びとのくらしをのぞく 遠藤 知二
連載
日本の迷蝶(1) 日本の迷蝶総論 高橋 直
INSECTS REPORTS
寄生蜂の季節適応メカニズム 向井 歩
チャがハマキガに産卵されてから天敵を呼ぶまで 戒能 洋一
生物農薬の機能強化 森 光太郎


2021年9月号(Vol.56 No.10)
B5, 48pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・奄美・琉球の里地棲希少水生昆虫類の保全
総論:奄美・琉球における里地棲希少水生昆虫類保全の課題 荒谷邦雄
奄美・琉球の希少水生昆虫類保全への遺伝情報の応用 荒谷邦雄
奄美・琉球の里地里山の希少水生昆虫類の現状と保全への挑戦 苅部治紀
絶滅危惧水生昆虫の生息域外保全の現状と課題 北野忠
奄美・琉球の水生昆虫に対する外来両生類の影響と対策 富永篤・中村泰之
地域に密着した生息域内保全・生息地再生技術の開発 冨坂峰人・城野裕介
連載
中国産オサムシ類に関する知見(28) 湖北省南西部産カブリモドキ2種の♂交尾器形態 井村有希
遺稿
マガタマハンミョウの生態,特に生活環について(3) 松本行史
報文
クロカタビロオサムシの2020年大発生とその生態(5) 神吉正雄
INSECTS REPORTS
画像解析技術を用いた養蜂支援 長谷川まどか・山翼・佐々拓斗
ネオニコチノイド系殺虫剤により引き起こされる生態系影響および毒性の実態に迫る 関島恒夫
2段階の味覚認証によるカイコの宿主選択機構 常藤加菜・佐藤令一・遠藤悠
千曲川中流域において羽化トラップを用いて捕獲される水生昆虫類 平林公男


2021年8月号(Vol.56 No.9)
B5, 46pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・鳴く虫を楽しむために
総論:鳴く虫を楽しむために 村井 貴史
音声分析によるエゾゼミ類の生息調査 松井 正人
街なかで虫の声を楽しむ「鳴く虫と郷町」 坂本 昇
日本産鳴く虫の化石と,新たに発見された塩原層群からのバッタ科化石 相場博明
ノミバッタのすすめ 佐藤 理絵
遺稿
マガタマハンミョウの生態, 特に生活環について(2) 松本行史
報文
クロカタビロオサムシの2020年大発生とその生態(4) 神吉正雄
追悼 上野俊一先生 岩田隆太郎
INSECTS REPORTS
セミが鳴く仕組み 岩本裕之
コオロギ音源定位における内的状態に依存した行動遷移 小川宏人・本丸尚人・設樂久志・安藤規泰
昆虫の脂肪酸組成を測定する意義 吉田宗弘


2021年7月号(Vol.56 No.8)
B5, 44pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・外来チョウ類の侵入と定着のプロセス
総論:日本における外来チョウ類の侵入と分布拡大 石井実
カラフトセセリThymelicus lineolaの侵入,分布拡大と定着 島谷光二
外来アカボシゴマダラの拡散・定着と在来ゴマダラチョウへの影響 松井安俊・星光流
ムシャクロツバメシジミの福岡市への侵入と生態 三枝豊平
愛知県におけるムシャクロツバメシジミの侵入,分布拡大と定着 間野隆裕
連載 
中国産オサムシ類に関する知見(27)
四川省北部産ザウアーチベットオサムシの1新亜種 井村有希
報文 
マガタマハンミョウの生態, 特に生活環について(1) 松本行史
クロカタビロオサムシの2020年大発生とその生態(3) 神吉正雄
INSECTS REPORTS
オオクワガタ由来高活性型不凍タンパク質の発見 山内彩加林・三浦 愛・津田 栄
カイコ無細胞タンパク質合成系の開発と利用 伊東昌章
追悼北岡茂男先生 農業国の申し子たらんとす 保科英人


2021年6月号(Vol.56 No.7)
B5, 40pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・カイコガの最近の話題
総論:令和におけるカイコ研究と利用の展望 伴野豊
カイコのゲノム編集と次世代シーケンス解析 藤井告
昆虫工場としてのカイコ 増田亮津
カイコの凍結保存技術の開発と有効性 ―昆虫種の新たな保全対策技術としての期待― 福森寿善
養蚕の始まりとカイコの家畜化 横山岳
報文
クロカタビロオサムシの2020年大発生とその生態(2) 神吉正雄(西宮自然保護協会)
INSECTS REPORTS
ハチ類の育種−最近の研究動向− 野村哲郎・木村澄・荒川愛作
SimRiver(シムリバー)とMushiRiver(ムシリバー) ―オンライン・ツールを使った国際河川環境教育― 真山茂樹・加藤和弘・里見研悟
ワーカー産卵抑制とシグナルとしての体表炭化水素の進化 土田浩治
昆虫の自然免疫を担う抗菌ペプチド 下田蒼・米山裕


2021年5月号(Vol.56 No.6)
B5, 34pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・草原性チョウ類の現状と保全
総論:日本における草原性チョウ類のレッドリスト掲載状況と保全の取り組み 平井規央
チャマダラセセリの現状と保全 中村康弘
富士山とその周辺地域におけるヒョウモンチョウの現状と保全 渡邊通人
浅間山系のミヤマシロチョウの現状と保全 花岡敏道
小笠原固有の絶滅危惧種オガサワラセセリの自然史と保全 矢後勝也
●連載
中国産オサムシ類に関する知見(26)
四川省北部のニセホソムネドウガネオサムシの1新亜種 井村有希
●報文
オンライン基礎昆虫学会議の開催報告 吉田貴大
クロカタビロオサムシの2020年大発生とその生態(1)神吉正雄


2021年4月臨時増刊号(Vol.56 No.5)
B5,44pp. 2,437円(税込2,681円)
特 集・昆虫館の現状と課題
総論:昆虫館は60年間に何を示したか 矢島 稔
オオムラサキ館の現状と課題 向井栄仁
足立区生物園の取り組み 関根雅史
胎内昆虫の家 遠藤正浩
多摩動物公園昆虫園の概要 秋川 貴子
群馬県立ぐんま昆虫の森の現状と課題 金杉隆雄
里山の昆虫館 跡部治賢
人と虫が集まるいつもの場所 北野伸雄
石川県ふれあい昆虫館の展示と取り組み 石川卓弥
橿原市昆虫館の30年と連携事業 木村史明
箕面公園昆虫館の取り組み 中峰 空
伊丹市昆虫館の概要と活動について 奥山清市
広島市森林公園こんちゅう館 藤井智展
『私たちの役割』大淀川学習館 日謙次
日本最西端にあるアヤミハビル館 杉本美華
〇報文
改正:ムカシトンボの幼虫を追って― 羽化の写真撮影に成功するまで ― 枝 重夫
〇INSECT REPORTS
東南アジアに侵入したキャッサバコナカイガラムシの生物的防除
須 啓志・高野 俊一郎・松尾 和典・Dat Nguyen Tuan・Layheng Sam


2021年4月号(Vol.56 No.4)
B5, 32pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集・東南アジアの蝶学
総論:東南アジアの蝶類研究を振りかえる 矢田 脩
「東南アジア島嶼の蝶」をふりかえる 植村好延
インドシナの蝶類について 西村正賢
スラウェシの固有な蝶相 山口 諒
あのころだったからできた:東南アジア産チョウ類研究と日本人 千葉秀幸
連載 甲虫の幼虫図鑑
テントウムシ科(4) 吉富博之・福田悠人
INSECTS REPORTS
アカヒゲホソミドリカスミカメの環境の季節的変化に応じた休眠卵の産下 新谷喜紀


2021年3月号(Vol.56 No.3)
B5, 34pp. 1,682円(税込1,850円)
◆総論:蝶の配偶行動研究の新展開 井出純哉
チョウの性認識 竹内剛
アサギマダラの配偶システム 本田計一
モンシロチョウ属の繁殖干渉 大秦正揚
チョウの越冬前交尾を探る 小長谷達郎
●連載
中国産オサムシ類に関する知見(25)
甘粛省南部産ホソムネドウガネオサムシの1新亜種 井村有希
INSECTS REPORTS
食葉性昆虫の大規模食害による失葉下での樹木の木質形成 渡邊陽子・大野泰之
高等学校生物基礎におけるアワヨトウ幼虫の血球を使った簡易かつ明瞭な食作用の観察・実験 中松豊・澤友美・奥村雄暉


2021年2月号(Vol.56 No.2)
B5, 34pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・遺伝子から紐解く,昆虫の性的形質の多様性
総論:昆虫における性的形質の多様性と進化 竹中將起・千頭康彦
オオオサムシ亜属における雌雄交尾器の共進化がもたらす種多様化 曽田貞滋
ホタルの光とその進化 大場裕一
性的二型と性的対立:オオツノコクヌストモドキの場合 香月雅子
鱗翅目昆虫における受精しない精子の謎 小長谷達郎・酒井弘貴
INSECTS REPORTS
ヒメジャノメの害虫化を抑えているのはシオカラトンボか 田口正男
探索蟻の目印学習における歩き方 ア山朋子
共焦点レーザー顕微鏡による非接触組成分析 桑田 力真・吉田 将徳・伊藤 嵩人・Hamed Rajabi・石井 大佑


2021年1月号(Vol.56 No.1)
B5, 34pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集・ホシミスジグループと種分化の諸問題
総論:極東アジアから観たホシミスジグループの特筆すべき知見 福田 晴男
極東アジアのホシミスジグループ4種のオス性標鱗粉 福田 晴男
市町村別分布記録から考えられるホシミスジ像 伊藤 寿
若狭湾沿岸ホシミスジの謎に迫る 木村 富至
愛媛県におけるホシミスジの分布と発生生態 窪田 聖一
連載
中国産オサムシ類に関する知見(24)
四川・甘粛両省産オサムシの2新分類群 井村 有希
INSECTS REPORTS 
昆虫におけるD-アミノ酸の生合成・代謝・生理機能 塚本 悠介
ミツバチ脳における脱皮ホルモンシグナル関連転写因子Mblk-1の発現解析 松村 泰宏・河野 大輝・久保 健雄


2020年12月臨時増刊号(Vol.55 No.14)
B5, 38pp. 2,437円(税込2,681円)
特集・with外来昆虫の時代
総論:特定外来生物ヒアリ―With外来昆虫の時代 橋本佳明
外来アリ―ヒアリだけでない,増え続ける侵入種と都市環境の監視 細石真吾
クビアカツヤカミキリ―広がる国内侵入と対策の課題 砂村栄力・田村繁明
ツマアカスズメバチの侵入と防除 坂本洋典・五箇公一
知るからはじめる外来昆虫対策 松本吏樹郎
外来昆虫対策に活かす自然史博物館の技法 三橋弘宗
奥多摩のチョウ相と近年の変化 (2) 田島政三
侵略的外来種アルゼンチンアリの化学防除による撲滅メカニズムの謎 澤畠拓夫・瀬古祐吾・早坂大亮
小磯良平画伯が描いたトンボの絵 枝重夫
2020年総目次


2020年12月号(Vol.55 No.13)
B5, 33pp. 1,682円(税込1,850円)
特集/絶滅危惧種のトンボの保全
総論:危機がせまる絶滅危惧トンボ類の保全 苅部治紀
日本のオオキトンボの現状 宮崎俊行
オオモノサシトンボの現状 須田真一
ベッコウトンボの保全 松木和雄
ハネナガチョウトンボの現状と保全 苅部 治紀
連載 甲虫の幼虫図鑑テントウムシ科(3)吉富博之・福田悠人
“昆虫記”が付いた単行本や随筆の目録補遺 枝重夫


2020年11月号(Vol.55 No.12)
B5, 33pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・令和のチョウ:ミカドアゲハの自然史と進化

総論:ミカドアゲハの自然史 矢田脩
ミカドアゲハとその近縁種の系統分類と地理的変異 長田庸平
ミカドアゲハ蛹:非越冬蛹と越冬蛹の違いについて 鈴木光
ミカドアゲハの分布拡大 難波通孝
連載 中国産オサムシ類に関する知見(23) 甘粛省産オサムシの2新亜種 井村有希
カナダおよびアメリカに侵入したオオスズメバチ 高橋純一
河川と水辺環境保全のための地下生物指標による生態系健全度評価 根岸淳二郎・川西亮太・宇野裕美・東城幸治
電磁場による昆虫の健康増進 川崎陽久・石田直理雄


2020年10月号(Vol.55 No.11)
B5, 30pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・高山性昆虫
総論:日本の高山性昆虫 岸本年郎
日本の高山性甲虫―地表性甲虫を中心に― 岸本年郎
赤石山脈の高山蛾 四方圭一郎
中部山岳域のハイマツを食害するタカネシママツハバチの生態 中村寛志
北アルプス蝶ヶ岳の高山植物に訪花するマルハナバチの長期モニタリング 須賀丈・ 田中洋之・江川信
連載 甲虫の幼虫図鑑 テントウムシ科(2) 吉富博之・福田悠人
INSECTS REPORTS 山岳池沼における水生昆虫類の群集構造 井上恵輔・東城幸治・高岡貞夫


2020年9月号(Vol.55 No.10)
B5, 34pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・ビオトープによる昆虫の保全
Artificial biotopes for the preservation of insect
総論:さまざまなビオトープ 市川 憲平
ふるさと尺の内公園のビオトープ 林 成多
小諸絶滅危惧種ビオトーププロジェクト 岡林 大祐
シャープゲンゴロウモドキの生息地再生による継続的な保全 西原 昇吾
農村環境モデルのビオトープの取り組みについて 安部 邦昭
連載 中国産オサムシ類に関する知見(22) 甘?省南部から発見されたホソチベットオサムシ類第三の種 井村 有希
報文 奥多摩のチョウ相と近年の変化 (1) 田島 政三
報文 野外で採集した卵よりユキワリツマキチョウが羽化 藤田 隆明
報文 ホメルスアゲハのコインと切手 枝 重夫
INSECTS REPORTS ショウジョウバエの概日リズムは生存に重要か? 吉井 大志


2020年8月号(Vol.55 No.9)
B5, 41pp. 1,682円(税込1,850円)
特集:日本産水生甲虫類研究の現状と展望
総論:日本産水生甲虫研究の現状 吉富 博之
日本産水生コウチュウ目の最新情報 中島 淳
日本産ヒメドロムシ科の解明度と今後の課題 林 成多
日本産ゲンゴロウ上科の現状と課題 渡部 晃平
日本産シジミガムシ属の最近の知見および展望について 上手 雄貴
連載 中国産オサムシ類に関する知見(21)四川省高所産オサムシの2新種 井村 有希
報文 点描・日本の昆虫学者(7)平山修次郎(中)大野 正男
報文 最も重い昆虫のコインと切手 枝 重夫
INSECTS REPORTS 生物多様性の規定因の探索的研究 飯島 明宏・佐藤 秀樹


2020年7月号(Vol.55 No.8)
B5, 41pp. 1,682円(税込1,850円)
特集:トカラ列島の昆虫相
Insect fauna in the Tokara Islands
総論:トカラ列島の昆虫相と生物地理 細谷 忠嗣
トカラ列島のチョウの分布調査 金井 賢一
トカラ列島の虫えい形成タマバエ 徳田 誠
トカラ列島のゾウムシ相 小島 弘昭・藤澤 侑典
トカラ列島におけるアリ相調査小史 山根 正気・福元 しげ子・渡邊 啓文
トカラ列島の直翅類 山下 秋厚
連載 中国産オサムシ類に関する知見(20) 四川省におけるリゴカラブス亜属の1新種 井村 有希
INSECTS REPORTS
ヤマトシロアリの長寿命のひみつを探る 井内 良仁
INSECTS REPORTS
植物の誘導抵抗性と害虫防除 手林 慎一・森山 瑠理
INSECTS REPORTS
カイコの摂食行動を支配するドーパミン受容体シグナリングの解明 太田 広人
書評:福田晴夫著『チョウが語る自然史―南九州・琉球をめぐって―』山根 正気


2020年6月号(Vol.55 No.7)
B5, 36pp. 1,682円(税込1,850円)
特集:バイオミメティスクとは何か?昆虫工学
総論:
昆虫に学ぶ工学 齋藤 彰
アブラムシのリキッドマーブルに学んだ粉体状粘着剤の開発 藤井秀司・中村??伸・秋元信一
蚊の口針を模倣したマイクロニードルの作製 青柳誠司
分子レベルにおける昆虫飛翔筋の動作機構の解明 岩本裕之
シルクの様々な機能と応用 長島孝行
連載
甲虫の幼虫図鑑
テントウムシ科(1) 吉富博之・福田悠人
INSECTS REPORTS
真社会性アブラムシの生態解明に向けて―健気な兵隊による捕食者からの防衛― 須藤 啓・服部 充里地里山生態系の変容による大型糞虫類の生存戦略の解明 百村帝彦・細谷忠嗣
シロアリ社会における「片親効果」とそのメカニズム 小口晃平・ 三浦徹


2020年5月号(Vol.55 No.6)
B5, 36pp. 1,682円(税込1,850円)
特集:テントウムシの生物学
Biology of ladybird beetles
総論:テントウムシ研究の最前線 新美 輝幸
ナミテントウの斑紋形成メカニズム 安藤 俊哉・新美 輝幸
捕食性テントウムシのニッチ分割 鈴木 紀之・大澤 直哉
ダンダラテントウの最近の研究 河上 康子
ナナホシテントウの気候適応 大橋 和典
テントウムシ後翅の収納・展開メカニズム 斉藤 一哉
●連載
中国産オサムシ類に関する知見(19)四川省中部におけるチベットオサムシ類の2新分類群 井村 有希
●INSECT REPORTS
プレバイオティクス「ケストース」のミツバチ健康増進効果 藤井 匡,篠原 実可子,高橋 真裕子,木村 雄輝,栃尾 巧,河合 政樹,坂本彩,薮田 浩史


2020年4月臨時増刊号(Vol.55 No.5)
B5,36pp. 2,437円(税込2,681円)
特集:アサギマダラのマーキング調査,最近の話題
Recent results of mark-and-recapture studies of the Chestnut tiger, Parantica sita niphonica
総論:アサギマダラの移動調査―最近の成果と話題― 大原賢二 2
北海道のアサギマダラ―近年の状況― 対馬誠 4
富士山のアサギマダラ,最新情報 橋本定雄 8
四国のアサギマダラ―春と夏の移動― 大原賢二 12
真夏の大分・九重山系におけるアサギマダラの標識調査(2010-2019年)福村拓己 16
屋久島のアサギマダラ,春の移動について 久保田義則 20
沖縄のアサギマダラの移動調査南下個体の記録(1998-2018年) 比嘉正一 24
INSECTS REPORTS 代替動物起源タンパク資源としての食用昆虫のポテンシャルとその持続的生産 田中史彦・田中良奈・今泉鉄平・森高正博 28
虫界ニュース 32


2020年4月号 (Vol.55 No.4)
B5,36pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・森本桂先生追悼号
A tribute to the memory of the late Prof. Katsura Morimoto
ゾウムシ界の世界的偉人:森本桂博士 小島 弘昭
畏友森本桂君との想い出 村上 陽三
森本桂さんを偲んで 三枝 豊平
オトシブミの卵寄生蜂にまつわる森本さんの思い出 広瀬 義躬
森本桂さんを偲んで 宮武 ョ夫
ヒゲボソゾウムシ 養老 孟司
森本桂先生の思い出―とくに沖ノ島と関連して 矢田 脩
森本桂先生のボルネオでの思い出 石井 実
巨像,逝く―森本桂先生を偲んで― 槇原 寛
はい,森本です 的場 績
森本桂先生の思い出 広渡 俊哉
森本先生の想い出 阿部 芳久
森本先生とヒゲナガゾウムシの想い出 妹尾 俊男
森本先生とヒメゾウムシ研究の想い出 吉原 一美
森本先生の宿題 沢田 佳久
森本先生との思い出―シロアリ研究を通じて― 竹松 葉子
森本桂先生を偲んで 紙谷 聡志
森本先生の思い出と残された約束 中村 剛之
「森本桂コレクションとゾウムシ学」を開催して 丸山 宗利
煙草とゾウムシと森本先生と私 吉武 啓
森本桂先生に感謝を込めて 辻 尚道
INSECTS REPORTS トキウモウダニは日本から絶滅したのか? 脇 司・島野 智之


2020年3月号 (Vol.55 No.3)
B5,36pp. 1,682円(税込1,850円)
特集・捕食性昆虫の生物学
Biology of predacious insects
総論:捕食性昆虫の生態 ―特集によせて― 矢野 栄二
ナミテントウ 世古 智一
カマキリ類の行動戦略 渡部 宏
ショクガタマバエ 安部 順一朗
ナミヒメハナカメムシ 矢野 栄二
連載 中国産オサムシ類に関する知見(18)
四川省北部におけるニシキオサムシとジウディンニセキンオサムシの新亜種 井村有希
INSECTS REPORTS 翅目昆虫の交尾体位と生殖器形態の共進化の謎に迫る 稲富桃子・松野健治 他
INSECTS REPORTS カイコのオス内部生殖器を形作るのは誰か? 笠原良太・鈴木雅京 他
INSECTS REPORTS 昆虫媒介性の植物病原体に学ぶ生存戦略 湊菜未


2020年2月号 (Vol.55 No.2)
B5,36pp. 1,682円(税込1,850円)
特集:昆虫から見た重要里地里山・重要湿地
Insect biodiversity in the Important Satoyama and Wetlands designated by Ministry of Environment,Japan
総論:環境省の重要里地里山・重要湿地と昆虫類の生物多様性保全 石井 実
チョウ類から見た重要里地里山 中村 康弘
日本の重要湿地に指定された地域とタガメ・ゲンゴロウ類 市川 憲平
チョウ類が示す「帯広の森」が還る自然 池田 亨嘉
昆虫類からみた茨城県土浦市にある宍塚の里山における生物多様性とその保全活動 森本 信生
人の営みにより維持されてきた阿蘇の草原とチョウ類相 井上 欣勇
報文
ベンチの裏で集団蛹化したヒオドシチョウ 田口 正
INSECTS REPORTS
対馬で起きているツマアカスズメバチによるキイロスズメバチへの繁殖干渉 山崎 和久・高橋 稜一・高橋 純一
INSECTS REPORTS 
在来昆虫類が駆動する繁殖干渉と外来種問題 高倉 耕一
虫界ニュース


2020年1月号 (Vol. 55 . No.1)
B5, 37pp. 1,682円(税込1,850円)(送料別)
特集:昆虫の化石
Host shifts and speciation in herbivorous insects
総論 日本の昆虫化石研究:近年の話題から 林 成多
第四紀の自然環境と人と昆虫 初宿 成彦
新第三紀中新世の昆虫化石 森 勇一
栃木県塩原層群の昆虫化石 相場 博明
古琵琶湖層群の昆虫化石 八尋 克郎
●連載●中国産オサムシ類に関する知見(17)
四川,云南両省産オサムシの3新亜種とニシキオサムシの新たな記録 井村 有希
トンボとチョウのメダルについて 枝 重夫
INSECTS REPORTS 幼児期に虫と遊ぶことの教育的意義と保育教材開発:園庭のむしあそび図鑑の取り組みから 藤崎 亜由子・島内 武・飯島 貴子・麻生 武・亀山 秀郎・藤崎 憲治
INSECTS REPORTS 「虫の音」を利用した調べ学習と文献 西 栄二郎・中野陽子・只腰あずみ・平本真理・田子環・海獺


2019年12月臨時増刊号(Vol.54 14)
B5, 30pp. 2,437円(税込2,681円)
総論 特定外来生物クビアカツヤカミキリの生態と被害 加賀谷 悦子
一般社団法人日本応用動物昆虫学会からのクビアカツヤカミキリの防除対策に関する要望書の提出について コ丸 晋
クラウドファンディング調達資金を活用したクビアカツヤカミキリの防除に向けた研究活動事例 中野 昭雄
クビアカツヤカミキリの繁殖行動 深谷 緑
幼虫の細枝飼育から探るクビアカツヤカミキリの加害樹種 北島 博
外来昆虫対策に重要なこと 田付 貞洋
神奈川県内陸北部水田でのホソミイトトンボの発生 田口 正男
里山林を対象とした一時的水域における落葉の分解過程 河内 香織・小林 誠・東田 昌悟
カリマンタン島にてバジランコモンセセリ(Celaenorrhinus bazilanus )を採集 藤田 隆明
2019年総目次


2019年12月号(Vol.54 13)
B5, pp. 1,682円(税込1,850円)
特集:植食性昆虫の寄主転換と種分化
Host shifts and speciation in herbivorous insects
総論 昆虫―植物間の軍拡競争と寄主乗換えによる種分化 秋元 信一 
虫えい形成タマバエ類の種分化・適応放散と寄主植物との関連性 徳田 誠 
植食性昆虫と植物の進化的関係:マメゾウムシとマメ科植物を例に 津田 みどり 
カエデ属植物を利用するハマキホソガ属蛾類における寄主利用と系統関係の関連性 中臺 亮介 
ニジュウヤホシテントウの寄主幅拡大 藤山 直之 
連載 点描・日本の昆虫学者(7)平山修次郎(上)大野 正男 
報文 農業用ビニールシートに集まるシオカラトンボ 田口 正男 
INSECTS REPORTS 針葉樹人工林と広葉樹自然林の森林景観がカスミザクラの繁殖とマメコバチの採餌に与える影響 永光 輝義 
INSECTS REPORTS 教材・学習材としての「虫の音」の利用 西 栄二郎 


2019年11月号(Vol.54 No.12)
B5, 30pp. 1,682円(税込1,850円)
特 集:シジミチョウとアリの奇妙な関係
Eccentric associations between ants and lycaenid butterflies
総論 シジミチョウとアリの相互関係を紐解く 上田 昇平 2
好蟻性シジミチョウの化学擬態戦術 秋野 順治 4
ミヤマシジミ幼虫と共生するアリの行動について 萩原 康夫 8
アリとシジミチョウの相利共生メカニズム 北條 賢 12
好蟻性シジミチョウ,ゴマシジミの保全 坂本 洋典 16
●連載●中国産オサムシ類に関する知見(16)四川,云南両省産オサムシの3新亜種 井村 有希 20
報文 関西で再度クロカタビロオサムシ多量発生 神吉 正雄 25


2019年10月号(Vol.54 No.11)
B5, 43pp. 1,713円(税込1,884円)
特 集:世界最大のシロチョウ,ツマベニチョウの最近の話題
Recent topics of Hebomoia glaucippe
総論 ツマベニチョウの自然史−分類・形態を中心に 矢田 脩
ツマベニチョウの環境依存的な蛹休眠 小川 浩太
分布最北限のツマベニチョウ―宮崎県― 岩ア郁雄
デタニツマベニの発見秘話と最近の生息情報 金平 修一
ツマベニチョウから見つかった有毒成分 本田 計一
日本産アミメボタル族(鞘翅目ベニボタル科)研究の現状 松田 潔
なぜナツアカネはコスモス畑に産卵するのか 田口 正男
TRPチャネルによる昆虫の温度センシング 富永 真琴・曽我部 隆彰
ミバエ類における繁殖干渉とそれを組み込んだ新しい不妊虫放飼法の開発 本間 淳・北野 大輔・高倉 耕一・西田 隆義
昆虫変態の分子機構:コオロギの研究から 石丸 善康・野地 澄晴・三戸 太郎


2019年9月号(Vol.54 No.10)
B5, 40pp. 1,713円(税込1,884円)
特 集:鳥の巣は誰のもの?
Who owns the bird nests?
総論 鳥の巣を利用する動物 那須 義次
鳥の巣で育つシラホシハナムグリ 越山 洋三
鳥の巣から発生する家屋害虫 富岡 康浩
巣箱は誰がために―シジュウカラ,マルハナバチ,スズメバチ 三上 かつら
鳥の巣における生物間の相互作用 濱尾 章二
ヒメシロモンドクガの季節適応 加藤 義臣
私は昆虫のフィールドワークに生涯をかけ,実物を見せる大切さに生きた(下) 矢島 稔
●連載●中国産オサムシ類に関する知見(15) 四川省北部におけるドウガネオサムシ類の1新種 井村 有希
富士川以東のイワワキセダカコブヤハズカミキリの4調査エリアの比較研究―関東周辺のセダカコブヤハズカミキリを叩く人のために(3) 藤田 隆明
白濁した翅のカワトンボの記録地とその正体について 枝 重夫・白澤 良一


2019年8月号(Vol.54 No.9)
B5, 43pp. 1,713円(税込1,884円)
特 集:カメムシの行動と生理
Behavior and physiology of stink bugs
総論 カメムシの行動学・生理学の最前線 沼田 英治 2
きょうだいに合わせて孵化するカメムシ 遠藤 淳 4
クヌギカメムシのゼリー状卵保護物質 森山実 8
カメムシの幼若ホルモン 小滝 豊美 12
カメムシ類の視覚を利用した定位行動 弘中 満太郎 16
私は昆虫のフィールドワークに生涯をかけ,実物を見せる大切さに生きた(上)矢島 稔 20
連載 点描・日本の昆虫学者(6)谷貞子(下)24
報文 富士川以東のイワワキセダカコブヤハズカミキリの4調査エリアの比較研究― 関東周辺のセダカコブヤハズカミキリを叩く人のために(2) 藤田 隆明 28
INSECTS REPORTS アリ類で進化した近親交配のコストを抑制する性決定分子機構の解明に向けて 宮川(岡本)美里 32
INSECTS REPORTS ミツバチの営巣初期過程に対するエージェントベースモデル 鳴海 孝之・陰山 真矢・上道 賢太・本多 久夫・大ア 浩一 35
INSECTS REPORTS 昆虫群集における進化群集生態学―北海道の河畔林を舞台に― 内海 俊介 38
短報 キトンボの♂同士の連結を撮影 酒井 昇治・枝 重夫 42


2019年7月号(Vol.54 No.8)
B5, 46pp. 1,713円(税込1,884円)
特 集:バッタ研究の現状と今後
総論 バッタの昆虫学           田中 誠二
トノサマバッタの生物地理と寄主特異性   徳田 誠
トビバッタの相変異と行動         原野 健一
トビバッタの体色制御機構         管原 亮平
トビバッタ2種のふ化決定機構とふ化時刻  西出 雄大
トノサマバッタの卵が一斉にふ化する仕組み 田中 誠二
連載●中国産オサムシ類に関する知見(14)
云南省北西部のヌバタマキンオサムシ類   井村 有希
富士川以東のイワワキセダカコブヤハズカミキリの4調査エリアの
比較研究―関東周辺のセダカコブヤハズカミキリを叩く人のために(1) 藤田 隆明
昆虫羽ばたき飛行の特徴的な翼先端軌跡における流体構造連成現象の役割 石原 大輔
ギンヤンマに捕食されるウスバキトンボ   田口 正男


2019年6月号(Vol.54 No.7)
B5, 46pp. 1,713円(税込1,884円)
特集・アメンボの研究最前線
Recent progress in studies on water-striders
総論 アメンボの適応進化と多様化 原田 哲夫・中尾 史郎
陸水アメンボ類の保全生物学と生態工学 中尾 史郎
ウミアメンボ類の温度耐性 古木 隆寛
ナミアメンボの環境生理・生態学 原田 哲夫・竹内 日登美・古木 隆寛
翅二型を出現させるナミアメンボの繁殖戦術 高橋 玄
塩水生ナガサキアメンボ発見に寄せて 安永 智秀
報文 中国云南省から発見された5種目のルリクワガタ 井村有希
INSECTS REPORTS アリ類における相互作用ネットワークの群知能への影響:社会性昆虫でのオミックス革命 庄司 一貴
INSECTS REPORTS 害虫ミバエの嗅覚センサーの解析 小野 肇
INSECTS REPORTS ハエの翅の模様の機能を考える 丹伊田 拓磨・越川 滋行
INSECTS REPORTS 霊長類色覚センサー蛋白質の構造解析 片山 耕大
INSECTS REPORTS 世界最小の昆虫型ロボットの開発 齊藤 健・金子 美泉・内木場 文男
虫界ニュース


2019年5月号(Vol.54 No.6)
B5, 41pp. 1,713円(税込1,884円)
特集 Webを用いた現状と調査
Present state of insect researches using web site
総論 ウェブサイトを用いた昆虫の調査 長田 庸平
メーリングリストを利用したアサギマダラの移動調査 長田 庸平・金澤 至
北海道での市民参加型調査の実践例と課題 渡辺 修・丹羽 真一・渡辺 展之
市民による甲虫類の分布調査−紙からインターネットへ− 初宿 成彦
私の直翅目写真撮影法 村井 貴史
連載 中国産オサムシ類に関する知見(13) 云南省北西部におけるドウガネオサムシ類の3新分類群 井村 有希
報文 コクロアナバチにおける共同育室の出現 遠藤 知二・今崎 惟・牧 菜々美・辻井 美咲
報文 オーストラリアの昆虫コイン・セットおよびバーミューダのセミのコイン 枝 重夫
INSECT REPORTS 運動への介入から解き明かす闘争行動を引き起こすコオロギのアンテナフェンシング 杉本 靖博
INSECT REPORTS アリの共生者認識機構―アリはアブラムシの情報を口移しで巣仲間に伝える― 林 正幸


2019年4月臨時増刊号(Vol.54 No.5)
B5, 48pp. 2,482円(税込2,730円)
総論 昆虫の性決定 新美 輝幸
甲殻類ミジンコの性決定 加藤 泰彦・渡邉 肇
不完全変態昆虫の性決定 水口 智江可
膜翅目の性を決める因子とその役割 畠山 正統
鞘翅目における性決定と性分化 千頭 康彦・森田 慎一・新美 輝幸
鱗翅目昆虫の性決定 酒井 弘貴・鈴木 雅京
双翅目昆虫の多様な性決定様式 山本 大介
気温,近縁種,餌サイズが影響するヒメオサムシの大きさ 奥崎 穣
マメゾウムシ類の食性進化:広範な目の乾燥種子で育つ2種の発見 嶋田 正和
オス特有のトラウマ記憶の性スペクトラム 坂井 貴臣
膜翅目昆虫カブラハバチの性決定関連遺伝子の同定とその機能解析 峰 翔太郎
共生細菌との共生が昆虫ゲノムに及ぼす影響 二河 成男


2019年4月号(Vol.54 No.4)
B5, 41pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:高山蝶の分布とその起源
"Alpine butterflies".The problem on the origin,speciation and distribution
総論 高山蝶とはどういう蝶か 高橋 真弓
ベニヒカゲ類の分子系統解析による種分化について 中谷 貴壽・上田 昇平・西尾 信哉・宇佐美 真一
遺伝子から見たわが国のタカネヒカゲとダイセツタカネヒカゲの起源
―モンゴルフブスグル湖西岸のタカネヒカゲ属からの考察― 宇佐美 真一・上田 昇平・西尾 信哉・中谷 貴壽・伊藤 建夫・井上 望太郎
サハリンから見た日本産高山蝶 朝日 純一
南アルプスの高山蝶について 白井 和伸
報文 20年間の調査にもとづく大阪狭山市のチョウ相の変化 河村 俊
報文 「飛ばないテントウムシ」でアブラムシを防除する 世古 智一
INSECTS REPORTS
昆虫とウイルスの共進化:進化的軍拡競争と生物多様性 永峰 俊弘
INSECTS REPORTS
土中温度環境への昆虫概日時計の適応機構を探る 宮崎 洋祐
INSECTS REPORTS
マイマイガの卵塊の色と産卵環境の地域性 澤畠 拓夫・井上 真紀


2019年3月号(Vol.54 No.3)
B5, 41pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:乾燥地と昆虫
Arid region and Insects
総論 乾燥地と昆虫 溝田 浩二
カカトアルキ発見後の進展 東城 幸治
眠る昆虫“ネムリユスリカ”の乾燥耐性:アンヒドロビオシスのしくみ 十亀 陽一郎・黄川田 隆洋
ラオスの乾季の昆虫と昆虫食 野中 健一
マダガスカル南部の乾燥地に生きる昆虫類 溝田 浩二
連載 中国産オサムシ類に関する知見(12) 四川省南部?南?で得られたオサムシの3新亜種 井村 有希
報文 失われゆく熱帯雨林に蝶を求めて―南カリマンタン州低地編(下) 藤田 隆明
INSECTS REPORTS 昆虫の体表脂質構造への赤外分光法によるアプローチ:透湿性との関わり 金子 文俊・片桐 千仭・長嶋 剣・佐崎 元
INSECTS REPORTS 昆虫食に求められる持続可能性 松井 欣也


2019年2月号(Vol.54 No.2)
B5, 46pp. 1,713円(税込1,884円)
特 集:絶滅危惧昆虫の生息域外保全
Ex-situ conservation of endangered insects in Japan
総論 絶滅危惧昆虫の増加と生息域外保全 石井実 2
絶滅危惧昆虫類における域外保全と野生復帰 松木崇司・兼子峰光 4
ミヤジマトンボの現状と生息域外保全 坂本充 8
日本産マルバネクワガタ類の生息の現状と保全対策 荒谷邦雄 12
シャープゲンゴロウモドキの生息現状と生息域外保全 西原昇吾 17
最絶滅危惧チョウ類・ツシマウラボシシジミの現状と保全 矢後勝也 他 21
ヒョウモンモドキの生息域外保全と再導入の試み 中村康弘 他 25
連載 日本産コメツキムシ科幼虫の概要(11) 大平仁夫 29
INSECT REPORTS 脚を切られても歩き続ける昆虫とロボット 大脇大 31
INSECT REPORTS 材食を可能とするシロアリ腸内多重共生機構の解明 本郷裕一 35
INSECT REPORTS 昆虫の観察を通して体のつくりと進化を学ぶ授業の開発 山野井貴浩 39
INSECT REPORTS 魅力いっぱいの嫌われ者,ゴキブリから学ぶ 宮田恵多・小澤壮太・長谷川浩一 41


2019年1月号(Vol.54 No.1)
B5, 41pp. 1,713円(税込1,884円)
特 集:世界遺産「宗像・沖ノ島」の昆虫たち
The insects of the island of "Okinoshima, Munakata" registered as a World Heritage Site
総論 沖ノ島の自然と昆虫相 矢田 脩
沖ノ島の蛾類と双翅類 三枝 豊平
沖ノ島の半翅目 紙谷 聡志
沖ノ島の甲虫類 城戸 克弥
宗像市沖ノ島のチョウ類 西田 迪雄・鈴木 光・田中 隆義
連載 中国産オサムシ類に関する知見(11)云南省におけるトゲオサムシ類の4新分類群 井村 有希
報文 カシノナガキクイムシによるナラ枯れ被害のシミュレーション解析 中桐 斉之・前川 優衣
INSECT REPORTS 同所的に分布する近縁ショウジョウバエ2種の資源利用と遺伝分化 加藤 徹・三ツ橋 圭・泉谷 洋之・戸田 正憲
INSECT REPORTS ミツバチライフログモニタリングシステムの開発 高橋 伸弥・藍 浩之
INSECT REPORTS 昆虫の柔軟な筋骨格系の力学的設計原理の解明に向けて 中田 敏是


2018年12月号臨時増刊号(Vol.53 No.14)
B5, 36pp. 2,482円(税込2,730円)
特集:チョウの遺伝的多様性と分子系統
Genetic diversity and molecular phylogeny of butterflies
総論 チョウの遺伝的多様性と分子系統―特集にあたって 八木 孝司 2
日本のキアゲハの系統関係と遺伝的多様性 宮川 美紗 4
日本のクロツバメシジミの系統地理 伊藤 建夫 8
タカネヒカゲの分子系統―タカネヒカゲOeneis nornaのルーツ― 宇佐美 真一・上田 昇平・西尾 信哉・中谷 貴壽・伊藤 建夫 12
里のクロシジミと山のクロシジミは別系統か? 竹内 剛 16
日本産コヒョウモンモドキの個体数と遺伝的多様性の歴史 中濱 直之 21
蝶のtimetree 遅沢 壮一 25
連載 点描・日本の昆虫学者(6)谷貞子(上) 大野 正男 29
INSECTS REPORTS チョウ目害虫の幼若ホルモンを標的にした次世代型創農薬 粥川 琢巳 33


2018年12月号(Vol.53 No.13)
B5, 41pp. 1,713円(税込1,884円)
特 集:昆虫のフェロモン Insect Pheromone
総論 昆虫のフェロモン研究の新しい展開 神崎 亮平
ダニと昆虫の多機能フェロモンとその活用術 清水 伸泰
ガ類種の多様性と性フェロモン分子の変遷 藤井 毅・中 秀司
ガ類の高選択的・高感度な性フェロモン受容の分子機構 櫻井 健志
フェロモン選好性を決める神経機構 韮澤 拓也・並木 重宏
センサとロボット開発 光野 秀文・安藤 規泰
連載 日本産コメツキムシ科幼虫の概要(10) 大平 仁夫
報文 失われゆく熱帯雨林に蝶を求めて―南カリマンタン州低地編(上) 藤田 隆明
INSECTS REPORTS 北日本で越冬できないコナガは毎年どこからどのように飛来するのか? 上杉 龍士・深谷 緑
INSECTS REPORTS カイコガの適応的匂い源探索アルゴリズムのモデル化とロボットシステムへの実装に向けて 志垣 俊介・倉林 大輔
INSECTS REPORTS 害虫の天敵を誘引する植物揮発性成分の探索と利用に向けて 釘宮 聡一・下田 武志


2018年11月号(Vol.53 No.12)
B5, 51pp. 1,713円(税込1,884円)
特 集:モルフォチョウの輝きBrilliance of the Morpho Butterflies
総論 モルフォチョウの魅力とその研究の歴史   木下 修一
モルフォチョウの採集     上原 二郎
モルフォチョウの構造色:青と透明な鱗粉の役割  吉岡 伸也
モルフォチョウの鱗粉微細構造の再現       松井 真二
コスタリカ,モルフォチョウ族観察撮影記    西田 賢司
連載 シュレンククビナガオサムシの1新亜種とニセクビナガオサムシ,
ウンナンカブリモドキに関する知見    井村 有希
報文 点描・日本の昆虫学者(5)大町文衛(下)  大野 正男
INSECTS REPORTS 昆虫の翅の空力特性と風洞実験装置 岡本 正人
INSECTS REPORTS チョウ目害虫の幼若ホルモンを標的にした次世代型創農薬 粥川 拓巳


2018年10月号(Vol.53 11)
B5, 51pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:外来種ムネアカハラビロカマキリの侵入と拡散
Invasion and dispersal of an alien Hierodula mantis
総論 ムネアカハラビロカマキリの侵入と拡散をめぐって 松本 和馬 2
愛知県豊田市・名古屋市のムネアカハラビロカマキリの分布状況と経年変化 間野 隆裕 4
八王子市西部におけるムネアカハラビロカマキリの分布状況 松本 和馬 8
神奈川県西部のムネアカハラビロカマキリの拡散状況と在来種ハラビロカマキリへの影響 苅部 治紀・加賀 玲子 12
ムネアカハラビロカマキリの侵入要因と拡散防止のための方策 櫻井 博・苅部 治紀・加賀 玲子 15
報文 ゾウムシの硬さを支える極小ゲノムの共生細菌 安佛 尚志 19
報文 日本産コメツキムシ科幼虫の概要(9) 大平 仁夫 23
INSECTS REPORTS 東アジアとヨーロッパに侵入したツマアカスズメバチ 竹内 剛・高橋 稜一・高橋 純一 25
INSECTS REPORTS 横浜市と近郊の小学校のプールにおける蜻蛉目幼虫(ヤゴ)の分布と教材化 三羽 達也・西 栄二郎 30
INSECTS REPORTS 植物の乳液に含まれる耐虫防御タンパク質・物質のユニークな作用分子機構 今野 浩太郎 34
INSECTS REPORTS 在来昆虫類が駆動する繁殖干渉と外来種問題 高倉 耕一 40
INSECTS REPORTS 昆虫のゾンビ化から紐解く生物の多様な振る舞いの源泉 大須賀 公一 44
INSECTS REPORTS 外来種防除の観点からみた外来生物法の限界 西村 武司 47
虫界ニュース 3,18


2018年9月号(Vol.53 No.10)
B5, 38pp. 1,713円(税込1,884円)
特 集:中国の蝶
Butterflies of China
総論 中国蝶類研究の新時代 千葉 秀幸 2
未知のゼフィルスを求めて:フランクの栄光と挫折 徐 ?峰 4
高黎貢山騰衝区の蝶 羅 益奎 9
中国から最近記載されたジャノメチョウについて 郎 嵩云 12
2017 年夏 東南西蔵採集行 黄 思遥 16
連載 云南省北西部碧多雪山から得られたオサムシの3新亜種 井村 有希 21
報文 東京港及び横浜港で得られた外来アリ類 寺山 守・富岡 康浩・岸本 年郎・森 英章・上森 大幹・岡島 賢太郎・砂村 栄力 25
連載 インセクトテクノロジーへの思い 長島 孝行 27
INSECTS REPORTS 九州南部に侵入したキオビエダシャクにみられる光周反応の適応不全 新谷 喜紀 31
INSECTS REPORTS 枯葉に擬態した蝶の進化−系統レベルの進化と集団レベルの進化− 鈴木 誉保 34
虫界ニュース 20


2018年8月号(Vol.53 No.9)
B5, 45pp. 1,713円(税込1,884円)
特 集・新たな侵略的外来昆虫
Recent introduced invasive alien insects
総論 外来昆虫が増えていく 岸本 年郎 2
ハヤトゲフシアリ:新たな侵略的外来アリ 寺山 守 4
日本に侵入したハムシ類 南 雅之 8
クビアカツヤカミキリの最新知見 加賀谷 悦子 12
対馬に定着した特定外来生物ツマアカスズメバチの防除 高辻 陽介・田宮 沙知子・鑪 雅哉 16
投稿 中国云南省北西部から発見されたルリクワガタ類の一新種 井村 有希 21
報文 昆虫ウイルスと寄生蜂によるチョウ目昆虫の内分泌制御とその構造解明 仲井 まどか 25
報文 日本産コメツキムシ科幼虫の概要(8) 大平 仁夫 29
報文 点描・日本の昆虫学者(5) 大町文衛(中) 大野 正男 31
INSECTS REPORTS ミツバチ脳のリバースエンジニアリング -ダンスコミュニケーションに関わる神経機構- 池野 英利・藍 浩之 35
INSECTS REPORTS 身近な鳴く虫の生態調査と鳴き声の教材化 西 栄二郎・松尾 香菜子 41
虫界ニュース 7,15,20,28


2018年7月号(Vol.53 No.8)
B5, 39pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:ヒメドロムシの魅力
Riffle beetles -its attraction and pleasure-
総論 日本産ヒメドロムシ科の最近の分類学的研究 上手 雄貴 2
山陰地方のヒメドロムシ 林 成多 5
ラオスの水路のヒメドロムシ 吉富 博之 9
九州・沖縄地方のヒメドロムシ相 中島 淳 13
世界のヒメドロムシ 小川 直記 17
水生昆虫伝道師キュウカラちゃんのヒメドロムシ普及啓発活動 上野 由里代 21
報文 ホホビロコメツキモドキ属の生態 土岐 和多瑠 24
連載 高校生物部(5)岐阜県立八百津高等学校 自然科学部 活動報告 アルゼンチンアリの分布域調査と行動学的研究から誘導駆除装置への取組み 貝川 友子 28
投稿 兵庫県南東部のオサムシの分布形成とその要因(3) 神吉 正雄 32
INSECTS REPORTS 農環境改変に起因する繁殖干渉とその影響による絶滅:スジシマドジョウ類での検証 森井 清仁・高倉 耕一 35


2018年6月号(Vol.53 No.7)
B5, 48pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:タマムシの世界
The World of Jewel Beetles
総論 最近の話題 大桃 定洋 2
日本産ナガタマムシ属Agrilusの分類 福富 宏和 5
小笠原諸島のツヤヒメマルタマムシとその近似種 服部 宇春 9
九州のタマムシの新知見 堤内 雄二 18
タマムシ科甲虫の採集法 山田 航・福富 宏和 22
報文 日本産コメツキムシ科幼虫の概要(7)大平 仁夫 27
連載 中国産オサムシ類に関する知見(8) 井村 有希 31
連載 昆虫への思い(14)捕食寄生蜂アオムシコマユバチ研究の道のり(3)
北野 日出男 37


2018年5月号(Vol.53 No.6)
B5, 48pp. 1,713円(税込1,884円)
特集・ミツバチの生物学 Honeybee Biology
総論「ミツバチの生物学」特集に寄せて小野正人 2
世界のミツバチ属(Apis) の最新の分類体系 高橋純一・小野正人 4
ミツバチの行動と生態および生活史 佐々木謙・原野健一 9
ミツバチの分子生物学:カースト分化の分子機構はどこまで分かったか? 宮崎智史・佐々木哲彦 13
ミツバチと人類〜養蜂 浅田真一・中村純 7
連載 昆虫への思い(13) 捕食寄生蜂アオムシコマユバチ研究の道のり(2) 北野日出男 21
投稿 兵庫県南東部のオサムシの分布形成とその要因(2) 神吉正雄 25
INSECT REPORTS オオマルハナバチの遺伝構造と系統解析 西本愛・竹内剛・高橋純一 28
INSECT REPORTS 環境保全型農薬として期待される精油の昆虫種間比較薬理解析-ミツバチには作用せず、害虫種にのみ作用する精油の発見を目指して- 太田広人・崎田遼 33
INSECT REPORTSミツバチ脳のリバース工ンジニアリング-ダンスコミュニケーションに関わる神経機構- 池野英利・藍浩之 35
INSECT REPORTS 市民が撮影した写真を使用した 「花まるマルハナバチ国勢調査」とマルハナバチの生息適地推定 大野ゆかり 41
INSECT REPORTS ミツバチが利用する植物花粉(花粉荷)の分析によるミツバチ飼育用人工(代用)花粉の開発 尾崎幸仁 45
虫界ニュース 20, 24


2018年4月臨時増刊号(Vol.53 No.5)
B5, 46pp. 2,482円(税込2,730円)
特集:トンボ 最近の話題 The recent topics on the Japanese Odonata
日本のトンボ目をめぐる最近の話題 -今世紀に入っての分類学的変遷を振り返って- 笹本彰彦 2
トンボの高次分類とDNA解析に関する最近の知見 二橋亮 5
ミナミカワトンボ類のオスの翅の模様と交尾器にかかる性選択 林文男 10
トンボの脱皮・変態機構の解明に向けた実験系の確立 奥出絃太 13
小笠原諸島の固有トンボ類の現状 -とくに2016年〜2017年の大規模干ばつの影響- 苅部治紀 18
愛媛県におけるオオキトンボの保全活動 久松定智 22
世界の美しいトンボ切手 枝重夫 26
報文 PS トラップによるチャバネアオカメムシの飛来予測 外山晶敏・岸本英成・三代浩二 3
報文 点描・日本の昆虫学者(5)大町文衛(上) 大野正男 35
INSECTS REPORTS 力イコの性はどのようにして決まるのか 鈴木雅京 39
INSECTS REPORTS 昆虫の陸上適応と昆虫独自の外骨格形成に関する新仮説 朝野維起 43
虫界ニュース 17, 21, 25


2018年4月号(Vol.53 No.4)
B5, 40pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:フォッサマグナの昆虫生物地理 Insect biogeography around Fossa Magna, central Japan
総論 フォッサマグナと昆虫の分布 岸本年郎 2
南部フォッサマグナ地域の蝶類の生物地理 高橋真弓 4
フォッサマグナと水生昆虫 東城幸治 8
フォッサマグナ地域の力ワトンボ属の分布と形態 福井順治 12
南部フォッサマグナ地域のバッタ目昆虫 石川均 17
報文 昆虫学を普及する:三重県総合博物館の活動 大島康宏 21
報文 日本産コメツキムシ科幼虫の概要(6) 大平仁夫 25
連載 中国産オサムシ類に関する知見(7) 云南省と四川省のヌバタマキンオサムシ類の4新亜種 井村有希 28
連載 昆虫への思い(12) 捕食寄生蜂アオムシコマユバチ研究の道のり(1) 北野日出男 34
投稿 兵庫県南東部のオサムシの分布形成とその要因(1) 神吉正雄 37
新刊案内 27
虫界ニュース 16, 27


2018年3月号(Vol.53 No.3)
B5, 40pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:トビケラの多様性 Trichoptera diversity in Japan
総論 トビケラの多様性 −発見は続く− 野崎隆夫 2
トビケラ界の変わりもの,ヒメトビケラ類 伊藤富子 4
日本産クダトビケラ科の概説 鳥居高明 8
宇治川のトビケラ相の特殊さ 小林草平 13
トビケラ目の高次系統に関するメタゲノム解析研究の現状 東城幸治・竹中將起 18
報文 日本産ウンモンヒロバカゲロウ属の終齢幼虫 松野茂富 23
報文 なぜ水田には豊かなトンボ目群集が形成されるのか 2. アカネ属種の共存と前生殖期間 田口正男 27
連載 昆虫学への思い(11) カブトムシ皮膚と毛髪の電子顕微鏡観察―チオグルコース酸アンモニュウムによるクチクラの軟化処理 佐藤茂 32
報文 イネキモグリバエの季節適応の解明と管理技術への応用 武田光能 36


2018年2月号(Vol.53 2)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:シロアリの生物学 Biology of termites
総論 研究対象としてのシロアリの魅力 松浦健二 2
卵門から見たシロアリの高次系統関係 矢代敏久 4
シロアリのオスによる同性ペアの機能と意義の解明 水元惟暁 9
シロアリのフェロモンと化学受容システム 三高雄希 13
侵入害虫アメリカカンザイシロアリの生態と防除 吉村剛 17
シロアリの抗酸化システムと寿命 田崎英祐 21
報文 神奈川県・東京都のウラミスジシジミの新産地と分布 真田豊誠 25
連載 中国産オサムシ類に関する知見(6) 云南省南西部から発見されたヌバタマキンオサムシ類の1新種 井村有希 29
報文 日本産コメツキムシ科幼虫の概要(5) 大平仁夫 35


2018年1月号(Vol.53 1)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:昆虫利用の新たな可能性 Contribution of insects to solve future food and environmental problems
総論 食料・環境問題の解決に向けた昆虫の役割 和智仲是 2
アメリカミズアブを用いた食品廃棄物処理の実現可能性 和智仲是・平康博章・瀬山智博 4
アメリカミズアブ利用による産業化への課題 中村達 8
新たな飼料原料である昆虫が拓く水産養殖の未来 三浦猛・橋爪篤史・井戸篤史・三浦智恵美 11
昆虫生産は世界の食糧危機を救うことができるのか?―その秘められた可能性を探る 井戸篤史・橋爪篤史・三浦猛 16
アメリカミズアブの幼虫を利用した有機廃棄物処理が環境に与える影響 川ア淨教・片山進亮・松本由樹 21
報文 スジグロシロチョウPieris melete Menetries(チョウ目,シロチョウ科)蛹休眠誘起の光周反応と蛹休眠消去に及ぼす低温の効果 橋本健一 24
報文 岡崎常太郎:通俗(昆蟲)圖説三部作 枝重夫 31
INSECTS REPORTS 健康機能性食品としての昆虫資源利用 井内良仁 34


2017年12月臨時増刊号(Vol.52 14)
B5, 44pp. 2,482円(税込2,730円)
特集:イシガケチョウ類の生態 Biology of Map-wing butterflies
総論 イシガケチョウ雑感 三枝豊平 2
イシガケチョウとツルギタテハ 手代木求 8
タイ国ペブリ県のマルバネイシガケチョウの集団吸水 青山敏之 13
最近のスミナガシ族Pseudergoliniの分類学的研究 大島康宏 18
イシガケチョウの東北進と温暖化 難波通孝 23
報文 ビオトープ造成後の水生昆虫の種数の変化 田中幸一 28
短報 神奈川県内陸部,相模原市内でのホソミイトトンボの捕獲 田口正男 32
報文 日本産ベニボタル科甲虫研究の課題 松田 潔 34
連載 昆虫学への思い(10)応用昆虫学の心髄,ニカメイガとの出会い 江村薫 39
2017年総目次 42


2017年12月号 (Vol.52 No.13)
B5, 42pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:日本の昆虫研究−現状と今後の展開
Insect research in Japan- current situation and future developments
総論 日本の昆虫研究の近年の進歩と今後の課題 石井実 2
トンボ類研究の現状と今後の展開 苅部治紀 4
カブトムシ・クワガタムシ類研究の現状と今後の展開 荒谷邦雄 8
アリ類をめぐる種間関係研究の現状と今後の展望 上田昇平 12
外来昆虫研究の現状と今後の展開 岸茂樹・五箇公一 15
昆虫の季節適応研究の現状と今後の展開 後藤慎介 20
昆虫の行動を科学する 宮竹貴久 24
寄生蜂の寄生戦略の研究 松本吏樹郎 27
昆虫の種分化研究の現状と今後の展開−自然史とゲノミクスが出会う時 高見泰興 30
報文 日本産コメツキムシ科幼虫の概要(4) 大平仁夫 33
報文 点描・日本の昆虫学者(4)土井久作(下) 大野正男 37


2017年11月号 (Vol.52 No.12)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:ウォーレスの島・スラウェシのチョウ
Butterflies of Sulawesi "Wallace's Island"
スラウェシ島のチョウ ―スラウェシのチョウ類研究をふり返る 矢田脩 2
スラウェシのチョウの最新情報 末藤清一 5
スラウェシ地域のチョウと多様化: メナドヒメワモンの複雑な亜種構成 山口諒・R. I. ベンライト 9
スラウェシのトガリシロチョウ属Appias 矢田脩 15
スラウェシ産セセリチョウ雑記 千葉秀幸 18
連載 中国産オサムシ類に関する知見(5)云南省と四川省から発見されたドウガネオサムシ類,チベットオサムシ類,ヌバタマキンオサムシ類の4新亜種 井村有希 22
報文 茨城県南部におけるアキアカネ発生に関わる諸要因 白石昭彦 27
連載 昆虫への思い(9)チョウとトンボとアメンボと 碓井徹 31
短報 中華人民共和国の蝶のコイン 枝重夫 35
INSECTS REPORTS カイコの性を制御する因子の同定 鈴木雅京 36


2017年10月号 (Vol.52 No.11)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:寄生バチの生物学
Biology of hymenopterous parasitoids
寄生バチの生物学―特集に寄せて― 小西和彦 2
ヒメバチ科のクモ利用の進化−特にクモヒメバチについて 松本吏樹郎 4
有剣類の採餌様式の多様性と系統 三田敏治 8
コバチ上科の種多様性と生態的多様性 松尾和典 13
クロバチ上科の寄生様式の進化 山岸健三 17
タマバチ上科の寄主利用の進化 和智仲是 22
速報寄稿 ヒアリの生態 村上貴弘 27
報文 キリシマミドリシジミが高尾山に飛ぶ日−分布の拡大と森林の変遷− 川上洋一 30
報文 白山亜高山帯・高山帯の地表徘徊性甲虫類のモニタリング 平松新一 33
INSECTS REPORTS 選抜育種によるミツバチ・マルハナバチの有用形質の改良 高橋純一・野村哲郎 36


2017年9月号 (Vol.52 No.10)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:オオルリシジミの生物地理・生態・保全
Biogeography, Ecology and Conservation of Large Shijimi Blue, Shijimiaeoides divinus
総論 オオルリシジミはどこから来てどこへ行くのか? 村田浩平 2
大分県で再発見された絶滅危惧種オオルリシジミの由来 阿部芳久 8
海外産オオルリシジミの分布と生息環境 矢後勝也・伊藤勇人・高尚均・王敏 12
オオルリシジミなど草原性チョウ類をどのように保全していくべきか? 矢田脩 16
連載 中国産オサムシ類に関する知見(4) 四川省から発見されたニシキオサムシとシセンチベットオサムシの4新亜種 井村有希 20
報文 日本産コメツキムシ科幼虫の概要(3) 大平仁夫 25
報文 大型ヒョウモン類の「夏眠」の非存在性:推定される成虫の季節的移動 伊藤隆夫 28
報文 点描・日本の昆虫学者(4)土井久作(上) 大野正男 32
INSECTS REPORTS ミツバチにおけるゲノム編集法の開発:その先の眺望 河野大輝・佐々木哲彦・久保健雄 36
INSECTS REPORTS アリ社会の同巣認識とタスク分業を支えるコミュニケーション 秋野順治 40
INSECTS REPORTS ミヤマシジミにみられる樹状刺毛とアリ随伴との関係 萩原康夫 43


2017年8月号 (Vol.52 No.9)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:糞虫 最近の話題
Current topics of dung beetles
総論 糞虫の最近の話題 日暮卓志 2
日本の糞虫相の近況 越智輝雄 4
奈良公園糞虫観察会 稲垣政志 8
「レインボーセンチコガネ」を中心としたセンチコガネ採集 野田亮 12
好蟻性および好白蟻性の「糞虫」 柿添翔太郎・丸山宗利 16
報文 関東地方産アカボシゴマダラ幼虫の定位行動と相互作用 加藤義臣・藤田憲司 20
連載 日本の甲虫目概説(11) 日本のケシキスイ科(コウチュウ目)その6 久松定智 24
報文 コヒメハナカメムシの足跡に含まれる性フェロモン様物質の同定 前田太郎・辻井(藤原)直・ 安居拓恵・松山茂 26
報文 失われゆく熱帯雨林に蝶を求めて―スマトラ島低湿地編(4) 藤田隆明 30
INSECTS REPORTS 血縁のないチクシトゲアリ創設女王どうしの協力行動 佐藤俊幸 33
INSECTS REPORTS 社会性昆虫クロオオアリの巣仲間認識機構の解明に向けて 横張文男・渡邉英博 36
INSECTS REPORTS 社会性アブラムシの階級分化と社会制御 化学コミュニケーションの視点から 柴尾晴信・松山茂 40


2017年7月号 (Vol.52 No.8)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:特殊な食性をもつ小蛾類
Microlepidoptera with special feeding habit
総論 小蛾類における食性の多様性 広渡俊哉 2
メイガ類の食性の多様性―海藻を食べるツトガ 吉安裕 5
種子を食べるホソガ 川北篤 10
シダの胞子やアブラムシを食べるニセマイコガ 寺田剛 14
動物の死骸や糞を食べる小蛾類 那須義次 18
虫こぶを形成する小蛾類 西田賢司 21
連載 甲虫の幼虫図鑑 日本産コメツキムシ類の幼虫の概要(2) 大平仁夫 27
連載 中国産オサムシ類に関する知見(3)浙江,福建,云南各省から発見されたタイリクオオオサムシ類とクロガネオサムシ類の6新亜種 井村有希 32
報文 点描・日本の昆虫学者(3)湯浅八郎(下) 大野正男 37
INSECTS REPORTS チョウの翅の色模様を読み解く:自己相似構造 大瀧丈二 41
INSECTS REPORTS ニホンミツバチによるレタスかじり行動の実態解明に向けて 横井智之・田中千聡 43
INSECTS REPORTS 雌が多いと雄はケチに雌は尻軽になる!?:精子の授受を介した雄と雌の配偶行動の共進化 安部淳 46


2017年6月号 (Vol.52 No.7)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:昆虫の社会性進化
Social evolution in insects
総論 研究者を惹きつける社会性昆虫 佐々木謙 2
シロアリの兵隊カーストで進化した化学的防衛 北條優 5
アブラムシの社会性―巣を持たない開放コロニーの不妊兵隊の進化的起源 植松圭吾 9
シロアリのカースト分化でのホルモンの役割 増岡裕大・前川清人 13
社会性膜翅目の場合の化学感覚の進化 北條賢 18
報文 関東南部に定着したナガサキアゲハPapilio memnon L.の光周反応と分布拡大の要因 橋本健一 21
報文 イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)加害抵抗性を利用した被害低減技術開発への道のり 岡田吉弘・市瀬克也 26
報文 失われゆく熱帯雨林に蝶を求めて―スマトラ島低湿地編(3) 藤田隆明 30
報文 点描・日本の昆虫学者(3)湯浅八郎(中) 大野正男 34
INSECTS REPORTS シロアリ社会性の発達と木質消化 徳田岳 38
INSECTS REPORTS タカサゴシロアリの兵隊分化における生理・発生機構 栂浩平 41


2017年5月号 (Vol.52 No.6)
B5, 44pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:日本産チョウ類の保全対策の現状
The present situation of conservation measures for butterflies in Japan
日本産チョウ類の保全対策の現状
総論 チョウ類の保全を取り巻く近年の状況と課題 中村康弘 2
兵庫県のウスイロヒョウモンモドキの保全活動−最近の取り組み 近藤伸一 7
栃木県さくら市のシルビアシジミ保全の取り組み 加藤啓三 12
長野県飯山市のオオルリシジミ保全の取り組み 福本匡志 16
連載 中国産オサムシ類に関する知見(2)云南省念菊阿産の2種のオサムシに関する追加知見と四川省公益海から発見されたヌバタマキンオサムシ類の2新亜種 井村有希 20
報文 失われゆく熱帯雨林に蝶を求めて―スマトラ島低湿地編(2) 藤田隆明 25
報文 クサゼミ(Mogannia)の異所的種分化 vs分散 遅沢壮一 30
INSECTS REPORTS オオルリシジミ(九州亜種)をめぐる食物網の特徴と生息場所管理による保全への応用 村田浩平 35
INSECTS REPORTS もっと虫を食べる 井内良仁 39
INSECTS REPORTS ヤマトシロアリの対アリ化学防衛戦術 秋野順治 41


2017年4月臨時増刊号 (Vol.52 No.5)
※弊社・発行元ともに完売
B5, 44pp. 2,482円(税込2,730円)
特集:奄美・琉球の昆虫相
Insect fauna of the Ryukyu archipelago
特集編輯 荒谷邦雄
総論 奄美・琉球の昆虫相について 荒谷邦雄 2
危機的状況にある琉球列島の水生昆虫類の生息状況 青柳克 6
ヨナグニサンをはじめとする与那国島の希少昆虫類 杉本美華 10
琉球列島に分布するマルバネクワガタ −成虫が秋に出現する謎を解く− 田中良尚 14
アマミノコギリクワガタ・トカラ列島亜種の系統地理 細谷忠嗣 19
連載 甲虫の幼虫図鑑 日本産コムツキムシ科幼虫の概要(1) 大平仁夫 24
連載 昆虫への思い(8) 私と蝶との関わり(3) 大島良美 27
報文 失われゆく熱帯雨林に蝶を求めて―スマトラ島低湿地編(1) 藤田隆明 30
報文 なぜ水田には豊かなトンボ目群集が形成されるのか T 小さな谷戸水田の季節消長から 田口正男 33
INSECTS REPORTS チョウの翅のリアルタイムイメージング:色模様形成の謎に迫る 大瀧丈二 38
INSECTS REPORTS ミツバチの採餌蜂が行う燃料調節 原野健一 40


2017年4月号 (Vol.52 No.4)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:水田生態系の昆虫群集
Insect community in rice paddy ecosystems
特集編輯 大庭伸也  
総論 水田生態系の昆虫たちの研究動向 大庭伸也 2
絶滅危惧種に指定された水生昆虫と水田との関係 渡部晃平 5
水田のアシナガグモ類とそれを支える餌昆虫 馬場友希・田中幸一 9
溜め池や水田にくらすアメンボたちの生態 大串俊太郎 14
タガメの若齢幼虫は大きな餌を好む 大庭伸也・立田晴記 18
連載 日本の甲虫目概説(10) 日本のケシキスイ科(コウチュウ目)その5 久松定智 23
連載 昆虫への思い(7) 私と蝶との関わり(2) 大島良美 27
報文 点描・日本の昆虫学者(3) 湯浅八郎(上) 大野正男 31


2017年3月号 (Vol.52 No.3)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:国蝶 オオムラサキ
National butterfly Sasakia charonda
特集編輯 伊奈紘
総論 オオムラサキのルーツを求めて 伊奈紘 2
ブルーオオムラサキの交配実験からわかったこと 伊奈紘 4
世界のオオムラサキの地理変異 小舘昭示 8
東京都のオオムラサキ−分布域の変遷とその原因− 久保田繁男 13
オオムラサキの成虫行動 その配偶行動とテリトリー 栗田貞多男 18
報文 韓国におけるルリクワガタ属事情 久保田耕平 21
連載 昆虫への思い(6) 私と蝶との関わり(1) 大島良美 25
報文 チョウの翅の不思議を探るーICUキッズ・カレッジの授業よりー 加藤義臣 29


2017年2月号 (Vol.52 No.2)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:安定同位体を用いた昆虫の食性解析
Use of stable isotopes to study insect trophic ecology
安定同位体を用いた昆虫の食性解析
特集編輯 兵藤 不二夫  
安定同位体を用いて昆虫の食性を調べる 兵藤不二夫 2
◆混合モデルを用いたオサムシ科ゴミムシ亜科甲虫の利用餌推定 池田紘士 7
◆地下部の生き物が支える 地上部食物網 原口岳 12
◆同位体から探る水生昆虫の食性 石川尚人 16
連載 中国産オサムシ類に関する知見(1)−雲南省と四川省の高山帯から発見されたカラブス属(広義)の2新亜種− 井村有希 20
○報文 点描・日本の昆虫学者(2) 大野正男 24
○報文 神奈川県内でのキマダラカメムシの新分布と食糞 田口正男 29
○INSECTS REPORTS バイオミメティクスと工学の融合 −高性能複合材料の開発を目指して− 向山和孝・花木宏修・倉敷哲生 32


2017年1月号 (Vol.52 No.1)
B5, 40pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:交尾器の進化生物学 Evolution of insect genitalia
交尾器の進化生物学
特集編輯 上村佳孝  
総説:昆虫の交尾器研究最前線―これから研究をはじめる人へ 上村佳孝 2
昆虫に見られる左右非対称なオスの交尾器の構造と機能 林文男 4
体より長い交尾器を進化させた昆虫たち 上村佳孝・松村洋子 8
トコジラミ類で進化した交尾戦略−Traumatic insemination 山田量崇 12
オサムシ亜族の雄交尾器内袋突起物の機能 奥崎穣 17
報文 昆虫の脱皮と変態をコントロールするホルモン 永田晋治 21
○連載 日本の甲虫目概説(9) 日本のケシキスイ科(コウチュウ目)その4 久松定智 25
○短報 神奈川県の市街地でのイナゴの繁殖と餌植物 田口正男 28
○INSECTS REPORTS ブラーミニメクラヘビのシロアリ頭部切断行動 水野尊文・児島庸介 30
○INSECTS REPORTS 社会性アブラムシにおける階級分化と社会制御 柴尾晴信 32
○INSECTS REPORTS セミの翅の物理的防御機構を模倣したナノワイヤ構造体の創製 安井隆雄・米勢明弘・加地範匡・柳田剛・川合知二・馬場嘉信 35


2016年12月臨時増刊号 (Vol.51 No.14)
B5, 44pp. 2,482円(税込2,730円)
特集:昆虫をめぐる外来生物問題 Alien species problem concerning insects
編集 石井実
総論 泥沼化する昆虫をめぐる外来生物問題 石井実
日本と米国における外来昆虫相の比較 森本信生
在来昆虫類が駆動する繁殖干渉と外来種問題 高倉耕一
ペット甲虫類における外来種問題−意図的導入の罪過とその贖罪− 荒谷邦雄・細谷忠嗣
小笠原の固有昆虫保全のための外来種対策−グリーンアノール防除の展開 戸田光彦
ムネアカハラビロカマキリは侵略的外来種か? 松本和馬・佐藤理絵・井上大成
2015年に日本へ侵入したクスベニヒラタカスミカメ Mansoniella cinnamomi の分布拡大状況 長島聖大・岩崎拓・山田量崇
短報 ニッポンハナダカバチの集団営巣の謎 久松正樹
報文 “昆虫記”が付いた単行本や随筆の目録 枝重夫
INSECTS REPORTS エダシャクが採る視覚的・化学的に背景に紛れ込む隠遁術 秋野順治
INSECTS REPORTS 雌雄の違いからアリの巣仲間識別機構を考える 尾崎まみこ・竹市裕


2016年12月号 (Vol.51 No.13)
B5, 42pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:昆虫の新奇形質
編集 新美輝幸
総論 昆虫が独自に獲得した新奇形質 新美輝幸
昆虫の翅の起源はどこか? 大出高弘・新美輝幸
アゲハの幼虫と成虫の擬態斑紋 藤原晴彦
昆虫の発光 大場裕一
新奇形態のさらなる進化−ツノの表現型多形を生む遺伝的メカニズム 雉本禎哉
短報 山梨県甲府盆地内でのアカボシゴマダラの発生 田口正男
報文 点描・日本の昆虫学者(1)新村太朗(下) 大野正男
連載 昆虫への思い(5) 「高山蝶」の想い 中谷貴壽
告知 「西表島におけるマルバネクワガタ類の採集に関する緊急のお願い」 日本甲虫学会自然保護委員会
INSECTS REPORTS マルチ安定同位体情報を利用した人間活動が河川生態系へ及ぼす影響解明 冨樫博幸・大手信人・石川尚人・加藤義和・吉村真由美・神松幸弘・由水千景・徳地直子・陀安一郎
INSECTS REPORTS 社会性ハチ類における脳内ドーパミン制御機構の性差 佐々木謙
INSECTS REPORTS 昆虫病原性Bacillus thuringiensisの生態学(1)ファイトバイオームにおけるBacillus thuringiensis 小池正徳・高橋尚樹・笹原勇太・斉佳鶴怜 石井嶺広・相内大吾・浅野眞一郎


別冊 昆虫と自然「昆虫好きを育てるために」 In order to foster insect lovers
B5, 88pp. 2,482円(税込2,730円)
編集 福田晴男  
今なぜ昆虫好きを育てなくてはならないのか〜総論にかえて〜(福田晴男)子どもと昆虫夢つくりチーム代表
実践例 小学生 はじめの一歩は学校から〜身近な自然を活用した体験学習の取組み〜 (中峯敦子)
トンボ好きの育て方 〜札幌西岡ヤンマ団の場合〜(平塚和弘)
市街地でも観察・飼育できる蝶 アオスジアゲハ(坪池淳)
採集観察会と昆虫教室「虫の面白さ,不思議さ,素晴らしさ」を次世代に伝える (小柴清之)
石川県ふれあい昆虫館における環境教育への取組み (福富宏和・渡部晃平・齊木亮太)
移動昆虫博物館授業から見えてきたこと(平澤和夫)
バッタ採りから名前調べ(田村昭夫)(大橋田鶴子)
チョウ好きを育てる4段階(福田晴男・平澤和夫)
チョウ好きを育てる5段階めはあるのか(福田晴男)
実践例 中学生 虫好きの中学生が学び合い育ち合う場,そこから拡がる活躍の場 (八木剛)
生徒と共に虫を追いかけて(藤田隆明)
実践例 高校生 オオムラサキ幼虫調査を通して虫好きを育てる 〜高校生物部の32年間の活動から〜(美ノ谷憲久)
実践例 大学生 ツマグロヒョウモン幼虫を使ったムシに対する苦手意識解消の試み (佐藤英文)
大学の授業を通して学生の虫に対する意識が変化する(津吹卓)
「神奈川県トンボ調査隊」講座の背景(苅部治紀)
私がトンボ屋になるまで(石井幹也)
Q&A
Q.1 チョウに触ったことがないけれど,どこを持ったらいいの?
Q.2 動き回る昆虫を観察するにはどうしたらいいの?
Q.3 昆虫採集などで虫を捕まえたら減ってしまって,絶滅しませんか?
Q.4 どうして標本をつくるのですか
Q.5 クワガタムシが死んでしまいました。標本にできますか
Q.6 アゲハの幼虫の育て方を教えてください。
−付録− 鳴く虫の捕り方(後藤啓)
全国で行われている昆虫好きを育てるための様々な試みを,小学校から大学までの年齢別の事例に分けた実践例報告。
全国初の試みとして小学生向けのチョウ標本の展翅体験授業や,理科系教師養成講座など生物の授業の参考書としても活用できます。


2016年11月号 (Vol.51 No.12)
B5, 42pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:アブラナを食べるシロチョウ Pieris butterflies eating cruciferous plants
特集編輯 大崎直太  
総論 アブラナを食べるシロチョウと食草 大崎直太 2
都市環境と分子生態学を通して見るシロチョウの分布と移動 高見泰興 6
植物の防衛形質の違いで形態が変化するヤマトスジグロシロチョウの幼虫 大秦正揚 11
チョウの訪花学習性−モンシロチョウを中心として− 香取郁夫 15
在来モンシロチョウと侵入オオモンシロチョウの個体群動態と天敵への影響 田中晋吾 19
連載 日本の甲虫目概説(8)日本のケシキスイ科(コウチュウ目)その3 久松定智 24
報文 神奈川県内でのヨツボシトンボの記録 田口正男 27
報文 原発立県に見る虫けら同然の虫けら保全 (III) 保科英人 29
INSECTS REPORTS 連載(最終回)発光プローブの開発を目指した発光生物の探索 3 近江谷克裕 32
INSECTS REPORTS 連載(最終回)昆虫と植物の濡れ現象 −気門や気孔への水の浸透について 眞山博幸 34
INSECTS REPORTS 連載(最終回)トビイロケアリの帰巣行動における視覚情報利用の検証 山中治・鹿田晃一・荻原 悠佑・西森拓 36


2016年10月号 (Vol.51 No.11)
B5, 42pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:世界のセセリチョウ Skipper butterflies of the world
特集編輯 千葉秀幸  
総論 中国のセセリチョウ研究最新事情 千葉秀幸 2
Variation of Variability−チョウはどこまで斑紋を変えられるか 築山洋 4
セセリチョウ研究の魅力 楊建業 9
ペルー・シマのピロピゲ族 上原二郎 12
秋にミヤマセセリを採る 千葉秀幸 16
昆虫学研究室訪問(第23回)華南農業大学資源環境学院 千葉秀幸 20
報文 虫の匂い源探索を司令する中枢 並木重宏・神崎亮平 23
報文 点描・日本の昆虫学者(1)新村太朗(上) 大野正男 27
報文 原発立県に見る虫けら同然の虫けら保全 (II) 保科英人 31
INSECTS REPORTS 連載(2)発光プローブの開発を目指した発光生物の探索 2 近江谷克裕 34
INSECTS REPORTS 連載(2)昆虫と植物の濡れ現象−動的な濡れ現象について 眞山博幸 37
INSECTS REPORTS 連載(2)アリのフェロモン感受性のエラー活用モデル 白石允梓・西森


2016年9月号 (Vol.51 No.10)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:イネウンカ類の研究最前線 Recent progress in the studies of rice planthoppers
特集編輯 松村正哉  
総論 イネウンカ類3種の生態特性と近年の発生状況 松村正哉 2
ヒメトビウンカの東アジアにおける長距離移動 大塚彰 5
セジロウンカによって媒介される新たな植物ウイルス病 松倉啓一郎 9
共生細菌によるヒメトビウンカの雄殺し 真田幸代 13
カマバチの遺伝的多様性から見たイネウンカ類の移動 三田敏治 17
連載 昆虫学への思い(4)身近な蝶ヤマトシジミを楽しむ 石川光一 22
報文 出現頻度からみたアサヒナカワトンボ雄の多様な繁殖戦術 田口正男 26
報文 原発立県に見る虫けら同然の虫けら保全 (I) 保科英人 30
INSECTS REPORTS 連載(1)昆虫と植物の濡れ現象 −静的な濡れ現象について 眞山博幸 33
INSECTS REPORTS 連載(1)アリの採餌経路決定における優先情報切り替え 西森 拓・荻原 悠佑 36
INSECTS REPORTS 連載(1)発光プローブの開発を目指した発光生物の探索 近江谷克裕 39


2016年8月号 (Vol.51 No.9)
B5, 42pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:カワカミシロチョウ大発生の謎 A mystery of outbreak of the common albatross, Appias albina
特集編輯 矢田脩
総論 カワカミシロチョウの分類と生態 矢田脩 2
2015年のカワカミシロチョウの大飛来(先島諸島での観察を中心として) 青木一宰 8
2015年カワカミシロチョウの飛来(与那国島を中心に) 溝上誠司 12
鹿児島に2015年多数飛来したカワカミシロチョウ 二町一成 16
台湾のカワカミシロチョウの大発生 徐育峰・黄行七・呂晟智 20
連載 日本の甲虫目概説(7)日本産デオキノコムシ亜科 (3) デオキノコムシ属 2 小川遼 24
報文 トンボが付いた刀の鐔 枝重夫 27
報文 東南アジアのカルミモンシロチョウ 麻生紀章 30
INSECTS REPORTS 二次代謝産物を基盤としたアブラナとシロチョウの共進化関係−グルコシノレートとNSPに注目して− 岡村悠 34
INSECTS REPORTS 東〜南アジアの野蚕核多角体病ウイルスの防除と利用に役立つ比較ゲノム解析 佐々木邦・谷崎加奈・小林淳 37
INSECTS REPORTS セミの翅の物理的防御機構を模倣したナノワイヤ構造体の創製 安井隆雄・米勢明弘・加地範匡・柳田剛・川合知二・馬場嘉信 39


2016年7月号 (Vol.51 No.8)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:新規外来昆虫 New foreign insects特集編輯 上野高敏 総論 日本における外来昆虫の侵入状況と対策 上野高敏 2
外来アリの侵略性とは 辻和希 4
侵入害虫デイゴヒメコバチによる被害とその対策 松尾和典 9
リュウキュウツヤハナムグリの東京湾岸部への侵入 岸本圭子・酒井香・岸本年郎 12
九州の特定外来生物ツマアカスズメバチの現状 上野高敏 17
報文 ジャコウアゲハByasa alcinousの休眠誘起 堀田淳之介・中原亨・山口諒 21
報文 地表徘徊性甲虫の形態・生態的特徴の データベース化とサイトの公開 渋谷園実 24
連載 高校生物部(5)バタフライガーデンに植栽する植物の栽培と研究 中村和幸・山田りさ・見上光・松井楓太 28
報文 クロマルハナバチ雌雄モザイク個体内の 性分布の多角的な検討 宇賀神篤・松尾晃史朗・久保良平 31
INSECTS REPORTS 甲虫劣化と伝統木造建築物の耐震性能 大岡優 34
INSECTS REPORTS 虫を食べる 井内良仁 39
INSECTS REPORTS バイオミメティクスと工学の融合 -高性能複合材料の開発を目指して- 向山和孝・花木宏修・倉敷哲生 41
INSECTS REPORTS 蛍光センサーを食べさせる!? -昆虫生体機能の可視化の取り組み- 鈴木団・新井敏・佐藤裕崇 44


2016年6月臨時増刊号 (Vol.51 No.7)
B5, 36pp. 2,482円(税込2,730円)
特集:危機に立つ水生昆虫 Aquatic insect crisis in Japan
特集編輯 西原昇吾
総論:水生昆虫の危機的な生息現状と実践的な保全に向けて 西原昇吾
タガメやゲンゴロウたちの危機 市川憲平
マルコガタノゲンゴロウをとりまく諸問題 永幡嘉之
失われゆく流水性甲虫類 上手雄貴
採集圧が水生昆虫に及ぼす影響と,法規制の下における今後の保全のための調査研究 小野田晃治・西原昇吾
絶滅を回避する最後の手段・生息域外保全 北野忠・渡部晃平
連載 昆虫学への思い(3) カイガラムシへのつきない興味 河合省三
投稿 クロスズメバチグループの越冬習性 ― 日本産全9種の越冬を解明 ― 伊澤裕一
INSECTS REPORTS 森林施業が河川食物網へ及ぼす長期的影響の解明:安定同位体比を利用して 冨樫博幸・石川尚人・加藤義和・吉村真由美・神松幸弘・由水千景・大手信人・徳地直子・陀安一郎
INSECTS REPORTS 蚊を殺すトキシン由来のポリペプチドを利用して効率的なタンパク質の生産系を構築する 早川 徹
INSECTS REPORTS 遺伝子組換技術を駆使したカイコガの脳・神経回路の可視化と操作 木矢剛智
INSECTS REPORTS Insect pathogenによるデュアルコントロール 小池正徳・斉佳鶴玲・相内大吾・石井嶺広・浅野眞一郎


2016年6月号 (Vol.51 No.6)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:樹液と昆虫 Tree sap and insects
特集編輯  市川俊英
総論「樹液と昆虫」特集によせて 市川俊英
カブトムシとクワガタムシの闘争行動にみられる闘争行動 共通点 本郷儀人
クワガタムシと樹液  −全てのクワガタムシが樹液を必要としているのか?− 田中良尚
大阪府南部のクワガタムシ類の生息状況 斎藤裕介・平井規央・上田昇平・石井 実
樹液に集まる蛾類とその調査 山崎一夫
報文 鹿児島の海洋島:硫黄島と竹島のチョウ類 金井賢一
報文 縄文時代の家屋害虫:コクゾウムシ 小畑弘己
短報 相模原市でキマダラカメムシが分布を拡大 田口正男
報文 関西でクロカタビロオサムシ大発生(5) 神吉正雄・石川延寛
INSECTS REPORTS 水生昆虫の遺伝的な環境適応予測  モデルの開発−気候変動による潜在的脅威− 糠澤 桂
INSECTS REPORTS 樹液食昆虫の分布様式  :とくにネブトクワガタの樹液選好性に着目して 梶村 恒
INSECTS REPORTS 昆虫独自の外骨格硬化の  仕組みがもたらした昆虫の陸上適応 朝野維起
INSECTS REPORTS 細菌に対するセミの翅の物理的防御機構を模倣したナノデバイスの開発 安井隆雄・竹下大貴・加地範匡・柳田 剛・川合知二・馬場嘉信


2016年5月号 (Vol. 51 No. 5)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:植生と昆虫相 Vegetation and insect fauna
特集編輯 牧野俊一
特集「植生と昆虫相」によせて 牧野俊一
地表性甲虫群集と都市内部に残された森林植生の保全 石谷正宇
林相が水生昆虫群集に与える影響 吉村真由美
森林におけるモンシデムシ類の生態系機能 杉浦真治
熱帯草原の森林化が糞虫群集に与える影響 上田明良・Dhian Dwibadra・Woro A. Noerdjito・Sugiarto
報文 チョウは都市空間をどのように移動しているか 田口正男
連載 日本の甲虫目概説(6) 日本のケシキスイ科(コウチュウ目)その2 久松定智
報文 関西でクロカタビロオサムシ大発生(4) 神吉正雄・石川延寛
INSECTS REPORTS カイコ濃核病ウイルスと宿主の感染抵抗性機構(最終回) カイコ濃核病ウイルス研究 伊藤克彦
INSECTS REPORTS 遺伝子組換えカイコによるプロテインモジュールの作製(最終回)プロテインモジュールをシルク繊維の中に 森肇


2016年4月号 (Vol. 51 No. 4)
B5, 46pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:モニタリングサイト1000のチョウ類調査
Butterfly count in "Monitoring Sites 1000 Project"
特集編輯 石井実
環境省モニタリングサイト1000のチョウ類調査 石井実
モニタリングサイト1000里地調査におけるチョウ類調査-市民による全国長期モニタリング調査の挑戦- 高川晋一
天覧山・多峯主山におけるチョウ類のモニタリング調査 大石章
モニタリングサイト1000の高山帯調査と南アルプス北岳のチョウ類 中村寛志
大雪山におけるチョウ類モニタリング 石塚新
報文 3つの核タンパク遺伝子から解き明かした昆虫類の高次分類群間の系統関係 蘇智慧
連載 日本の甲虫目概説(5)日本産デオキノコムシ亜科 (2) デオキノコムシ属 1 小川遼
報文 コーベット博士から戴いたトンボの古書 枝重夫
INSECTS REPORTS カイコ濃核病ウイルスと宿主の感染抵抗性機構(3)?カイコ濃核病ウイルス1型抵抗性遺伝子とは?? 伊藤克彦
INSECTS REPORTS 遺伝子組換えカイコによるプロテインモジュールの作製(3)プロテインモジュールの利用方法 森肇


2016年3月号 (Vol. 51 No. 3)
B5, 46pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:昆虫の病気 Insect diseases 特集編輯 国見裕久
昆虫の病気―特集にあたって― 国見裕久
細菌による昆虫の病気 浅野眞一郎
菌類による昆虫の病気 島津光明
昆虫の微胞子虫病 岩野秀俊
昆虫のウイルス 高務淳
寄生蜂に対する毒素タンパク質を産生する昆虫ウイルス 仲井まどか・国見裕久・井上真紀
昆虫の性を操る微生物:オス殺し細菌とウイルス 井上真紀・仲井まどか・国見裕久
報文 チョウからみた神奈川県北部市街地の生物多様性 田口正男
INSECTS REPORTS 遺伝子組換えカイコによるプロテインモジュールの作製(2)プロテインモジュールを作るには 森肇
INSECTS REPORTS カイコ濃核病ウイルスと宿主の感染抵抗性機構(2)カイコ濃核病ウイルス2型抵抗性遺伝子とは?? 伊藤克彦
INSECTS REPORTS 昆虫における神経伝達物質としてのメラトニン 平垣進
INSECTS REPORTS 昆虫資源による医療分野への挑戦(最終回)―NK細胞活性剤を目指す 鈴木幸一


2016年2月号 (Vol. 51 No. 2)
B5, 48pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:昆虫の家族をめぐる進化生態学 Evolutionary ecology of insect families 特集編輯 鈴木誠治
総論 昆虫の家族をめぐる進化生態学 鈴木誠治 2 
テントウムシにおける栄養卵のメカニズムと機能 鈴木紀之・大澤直哉 4
モンシデムシに見られる給餌量を巡る家族内の対立 親が子を操作する手段から考える 高田守 9
ハサミムシの子育て行動の多様性をコストから見る 鈴木誠治 15
短報 山梨県でのホソオチョウの産地と天敵 田口正男 19
報文「ハビタット・ジェネラリスト種」ヒゲナガカワトビケラにおける隠れた遺伝的多様性 ―分子系統地理とハビタット特性― 斎藤梨絵・東城幸治 20
報文 靭公園セミのぬけがら調べ 22年間の調査を終えて 初宿成彦 24 
連載 同好会インフォ No. 20 日本蝶類科学学会の紹介 28 
INSECTS REPORTS 遺伝子組み換えカイコによるプロテインモジュールの作製(1)プロテインモジュールとは 森肇 32 
INSECTS REPORTS カイコ濃核病ウイルスと宿主の感染抵抗性機構(第1回)―カイコ濃核病ウイルスとは?― 伊藤克彦 34 
INSECTS REPORTS 昆虫資源による医療分野への挑戦(No. 3)―食べる化粧剤を目指す 鈴木幸一 38 
INSECTS REPORTS 昆虫の偏光視に基づくナビゲーション 佐倉緑 42 
虫界ニュース 8,14,18,27,31


2016年1月号 (Vol. 51 No. 1)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:チョウの性比異常とボルバキア Sex ratio distortion and Wolbachia infection in butterflies 特集編輯 加藤義臣
チョウ類の性比異常とボルバキア感染 加藤義臣
キタキチョウと共生細菌ボルバキア 陰山大輔
リュウキュウムラサキとボルバキアのせめぎ合い 三橋渡
シルビアシジミのボルバキア感染と性比異常 平井規央
石垣島におけるキチョウの性比異常とボルバキア感染 加藤義臣
報文 自分の昆虫館ができるまで 養老孟司
連載 昆虫学への思い(2)かぐわしいカメムシの香り−カメムシ学の回廊 立川周二
連載 日本の甲虫目概説(4) 日本産デオキノコムシ亜科(1)カメノコデオキノコムシ属,スジデオキノコムシ属,アカバデオキノコムシ属 小川遼
報文 ドイツ産モンシロチョウ Pieris rapae rapae の蛹休眠(U)休眠消去 橋本健一・加藤義臣・飯島和子
INSECTS REPORTS 昆虫資源による医療分野への挑戦(No.2)― 健康寿命延長剤を目指す 鈴木幸一


2015年12月臨時増刊号 (Vol. 50 No. 14)
B5, 50pp. 2,482円(税込2,730円)
特集:日本の昆虫の分子系統地理学 Molecular phylogeography of the Japanese Insects 特集編輯 三枝豊平
区系生物地理学から分子系統地理学へ ー日本列島の昆虫相ー 三枝豊平・荒谷邦雄
地理的単為生殖昆虫・オオシロカゲロウの系統地理と単為生殖系統の起源 関根一希・東城幸治
ベニヒカゲ属の分化と分布形成史 中谷貴壽
日本列島のコバネガの食草利用の進化と分布形成 今田弓女
ブナ帯の森林性甲虫−ルリクワガタ属の種分化と分布域形成 久保田耕平
トンボの種分化と分子系統解析 二橋亮
連載 蝶類雑記(5) 私の光周性研究事始め 加藤義臣
報文 ルソン島バナハウ山南西斜面のチョウ 宮敏雄
報文 トンボが載っている戦前の写真集など 枝重夫
INSECTS REPORTS 昆虫の脳と匂いの記憶 岡田龍一
INSECTS REPORTS 植物・アリ絶対共生の寄主転換はなぜおこるか? 上田昇平


2015年12月号 (Vol. 50 No. 13)
B5, 46pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:朝鮮半島の昆虫 Diversity of insects in the Korean Peninsula 特集編輯 山根正気・酒井雅博
韓国における昆虫多様性研究 Kim Jeong-Kyu (訳)山根正気
北朝鮮の昆虫 韓昌道
韓国産マドタテハの生態 孫正達 (訳)高尚均・小田切顕一
朝鮮半島のカミキリムシ 長谷川道明・斉藤秀生
韓半島におけるスズメバチ類の多様性 Kim Jeong-Kyu・山根正気
北朝鮮のハサミムシ 西川勝
北朝鮮のカミキリムシ 韓昌道
連載 世界の昆虫シリーズ(4)
ハワイの昆虫 概説 千葉秀幸
連載 日本の甲虫目概説(3) 
日本のケシキスイ科(コウチュウ目)その1 久松定智
INSECTS REPORTS ミツバチ働き蜂の分業に応じた生理状態を制御する2つの昆虫ホルモン 上野貴之・川崎清史・久保健雄
INSECTS REPORTS 昆虫資源による医療分野への挑戦(No.1) ― 認知症薬を目指す 鈴木幸一
INSECTS REPORTS ミツバチ・マルハナバチを品種改良する 高橋純一・野村哲郎
む・し・ぺ・ん(分布) ホソミモリトンボの新産地が南限を更新 酒井昇治・小笠原幹夫・大村洋一・小池文男・枝重夫


2015年11月号 (Vol. 50 No. 12)
B5, 44pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:ハムシの生態と行動 Ecology and behavior of Chrysomelidae特集編輯 高野俊一郎
ハムシの生態と行動に関する研究概説 高野俊一郎 2ドロノキハムシの生活史と食卵行動の適応的意義 五味正志 4
イチゴハムシの寄主特異性と翅多形 徳田誠 8
キムネクロナガハムシに存在する2つの系統−東ティモールでの2系統間のココヤシへの加害と分布拡大− 高野俊一郎・高須啓志 12
侵入者としてのハムシ ― ブタクサハムシ ― 田中幸一 17
報文 ミカドアゲハの日本産亜種の再検討 長田庸平 21
報文 ダンダラテントウの分布北上と 斑紋型・体サイズの変化 河上康子・山崎一夫・大橋和典 25
報文 北海道のナゴヤサナエ 広瀬良宏 29
報文 正岡子規が詠んだトンボの俳句 付:動物の和歌集 枝重夫 31
報文 シロアリ大顎の材料強度と微量元素との関係 大村和香子 34
むしぺん コオニヤンマとヤマサナエ 林弘 7
図書紹介 11   


2015年10月号 (Vol. 50 No. 11)
B5, 44pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:アサギマダラの移動調査 最近の成果 Recent result of migration investigation on the Chestnut Tiger, Parantica sita niphonica
特集編輯  金沢 至
総論 アサギマダラの移動調査 −最近の成果− 金沢 至 2
アサギマダラ(タオル・キャッチ)とオオカバマダラ(スカーフ・ローテーション):色彩の影響と執着行動の考察 栗田 昌裕 4
アサギマダラの移動と風の利用 金田 忍 8
アサギマダラの内部性殖器成熟と紫外線B波の影響 そして移動 新川 勉 13
アサギマダラの故郷?南嶺山脈をたずねて 金沢 至・青山 潤三 19
連載 甲虫の幼虫図鑑 ゾウムシ上科(5)ゾウムシ科:高次分類 森本 桂 23
報文 カブトムシの性差決定遺伝子に関する研究 ―なぜオスだけに角ができるのか? 間瀬 睦月・大出 高弘・新美 輝幸 27
連載 昆虫学への思い ホタルは私の先生 大場 信義 30
報文 シロアリ駆除へのRNA干渉技術の応用 板倉 修司 34
報文 甲虫劣化と伝統木造建築物の耐震性能 大岡 優 38
虫界ニュース 7,18,26
四国でクロカタビロオサムシの大発生(神吉 正雄) 33


2015年9月号(Vol. 50 No. 10)
B5, 44pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:昆虫の生物音響学 Bioacoustics of insects
特集編輯  高梨 琢磨
昆虫の生物音響学―特集にあたって― 高梨 琢磨
振動・聴覚受容器のかたちとはたらき 西野 浩史・渡邉 英博
セミの発音に関するいくつかの話題 税所 康正
北東北におけるオカメコオロギ類3種の鳴き声による同定 大谷 英児
カメムシの振動交信   上地 奈美
振動によるマツノマダラカミキリの行動制御と害虫防除への応用  高梨 琢磨・坂本 洋典
報文 タイリクホウライミドリシジミ発見記 久保田 瑛子
報文 「ミツバチ」から広がる地域活性化 宮本 紀子
報文 フィリピンルソン島にてオオモンシロチョウを採集 水流 利徳
報文 シロアリが木材をかじる音(振動)を聴く−摂食時に発生するアコースティック・エミッションの検出−  簗瀬 佳之
報文 細菌に対するセミの翅の物理的防御機構を模倣したナノデバイスの開発  安井 隆雄・竹下 大貴・加地 範匡・柳田 剛・川合 知二・馬場 嘉信
一般社団法人 生物音響学会のご紹介


2015年8月号( Vol. 50 No. 9)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:チョウの縄張りと配偶行動 Territoriality and mating behavior in butterflies
特集編輯  鈴木 芳人 総論 チョウの雄はなぜ美しい? 鈴木 芳人 2情報化学物質を利用したチョウの配偶行動 大村 尚 4
成虫越冬するキタキチョウ秋型雌の交尾戦略  小長谷 達郎 9
謎に満ちたチョウの縄張り行動 竹内 剛 13体温が鍵を握るクロヒカゲの縄張行動の可塑性  井出 純哉 17
連載 日本の甲虫目概説(2)  日本産デオキノコムシ亜科概説  小川 遼 21
報文 トンボの光センサーを作る  オプシン遺伝子の多様性 二橋 亮 24
連載 世界の昆虫シリーズ(3)  マダガスカルの自然と昆虫(2):アリとハチ 吉村 正志・橋本 佳明・山根 正気 27
報文 バッタ採りから名前調べへ −1年生だってできる− 田村 昭夫 31
報文 バンレイシ科果樹を材料とした  原始的な花粉媒介システムの解明  塚田 森生 35
報文 甲虫上翅構造に学ぶ高機能複合材料の開発  向山 和孝,花木 宏修,倉敷 哲生 39
報文 北海道伊達市における国内外来種カブトムシの 体サイズの記録 羽馬 千恵 42  


2015年7月号(Vol. 50 No. 8)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:東亜・北米型隔離分布 Asio-Nearctic disjunct distribution
特集編輯  三枝 豊平 総論 東アジアと北アメリカ東部に隔離分布する植物 東 浩司2
北半球の温帯林に隔離分布するクワガタムシ類の   日本と北米の関係性 荒谷 邦雄5
トビケラの属に見る東亜・北米型隔離分布(序論) 谷田 一三10
双翅目に見られる東亜・北米型隔離分布 三枝 豊平14
イワコエグリトビケラ属とイズミコエグリトビケラ属の   分布,生態と系統関係 西本 浩之 21
東アジア産蝶類と新大陸との関係 高橋 真弓 25
連載 甲虫の幼虫図鑑 ゾウムシ上科(4)チョッキリゾウムシ科 森本 桂 29
報文 横浜市こどもの国のオオムラサキ幼虫調査 〜32年間の記録〜 美ノ谷 憲久 33
報文 生態系エンジニアとしての水生昆虫トビケラ―環境改変力の地域変異− 岡野 淳一 36
報文 昆虫の表現型可塑性のエピゲノム制御 小澤 高嶺・岡田 泰和・太田 邦史 40
報文 トビケラ目昆虫類の大量飛来時期の高精度予測手法の開発 平林公男・大川浩作・新井亮一・ 野村隆臣・塚田益裕・阿部康次 42


2015年6月号(Vol. 50 No. 7)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:地下浅層の昆虫 Insects living in the upper hypogean zone
特集編輯  酒井雅博
地下浅層と昆虫   酒井雅博
2 100年目のガロアムシ 内舩俊樹 5
地下浅層性チビゴミムシの多様性と分類学的問題  ー四国のツヤメクラチビゴミムシ属を例にー 菅谷和希 9
地下浅層性昆虫の採集方法  −生体採集用トラップと掘り出し採集の併用− 原 有助 14
四国の地下浅層性 オオズナガゴミムシ類  伊東善之 19
報文 ドイツ産モンシロチョウ Pieris rapae rapae の 蛹休眠(T)光周反応  橋本健一・加藤義臣・飯島和子 23
連載 世界の昆虫シリーズ(2) マダガスカルの自然と昆虫(1)  溝田浩二・立田晴記 27
連載 コレクション紹介 第12回 津市に開館!三重県総合博物館MieMu  大島康宏 31
短報 秋のキマダラカメムシは飢餓状態にどれだけ耐えられるか 田口正男 35   


2015年5月号(Vol.50 No.6)
B5, 34pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:陸生カメムシの生物学
Biology of terrestrial Heteroptera
特集編輯 陸生カメムシの生物学 陸生カメムシ学最近の進歩 石川忠 2
陸生カメムシのフェロモンと卵寄生蜂の誘引−ホソヘリカメムシを事例として 水谷信夫 4
カメムシ類の生活を栄養面で支える共生細菌 細川貴弘 8
外来陸生カメムシ 山田量崇 12
母カメムシの呼びかけが促す子の一斉孵化 向井裕美 16
報文 飛騨山脈におけるタカネヒカゲとミヤマモンキチョウの分布様式の要因 伊藤隆夫 21
連載 日本の甲虫目概説(1)日本のヒゲボソケシキスイ科 久松定智 25
報文 「昆虫と自然」創刊50周年によせて 大野正男 28
報文 明治の啓蒙書 Nature Study 枝重夫 32


2015年4月臨時増刊号(Vol.50 No.5)
B5, 38pp. 2,482円(税込2,730円)
特集:日本の世界遺産の昆虫と自然 Nature and Insects of World Heritage Sites in Japan
日本の世界遺産の昆虫と自然 総論 日本の世界遺産の昆虫と自然 荒谷邦雄 2
知床の昆虫と諸問題 喜田和孝 5
白神山地の昆虫 中村 剛之 9
世界遺産と富士山と昆虫 岸本年郎 13
小笠原の昆虫 苅部治紀 16
屋久島の昆虫相と危惧されるシカ害の影響 細谷忠嗣・黒岩亜梨花・黒江美紗子 20
琉球列島の自然と世界遺産 荒谷邦雄 26
報文 奈良県橿原市におけるムラサキツバメの発生状況 林太郎・秋山昭士 31
連載 甲虫の幼虫図鑑 ゾウムシ上科(3)オトシブミ科 森本桂 34   


2015年4月号 (Vol.50 No.4)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集 東南アジアのワモンチョウ
ワモンチョウとは 植村好延 2
スラウェシの生物地理とワモンチョウ族 山口諒 4
シロオビワモン属Thauria 西村正賢 9
アカワモン属 Enispe Doubleday, 1848の分類と生物地理 山口就平 13
ベトナムのワモンチョウ類 斎藤太増光 17
大陸のワモンの分類的問題 斉藤光太郎 19
報文 ヤコンオサムシの異なる環境下での生態的特性 神吉正雄 22
報文 チョウ好きを育てる4段階 その2 福田晴男・平澤和夫 27
連載「蝶類雑記」(4) チョウの分子系統解析に夢中だった頃 森中定冶 32


2015年3月号(Vol.50 No.3)
B5, 33pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:海岸性昆虫とその保全
Maritime insects and their conservation
特集編輯 海岸性昆虫とその保全 鶴崎展巨
崖っぷちの海岸性昆虫 鶴崎展巨 2
阿武隈川河口北の有剣ハチ類の危機的現状 郷右近勝夫 4
ミヤジマトンボの生息状況と保全活動 坂本充 10
吉野川河口におけるルイスハンミョウ保全の現状 渡辺雅子 15
山陰地方と隠岐諸島の海岸性昆虫相とその保全上の課題 林 成多 19
報文 大和市引地川のハグロトンボ個体群はどのように回復したか 飯塚栄子・清水頭佑人・国兼久子・田口正男 22
連載 高校生物部(4)「昆虫館」と「蝶の生態館」を運営する高校生の取り組み 清水敏夫 26
報文 チョウ好きを育てる4段階その1 福田晴男・平澤和夫 29
短報 白水隆先生と採集旅行の思い出 手束喜洋 33


2015年2月号(Vol.50 No.2)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:絶滅危惧チョウ類の生息域外保全 Ex-situ conservation and reintroduction of endangered butterflies
特集編輯 石井 実 絶滅危惧チョウ類の生息域外保全
絶滅危惧チョウ類の生息域外保全と野生復帰  石井 実 2
ツシマウラボシシジミの現状と生息域外保全  中村康弘・永幡嘉之・久壽米木大五郎・ 神宮周作・西野雄一・深澤いぶき・矢後勝也 4
長野県におけるミヤマシジミの生息域外保全   江田慧子・尾崎絵理・中村寛志 8
シルビアシジミの生息域外保全に向けた保全単位の決定  坂本佳子 12
ヒョウモンモドキMelitaea scotosiaの 生息域外保全の試み 猪谷信忠・中村康弘・岩見潤治 17
連載 甲虫の幼虫図鑑  ゾウムシ上科(2)科の検索表とヒゲナガゾウムシ科 森本 桂 21
報文 シロアリの生殖虫に見られる触角短縮の謎 宮国泰史 26
報文 関西でクロカタビロオサムシ大発生(3) 神吉正雄・石川延寛 31


2015年1月号(Vol.50 No.1)
B5, 36pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:昆虫のトラップ(50周年記念号) Trap of an insect
特集編輯 酒井雅博 昆虫のトラップ 50周年記念号に寄せて
「昆虫と自然」の50巻 森本桂 2
「昆虫と自然」とともに 矢田脩 3
時代を映してきた特集記事 石井実 4
むずかしい時代の「昆虫と自然」山根正気 5
昆虫と自然主要年表34 昆虫のトラップ採集法 酒井雅博 6
黄色水盤(イエローパン)トラップ 小西和彦 8
カンタリジンを誘引剤として用いた特異な昆虫類の採集法 橋本晃生 12
マレーズトラップを用いた昆虫調査 山内健生 15
カーネット採集で明らかとなった空中浮遊群集昆虫その驚異的内容と問題点 宮田隆輔・宮田俊江 20
報文 アジア大陸産コノハチョウ属の分類再考 中村紀雄 23
報文 関西でクロカタビロオサムシ大発生(2) 神吉正雄・石川延寛 27
報文“極楽とんぼ”の名前がある書物の目録 枝重夫 31
特集:台湾のチョウ類学


2014年12月臨時増刊号(Vol.49 No.14)
B5,38pp. 2,482円(税込2,730円)
特集:台湾のチョウ類学
Trends in butterfly research in Taiwan
特集編輯 千葉秀幸 台湾のチョウ類学
蝴蝶王国台湾の蛻変 千葉秀幸・徐?峰 2
アジア産チョウ類の多様性と保全に関する国際シンポジウムと採集ツアー 矢田脩 4
アサギマダラ台日移動の謎 楊平世・陳建志・李信徳 8
台湾離島の蝶相 徐?峰・王守民・黄行七・呂晟智 13
台湾の高山蝶 黄嘉龍 18
ルリマダラ類の移動 趙仁方 22
台北剣南路:台湾の都市近郊におけるチョウの生息地再建 林葆?・呉善恩 25
連載 甲虫の幼虫図鑑 ゾウムシ上科 (1) 分類に用いる形態 森本桂 29
報文 デング熱媒介蚊の殺虫剤抵抗性と防除 川田 均 33
短報 セアカゴケグモの分布拡大の現状 本多佳子 37
昆虫と自然2014年総目次 38


2014年12月号(Vol.49 No.13)
B5, 34pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:昆虫食を楽しもう!Overview of entomophagy
特集編輯 三橋 淳
昆虫食を楽しもう!昆虫食概観 三橋 淳 2
日本の昆虫食の変遷 田中 誠 4
伝統的昆虫食と食文化 −日本のハチの子食− 野中健一 8
海外の昆虫食事情 三橋淳 13
趣味の昆虫食 内山昭一 17
報文 過変態昆虫マメハンミョウの生活史調節機構 新谷喜紀 21
報文 八重山諸島に生息する絶滅危惧種イシガキニイニイの主鳴音の特徴 立田晴記・佐々木健志 25
投稿 ダンダラテントウの分布北上とそれに関わる気候要因 河上康子・山崎一夫・大橋和典 29
連載 コレクション紹介 第11回 日本最西端の自然豊かな与那国島『アヤミハビル館』松本幸太郎 32


2014年11月号(Vol.49 No.12)
B5, 34pp. 1,713円(税込1,884円)
特集編輯 吉田 昭広
チョウとガの翅の感覚器 鱗翅類の翅の感覚器 吉田昭広
スズメガの翅基部の自己受容器と中枢投射 安藤規泰
鱗翅類の翅周縁部に分布する振動受容感覚器 − カイコガの剛毛状感覚子 − 吉田昭広・藍浩之
鱗翅類の翅周縁部における剛毛状感覚子の分布パターン − アゲハチョウ上科内の多様性 − 江本純・吉田昭広
報文 FDNPP事故での放射性セシウム放出による水生昆虫の汚染 吉村真由美
連載 高校生物部(3) 
オサムシ科昆虫と外部環境との関係 −オサムシ科昆虫の出現を決める環境要因を探る− 西村明洋 永末透威 藤森友太・佐藤廉 越智匠海 晴山俊行・近藤那海子
報文 クワカミキリの繁殖行動 岩泉連
投稿 タガメLethocerus deyrolleiの生息環境調査と飼育観察実験(2) 櫛井優志


2014年10月号(Vol.49 No.11)
B5, 34pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:残留農薬の昆虫への影響 Ecological risks of pesticide residue against insects
特集編輯 五箇 公一 残留農薬の昆虫への影響 近年問題視されているネオニコチノイド系殺虫剤の生態影響評価の課題 五箇公一 2
ハチ類に対する残留ネオニコチノイドの影響 笠井 敦 3
農生態系に対する農薬連用の脅威−水田メソコスムによる水生昆虫類に及ぼす浸透移行型殺虫剤の影響 早坂大亮 7
箱施用殺虫剤の水田環境での動態評価 渡邊裕純 12
ナス畑のメソコズムを利用したネオニコチノイド殺虫剤の影響評価 五箇公一 16
連載 甲虫の幼虫図鑑 水生甲虫類(10)カブトムシ亜目(ナガハナノミ科ほか) 吉富博之 22
連載 高校生物部(2)北海道のゴマシジミ調査を通じて〜生徒の意識がどう変わったか〜 小林輝雄 25
投稿 タガメLethocerus deyrolleiの生息環境調査と飼育観察実験(1) 櫛井 優志 29


2014年9月号(Vol.49 No.10)
B5, 34pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:昆虫多様性モニター法 Monitoring diversity of insects 特集編輯 山根正気
昆虫多様性モニター法 昆虫相の変遷をモニターする 山根正気 2
チョウ-トランセクト法 山本道也 5
トンボ多様性の変化を追う  −トンボ成虫群集モニタリングのプロトコール− 生方秀紀 11
誘引トラップを用いたスズメバチ類のモニタリング法 牧野俊一 16
港の外来アリをモニターする 山根正気・原田 豊 20連載 同好会インフォ No.19 茨城昆虫同好会の活動 大阿久義徳 26
報文 関西でクロカタビロオサムシ大発生(1) 神吉正雄・石川延寛 28


2014年8月号 (Vol. 49 No.9)
B5, 34pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:小笠原の昆虫と外来生物問題, 小笠原の昆虫を取り巻く危機と光明 岸本年郎
小笠原固有の絶滅危惧種, オガサワラシジミの現状と保全体制 矢後勝也
小笠原諸島の固有甲虫と外来種問題 苅部治紀
小笠原諸島のアリ類:外来種を中心に 寺山守・森英章
小笠原諸島に侵入したグリーンアノール:父島と母島,兄島 橋洋生・秋田耕佑・戸田光彦
新連載 世界の昆虫シリーズ 中国の半翅目 紙谷聡志
連載 甲虫の幼虫図鑑 水生甲虫類(9)カブトムシ亜目 (ヒメドロムシ科・ドロムシ科)吉富博之
「見沼たんぼ」における地表性甲虫類相の変化−その2− 小築ひかる


2014年7月号(Vol. 49 No. 8)
B5, 34pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:富士山の昆虫
特集編輯 篠田授樹 富士山の昆虫
富士山の昆虫相 篠田 授樹 2
富士山の甲虫−その概況及びシラビソ林の地中から発生する甲虫類 大澤正嗣 6
富士山北西麓の半自然草原におけるチョウ類群集の多様性と保全 北原正彦 10
富士北麓の管理放棄された半自然草地におけるアリ群集の変化 萩原康夫 14
踏みつけが青木ヶ原樹海の土壌動物に与える影響 萩原康夫・松永雅美・長谷川真紀子 19
富士五湖のユスリカ相 平林公男 24 
投稿「見沼たんぼ」における地表性甲虫類相の変化−その1− 小築ひかる 29


2014年6月号(Vol.49 No.7)
B5, 34pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:日本のトンボの現状
特集編輯 苅部治紀日本のトンボの現状
日本のトンボ危機的現状 苅部治紀 2
九州地方におけるベッコウトンボの現状と保全 松木和雄 4
都心の大規模孤立緑地・皇居のトンボ類 須田真一 11
トンボ類における最近の外来種問題 苅部治紀 16
報文 都市においてハグロトンボはなぜ繁栄するか 桐朋中高生物部昆虫班・齊藤有里加・田口正男 20
連載 甲虫の幼虫図鑑 水生甲虫類(8)カブトムシ亜目(ヒラタドロムシ科) 吉富博之 25
報文 相変異するバッタの体色と行動の制御―サバクトビバッタ 田中誠二 30


2014年5月号(Vol.49 No.6)
B5, 34pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:コムラサキ亜科の分類・生態・生物地理
コムラサキ亜科雑感 三枝豊平 2
コムラサキ亜科Apaturinae概説 増井暁夫 7
アジア大陸のコムラサキ亜科の幼生期 原田基弘 13
新熱帯区のコムラサキ 手代木求 17
分子系統からみたコムラサキ亜科の生物地理と食性の進化 大島一正 22
連載 甲虫の幼虫図鑑 水生甲虫類(7)カブトムシ亜目(ガムシ科) 吉富博之 26
短報 リュウキュウツヤハナムグリの飼育と繁殖 田口正男 32
虫界ニュース 12, 31, 33

2014年4月臨時増刊号(Vol. 49 No. 5)
※弊社・発行元ともに完売
B5, 38pp. 2,482円(税込2,730円)
特集:ゾウムシ類の多様性 特集編輯 森本桂 ゾウムシ類の多様性
総論 ゾウムシ類の多様性  森本 桂 2
琉球列島のゾウムシ相  小島弘昭・渡部美佳 5
紀伊半島のゾウムシ類  的場績 10
東北地方のゾウムシ  〜多様な環境に棲むゾウムシの魅力と可能性〜  佐藤隆志 15
ヒゲボソゾウムシ属の分布  官能健次 19
チョッキリの生態多様性 伊澤和義 24
連載 「蝶類雑記」(3)  東南アジア島嶼の蝶 雑記  植村好延 29
新連載 高校生物部(1)  学校ビオトープの課題を解決するための ネットワークの試み  川北裕之 32
連載 同好会インフォ No.18  地表性甲虫談話会  藤澤貴弘 36


2014年4月号(Vol.49,No.4)
B5, 34pp. 1,713円(税込1,884円)
特集:鳥の巣と昆虫
特集編輯 上田恵介
鳥の巣と昆虫
総論:鳥の巣に棲む昆虫類 上田恵介
カワウの巣に棲む昆虫類 八尋克郎
希少種アカマダラハナムグリが棲む鳥の巣 越山洋三
フクロウの巣に生息する昆虫 那須義次
南大東島のモズの巣から羽化した鱗翅類 広渡俊哉
報文 オオルリシジミとアリの共生関係 くじゅう・阿蘇地域における保護活動 村田浩平
連載 甲虫の幼虫図鑑 水生甲虫類(6)カブトムシ亜目(マルハナノミ科) 吉富博之
連載 同好会インフォ No.17 日本ゾウムシ情報ネットワーク 井上 晶次
報文 オオクロナガオサムシ近畿・中部地方亜種の鞘翅側縁丘孔点列長の変異 松永正光
むしぺん(人工防砂林のノスリ巣でアカマダラハナムグリを採集)


2014年3月号(Vol.49,No.3) 
※弊社・発行元ともに完売
B5,34pp.1,714円(税込1,885円)
特集:伊豆諸島の昆虫
特集編輯 小島弘昭
伊豆諸島の昆虫
総論:伊豆諸島の昆虫相 小島弘昭
伊豆諸島の有剣膜翅類 辻井健太郎・寺山守
伊豆諸島の魅力を探る〜クワガタムシ科を題材に〜 荒谷邦雄・細谷忠嗣
伊豆諸島のトンボ相 苅部治紀
伊豆諸島のチョウ 久保田繁男
伊豆諸島の虫えい形成タマバエ相 徳田誠
連載 海外の博物館 No.9 ベルリン自然史博物館
ミュンヘン動物学標本収蔵博物館の蛾類標本 枝恵太郎


2014年2月号(Vol. 49,No. 2)
B5,34pp.1,714円(税込1,885円)
特集:水生半翅類の生物学
特集編輯 大庭伸也
水生半翅類の生物学
水生半翅類,最新の話題 大庭伸也 2
エサキアメンボの飛翔性 中尾史郎・増田倫士郎 4
東アジア産コオイムシ類における進化生物学的研究 鈴木智也・谷澤崇・東城幸治 9
田んぼとため池にすむ水生半翅類の多様性−滋賀県での現状 中西康介 15
コンクリート水路の絶滅危惧種:トゲナベブタムシの発見から 市川憲平 19
ラオスで見た集団吸水に関する一知見 小野寺博昭 23
連載 コレクション紹介 第10回北九州市立自然史・歴史博物館の紹介 蓑島悠介 27
連載 同好会インフォ No.16
「おごせ昆虫と自然の館」のビオトープ 巣瀬司 31


2014年1月号 (Vol. 49 , No.1)
B5, 36pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:テントウムシの生物学−エピラクナをめぐって
総論:エピラクナ研究最近の進展 片倉晴雄
島嶼部のエピラクナの知見 中野進
インゲンテントウの原産地と侵入先における生態の比較 中村寛志・白鳥晋矢・江田慧子・Filadelfo Guevara Chavez
トホシテントウの生活史と寄主利用 竹内将俊
分布域南部のルイヨウマダラテントウの食性集団 松本和馬
アザミを食草とする2種のテントウ−北海道内の分布と食性の地理変異− 菊田尚吾・藤山直之
オオニジュウヤホシテントウ種群の種分化−「エピラクナ問題」の現在−松林圭・小林憲生
連載 昆虫分類学入門(5)コウチュウ目4:検索表 森本桂
報文 生態から見た北スラウェシの蝶ほか 末藤清一


2013年12月臨時増刊号(Vol. 48. No.14)
B5, 34pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:チョウの吸水行動のなぞ
特集編輯 チョウの吸水行動のなぞ チョウの吸水行動をめぐる最近の話題 矢田脩 2
チョウの吸水行動の謎:栄養生態学の視点から探る 本田計一 4
吸水行動の目的:アンモニアからタンパク質・精子をつくる 本田計一・高瀬 浩行 8
野外での吸水行動観察・実験から出て来た新たな課題 井上 A. 尚 13
タイ国ペブリ県のチョウの集団吸水 青山敏之 18
特別寄稿 アカエリトリバネチョウの吸水性 大津昌昭 23
投稿 赤色個体発現に見るカブトムシの魅力 海老原伸 34
虫界ニュース 7,36
総目次 37


2013年12月号(Vol. 48. No.13)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:ゴール形成昆虫の生物学
特集編輯 研究対象としてのゴール形成昆虫の魅力 徳田誠 2
ナライガタマバチ種群(膜翅目:タマバチ科)の種分化の歴史 和智仲是 4
ヤナギのゴール形成ハバチにおける植物ホルモン合成 鈴木義人 8
アブラムシにより誘導される完全閉鎖型ゴールの巧妙な排泄物処理システム 沓掛磨也子 12
ゴール形成機構解明のモデル実験系としてのイネ科作物とフタテンチビヨコバイ 神代瞬・徳田誠 16
報文 有名作家三人が書いたトンボたち 付:とんぼの名がついた出版物 枝重夫 20
連載 甲虫の幼虫図鑑 水生甲虫類(5)オサムシ亜目(ゲンゴロウ科以外) 吉富博之 24
報文 鹿児島のイチモンジセセリは季節移動しないのか 中峯浩司 27
連載 同好会インフォ No.15 「川跡ビオトープ友の会」の活動 外山明 31


2013年11月号(Vol. 48. No.12)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:熱帯のアリの多様性格
特集編輯 山根 正気 熱帯のアリ研究の動向 山根 正気 2
アリとアリグモが織りなす世界−アリ擬態クモとアリ類の多様性はアソシエイトしているのか?橋本 佳明 7
熱帯林の炭素循環とアリ―謎のホットスポット現象 大橋 瑞江 11
生物多様性のホットスポット,マダガスカル島のアリ 吉村 正志 15
知られざる国 カンボジアのアリ 細石 真吾 19
ベトナムにおけるアリ類の多様性研究 江口 克之 23
報文 カワゲラの生態と炭素・窒素安定同位体比 吉村 真由美 27
報文 土浦市宍塚里山のチョウ類群集の変遷 佐藤 和明 31


2013年10月号(Vol. 48. No.11)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:昆虫の時間生物学,最近の進歩
特集編輯 沼田英治
昆虫の時間生物学 沼田英治 2
野外ではたらく昆虫の概日時計 田中一裕 4
昆虫の光周性に時計遺伝子は関わるか? 後藤慎介 9
オオカバマダラの“渡り”―太陽コンパスナビゲーションと体内時計− 吉井大志 13
昆虫における概日時計以外の時計とその実体解明への試み 宮崎洋祐 17
連載 甲虫の幼虫図鑑 水生甲虫類(4)オサムシ亜目(ゲンゴロウ科2) 吉富博之 21
報文 ダンダラテントウの鞘翅斑紋多型における地理的変異 河上康子・山崎一夫・大橋和典 25
連載 日本の絶滅昆虫 第40回 福島県の絶滅昆虫 横井直人 28
連載 コレクション紹介 第8回 戸隠昆虫自然園の紹介 山口文男 31


2013年9月(Vol. 48, No.10)
B5, 38pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:セミ,最新情報
 特集編輯 林正美
 セミ学,最新情報 林正美 2
 周期ゼミの分子系統解析からみえてきた進化史 曽田貞滋 4
 セミの羽化・交尾生態に関する話題 税所康正 8
 クマゼミの生理生態学 〜都市部での増加の原因を探る〜 森山実 11
 クマゼミとアブラゼミの遺伝的構造 長太伸章 15
 投稿 四国のエゾゼミ属 児島孝宣・今川義康・磯崎進 19
連載 昆虫分類学入門(4) コウチュウ目3:分類体系 森本桂 23
報文 メナドヒメワモンFaunis menadoの分類学的再検討 山口諒・末藤清一・小田切顕一 28
報文 アメンボ類の生物学〜その季節適応〜 原田哲夫 32


2013年 8月号(Vol. 48 , No.9)
B5, 36pp. 1,714円(税込1,885円)
特集 イチモンジチョウ亜科の進化と生物地理
イチモンジチョウ亜科雑感 三枝豊平
新熱帯区のイチモンジチョウ 手代木求
日本と周辺域のホシミスジの種分化と生物地理 福田晴男
コミスジ群の分類学的考察(タテハチョウ科Neptis属)佐々木公隆
旧北区のイチモンジチョウ亜族の雌生殖器形態の分類 大島康宏
ホタルの分類について 鈴木浩文
六甲山地石楠花山に生息するオサムシ3種の生態(2) 神吉正雄・寺田美香子


2013年 7月号(Vol. 48 No. 8)
B5, 36pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:課題研究
特集編輯 田中清
昆虫研究に関する中高生の取り組み〜全国的な概要〜田中清
甲虫を題材とした課題研究〜錦江湾高校オトシブミ研究班の事例を中心に〜 小溝克己
トンボを科学する 田口正男
中高生の水生昆虫の調査のために 深川元太郎
チョウやガを対象とした課題研究のために 井上真一
チョウ分布のなぞをとく 福田晴男
アリの生態分布調査 原田豊
連載 甲虫の幼虫図鑑
水生甲虫類(3)オサムシ亜目(ゲンゴロウ科1)吉富博之
投稿 日本産スズメバチの越冬(2)<確率で起こる同室複数越冬> 伊澤裕一


2013年 6月号(Vol. 48 No. 7)
B5, 36pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:環境省改訂版レッドリストからみた昆虫の現状
)
特集編輯 石井実  
日本の昆虫の現状と危機要因 石井実
第4次レッドリストからみたチョウ類の現状と保全 中村康弘
第4次レッドリストからみた日本産トンボ類の現状 苅部治紀
第4次レッドリストからみた甲虫類の現状 丸山宗利
第4次レッドリストからみたハチ目昆虫の現状 多田内修
連載 コレクション紹介 第9回 人と生きものとの共生を伝える足立区生物園 浦野由里子
報文 天敵昆虫を利用した害虫の生物的防除 高木正見
報文 六甲山地石楠花山に生息するオサムシ3種の生態(1) 神吉正雄・寺田美香子
報文 シカがもたらす「増幅する間接効果」:昆虫とクモの事例 宮下直


2013年 5月号(Vol. 48 No. 6)
B5, 37pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:アゲハチョウ類,最近の話題

特集編輯 石井実  
アゲハチョウ類に関するいくつかの話題 石井実
ブータンシボリアゲハ 標本からの展望 山口就平
シボリアゲハ属 概要 大野義昭
ウスバシロチョウの遺伝学的な個体群構造 土田 浩治
日本産ナガサキアゲハの色彩分化に関する研究 前薗剛・大賀教平・福田達哉・荒川良 
ナミアゲハとクロアゲハの光周反応と休眠 橋本健一
連載 甲虫の幼虫図鑑 水生甲虫類(2)ツブミズムシ亜目 吉富博之
報文 校庭の昆虫観察 田仲義弘


2013年 4月臨時増刊号(Vol. 48 No. 5)
B5, 38pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:カミキリムシの生態と行動
特集編輯 岩淵 喜久男
カミキリムシの生態と行動
総論 カミキリムシの生態と行動 −カミキリムシのフェロモン 岩淵 喜久男 2
かじった枝の匂いは異性の香り? ―ゴマダラカミキリの配偶者探索行動― 安居 拓恵 4
キボシカミキリの配偶行動の制御要因,体サイズ −ゴマダラカミキリとの類似と相違− 深谷 緑 9
トラカミキリのフェロモン分泌腺 星野 啓太 14
キクスイカミキリが生活史を調節する仕組み 新谷 喜紀 18
輸入植物検疫で発見されたカミキリムシ類の生態的特徴 槇原 寛 23
連載 「蝶類雑記」(2) 極東地方における日本の“高山蝶” 高橋 真弓 28
報文 伊丹市笹原公園のチョウ バタフライガーデンの普及とトランセクト調査 五十川 謙・山本 利榮 33


2013年 4月号(Vol. 48 No.4)
B5, 36pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:止水域に棲む水生昆虫

特集編輯 大庭 伸也
止水域に棲む水生昆虫たちの研究概説 大庭 伸也 2
止水性の特異なヒラタドロムシ −ホンシュウチビヒゲナガハナノミ 林 成多 4
田んぼに生息するコミズムシ類の生態 中西 康介 8
タガメはドジョウトリムシか? 大庭 伸也 12
過去から現在における水生甲虫相の変遷 〜福岡県での事例〜 中島 淳 16
水生昆虫の保全 この10年の成果と今後の課題 西原 昇吾 20
報文 鱗翅目幼虫腸内物質FACsの多様性 吉永 直子・森 直樹 24
報文 広島大学東広島キャンパスの蝶類相 2004〜2012年の記録 伊藤 隆夫 28
投稿 「絶滅」後に復活した東京都の蛾類(第2報) 西海 正彦 33


2013年 3月号(Vol.48 No.3)
B5, 38pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:チョウの斑紋形成と変異
チョウの斑紋形成とその異常−特集にあたって 八木 孝司 2
チョウの斑紋の遺伝学 八木 孝司 4
チョウの翅の模様を決定する遺伝子−最新の知見より− 二橋 亮 9
環境変化によるチョウの斑紋変化と進化 −表現型可塑性から福島原発事故まで− 大瀧 丈二 14
ウスバシロチョウの斑紋変異 小野 克己・寺 章夫 20
連載 昆虫分類学入門(3) コウチュウ目2:腹部と外部生殖器 森本 桂 24
寄稿 “害虫・益虫”関連の書物 枝 重夫 30
新連載 甲虫の幼虫図鑑 水生甲虫類(1)概説 吉富 博之 34


2013年 2月号(Vol.48 No.2)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:アシナガバチの生物学

特集 総論:アシナガバチの多様性 山根 爽一 2
アシナガバチの生活史とコロニーの個体群生態学 宮野伸也 4
南米の多女王制アシナガバチ類における社会組織 工藤起来 10
アシナガバチの繁殖や性行動を調節する脳内物質 佐々木謙 14
アシナガバチ類の巣の温度環境とその調節 穂積訓 18
侵入生物としてのアシナガバチ 土田浩治 23
連載 新「蝶類雑記」(1)蝶の幻色考 忘れられた古くよい和名を添えて 森下和彦 27
報文 COP10で決まったことと今後の課題 五箇公一 30
虫界ニュース 9,17,22,34


2013年 1月号(Vol. 48 No.1
B5, 38pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:都市の昆虫
特集編輯 夏原 由博
特集「都市の昆虫」 都市の自然 夏原 由博 2
横須賀市 都市公園のホタル生息環境の再生 大場 信義 5
何が都市のセミ相を変えたのか? 高倉 耕一 11
蝶の飛ぶまちプロジェクト 三輪 隆 15
万博記念公園の自然再生 千原 裕 19
連載  昆虫分類学入門(2) コウチュウ目1:表面構造 森本 桂 24
連載  コレクション紹介 第8回 平戸市たびら昆虫自然園の取り組み 西澤 正隆 27
投稿 日本産スズメバチの越冬(1) 属・属内グループ・種ごとに異なる越冬習性 伊澤 裕一 31


2012年12月臨時増刊号(Vol. 47. No.14) 
※弊社・発行元ともに完売
B5, 50pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:モンシロチョウの自然史
特集編輯 矢田脩
モンシロチョウの自然史
モンシロチョウの自然史 −分類・形態を中心に 矢田脩 2
インドシナのモンシロチョウ 西村正賢 6
モンシロチョウやその近縁種の分子系統 新川勉・野中 9
モンシロチョウの配偶システム 鈴木芳人 13
モンシロチョウの光周反応と休眠 橋本健一 17
モンシロチョウはなぜキャベツを好むのか 大崎直太 21
モンシロチョウの夏季没姿は成虫の移動によるものか? 石井実・平井規央・山埜めぐみ 25
報文 ゲンジボタルの生態系復元に関する研究−皇居に蛍を定着させた経緯−(2)矢島稔 29
報文 オーストラリア南部の高山帯に生息するヒトリガ(鱗翅目:ヒトリガ科) 江田信豊 32
報文 「標高傾度」と「系統進化」:水生昆虫の流程分布と遺伝的構造 東城幸治・扇谷正樹・関根一希 35
報文 アゲハについて−最近の状況(3) 西村正賢・野林千枝 40
2012年総目次 48


2012年 12月号(Vol. 47. No.13)
B5, 37pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:体温から見る昆虫の行動生態学
特集編輯 井出純哉
特集「体温から見る昆虫の行動生態学」
昆虫の体温と行動 井出純哉 2
ハラヒシバッタの斑紋と体温調節〜オーバーヒートリスクが隠蔽色の進化を妨げる?〜 鶴井香織 4
カワトンボのオスの体温調節と繁殖行動との関係 鮫島由佳 8
体温で変わるベニシジミ雄の配偶者発見戦術 井出純哉 13
モンキチョウの飛翔と体温調節 渡辺守 17
報文 ゲンジボタルの生態系復元に関する研究−皇居に蛍を定着させた経緯−(1) 矢島稔 22
報文 アゲハについて−最近の状況(2) 西村正賢・野林千枝 26
連載 日本の絶滅昆虫 第39回秋田県のレッドリスト昆虫 梅津一史 31
報文 北の国のヒメギフチョウ−北海道富良野市立布礼別小学校の保全活動− 金子尚史 35


2012年 11月号(Vol. 47. No.12)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:トビムシ学入門
特集編輯 長谷川元洋
特集「トビムシ学入門」
トビムシ研究の概要 長谷川元洋 2
トビムシ分類学上の問題点とトピック 一澤圭 5
トビムシをめぐる生物間相互作用 中森泰三 9
トビムシ群集と土壌生態系 菱拓雄 13
木に登るトビムシ 吉田智弘 17
連載 津波により被災した甲虫と鱗翅類標本の救済 斉藤明子 21
連載 アゲハについて−最近の状況(1) 西村正賢・野林 千枝 24
連載 同好会インフォNo.14世田谷昆虫愛好会 福田晴男 30
投稿 スマトラ島での昆虫採集(ジャワ島との比較) 吉川将彦 32


2012年 10月号(Vol. 47, No.11)
B5, 36pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:昆虫の比較発生学
特集編輯 町田 龍一郎
特集「昆虫の比較発生学」
総論:昆虫比較発生学 町田 龍一郎 2
内顎類は有効か?−比較発生学からの検証− 富塚 茂和・関谷 薫・福井 眞生子 5
六脚類の高次系統を探る −胚と胚膜の機能分業の進化的変遷− 福井 眞生子・関谷 薫・富塚 茂和 10
網翅類3目の類縁関係−ゴキブリ目のステータス− 藤田 麻里 15
ガロアムシと多新翅類の比較発生 内舩 俊樹 18
ジュズヒゲムシ問題:比較発生学からのアプローチ 真下 雄太 22
完全変態類の比較発生学からの2,3の話題 小林 幸正 25
連載 同好会インフォ No.13
赤城姫を愛する集まり 篠原 豊 31
短報  DNA から推定されたムカシトンボの分布の変遷 吉澤 和徳 34



2012年9月(Vol. 47, No.10)
B5, 38pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:昆虫におよぼすナラ枯れの影響
総論 昆虫とナラ枯れ被害 上田明良 2
ナラ枯れ被害がチョウ類相に与える影響−海上の森における調査事例− 針谷綾音・梶村恒 5
ナラ枯れが大蛾類の群集構造に及ぼす影響 橋本亮・箕口秀夫 9
ナラ枯れが森林のカミキリムシに及ぼす影響 江崎功二郎 13
ナラ枯れ被害がアンブロシアキクイムシ類群集に与える影響:本州中央部のコナラに寄生するギルド構造解析からの予測 鎌田直人・サングァンスップスニサ・後藤秀章 16
カシノナガキクイムシの天敵 小林正秀 20
報文 名古屋におけるツマグロキチョウの増加 高橋匡司 27
報文 天敵オオスズメバチを熱殺蜂球で蒸し殺すニホンミツバチ 小野正人 30



2012年8月 (Vol. 47, No.9)
B5, 42pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:ミクロネシアの昆虫
ミクロネシアの昆虫研究, 千葉秀幸
ミクロネシアのコガネムシ上科甲虫相 荒谷邦雄
ミクロネシアのチョウ 千葉秀幸
コヒゲセセリ:グアムで新しく記録されたセセリチョウ 千葉秀幸・山本公策
マリアナ諸島の絶滅種マリアナトガリシロチョウ 矢田脩
九州大学のミクロネシア・コレクション 紙谷聡志
新連載 昆虫分類学入門(1)森本桂
連載 日本の絶滅昆虫 第38回岩手県の絶滅昆虫と絶滅危惧昆虫 中谷充
投稿 クワガタムシ幼虫の発育における朽ち木・マット中の窒素分制御 藏之内利和・望月淳・鈴木一隆・小島啓史・五箇公一
紀行 蝶の宝石箱ラオスを訪ねて 伊藤哲夫


2012年7月号 (Vol. 47, No.8)
B5, 42pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:消えたアカトンボ
総論 アカトンボはなぜ激減したのか 苅部治紀 2
静岡県におけるアカトンボの減少の記録 福井順治 5
富山県におけるアカトンボ激減の実態 二橋亮 10
アカトンボの減少原因の究明−浸透移行性殺虫剤の影響− 神宮字寛 16
連載 大学キャンパスの昆虫相(10)高知大学物部キャンパスの昆虫相 荒川良 20
連載 コレクション紹介 第7回 群馬県立ぐんま昆虫の森の昆虫コレクション金杉隆雄 24
連載 同好会インフォ No.12 岡山昆虫談話会 伊藤國彦 28
短報 奥秩父和名倉山でセグロトビケラ(エグリトビケラ科)を採集 釣巻岳人 31
フォトギャラリー 伊藤 哲夫 33



2012年6月号 (Vol. 47, No.7)
B5, 36pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:ボルネオ島の昆虫多様性
ボルネオにおける昆虫研究 山根正気
蝶の多様性と森林の減少・劣化: ボルネオでの研究 市岡孝朗
ボルネオのクワガタムシ・クロツヤムシ相の概観 荒谷邦雄・三島達也, 季節性と超年次変動の多様性−植食性甲虫を通して見えたこと− 岸本圭子
トゲアリ擬態のクモ 山健史
報文 飛べなくなった甲虫は種が増えやすい 池田紘士・西川正明・曽田貞滋
報文 シロチョウ由来アポトーシス誘導蛋白質ピエリシン 山本真史・高橋(中口)梓・中野毅
報文 銀座ミツバチプロジェクトの取り組み 田中章仁


2012年5月号 (Vol. 47, No.6)
B5, 36pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:様々な原因によるチョウの分布拡大
チョウの分布拡大の原因は温暖化だけじゃない! 井上大成 2
ツマグロヒョウモンはなぜ北上したのか 津吹卓 4
愛知県矢作川流域のウスバシロチョウの分布動態 間野隆裕・山田昌幸・高橋匡司 8
神奈川県のコムラサキの分布拡大 針谷毅 12
長野県のチョウの分布拡大状況 田下昌志 16
アオタテハモドキの温度・日長反応と分布拡大 平井規央・谷川哲朗・石井実 20
熱帯におけるチョウ類の分布拡大と人為の関わり 松本和馬 24
連載 日本の絶滅昆虫第37回 鹿児島県で絶滅が危惧される昆虫 金井賢一 28
短報 トゲナナフシ(Neohirasea japonica)の生態に関する知見 神吉正雄 32
投稿 昆虫採集ツアー:コノハムシ,ナナフシ篇 吉川将彦 34
虫界ニュース 33, 36


2012年4月臨時増刊号(Vol. 47, No.5) ※弊社・発行元ともに完売
B5, 46pp. 2,476円(税込2,724円)

特集:甲虫の新しい採集法
甲虫類の採集法概説 森本桂 2
地中トラップによる地下浅層性昆虫の採集法 吉田正隆 6
衝突誘引式トラップを用いた熱帯樹冠の甲虫相調査 小島弘昭・黒川哲哉 13
新型FITとトランクウィンドウトラップで捕獲された甲虫類 上田明良・中村和・槙原寛
草掃き採集のすすめ 今坂正一 24
報文:長野県におけるクロコノマチョウの分布拡大 井原道夫 31
連載:大学キャンパスの昆虫相 (9)信州大学南箕輪キャンパス 中村寛志 36
連載:同好会インフォ No.11 むさしの里山研究会 新井裕 40

虫界ニュース 43, 44


2012年4月 (Vol. 47, No.4)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集「昆虫に与えるシカの影響」
総論:シカが昆虫に与える影響 岸本年郎
奈良公園におけるシカ−植物−昆虫の相互作用 佐藤宏明
シカの食害で増えた(?)有毒/不味植物食甲虫 松本和馬・加賀玲子
大台ヶ原のシカと昆虫 岸本年郎
報文:中池見湿地におけるチョウ類のトランセクト調査による環境評価 池上博
連載大学キャンパスの昆虫相(8)京都大学吉田キャンパス 曽田貞滋・秋山耕治
報文:三重県で発生したヘデラの害虫カタゾウムシ(コウチュウ目ゾウムシ科) 吉武啓・宮原慎一郎・西野実・鈴木賢
連載日本の絶滅昆虫第36回福井県の絶滅昆虫と絶滅危惧の昆虫 保科英人
連載コレクション紹介第6回多摩動物公園 昆虫園へようこそ!〜生体展示へのこだわり〜 藤井智子

虫界ニュース


2012年3月 (Vol. 47, No.3)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集「ネジレバネの生物学」
総論:ネジレバネの生活史 中瀬悠太 2
スズバチネジレバネの幼態発育と寄主腹部からの突出部位 前田泰生 8
ネジレバネの系統 井坂友一・中瀬悠太 12
スズメバチの巣がネジレバネから受ける影響 牧野俊一 16
スズメバチに寄生するネジレバネの寄主利用と季節的発生消長 佐山勝彦 21
報文 スラウェシ島中南部におけるチョウ相調査 山口諒 25
連載 日本の絶滅昆虫第35回 北海道で絶滅が危惧される昆虫 堀繁久 30
虫界ニュース 15, 20, 24, 29, 34



2012年2月 (Vol. 47, No.2)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集「子供たちへの昆虫教育と保護・保全」
特集を組むにあたって 藤山静雄 2
横須賀市における小中学校地域連携のホタルの里づくり―馬堀中学校と走水小学校の事例―  大場信義 4
昆虫教育を考える 〜三郷昆虫クラブの活動から〜 那須野雅好 10
昆虫を通した学びのデザイン〜兵庫県立人と自然の博物館における事例〜 八木剛 15
東京都青梅市における「小学生昆虫教室」の活動とその効果 久保田繁男・斎藤ひとみ 19
報文 関東地方におけるHestina属2種の発生消長と光周反応 加藤義臣 23
投稿 マダラコブクモヒメバチの産卵にまつわる諸戦略(2)子殺し 高須賀圭三 27
,昆虫採集ツアー:インドネシア篇 吉川将彦 31

虫界ニュース 33, 34


2012年1月号(Vol. 47 No.1)
B5, 42pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:ペット昆虫の外来種問題
深刻化するペット昆虫の外来種問題 荒谷邦雄 2
三重県に定着が確認された外来種‐フェモラータオオモモブトハムシ‐ 秋田勝己 4
水生昆虫における外来種問題の現状 苅部治紀 9
チョウにおける外来種問題の現状 矢後勝也 12
外国産クワガタムシ類の生態リスク評価への‐DNAバーコーディングの応用‐ 荒谷邦雄・細谷忠嗣・西田伸 16
カイコを実験生物として用いる際の発育時期の簡便な調整方法 伴野豊 20
昆虫の取扱いをめぐる法的規制について(3)自然公園法,文化財保護法,種の保存法 鎌田邦彦 23
コレクション紹介 第5回 石川県ふれあい昆虫館の活動紹介 富沢章 27
昆虫の病気 清水進 31
虫界ニュース 26, 34


2011年12月臨時増刊号(Vol. 46 No.14)
B5, 54pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:ウスキシロチョウの謎−その分類と生態,
ウスキシロチョウ属Catopsiliaの分類再考 矢田脩 2
南西諸島を北上したウスキシロチョウ 福田晴夫 7
奄美大島におけるウスキシロチョウの近況 ,中峯芳郎 12
薩摩半島南東部の「フラワーパークかごしま」におけるウスキシロチョウ 熊谷信晴・伊東信雄 14
沖縄島のウスキシロチョウはいつから定着したか,九州南端の定点観察地 指宿市の記録(付)  田中洋 17
宮崎県におけるウスキシロチョウ 岩郁雄・八木真紀子 21
南九州における迷チョウとしてのウスキシロチョウ,−2010年の大量飛来,種としての問題も含めて− 二町一成 25
熱帯におけるウスキシロチョウの生活史と移動 石井実 30
報文 ゴミムシ類Harpalus属はなぜ多種共存が可能なのか? 石谷正宇 34
連載 大学キャンパスの昆虫相 (7) 東京大学本郷地区キャンパス 矢後勝也・須田真一・河合秀樹 38
連載 同好会インフォ No.10 鹿児島昆虫同好会, 金井賢一 41
虫界ニュース 13, 20, 44, 46


2011年12月号(Vol. 46 No. 13)
B5, 42pp. 1,714円(税込1,885円)

特集:カマキリの生物学
カマキリの生態 安藤喜一 2
カマキリの防衛戦略と風を利用した隠蔽的戦略 渡部宏 5
カマキリにおける感覚と行動の神経生物学 山脇兆史 9
「カマキリの雪予想」は本当か? 安藤喜一 13
オオカマキリとチョウセンカマキリの生息場所の違い〜 導入除去実験の結果から 〜 岩崎拓 17
静岡県西部におけるアサギマダラの生活史 原田楓・加藤歩実・中川美樹・山村京子 21
日本の絶滅昆虫 第34回 岡山県のレッドデータ昆虫 奥島雄一 25
マダラコブクモヒメバチの産卵にまつわる諸戦略(1)産卵行動 高須賀圭三 29
虫界ニュース 2, 16, 20, 34



2011年11月号(Vol. 46 No. 12)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:田んぼの昆虫と生物多様性
昆虫を中心とした田んぼの生物多様性 桐谷圭治
百姓から見た田んぼの昆虫多様性 宇根豊
農作業が水田の昆虫多様性に及ぼす影響 森本信生
雑草から見た田んぼの昆虫多様性 城所隆
魚とカエルから見た田んぼの昆虫多様性 市川憲平
田んぼの昆虫多様性の津波からの回復 岩渕成紀
連載 同好会インフォ No.9 グループ多摩虫 松田邦雄・田中和夫
投稿 タガメの配偶行動におけるオスの振動 橋爪秀博



2011年10月号(Vol. 46 No. 11)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:DNA昆虫学最近の進歩 
昆虫の多様性を分子生物学で読み解く 八木孝司
テントウムシの斑紋形成メカニズムと進化 新美輝幸
アゲハチョウの産卵刺激物質受容体と食草選択 尾崎克久
ホタルが光る仕組みとその進化 大場裕一
トンボの体色進化に関わる分子機構の解明に向けて 二橋亮
連載 昆虫の取扱いをめぐる法的規制について(2)自然保護目的の法律による昆虫の取扱規制 鎌田邦彦
報文 鱗翅目の分布拡大−クロメンガタスズメの北進−  中臣謙太郎
投稿 岡山県北部におけるアメリカザリガニの増加とタガメの減少  大庭伸也・稲谷吉則



2011年9月号(Vol. 46 No. 10)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:インドネシア スラウェシ島
ワラセアの西のはずれ―スラウェシ島の動物とアリ 山根正気
スラウェシ地域のチョウ類 勝山礼一朗
セセリチョウから見たスラウェシ 千葉秀幸
スラウェシとその周辺諸島のパプアカミキリ 斉藤明子・斉藤秀生
スラウェシのゴミムシダマシ相 安藤清志
スラウェシにクモヒメバチを追って 高須賀圭三
国際双翅目会議に参加して 舘卓司
同好会インフォ(8) 鳥取昆虫同好会 田村昭夫


2011年8月号(Vol. 46 No. 9)
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)

特集:シジミチョウの保全
絶滅の恐れがあるシジミチョウ類の保全活動の現状と将来  三枝豊平
長野県安曇野におけるオオルリシジミの保全活動 江田慧子・中村寛志
宮崎県におけるタイワンツバメシジミの生息状況と保全活動 小松孝寛
ゴイシツバメシジミの保全 杉本美華・三枝豊平
オガサワラシジミの保全 〜域外飼育の取り組みついて〜  藤井智子・石島明美・矢後勝也
絶滅危惧種ミヤマシジミの保全 渡邊通人
連載 大学キャンパスの昆虫相 No.6 鳥取大学湖山キャンパス 鶴崎展巨
投稿 六甲山地におけるクロナガオサムシの生息地 神吉 正雄
虫界ニュース


2011年7月号(Vol. 46 No. 8) 
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:離島の昆虫地理学
総論:離島の昆虫相・昆虫地  細谷忠嗣
トカラ列島の昆虫地理 細谷忠嗣
御神体の島・福岡県沖ノ島の昆虫相  矢田脩・紙谷聡志・三枝豊平
宇治・草垣群島の昆虫 中峯浩司
尖閣諸島の昆虫 木村正明
長崎県離島(対馬を除く)の甲虫相 今坂正一
火山の島,硫黄鳥島のセミとコガネムシ 楠井善久
連載 日本の絶滅昆虫 第33回 静岡県の絶滅昆虫 諏訪哲夫

虫界ニュース


2011年6月号(Vol. 46 No. 7) ※弊社・発行元ともに完売
B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:四国の昆虫
四国の昆虫相の特殊性 酒井雅博 2
四国のトンボ 久松定智 6
四国のバッタ目  小川次郎 10
四国のカメムシ  矢野真志 14
四国の甲虫  酒井雅博 18
四国の蝶類 菊原勇作・窪田聖一 22
連載 大学キャンパスの昆虫相No. 5 関西大学千里山キャンパス 吉田宗弘 26
新連載 昆虫の取扱いをめぐる法的規制について (1)昆虫に対する法的規制の基本的枠組み 鎌田邦彦 29
報文 新生・日本甲虫学会 新里達也 32
虫界ニュース 3,25


2011年5月号(Vol.46 No.6)
B5, 42pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:ハナアブの世界
特集編輯 大石久志
特集ハナアブの世界
ハナアブ界のこれまでと今後 大石久志 2
日本産オビヒラタアブ属研究の現状と課題 市毛勝義 4
訪花昆虫としてのハナアブの魅力 鈴木まほろ 9
日本産アリスアブに関する分類上の問題について 広永輝彦 13
クロハナアブ属の多様性 祝輝男 17
 連載 日本の絶滅昆虫 第32回青森県で絶滅が危惧される昆虫 室谷洋司 22
報文 ニッポンアミカモドキの生態(ハエ目,アミカモドキ科) 西尾規孝 26
投稿  鹿児島県におけるベニトンボの季節消長と体サイズ 宇都翔吾 30
虫界ニュース 8、12、34


2011年4月臨時増刊号(Vol. 46 No. 5) B5, 52pp. 2,481円(税込2,729円) ※弊社・発行元ともに完売
特集:シギゾウムシ
特集編輯 森本桂
特集シギゾウムシ
総論:日本のシギゾウムシ類 森本桂 2
日本産シギゾウムシ類の概説 森本桂 4
ツバキシギゾウムシ 東樹宏和 16
どんぐりとシギゾウムシ 前藤薫 20
シギゾウムシの採集法 的場績 24
採集難易度つき日本産シギゾウムシ族一覧表 藤本博文 28
東洋区およびオーストラリア区のシギゾウムシ族 小島弘昭 34
 連載 大学キャンパスの昆虫相 No.4
 大阪府立大学中百舌鳥キャンパス   平井規央 39

虫界ニュース 38, 42, 44


2011年4月号(Vol. 46 No. 4) B5, 42pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:アサギマダラの移動,最近の話題
特集編輯 金沢至
総論にかえて アサギマダラの国間移動 金沢至・陳建志 2
長期間の個体数の推定および飛翔タイプの24分類 栗田昌裕 5
長崎県上五島におけるアサギマダラの標識調査 野下広人 9
びわ湖バレイのアサギマダラ―標識調査の成果と最近の動向― 藤野適宏・金田忍 14
アサギマダラはどのようにしてアルカロイドを探り当てるのか 本田計一・吉岡弥生 19
カマキリが食べるアサギマダラと食べないアサギマダラ 辻本始 24
新連載 最近日本から記載された昆虫類
I. 新たに記載されたコガネムシ上科のタクサ 荒谷邦雄 28

虫界ニュース 8, 18, 23, 27, 34


2011年3月号(Vol. 46 No. 3)B5, 42pp 1,714円(税込1,885円)
特集:オサムシ学の新展開−生態から進化まで
特集編輯 曽田貞滋
特集オサムシ学の新展開−生態から進化まで
オサムシ学の新展開―生態から進化まで:概説 曽田貞滋 2
[コラム1]種と遺伝子の系統樹の食い違いはどう生じるか 8
 オサムシの交尾器はなぜ多様なのか―性淘汰と遺伝的基盤 高見泰興 9
[コラム2]オオオサムシ亜属の交尾のしくみ 13
 オサムシ近縁種間の遺伝子流動 ―ミトコンドリアDNAが示す浸透性交雑 長太伸章 15
 オサムシの分布パターンを決める鍵 ―繁殖干渉を避ける体サイズ差 奥崎穣 19
 マイマイカブリの形はなぜ多様なのか ―貝食性オサムシの地理的形態変異の要因 小沼順二 24
報文 ホシミスジグループ発見の愉しみ 福田晴男 28
書評「絵かき虫の生物学」   33

虫界ニュース 7、14、18、


2011年2月号(Vol. 46 No. 2) B5, 42pp 1,714円(税込1,885円)
特集:昆虫と植物をめぐる三者系
植物と昆虫をめぐる三者系 高林純示 2
ネットワーク化する三者系 塩尻かおり・小澤理香 5
三者系における天敵の学習 戒能洋一・竹本裕之 9
植物―植食性昆虫―植物病原菌の新たな三者間相互作用 佐藤雅・五味剣二 14
三者系の応用への展開−天敵利用の可能性とウンカ利用の可能性について− 上船雅義・山本正樹・佐藤雅 18
連載 同好会インフォ(7)
 三河昆虫研究会 大平仁夫・山崎隆弘 23
報文 最近日本から発見されたツツハナバチの一種
 ムラカミツツハナバチ(新称)Osmia (Pyrosmia) submicans 村上協三・幾留秀一 27
報文 「絶滅」後に復活した東京都の蛾類16種 西海正彦 30

虫界ニュース 4、22、26


2011年1月号(Vol. 46 No. 1)B5, 42pp 1,714円(税込1,885円)
特集:翅を失った昆虫2−寒冷環境下での翅の退化
翅を失った昆虫2−寒冷環境下での翅の退化 三枝豊平
ガロアムシの生き残り戦略,翅をすてる前と後 丹羽尚・長島孝行 2
飛ぶことをやめた冬のガガンボたち 中村剛之 6
翅を失った昆虫 シリアゲムシ類 森本桂 10
冬尺蛾における翅の退化と冬季活動性の進化 山本哲史
カワゲラ目における翅の多型性 岸本亨 18
連載 大学キャンパスの昆虫相(3)
 滋賀県立大学の昆虫相 中西康介・沢田裕一 22
連載 日本の絶滅昆虫 第32回
 東京都の絶滅昆虫(本土部) 大野正男 25
短報 ミンダナオキイチゴシジミは2種に分けられるのではないだろうか? 林寿一 31

虫界ニュース 5、32


2010年12月号(Vol. 45 No. 14) B5, 41pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:穿孔性昆虫
穿孔性昆虫の魅力と研究の難しさ 荒谷邦雄 2
外来ハモグリバエ(双翅目:ハモグリバエ科)2種の置換はなぜ起きたのか 阿部芳久 6
食糞性コガネムシの輝く色−構造色のメカニズム− 赤嶺真由美・近雅博 10
木に潜るガ/ヒモミノガ(ミノガ科) 杉本美華 13
キクイムシの繁殖生態 梶村恒 17
 連載 マレー半島の山々をめぐる(3) 常喜豊・近雅博 21
 投稿 神戸市垂水区の福田川上流域におけるモンシロチョウの季節消長 辻村允夫 26
書評 30
2010年総目次 31



2010年11月号(Vol. 45 No. 13)B5, 50pp. 1,714円(税込1,885円) ※弊社・発行元ともに完売
特集:エゾスジグロシロチョウ群をめぐる諸問題
エゾスジグロシロチョウ群の研究をふりかえって 矢田脩 2
日本産エゾスジグロチョウ群の自然史 北條篤史 6
いわゆるヤマトスジグロシロチョウについて 松田真平 10
日本産エゾスジグロシロチョウ群(napi群)の地域個体群の交配 黒田哲 15
エゾスジグロシロチョウ群napi-groupの分子から見た系統関係 新川勉・野中勲 20
エゾスジグロシロチョウ種群の分子系統 八木孝司・藤井恒 27
 報文 衛生昆虫ネッタイシマカ,ヒトスジシマカの分布変化 今井長兵衛 31

虫界ニュース 30、34


2010年10月臨時増刊号(Vol. 45 No. 12)B5, 50pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:発音昆虫の生物学
カラー口絵2ページ 特集編輯 宮武頼
鳴く虫と発音昆虫の生物学−特集に寄せて− 宮武頼夫 2
バッタの進化と発音 市川顕彦 5
ヒメハルゼミの発音生態と分布 初宿成彦 8
コナジラミ類の振動による交尾信号 上宮健吉 12
「性・死」をかける超音波−鳴くガの多様な発音機構とその機能 高梨琢磨・中野亮 16
カワゲラ類の振動信号 花田聡子 22
 報文 ハエの皮膚にある時計 伊藤千紘・沼田英治 26
 報文 蚕を利用した医薬品開発 日下部宜宏 30
 連載 海外の博物館 No.8 コスタリカにある生物多様性研究所INBioの昆虫の研究部門 櫻井一彦 33
 投稿 滋賀県伊崎半島のカワウコロニーの巣でアカマダラハナムグリ発生 山本正志 37
 連載 同好会インフォ No.6  広島虫の会 小阪敏和・村上貴望 40
 報文 タガメの越冬場所を示唆する里山での観察例 植田義輔 43

虫界ニュース 25、29、44


2010年10月号(Vol. 45 No. 11)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:日本の昆虫の生物多様性−その成り立ちと恵み
 カラー口絵2ページ
 日本の昆虫の生物多様性と恵み 石井実 2
 日本のチョウ類の多様性の成り立ちと恵み 矢田脩 5
 日本のトンボ類の生物多様性の成り立ちと恵み 井上清 9
 日本のホタルの多様性−その成り立ちと恵み 大場信義 13
 コオロギ類の多様性とその成り立ち 正木進三 19
 日本のハバチ類の種多様性の成り立ちと仕組み 内藤親彦 24
 水田における昆虫の生物多様性の成り立ちと恵み:保全と利活用の狭間で 日鷹一雅 28
虫界ニュース 23


2010年9月号(Vol. 45, No. 10)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:海浜の昆虫
 カラー口絵2ページ
 海浜と昆虫 郷右近勝夫 2
 海岸砂丘のベッコウバチの生態 遠藤知二・遠藤彰 5
 海浜性ハマゴウにおける送粉システム 前田泰生・北村憲二 11
 砂浜侵食と動植物 郷右近勝夫・松本秀明 15
 砂浜の微環境における海岸性甲虫相 端山武 19
 砂丘環境におけるコカスリウスバカゲロウの産卵行動 松良俊明 23
都市の河川敷におけるチョウ類群集 青柳正人 27
クワガタムシにおける空中窒素固定能とその意義 蔵之内利和・望月淳・小島啓史 31
虫界ニュース 26、30、34



2010年8月号(Vol. 45, No. 9)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:ヒメボタルの多様性と生息地保全
 カラー口絵2ページ
 ヒメボタルの研究とその保護の進展 大場信義 2
 ミトコンドリアDNAからみたヒメボタル集団の遺伝的多様性と地理的分化 鈴木浩文 7
 長野県におけるヒメボタル2型の分布 三石暉弥 11
 ヒメボタル幼虫の餌資源,飢餓耐性,天敵 安岡拓郎 15
 都市におけるヒメボタルの保全活動 小原玲 18
連載 大学キャンパスの昆虫相 (2) 広島大学東広島キャンパス 中坪孝之・清水則雄・渡辺一雄 22
IBMとただの虫 桐谷圭治 25
岡山県におけるカワラバッタの野外観察 池田綱介・青野孝昭・近藤光宏 29
虫界ニュース 34


2010年7月号(Vol. 45, No. 8)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:ポリネーター昆虫
 カラー口絵2ページ
 大自然の豊かな恵みを感じたとき小さな「ポリネーター昆虫」を思え 小野正人 2
 送粉共生系とひろがる送粉昆虫の世界 横山潤 4
 マルハナバチ送粉系における花形態の多様化:ヤマハッカ属を例に 堂囿いくみ 8
 真社会性ハナバチの情報源としての花香成分 久保良平・小野正人 12
 ツバチの記憶・学習能力と採餌行動 古川誠一・佐々木哲彦 16
 授粉昆虫としてのミツバチの経済的価値 木村澄・光畑雅宏 20
連載 日本の絶滅昆虫 第31回 茨城県の絶滅昆虫と絶滅のおそれのある昆虫 久松正樹 24
ウスバサイシンの種子散布アリ 昆野安彦 28
ツノボソチビイッカクの摂食生態 福迫智子 30

虫界ニュース 34


2010年6月号(Vol. 45, No. 7)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:トンボの生態学
 カラー口絵2ページ
 トンボの行動生態学と習性・振る舞い 渡辺守 2
 アジアイトトンボにおける雌雄の交尾器形態と精子置換 田島裕介 5
 ノシメトンボの蔵卵数と産下卵数 諏佐晃一 9
 アオモンイトトンボの雌の色彩2型 高橋佑磨 13
 樹林−水田複合生態系に生息するシオヤトンボの個体群動態 東敬義 16
 ヒヌマイトトンボ保全のために汽水域に作った人工のヨシ群落に生息するトンボ幼虫 岩田 周子 20
都市の昆虫学 初宿成彦 24
上高地のケショウヤナギから得られた蛾類 昆野安彦 28
連載 同好会インフォ No.5 埼玉昆虫談話会 江村薫 30

虫界ニュース 4、15、29、34


2010年5月号(Vol. 45, No. 6)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:ギフチョウの生息環境と保全
 カラー口絵2ページ
 ギフチョウの生息の現状と保全の課題 石井実 2
 ギフチョウの生息する地域の気候条件 谷川哲朗・石井実 4
 植生被度がギフチョウの産卵率に与える影響 畑田彩・松本和馬 8
 林床植生の刈り取りが白馬村のギフチョウの産卵密度におよぼした効果 須賀丈・尾関雅章・浜田崇・岸元良輔 13
 大阪府能勢町におけるギフチョウの保全活動 植田義輔・森地重博・天満和久 17
 青葉山におけるヒメギフチョウの生態と棲息地の植生 昆野安彦 22
日本産昆虫分類同定の種本(3)シリアゲムシ目 森本桂 26
節足動物の親子関係:雄による子供の保護の進化をめぐる研究の進展 工藤慎一 29

虫界ニュース 12、21、28、34

2010年4月臨時増刊号(Vol. 45, No. 5)B5, 44pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:水生生物の指標性
 カラー口絵2ページ
 日本における河川環境モニタリングと生物指標 谷田一三 2
 コカゲロウの流程分布と指標生物としての可能性 藤谷俊仁 5
 水生無脊椎動物と淡水環境 水質から景観へ 石田惣 10
 環境指標のトンボ類と水環境 枝重夫 15
 環境指標としての水生カメムシ類 一柳英隆 22
 全国レベルの水質環境と生物指標 −河川水辺の国勢調査と水質データベースの統合− 宮市哲・並木嘉男 26
福井県敦賀市でハラビロカマキリ属不明種の成虫と卵嚢を採集 藤野勇馬・岩崎拓・市川顕彦 32
エンマムシモドキの自然誌 大野正男 35
2009年,栃木県南部で急増したナガサキアゲハ 青木好明 41
虫界ニュース 14、44

2010年4月号(Vol. 45, No. 4)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:日高敏隆先生追悼号
 白黒口絵2ページ
 日高敏隆先生のご経歴 石井実 2
 日高先生とチョウの季節型研究 加藤義臣 4
 日高先生の内分泌学・生理学 沼田英治 6
 行動を研究するということ −日高敏隆先生の言葉を振り返る 小汐千春 7
 いろいろな想い出 今福道夫 9
 日高先生とボルネオの思い出 常喜豊 11
 日高先生とボルネオの糞虫の分類 近雅博 14
 日高先生とのコスタリカなどでの思い出 櫻井一彦 15
 ヒダカマダラクワガタと日高先生の思い出 荒谷邦雄 17
 日高敏隆先生からの最高の褒め言葉 藤井恒 20
 日高敏隆先生と私のホタル研究 大場信義 22
 日高敏隆先生とICIPE 菅栄子 23
 日高先生との農工大の思い出 平井剛夫 26
 日高研究室の想い出 海野和男 27
 日高さんとの思い出 北野日出男 29
 日高先生の思い出 田川純 30
 日高先生と食べ物の思い出 田中利治 31
 日高敏隆先生を偲んで 幸島司郎 32
虫界ニュース 34


2010年3月号(Vol. 45, No. 3)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:奄美諸島の昆虫
 カラー口絵2ページ
 奄美諸島の昆虫類 山根正気・前田芳之 2
 デイゴヒメコバチ Quadrastichus erythrinae−奄美大島での被害と生態− 前田芳之 6
 奄美大島のクマゼミ 金井賢一 10
 徳之島採集案内−印象に残った甲虫とチョウ− 大坪博文 14
 奄美のトンボ最近の話題 松比良邦彦 18
 奄美大島のチョウ・最近の話題 中峯芳郎 22
 奄美諸島におけるセミの概況 岡崎幹人 26
連載 大学キャンパスの昆虫相(1)近畿大学奈良キャンパス 桜谷保之
 31
虫界ニュース 13、25、34

2010年2月号(Vol. 45, No. 2)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:昆虫の行動と生理
 カラー口絵2ページ
 「昆虫の行動と生理」−研究の未来 谷村禎一 2
 ハエは夢をみるのか? 関裕一 4
 昆虫の食性と産卵行動 尾崎克久 8
 ショウジョウバエの食性の進化と行動 松尾隆嗣 12
 虫の死にまね 宮竹貴久 16
連載 昆虫学研究室訪問 第22回 國立臺灣師範大學生命科学系蝶類系統學及生態保育研究室 千葉秀幸 20
連載 日本産昆虫分類同定の種本(2)ゴキブリ目 森本桂 23
都市温暖化よるチャバネセセリの化性の進化 -気温の異なる東京都内3地区の記録の比較から- 西海正彦 25
東京都港区におけるアオドウガネ成虫の生態観察 中野敬一 30

虫界ニュース 7、15、34

2010年1月号(Vol. 45, No. 1)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:砂漠と昆虫
 カラー口絵2ページ
 砂漠と昆虫−特集に寄せて 多田内修 2
 砂漠緑化支援とハナバチ類 多田内修 4
 砂漠のハナバチ類の生態 宮永龍一 8
 捕食性・寄生性ハネカクシがカザフスタンの有害節足動物の個体数調節にはたす役割 V. A. カチェイエフ 12
 アフリカにおける砂漠ワタリバッタの大発生と移動 八木繁実 16
遷移ランクSRに基づくチョウ類群集の構造解析 西中康明 21
連載 日本の絶滅昆虫 第30回 高知県の絶滅昆虫 荒川良 25
ゲンゴロウ属幼虫の食性:オタマジャクシは重要か? 大庭伸也 30

虫界ニュース 7、15、20、29、34

2009年12月臨時増刊号(Vol. 44, No. 14)B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:環境指標の昆虫
 カラー口絵2ページ
 河川ベントスの生物指標をめぐって ―とくに環境省・国土交通省の「水生生物による簡易水質調査」をめぐって 谷田一三 2
 環境指標としてのトビケラとその研究の現状 野崎隆夫 5
 水生甲虫類の生態,生息環境,指標性 緒方健 9
 カワゲラ目の環境指標性 清水高男 13
 日本産ユスリカ−分類の課題そして環境変化とファウナ 小林貞 18
 カゲロウ類の羽化季節と水温環境 石綿進一 23
 水生ミミズ類と水質環境 大高明史 27
連載 日本の絶滅昆虫 第29回 長野県で絶滅が危惧される昆虫とその保全 藤山静雄 32
ルリボシカミキリにおける揮発性雄性フェロモンの存在(予報) 桐山哲・岩田隆太郎 36
夜行性ナミヤミスズメバチProvespa anomala Saussureのマレーシア・サバ州(ボルネオ)における営巣とコロニー 中村雅雄・Bakhtiar Effendi Yahya 40
2009年総目次 45

虫界ニュース 17、22、39、44、48

2009年12月号(Vol. 44, No. 13)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:危機にたつ熱帯アジアのチョウ−第2回TAIIV国際シンポジウムからの報告
 カラー口絵2ページ
 熱帯アジアのチョウ−その分類学,保全,そして国際ネットワーク 矢田脩 2
 チョウ,世界観,そして生物多様性の重要性 R. I. ベンライト(矢田脩(訳)) 4
 ベトナムにおけるチョウの分布型−固有種に焦点をあてて− A. L. モナスティルスキー(小田切顕一(訳)) 8
 ジャワにおけるタテハチョウ(広義)のインベントリー調査 ジュニジャンティ・ペギー(千葉秀幸(訳)) 11
 外来植物による蝶の大発生が絶滅危惧植物の生存を脅かすか 呉立偉・顔聖紘・徐育峰(矢後勝也(和訳・要約)) 14
 日本における鱗翅類コレクション画像データベースの構築 神保宇嗣・伊藤元己・広渡俊哉・中西明徳・矢田脩・吉松慎一・上田恭一郎 18
 CATEに参加して キャンベル・スミス/マルコム・スコーブル/イアン・キッチン、ほか 19
 Timika(西パプア,インドネシア)におけるチョウ類の生態観察 森中定冶 20
 東アジアにおけるキチョウの分子系統学的研究 成田聡子 21
 台湾における「キチョウ」の種分化 加藤義臣 22
 スマトラ西方沖メンタワイ群島に分布するCepora属aspasia 種群の分類学的再検討(鱗翅目:シロチョウ科) 岩崎浩明 23
 コモンマダラ属 Tirumala における PTPs の微細構造の比較研究(鱗翅目: タテハチョウ科) 橋本恵 24
 ウスグロイチモンジ属 Auzakia Moore, 1898(鱗翅目:タテハチョウ科)の分類学的再検討−雄交尾器形態の地理的変異を中心に− 大島康宏 25
 東南アジア大陸部におけるCharaxes属,bernardus種群の分類学的再検討 (鱗翅目:タテハチョウ科) 勝山礼一朗 27
 海南のセセリチョウ 千葉秀幸・Xiaoling Fan 28
新連載 昆虫の分類 オサムシ科の分類 八尋克郎 29

虫界ニュース 24、34

2009年11月号(Vol. 44, No. 12)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:昆虫の生活史と耐寒性
 カラー口絵2ページ
 日本における熱帯原産侵入害虫の生活史と耐寒性 積木久明 2
 侵入害虫キムネクロナガハムシの生活史と日本本土への侵入可能性 高須啓志・高野俊一郎・山下藍 5
 ミナミアオカメムシの耐寒性と温暖化による分布域拡大 中村圭司 9
 特殊害虫アリモドキゾウムシの世界的拡散と耐寒性 杉本毅・川村清久・木村俊彦 12
 カンキツグリーニング病の媒介昆虫 ミカンキジラミの耐寒性と分布 芦原亘 16
 オオタバコガの異なる二つの休眠誘導とその耐寒性 泉洋平・吉田英哉 20
マダラチョウのヘアペンシル 橋本恵 24
海外の博物館No.7 バーゼル自然史博物館の昆虫標本 奥島雄一 28
同好会インフォNo.4 長崎昆虫研究会 池崎善博 31

虫界ニュース 4、8、19、34

2009年10月号(Vol. 44, No. 11)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:昆虫の環境適応と共生微生物
 カラー口絵2ページ
 昆虫類の共生微生物:その普遍性と重要性 深津武馬 2
 クワガタムシと菌類の関係:一方的な利用と共生 棚橋薫彦・久保田耕平 5
 チョウの生殖や行動を変える共生細菌ボルバキア 陰山大輔・成田聡子 8
 アブラムシの環境適応に共生細菌が果たす多彩な役割 土田努・古賀隆一 13
 カメムシ類における腸内共生細菌の伝播・獲得機構の多様性 細川貴弘 17
温暖化北上種・クロマダラソテツシジミの関東における発見と発生確認 矢後勝也・蓑原茂 21
キイロネクイハムシ類に関する最近の知見 林成多 24
東京の住宅街でも花には昆虫がいっぱい!-都市部における訪花動物の多様性- 田中肇 26
コレクション紹介 第4回 兵庫県立人と自然の博物館の昆虫コレクション 橋本佳明 31

虫界ニュース 12、20、34

2009年9月号(Vol. 44, No. 10)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:トガリシロチョウの謎 
 カラー口絵2ページ
 トガリシロチョウ属Appiasの分類,多型,生態及びピエリシン 矢田脩 2
 ナミエシロチョウ亜属Catophagaにおける多型現象 R.I. ベンライト 7
 クモマシロチョウ属Leuciacriaの系統と生物地理 森中定治 14
 日本におけるナミエシロチョウの生態と分布の動き 田中洋 18
 トガリシロチョウ属におけるピエリシン様活性の分布 小田切顕一 20
三重県・宮川河口域におけるヒヌマイトトンボのミチゲーション・プロジェクト 渡辺守 24
ニワハンミョウの生活史-幼虫の夏眠・成虫の出現時期など- 松本行史 29
虫界ニュース 34


2009年8月号(Vol. 44 No. 9)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:チョウの鱗粉の生物学
 カラー口絵2ページ
 総論:チョウの鱗粉とは何か? 吉田昭広 2
 シロチョウ亜科における発香鱗形態の分類学的利用 岩崎浩明 6
 モルフォチョウの鱗粉と構造色 木下修一 11
 ニシキオオツバメガの鱗粉構造と発色の仕組み 吉岡伸也 16
 鱗粉の細胞学 吉田昭広 20
オキナワオオミズスマシの飼育・繁殖から見た生活史 野本康太・奥山清市 25
連載  同好会インフォNo.3 南大阪昆虫同好会 西廼春雄 31
虫界ニュース 10、15、24、33、34

2009年7月号(Vol. 44 No. 8)B5, 34pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:クモの捕食寄生昆虫
 カラー口絵2ページ
 クモの捕食寄生昆虫概論 松本吏樹郎 2
 クモヒメバチの寄生習性,形態,寄主操作 松本吏樹郎 4
 オニグモヤドリキモグリバエPseudogaurax chiyokoaeのクモ卵のうへの侵入 船曳和代・桝元智子 9
 カマキリモドキ幼虫の生活 平田慎一郎 14
 クモバチ(ベッコウバチ)科における捕食寄生 清水晃 20
クロホシクチキムシの自然誌 大野正男 25
日本で最も西端の地に生息する皿ヶ嶺(愛媛県東温市)のツマジロウラジャノメ 太田喬三 30
虫界ニュース 33、34

2009年6月号(Vol. 44 No. 7)B5, 40pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:絵かき虫の生物学
 カラー口絵2ページ
 総論 絵かき虫の生物学 広渡俊哉 2
 潜葉生活への数奇なる適応 加藤真 4
 コチョッキリ属の潜葉性 沢田佳久 9
 カンコノキを送粉するハナホソガ 川北篤 13
 チビガ科の潜葉習性 小林茂樹・広渡俊哉18
続報トンボのある校章 枝重夫 22
連載 日本の絶滅昆虫 第28回 佐賀県の絶滅が心配される昆虫 古川雅通 25
台湾産「キチョウ」の季節型と寄主植物 加藤義臣 29
アブラムシが増えて,アリを誘い,オオムラサキ幼虫の死亡率が高くなる 小林隆人 33
虫界ニュース 8、17、24、28、38、39、40

2009年5月号(Vol. 44 No. 6)B5, 40pp. 1,714円(税込1,885円)  ※弊社・発行元ともに完売
特集:小笠原の昆虫の現状と保護
 カラー口絵2ページ
 総論:昆虫の現状と保全への取り組み 苅部治紀 2
 侵略的外来生物グリーンアノールの実態と在来昆虫の保全対策 戸田光彦 6
 地表性昆虫の現状とオオヒキガエルによる被害 岸本年郎 11
 オガサワラシジミの現状と保全にむけて 中村康弘 17
 小笠原諸島のキジラミ:島嶼種分化と多様性 松本浩一 21
昆虫調査のユニークなテクニック(8) 昆虫のトラップ調査法-FIT(フィット:衝突板トラップ)のテクニック- 堀繁久 25
コガタカンタンに関する新知見(続報)  和田一郎・佐藤祐治 31
新連載:同好会インフォNo.2 三河生物同好会  中西正 37
虫界ニュース 20、40

2009年4月臨増号(Vol. 44 No. 5)B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:異型クワガタムシ類を巡る最近の話題
 カラー口絵2ページ
 異型クワガタムシ類の魅力 荒谷邦雄 2
 タカネルリクワガタに関する覚え書き 井村有希 6
 ルリクワガタにまつわるいくつかの思い出 永幡嘉之 10
 新しく発見されたコルリクワガタ種群の隠蔽種 久保田耕平・久保田典子・乙部宏 16
 南アフリカ産オニシカクワガタの生態 荒谷邦雄 22
 最近記載されたいくつかの外国産クワガタムシ 細谷忠嗣 27
強い採集圧をかけたホソオチョウ個体群の4年間の発生状況〜ホソオチョウは採集によって減るか?〜 井上大成・久松正樹・鈴木大河・水戸昆虫研究会・つくば昆虫談話会 31
連載 コレクション紹介 第3回 徳島県立博物館の昆虫標本コレクション 大原賢二・山田量崇 40
昆虫の衰退要因としてのシカ害 長谷川順一 44
虫界ニュース 9、15、48

2009年4月号(Vol. 44 No. 4)B5, 40pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:アリの生物学

 アリの名前を知りたい 山根正気 2
 サムライアリの寄生戦略 恒岡洋右 6
 アリの化学生態学 秋野順治 11
 アリ類における大型餌の運搬 伊藤文紀 15
 ケアリの進化 丸山宗利 20
 アリの社会構造に関する最近の知見:遺伝的カースト決定と特異な遺伝構造 土畑重人 24
 アリに寄生するセンチュウ 中村京平 30
最近のゲンゴロウ事情 森正人 33
短報:大阪府高槻市の淀川河川敷でホソオアゲハを目撃・採集 李哲敏・藤澤貴弘 38
虫界ニュース 14、19、29、37、39、40

2009年3月号(Vol. 44 No. 3)B5, 40pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:昆虫のDNAバーコーディング
 昆虫の検索・同定と情報集積のための新しいツール 前藤薫 2
 DNAバーコーディングの概要と同定支援システム 神保宇嗣 4
 甲虫類のDNAバーコード化へ向けた取り組み 吉武啓・細谷忠嗣・大林延夫・宇津木望・加藤俊英 9
 ハナバチ類のバーコーディングプロジェクトBeeBOL 多田内修 14
 種識別DNAマーカーの生態学・応用昆虫学への応用 三浦一芸 18
臺灣産蝶類雑記:離島篇 Yu-Feng Hsu・Hang-Chi Huang・千葉秀幸 22
連載・海外の博物館 No.6 フィールド自然史博物館のハネカクシ収蔵 丸山宗利 32
新連載・同好会インフォ No.1 とちぎ昆虫愛好会 稲泉三丸 36
むしぺん 39
虫界ニュース 8、17、31、38、40

2009年2月号(Vol.44 No.2) B5, 40pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:チョウ類保全の現状(カラー口絵2ページ)
 チョウをシンボルとした保全活動の現状と課題 中村康弘 2
 長野県東御市でのオオルリシジミ回復活動 清水敏道 4
 地域の誇りを喚起する〜ギフチョウ属をシンボルとして〜 高橋淳 10
 チョウセンアカシジミの保全活動と地域づくり−保全地域とボランティア活動 尾形洋一 15
 ヒョウモンモドキ Melitaea scotosia の保全活動から見えてきたこと 岩見潤治
昆虫採集を取り巻く法律と採集者の姿勢-持続可能な昆虫採集を続けていくために- 長田英也 24
岡山市旭川礫河原の小調査報告(カワラバッタ・ルリナガツツハムシ) 青野孝昭 30
シデムシは本当に"死出"虫か〜ヒラタシデムシ亜科における飛翔能力と食性の相関進化の解明〜 池田紘士 34
むしぺん 33
虫界ニュース 14、23

2009年1月号(Vol.44 No.1) B5, 40pp. 1,714円(税込1,885円)
特集:ため池と田んぼの昆虫
 止水性水生昆虫の現状2008 市川憲平 2
 分布を急速に広げる外来種,トガリアメンボ 中尾史郎 5
 タガメは田んぼで何を食べているのか 大庭伸也 9
 池や田んぼの虫が消えた南関東 西原昇吾・苅部治紀 13
 水田やため池のゲンゴロウ 西城洋 21
 シャープゲンゴロウモドキの生息現状と保全 西原昇吾 25
短報 大阪府池田市でリュウキュウムラサキを目撃 横田靖・平井規央 30
なぜ山梨県北杜市長坂町はオオムラサキの多産地になったか? 小林隆人 31
連載・日本の絶滅昆虫 第27回 群馬県のチョウ類と保全 松村行栄 35
むしぺん 24
虫界ニュース 4、12、40

2008年12月臨時増刊号(Vol.43 No.14) B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:ジャコウアゲハの生活史と進化 
 総論:ジャコウアゲハの生活史と進化 加藤義臣 2
 ウマノスズクサ科を寄主植物とするアゲハ類の分子系統進化 八木孝司 4
 交配実験から見えてきたジャコウアゲハの分化 瀬田和明 8
 ジャコウアゲハにおける蛹休眠誘起の地理的変異と食餌植物の影響 加藤義臣 12
 ジャコウアゲハにおける幼虫集合の適応的意義 川崎菜実 15
餌植物の質の変化がジャコウアゲハの生活史に与える影響とシカ採食による間接効果の可能性 高木俊 19
三河港造成地の甲虫類 山崎隆弘 23
日本のクモ相はどこまでわかったか 谷川明男 27
海外の博物館 No.5 マレーシア国立サバ大学熱帯生物学・保全研究所昆虫部門 橋本佳明 30
昆虫学研究室訪問 第22回 琉球大学農学部昆虫学教室 辻和希・立田晴記 33
セッケイカワゲラ発見物語(3) 根来尚 36
栃木百名山・虫登記 稲泉三丸 40
「昆虫と自然」2008年総目次 44
虫界ニュース 11、18、22、48

2008年12月号(Vol.43 No.13)B5, 38pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:南西諸島の昆虫たち
 南西諸島の自然と昆虫相 矢後勝也 2
 八重山諸島に棲息するミナミカワトンボ類の進化史について-「翅の起源」解明へのアプローチ- 鈴木浩平・渡辺庸子・東城幸治 7
 食材性ゴキブリ類の家族性と若虫の発達史 前川清人・嶋田敬介 13
 トカラ列島におけるクワガタムシ科の生物地理 細谷忠嗣・荒谷邦雄 17
 南西諸島産蛾類概説 木村正明 23
 海を越える昆虫たち 杉本雅志 28
セッケイカワゲラ発見物語(2) 根来尚 31
虫界ニュース 30、38

2008年11月号(Vol.43 No.12)B5, 38pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:分布を拡大する昆虫
 近年分布拡大の著しい昆虫 石井実 2
 熱帯から温帯に北上しているトンボの最近の動向 松沢孝晋 4
 ヒラズゲンセイの温暖化による北上と生活史 初宿成彦 9
 最近分布を拡大したチョウとガ−クロマダラソテツシジミとイチジクヒトリモドキ− 平井規央・森地重博・山本治・石井実 13
 カシノナガキクイムシによるブナ科樹木集団枯死被害の拡大 上田明良・小林正秀 17
渥美半島におけるウラナミシジミ冬型 白井和伸 21
コルリアトキリゴミムシの生態(甲虫目:オサムシ科) 石谷正宇 24
日本の絶滅昆虫 第26回 滋賀県で絶滅が危惧される昆虫 八尋克郎 27
コレクション紹介 第2回 和歌山県立自然博物館の昆虫標本コレクション 的場績 31
セッケイカワゲラ発見物語(1) 根来尚 35
虫界ニュース 34、38

2008年10月号(Vol.43 No.11)B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円) ※弊社・発行元ともに完売
特集:地表性甲虫の生物学
 地表性甲虫の生物学ことはじめ 石谷正宇 2
 圃場整備による水田畦畔のゴミムシ類群集の変化 李哲敏 6
 滋賀県のオサムシ類・ゴミムシ類 八尋克郎 11
 森を飛ぶゴミムシと這うゴミムシ 堀繁久 15
 里山林の管理とゴミムシ群集の多様性 松本和馬 20
「赤城山のヒメギフチョウ保全」20年の歩み 松村行栄 27
ナナホシキンカメムシ・鹿児島県徳之島からの初記録 安田剛 31
虫界ニュース 19、26、36

2008年9月号(Vol.43 No.10)B5, 37pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:マルハナバチの生物学
 マルハナバチの生物学 -特集に寄せて 多田内修 2
 マルハナバチ類のコロニーサイズ 片山栄助 4
 大雪山のマルハナバチ・訪花昆虫相とセイヨウオオマルハナバチの脅威 昆野安彦 9
 他個体の存在を手がかりにしたマルハナバチの採餌行動 川口利奈 12
 セイヨウオオマルハナバチの分布拡大と在来マルハナバチへの影響 永光輝義 16
温度環境を改善する巣の建築方法とアシナガバチ類の気候適応 穂積訓 20
日本産昆虫分類同定の種本(1)シロアリ目とシロアリモドキ目 森本桂 25
第四紀気候変動が高山蝶の分布に及ぼす影響 中谷貴壽・宇佐美真一・伊藤建夫 27
日本の自然史系博物館の現状と将来(3) 金沢至 32
虫界ニュース 8、37

2008年8月増大号(Vol.43 No.9) B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:トンボの形態・生態・保全そして歌
 概説:トンボの形態・生態・保全そして歌 枝重夫 2
 トンボの体の斑紋はどのように進化したか?〜黄と黒の縞模様に刻まれた進化の歴史〜 井上清 4
 オオモノサシトンボの腹長・後翅長の地域差と性差 加納一信 9
 ムカシトンボの生態について-私の観察ノートから- 木村茂 14
 ベッコウトンボの現状と保全 松木和雄 20
 「赤蜻蛉」の歌に秘められた話-第3報- 枝重夫 25
東京都のヒートアイランド現象,大気汚染と鱗翅目-セセリ類,タテハ類およびコケガ類を例として- 西海正彦 32
クマゼミの吸汁跡を利用する昆虫類 山崎一夫 35
トモンハナバチの巣場所 探索と保全 松村雄 39
日本の絶滅昆虫第25回 徳島県で絶滅が危惧される昆虫 山田量崇・大原賢二 44
虫界ニュース 38、48

2008年7月増大号(Vol.43 No.8) B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:インドシナ半島の蝶
 インドシナのチョウ研究小史 植村好延 2
 ベトナムのチョウ相における固有性 Alexander L.Monastyrskii・小田切顕一 5
 ベトナム中南部・南部の蝶相 斉藤光太郎 10
 インドシナ半島のフタオチョウCharaxes属 勝山礼一朗 13
 インドシナにおけるワモンチョウ属Stichophthalmaの種分化 西村正賢 17
 カンボジア・カルダモン山脈の自然とチョウ相 矢後勝也・Alexander L.Monastyrskii・小田切顕一 26
昆虫とダニの目眩く共生関係 岡部貴美子 32
海外の博物館No.4 ビショップ博物館昆虫部門 千葉秀幸 35
奥村定一論文などの目録について 枝重夫・宮崎俊行 38
短報
 東京西郊型エピラクナの野外摂食植物数種 池本始 42
 東京西郊型エピラクナにみられた年2化の発生について 池本始 43
日本の自然史系博物館の現状と将来(2) 金沢至 44
虫界ニュース 12、16、48

2008年6月号(Vol.43 No.7)B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:山岳域の昆虫たち
 特集にあたって:山岳域に棲む昆虫たち 東城幸治 2
 北アルプス南部(焼岳-槍・穂高連峰)の山岳形成史と山岳源流棲昆虫の遺伝的類縁関係 宮入健・東城幸治 5
 ガロアムシ目の生物学:山岳域の「生きている化石」 内舩俊樹 10
 山岳渓流に生息する氷河期の遺存種〜トワダカワゲラ類〜 岸本亨 14
 DNAから見た高山蝶:タカネヒカゲとダイセツタカネヒカゲ 宇佐美真一・上田昇平・中谷貴壽・伊藤建夫 18
 南アルプス北岳と仙丈ヶ岳のチョウ類群集 中村寛志 22
飼育下でのトウキョウヒメハンミョウ幼虫の観察-幼虫の頭部の向きと排出処理- 榎戸良裕 26
ケモノハジラミ科3種の学名変更について 大野正彦 29
ジャノメチョウの夏休眠 沼田英治・喜田和孝 32
虫界ニュース 9、25、31、36

2008年5月増大号(Vol.43 No.6) B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:環境アセスメントと昆虫
 環境アセスメントにおける昆虫研究者・実務者の役割とは何か? 石谷正宇 2
 レッドリスト昆虫と環境アセスメント 吉富博之 5
 東京都本土部昆虫目録作成プロジェクト(略称:TKM)について 伊東憲正 9
 昆虫のミティゲーション 野中俊文 12
 北近畿豊岡自動車道における「ウツギノヒメハナバチ群生地」の保全対策 松田賢・松田好生 16
 環境アセスメントの実際と次のステップ−在不在データ解析とグリーン データブックの提言− 祝輝男 21
 オオムラサキを評価種としたHEPのケーススタディ 上杉章雄 25
 環境アセスメントにおける昆虫類調査の事例 町田禎之・河野正弘 29
屋久島の昆虫相 紙谷聡志 33
南大阪のハマベヒメサビキコリ(甲虫目:コメツキムシ科) 有本久之 37
第6回ANeT(アジアアリ類ネットワーク)ミーティングに参加して 大橋瑞江 40
日本の自然史系博物館の現状と将来(1) 金沢至 44
虫界ニュース 4、11、15、20、32、36、48

2008年4月号(Vol.43 No.5) B5, 38pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:ゴンドワナ起源の昆虫たち
 総論:ゴンドワナ起源の昆虫たち 荒谷邦雄
 シロアリとゴキブリの系統関係に関する最近の知見 前川清人
 シロアリの共生原生生物とオオシロアリ科の原生生物群集 北出理
 コガネムシ上科の化石に関する最新の知見 細谷忠嗣
 クロツヤムシ科の系統生物地理学 近雅博・細谷忠嗣
 ヤシの訪花性ゾウムシ 小島弘昭
近年減少傾向の8種のチョウの石川県における現状 大脇淳・松井正人
連載・コレクション紹介(第1回)倉敷市立自然史博物館の昆虫標本コレクション 奥島雄一
虫界ニュース

2008年3月臨時増刊号(Vol.43 No.4) B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:地球温暖化と昆虫
 高CO2ガスが咀嚼性および吸汁性昆虫に及ぼす影響 桐谷圭治 2
 温暖化とセミの分布変化 初宿成彦 6
 地球温暖化と森林昆虫 富樫一巳 11
 地球温暖化が植物ウイルス媒介虫に及ぼす影響 宮井俊一 15
 チョウ類の分布域拡大現象と地球温暖化 北原正彦 19
 地球温暖化とハダニ 後藤哲雄 24
関東平野(武蔵野)におけるウラナミアカシジミの生態 大島良美 28
DNAバーコーディング:生物同定の新しいアプローチ 神保宇嗣 32
神奈川県におけるスギタニルリシジミ 伊藤哲夫 36
日本の絶滅昆虫 第24回 奈良県の絶滅が心配される昆虫 木村史明 41
むしぺん
 晩秋に蛹化したヒメアカタテハとツマグロヒョウモン 釣巻岳人 45
虫界ニュース 5、10、14、31、40、46、48

2008年3月号(Vol.43 No.3) B5, 38pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:トビケラの多様な生活史
 トビケラの生活史をめぐって 谷田一三 2
 陸に上がったトビケラ-ホタルトビケラ属- 野崎隆夫 4
 集団で長期休眠するトビケラ,コイズミエグリトビケラの生態 西本浩之 8
 コガタシマトビケラの発育と温度環境 望月聖子 12
 ヒゲナガカワトビケラの生活史と生物生産 谷田一三 16
 巨大肉食性トビケラの生活史 鶴石達 20
シダハバチ亜科希少種の分布と生態  中村和夫 24
シロオビアゲハの蛹の低温保存と羽化率 島田正吾・中谷康弘・松村忠志・辻本始 30
アムステルダム大学動物学博物館昆虫部門 中村剛之 34
虫界ニュース 3、11、15、29、33

2008年2月増大号(Vol.43 No.2) B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:マダラチョウの分類,行動,生態
 マダラチョウの概観 森下和彦 2
 マダラチョウ類における最近の分子系統学的研究 矢後勝也 6
 マダラチョウの配偶行動と性フェロモン 本田計一・八木済 14
 コモンマダラ属Tirumala の生殖隔離とPTPs 橋本恵 20
 マダラチョウ類の分布拡大 吉尾政信 26
島根半島の海岸性甲虫相 河上康子・林成多 30
食糞性コガネムシの輝く色 赤嶺真由美・近雅博 35
アメリカ国立自然史博物館の小蛾類コレクション探訪 広渡俊哉 39
昆虫学研究室訪問 第21回 玉川大学農学部昆虫機能利用学/化学生態学研究分野 小野正人 43
虫界ニュース 13、25、29、34、38、42、48

2008年1月号(Vol.43 No.1) B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円) ※弊社・発行元ともに完売
特集:樹冠の甲虫
 総論:樹冠に棲む甲虫 小島弘昭 2
 一斉開花するフタバガキ林の種子食昆虫 市岡孝朗 6
 東南アジア熱帯林の林冠部における訪花性ハムシ類の餌資源利用様式 岸本圭子 10
 熱帯降雨林の樹冠部に生息するカミキリムシのトラップを用いた調査法 槇原寛 14
 樹冠のゾウムシ 小島弘昭 23
関東平野北部でのタガメの生態に関する知見 岩井大輔 27
REPORT 昆虫記刊行100年記念日仏共同企画「ファーブルにまなぶ」展の紹介 橋本佳明 31
むしぺん 
 アサギマダラの目撃情報 加藤良 35
虫界ニュース 9、30、36

2007年12月臨時増刊号(Vol.42 No.14) B5, 48pp. 2,476円(税込2,724円)
特集:台湾産蝶類研究の最前線 
 総論:台湾産蝶類研究の最前線 加藤義臣 2
 台湾の蝶相における最近の知見 徐育峰 5
 フトオアゲハの生態に関する新知見 王立豪・呂至堅・呉立偉・陳 建仁・徐育峰 10
 台湾産ウラナミジャノメ属Ypthimaと最近の知見 高橋真弓 14
 台湾産ジャコウアゲハの生態と蛹休眠 加藤義臣 21
 台湾産セセリチョウデータ・バンク 千葉秀幸・徐育峰 26
2005年,日野市と八王子市で大発生したツマグロヒョウモン 原田一志 33
日本の絶滅昆虫・第23回 香川県で絶滅が危惧される昆虫類 伊藤文紀 38
むしぺん:栃木県宇都宮市の住宅街におけるカミキリムシの記録 中山恒友 42
書評:「白水隆アルバム-日本蝶界の回想録-」 広渡俊哉 43
虫界ニュース 13、25、32、37、48

2007年12月増大号(Vol.42 No.13) B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:ジャノメチョウ学最近の話題
 ジャノメチョウ学最近の話題:総論 植村好延 2
 ジャノメチョウ亜科の分子系統 中秀司・植村好延 4
 コジャノメ属Mycalesisの分布と分類 青木俊明 11
 シマジャノメ属Ragadiaの生物地理 山口就平 15
 台湾産キマダラヒカゲ属Neope,とくにタイワンキマダラヒカゲの季節型について 高橋真弓 20
 フタオチョウ亜科はジャノメチョウのなかま 勝山礼一郎 24
 実験動物Bicyclus anynanaを用いた最新研究:チョウの眼状紋の遺伝子から進化まで 中秀司・高梨琢磨 30
一関市「自鏡山」のヒメギフチョウ 小田眷良 34
日本のヤチスズ属Pteronemobius(直翅目,ヒバリモドキ科) 市川顕彦 38 
虫界ニュース 10、33、37、46、48

2007年11月号(Vol.42 No.12) B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:里山の昆虫,最近の研究成果から
 里山の昆虫たち 立川周二 2
 谷戸の変化とチョウ類 松本陽介 5
 シルビアシジミの生息条件と保全 鈴木雄太 10
 稲作水系におけるタガメの生活場所利用 向井康夫 13
 最近減少が著しい里地里山の蛾類-畿内での採集結果を顧みて- 木下總一郎 17
 鹿児島市「平田の里山」のトンボ相 磯脇桃子 21
タイのタマムシ 大桃定洋 25
ヒサマツミドリシジミの新産地 河邉誠一郎 29
昆虫調査のユニークなテクニック(7) 捕った虫を逃さない吸虫管 三枝豊平 32
虫界ニュース 9、36

2007年10月号(Vol.42 No.11) B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:昆虫学と情報革命
 昆虫学と情報革命:その背景・現状・将来 神保宇嗣 2
 デジタルカメラの可能性 中谷憲一 4
 インターネットを利用しデータ収集を行う方法-その実践例と今後の課題- 藤井恒 8
 日本産アリ類画像データベース2007年ベータ版の公開 吉村正志 12
 分類学とインターネット 林成多 16
 博物館と情報発信 大原昌宏 20
マルバネシロチョウ属Ceporaの発香鱗形態の分類形質とその有効性 岩崎浩明 23
島根県松江市におけるベーツヒラタカミキリの発生状況 藤原淳一 27
昆虫とサケ 皆川昇 30
むしぺん 34
虫界ニュース 34、36

2007年9月増大号(Vol.42 No.10) B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:コガネムシ上科の自然史
 コガネムシ上科研究の誘い 荒谷邦雄 2
 クワガタムシ科の化石 荒谷邦雄 4
 エンマコガネ属における性淘汰による角の進化 細谷忠嗣・荒谷邦雄 8
 オオセンチコガネの色彩の地理的変異 赤嶺真由美・近雅博 14
 カブトムシの雄間闘争 本郷儀人 19
 小スンダのクロツヤムシ 常喜豊・近雅博 23
 東洋区のオオクロツヤムシ族のMacrolinus属(コウチュウ目:クロツヤムシ科)の分布 近雅博・常喜豊 32
26都道府県ギフチョウ採集記録 指田春喜 27
昆虫調査のユニークなテクニック(6) 昆虫トラップ調査法3 -ライトトラップのテクニック- 保賀昭雄 35
日本の絶滅昆虫・第22回 宮城県の絶滅危惧昆虫 高橋雄一 39
マレー半島の山々をめぐる(2) 常喜豊・近雅博 43
書評:「生物学名辞典」(平嶋義宏 著) 阿部芳久 22

2007年8月号(Vol.42 No.9) B5, 38pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:トンボ学最近の進歩から
 トンボ学の最近の動向 苅部治紀 2
 カワトンボ属の最新の分類学的知見 二橋亮 4
 トンボを指標とした湿地再生:データベースを活用した再生可能性の予測 角谷拓 8
 水草がトンボを運ぶ〜水草の移動に伴う国外からのトンボの移入事例〜 須田真一 12
 地方版レッドデータの数値判定の試み 苅部治紀 16
 房総半島固有型シロバネカワトンボの絶滅危機 枝重夫 21
日本産コメツキムシ雑記(1) 大平仁夫 26
分子系統解析でわかったコメツキムシ科の進化 大場裕一・提髪玲子 30
ウスバシロチョウの交尾とスフラギス 寺章夫 34
虫界ニュース 3、7、15、20、36

2007年7月号(Vol.42 No.8) B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:ハンミョウ学への招待
 ハンミョウ学入門 佐藤綾 2
 ハンミョウの分類 芦田久 5
 ハンミョウ類,その生態と分布 榎戸良裕 9
 ハンミョウの視覚行動 藤義博 13
 海浜性ハンミョウの行動 桃下大・佐藤綾・村里由美 17
東三河地方(周辺も含む)のアサギマダラの実態 伊藤昭博 22
コウモリガの薄暮時の配偶飛翔 菅栄子・北島博・佐藤隆士 25
日本の絶滅昆虫・第21回 山梨県の絶滅が心配される昆虫 渡辺通人 29
チャイロスズメバチVespa dybowskii Andreの東京都における営巣と越冬 中村雅雄・源河正明 33
虫界ニュース 4

2007年6月増大号(Vol.42 No.7) B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:虫を採る,虫を放す
 昆虫の採集と放逐をめぐる情勢 石井実
 調査研究における昆虫採集の実態と課題 井上大成
 昆虫採集の功罪 藤井恒
 放チョウの問題点と保全のための再導入 中村康弘
 神奈川県に侵入したアカボシゴマダラの分布拡大 岩野秀俊・菅井忠雄
 岡山県におけるギフチョウの放蝶とその問題点 伊藤國彦・難波通孝
 蛹の野外導入によるオオルリシジミの保護 浜栄一
ヤシオオオサゾウムシの被害と南九州の生活史・生態 安部布樹子・曽根晃一
甲虫につくダニ 高久元
二上山と大平山の甲虫類若干の採集記録 青野孝昭
横浜港のアルゼンチンアリ:東日本で初の生息確認 砂村栄力・寺山守・坂本洋典・田付貞洋
モンゴルの蝶類探求,今後の動向 矢崎康幸

2007年5月増大号(Vol.42 No.6) B5, 46pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:シルビアシジミ 最近の研究成果
 分子系統からみたシルビアシジミ属の分類と生物地理 矢後勝也
 シルビアシジミの発見と命名 中村和夫・松田真平
 大阪国際空港周辺におけるシルビアシジミの分布と生態  蓑原茂・森地重博・平井規央・石井実
 大阪国際空港内におけるシルビアシジミの生息状況 平井規央・広渡俊哉・石井実
 栃木県鬼怒川流域におけるシルビアシジミの保全 加藤啓三・須田真一・鷲谷いづみ
 シルビアシジミ:1950年代の思い出と栃木県の現状 葛谷健
 四国のシルビアシジミの現状と保護 小川昌彦
大東諸島のカミキリムシ相 槇原寛
泳ぐホタルLuciola substriataの幼虫 大場信義
セグロアシナガバチの巣作り 宮沢茉莉・宮沢英莉(中学3年生)
むしペん,虫界ニュース

2007年4月号(Vol.42 No.5) B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:モンゴルの昆虫
 モンゴルの昆虫 概説 ウリクパン・アイベク・山根正気
 モンゴルアルタイ・ツァースト山の蝶類 大島良美・中谷貴壽
 モンゴルで採集したヒョウモンモドキMelitaeini(タテハチョウ科)について 高橋真弓
 モンゴルのハチ 郷右近勝夫
 モンゴルのアリ 山根正気・ウリクパン・アイベク
トラップに来るチョウ 勝山礼一朗
昆虫学研究室訪問 第20回 茨城大学理学部自然史研究室 小島純一
むしペん,虫界ニュース

2007年3月臨時増刊号(Vol.42 No.4) B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:ボルネオ島サバ州の昆虫研究
 ボルネオ島サバ州の昆虫研究-その多様性と保護-特集によせて 橋本佳明
 ボルネオ島サバ州の甲虫類の多様性と保全:オオクロツヤムシ属を中心に 近雅博
 ボルネオの直翅類研究 伊藤元
 マレーシア領サバ州のチョウ類研究 中西明徳
 サバ発,アリ分類学の新展開! 江口克之
 ボルネオ島サバ州における刃翅目研究 舘卓司
神奈川県・県北域の定点観測から見た北上するチョウの出現傾向 田口正男・田口方紀
アジアのアリ研究最近の話題 山根正気
カマキリが捕食を避けるチョウとその幼虫の食革との関係(後編) 辻本始・浦崇・日比伸子・木村史明・島田正吾・松村忠志・中谷康弘
むしペん,虫界ニュース

2007年3月号(Vol.42 No.3) B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:熱帯病と昆虫
 昆虫が媒介する熱帯感染症 皆川昇
 マラリアとハマダラカ 皆川昇・二見恭子
 シャーガス病を媒介するサシガメ  堀尾政博
 デング熱とシマカ 江下優樹・ラウイワン・スリサワット
 オンコセルカ症とブユ 高岡宏行
 リーシュマニア症とサシチョウバエ 菅栄子
メンタワイ群島におけるマルバネシロチョウ属Cepora の種分化 岩崎浩明
ツヤチビシデムシ属について(鞘翅目:タマキノコムシ科:チビシデムシ亜科) 春沢圭太郎

2007年2月号(Vol.42 No.2) B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円)
※弊社・発行元ともに完売
特集:湿地性甲虫
 湿地に生息する甲虫類 林成多
 北海道の湿地性ゴミムシ 堀繁久
 湿地性のハネカクシ科甲虫 伊藤建夫
 日本産シジミガムシ属 上手雄貴
 日本産セスジガムシ概説 吉富博之
 湿地性ハムシ類 岩井大輔
ムラサキツバメの集団越冬観察記録  滝沢宏
カマキリが捕食を避けるチョウとその幼虫の食草との関係 (前編) 辻本始・浦崇・日比伸子・木村史明・島田正吾・松村忠志・中谷康弘

2007年1月号(Vol.42 No.1) B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:マダラチョウ最近の研究から
 マダラチョウ最近の研究から-特集に寄せて- 平井規央 2
 マダラチョウ科の分子系統 新川勉・矢後勝也・中秀司・金沢至・福田晴夫・村上豊・宮武頼夫・野中勝 5
 マーキング調査でわかってきたアサギマダラの成虫の移動と生活 藤井恒 12
 アサギマダラの繁殖を支える植物 本田計一・本田保之 15
 沖縄島におけるツマムラサキマダラの消長 野林千枝 19
 オオゴマダラ幼虫を「襲う」マダラチョウ成虫 中秀司・親富祖善繁・本田保之・土田浩治・本田計一 24
ヒョウタンゴミムシの生態 山崎一夫・杉浦真治 28
チョウを追いかけて  佐伯元行 32

2006年12月臨時増刊号(Vol.41 No.14) B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円) ※弊社・発行元ともに完売
特集:ヒョウモンチョウ類の分類と生態
 ヒョウモンチョウ類の進化生物地理-熱帯から寒帯への適応- 三枝豊平 2
 ヒョウモンチョウ類の最近の分類 大島康宏 8
 オオウラギンヒョウモンはなぜ激減したか? 福田晴夫 12
 アラスカのコガタヒョウモンチョウ類 景浦宏・矢田脩 16
 ヒョウモンチョウ類の問題点 三枝豊平 21
サツマイモの大害虫イモゾウムシ-久米島における発生生態と防除の現状 大野豪・原口大・浦崎貴美子・小濱継雄 25
クロシオガムシの発見とガムシ科の最近の扱い 吉富博之 31
ノコギリカミキリ亜科最近の話題 小宮次郎 35
短報:アラメエンマムシを埼玉県で採集 釣巻岳人 39
昆虫調査のユニークなテクニック(5)昆虫のトラップ調査法2 保賀昭雄 40
虫ペンニュース 34、38

2006年12月増大号(Vol.41 No.13) B5, 47pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:外来生物法と外来昆虫
 深刻化する外来種問題と外来生物法 石井実 2
 外来生物法とテナガコガネ亜科について 荒谷邦雄・細谷忠嗣 4
 侵略的外来アリが在来生物に及ぼす影響 伊藤文紀 10
 外来生物により危機的な小笠原の昆虫相 苅部治紀 14
 セイヨウオオマルハナバチと外来生物法 五箇公一 22
 ゲンジボタルの遺伝的多様性と放虫問題 大場信義 27
 木津川におけるホソオチョウとジャコウアゲハの季節消長 井上欣勇・近雅博 33
西ジャワ蝶類調査観察記 柴谷泰郎 38
ハンミョウの連結産卵について 桃下大・村里由美 43
虫界ニュース 21、26、37、42

2006年11月号(Vol.41 No.12)  B5, 36pp.1,238円(税込1,362円)
特集:翅を失った昆虫達-動かない雌たち
 有翅昆虫群における翅の退化 三枝豊平 2
 翅は発生の過程でどのように退化消失していくのか 新津修平 5
 ネジレバネ類の雌の形態退化と生態 前田泰生・木船悌嗣 10
 ミノガ科の雌の究極的な形態退化と生態 杉本美華 14
 アカモンドクガのメスが翅を無くすメカニズム 藤原晴彦 18
 ユスリカに見られる雌雄同形ならびに雌雄異形性 山本優 22
ウスコモンマダラとフェロモン運搬粒子 橋本恵 26
わが国に産するチビジョウカイ類 高橋直樹 29
書評「改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブック- 5 昆虫類」 33
書評「農林有害動物・昆虫名鑑 増補改訂版」 33
虫界ニュース 21、25

2006年10月号(Vol.41 No.11)  B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:鳴く虫-直翅-
 「鳴く虫」特集によせて 伊藤元 2
 日本産ヤブキリ属の分類 小川次郎 6
 トゲヒシバッタの擬死行動とその適応的意義 本間淳 11
 クビキリギリスに関するいくつかの知見 中原直子 16
 コオロギのcalling song(呼び鳴き)とcourtship song(求愛鳴き) 角(本間)恵理 21
 鳴く虫の飼い方 岩田健一 26
追悼文 佐々治寛之博士の逝去を悼む 森本桂 30
台湾産セセリチョウ雑記 Yu-Feng Hsu・Shou-Ming Wang・千葉秀幸 32
九州における甲虫化石研究の進展 林成多 36
昆虫調査のユニークなテクニック(4)昆虫トラップ調査法1 保賀昭雄 39
生物教材としての蚊の調査と観察について 中野敬一 43

2006年9月号(Vol.41 No.10) B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:スズメバチの生物学
 スズメバチの生物学‐特集に寄せて‐ 小野正人 2
 スズメバチの系統分類と進化 小島純一 5
 スズメバチの進化生物学‐コロニー内における協力と対立‐ 高橋純一 9
 スズメバチ由来の生理活性物質‐特に毒とVAAM‐ 阿部岳 15
 スズメバチの都市環境に対する適応‐衛生害虫としてのスズメバチ‐ 山内博美 19
 スズメバチ類の天敵 佐山勝彦・牧野俊一 23
 巨大なコロニーをつくるアジェライア・ヴィシナ 工藤起来 27
コクロシデムシのマウンティング行動 鈴木誠治 31
同好会紹介 水生昆虫研究会 35
虫界ニュース 8、14

2006年8月号(Vol.41 No.9) B5, 37pp. 1,238円(税込1,362円) 
※弊社・発行元ともに完売
特集:マイナー昆虫群の研究
 マイナー昆虫群の研究に光を 中村剛之 2
 ハサミムシの生活 西川勝 4
 イシノミについて 町田龍一郎 9
 アザミウマの生活 村井保 14
 ガガンボモドキの配偶行動 岩崎靖 19
 ガガンボの生活 中村剛之 23
チャイロフタオチョウ属Charaxesについて-特に東南アジアに焦点をあてて- 勝山礼一朗
日本の絶滅昆虫(20)富山県の絶滅のおそれのある昆虫 根来尚 32
虫界ニュース 8、13、18

2006年7月号(Vol.41 No.8) B5, 38pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:水生昆虫最近の話題
 第11回国際トビケラシンポジウム論文集から,水生昆虫研究のトレンドを見る 谷田一三
 トビケラ科ヤチトビケラ属(新称)の発見,日本産新種の形態的・生態的特徴 西本浩之・河瀬直幹
 日本産コカゲロウ科における最近の分類学的進展 藤谷俊仁
 安定同位体で水生昆虫の食物を調べる 土居秀幸
 流水下の大工さん‐トビケラの生息場所創出‐ 中野大助
 水生昆虫から河川環境を判定する‐日本版平均スコア法の紹介- 緒方健・谷田一三
 日本のカワトビケラ科 久原直利
ヨツボシモンシデムシの活動時間をきめているしくみ 西村知良
標本のデータ・ラベル再考(後編) 鈴木邦雄
虫界ニュース

2006年6月号(Vol.41 No.7) B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円)
特集:クラカタウ諸島の昆虫たち
 クラカタウ諸島の昆虫相調査小史 山根正気
 クラカタウ諸島における昆虫の大発生 湯川淳一
 クラカタウ諸島におけるチョウの地理生態学 湯川淳一
 クラカタウ諸島の半翅類と甲虫類 紙谷聡志
 クラカタウ諸島および近隣2島の調査紀行とハナバチ相に関する話題 幾留秀一
 クラカタウ諸島および近隣2島のカリバチ相 郷右近勝夫
昆虫調査のユニークなテクニック(3) トンボの採集法-トンボを採って触れてみよう- 村木明雄 
日本の絶滅昆虫(19)新潟県の絶滅危惧昆虫 永野昌博

虫界ニュース

2006年5月号(Vol.41 No.6) B5, 36pp. 1,238円(税込1,362円) ※弊社・発行元ともに完売
特集:ゾウムシのおもしろさ‐ハナはなぜ長いか‐
 ゾウムシと吻 森本桂
 吻の形態と機能 森本桂
 特異な吻と産卵習性 小島弘昭
 オトシブミの頭 沢田佳久
ヒメカマキリモドキの不思議な生態 田中智大・田中大史
標本のデータ・ラベル再考(前編) 鈴木邦雄
日本の絶滅昆虫(18)愛知県の絶滅昆虫 間野隆裕


2006年4月増大号(Vol.41 No.5) B5, 46pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:キチョウの生物学 -種分化をめぐって-
 キチョウの分類学の新展開(矢田脩)
 2種の「キチョウ」(加藤義臣)
 「キチョウ」2種の間に存在する生殖隔離機構(廣木眞達・加藤義臣)
 共生微生物ボルバキアの感染と分子系統解析(成田聡子・野村昌史)
 東アジアキチョウ類の分子系統(新川勉・石川統)
 熱帯アジアのキチョウ属の分子系統と生物地理(小田切顕一)
 2種のキチョウの紫外線反射パターン(松野宏)
 台湾産「キチョウEurema hecabe」の寄主選好性(莊・邱・徐)
クロマルハナバチの商品化(国武陽子・五箇公一)
日本の絶滅昆虫(17)「岐阜県の絶滅昆虫」(水谷治雄)


2006年3月臨時増刊号(Vol.41 No.4) B5, 44pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:琉球列島の生物地理
 琉球列島における昆虫類の種分化と固有化の地理的パターン(荒谷邦雄)
 琉球列島におけるマルバネクワガタ属の分子生物地理(細谷忠嗣・荒谷邦雄)
 イシガキゴマフカミキリ種群の分類学的考察(槇原寛・加賀谷悦子)
 琉球列島:東洋のガラパゴス?(千葉秀幸)
 食材性ゴキブリ類の系統と生物地理(前川清人)
 琉球列島のトンボの生物地理(苅部治紀・尾園暁)
 琉球列島のザトウムシ類の生物地理(鶴崎展巨)
福岡市周辺の最近の蝶に関して(福田治)
日本の絶滅昆虫(16)京都府の絶滅昆虫(塚本珪一)
コガタカンタンに関する新知見(2)(和田一郎)


2006年3月号(Vol.41 No.3) B5, 34pp.1,238円(税込1,362円)
特集:草原のチョウ類の保全
 草原性のチョウ類の衰亡と保全活動(藤井恒)
 岡山県恩原高原のウスイロヒョウモンモドキ(伊藤國彦・難波通孝)
 ヒョウモンモドキの保全活動(岩見・鎌田・新谷・中村・中元)
アジアの昆虫地理概説(小島弘昭)
鱗翅類の翅の形の発生-ヨモギトリバを例として-(吉田昭広)
コガタカンタンに関する新知見(1)(和田一郎)
高温処理によって生じたニジュウヤホシテントウの翅鞘斑紋変異型(2)(池本始・佐藤 仁彦)


2006年2月号(Vol.41 No.2) B5, 34pp.1,238円(税込1,362円)
特集:姿を消したミノムシ
 天敵オオミノガヤドリバエで激減したオオミノガ(三枝豊平)
 オオミノガヤドリバエとその寄生戦略(舘卓司)
 関東地方でのオオミノガの衰亡(新津修平)
 大阪周辺におけるオオミノガの減少(山本博子・金沢至)
 高知県におけるオオミノガとオオミノガヤドリバエの寄主-寄生バエ関係-(荒川良・澤田定広・森川卓也)
 九州地方におけるオオミノガの生息状況(杉本美華)
最近記載された日本産オオキノコムシ(生川展行)
高温処理によって生じたニジュウヤホシテントウの翅鞘斑紋変異型(1)(池本始・佐藤仁彦)


2006年1月増大号(Vol.41 No.1) B5, 46pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:熱帯アジアのチョウ
 熱帯アジアのチョウ-その保全と国際ネットワーク-(矢田脩)
 生物多様性の保全という挑戦(R.I.ベンライト/矢田脩(訳))
 我々はなぜ東洋区のアオスジアゲハ属Graphiumを研究するのか?(スミス・キャンベル/馬田英典(訳))
 サバ州タビンのチョウ相(中西明徳・マリアッティ・モハメド)
 東南アジアのセセリチョウ−研究の現状と展望(千葉秀幸・徐育峰)
 TAIIV報告書パプア州(インドネシア)のチョウ(森中定治)
 DNA塩基配列による熱帯アジア産シロチョウ科内の系統解析への試み(予報)(馬場芳之・矢田脩)
TAIIVシンポジウム要旨より
昆虫学研究室訪問(20)富山大学理学部生物学科生体構造学講座(鈴木邦雄・前川清人)
埼玉県の県蝶ミドリシジミの発生予測(江村薫・根岸進)
休眠昆虫にとっての冬(甲斐英則・都筑信彦・谷直紀)
むしぺん
虫界ニュース

2005年12月臨時増刊号 B5, 44pp. 2,481円(税込2,729円)
特集:増加するレッドリストの昆虫 
 レッドリストの昆虫と日本の自然(石井 実)
 増え続ける絶滅に瀕するチョウ類とその保全(中村康弘)
 新しいレッドリストのトンボ類(枝重夫)
 半翅類(カメムシ目)(林正美)
 新しいレッドリストの水生昆虫(谷 幸三)
日本の甲虫(3)日本のヒラタムシ上科甲虫(3)(佐々治寛之)
肉食性シジミチョウ類の多様性と進化(2)(矢後勝也)
岡山県で確認されたリュウキュウアサギマダラ(大島康宏・橋本恵・矢田脩)
「昆虫と自然」2005年総目次

2005年12月号 B5, 34pp.1,238円(税込1,362円) ※発行元・弊社ともに完売・品切
特集:DNAから知る昆虫の多様性と進化
 多様性と進化の原動力としての突然変異(八木孝司)
 分子系統による日本産ウラギンヒョウモン3種と形態(新川 勉・石川 統)
 発光昆虫はどのような方法で進化したか(大場裕一)
 ウスバアゲハ属の起源と進化の道すじ(尾本恵市)
 DNAから知る高山蝶の来た道-ベニヒカゲを中心として-(中谷貴壽・宇佐美真一・伊藤建夫)

昆虫学研究室訪問(19)静岡大学農学部応用昆虫研究室(廣森創)
肉食性シジミチョウ類の多様性と進化(1)(矢後勝也)
沖縄県の里山 名護岳のカミキリムシ相(槇原寛・伊禮英毅)


2005年11月号 B5, 34pp.1,238円(税込1,362円)
特集:半翅類の昆虫たち
 半翅類研究の最近のトピックス(紙谷聡志)
 半翅類における外来種の現状(宮武頼夫)
 カメムシ類に見られる多様な細菌共生系(菊池義智)
 新害虫フタテンチビヨコバイの発生と被害(松村正哉)
 小笠原群島のキジラミ類と生物地理(井上広光)
昆虫学研究室訪問(18)名古屋大学大学院生命農学研究科環境昆虫学研究室(田中利治)
簡単ではない簡便法(SM法)-蝶類の染色体数の研究-(池田比呂志)
クワガタムシの個体変異は何の役に立つのか?(小島啓史・五箇公一)
本の紹介「チョウの生物学」(宮田正)

2005年10月号 B5, 34pp.1,238円(税込1,362円) ※発行元・弊社ともに完売・品切
特集:昆虫のかたちづくりのメカニズム
 昆虫の形態形成と分子発生遺伝学(三浦徹 )
 コオロギから学ぶ生物の発生システムの進化(三戸太郎・野地澄晴)
 遺伝子で探るテントウムシの斑紋形成(新美輝幸・柳沼利信)
 チョウの翅と幼虫の紋様形成について(二橋亮・藤原晴彦)
 シロアリの兵隊分化に伴う大顎の形成と遺伝子発現(越川滋行・松本忠夫・三浦徹)
昆虫調査のユニークなテクニック(2)蝶と海浜性昆虫(巣瀬司)
アゲハ個眼の多様性と中枢構造(竹村伸也)
大阪湾岸で発見された日本初科のカメムシ(山崎一夫・杉浦真治)
本の紹介「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」(広渡俊哉)
本の紹介「チョウの羽はなぜ美しい?」(福田久子)

2005年9月増大号 B5, 46pp. 2,481円(税込2,729円) ※発行元・弊社ともに完売・品切
特集:岩清水に棲む昆虫たち
 岩清水と昆虫 三枝豊平・倉西良一
 源流、飛沫帯に棲むカゲロウ類 東城幸治・宮入健
 飛沫帯でくらすクロノギカワゲラ 花田聡子
 岩清水をトビケラから考える 倉西良一
 岩清水性のハエの仲間 三枝豊平
昆虫調査のユニークなテクニック(1) オニヤンマはどこまで飛ぶか‐電話番号による標識法‐ 田口正男
昆虫学研究室訪問(17)三重大学生物資源学部昆虫生態学研究室 山田佳廣・塚田森生
オオムラサキはどんな場所の木に産卵するか? 小林隆人
クロコガネ解説(2) 松本武
ハンミョウ科昆虫の就寝行動について 村里由美・桃下大
本の紹介「モルフォチョウの碧い輝き‐不思議にみちたその世界‐」 吉田昭広
本の紹介「フライフィッシング用語辞典」 
虫界ニュース

2005年8月号 B5, 34pp.1,238円(税込1,362円)
特集:高山性昆虫の生態と起源
 高山性昆虫とは 三枝豊平
 アラスカに舞う日本の高山蝶の兄弟達 景浦宏・矢田脩
 大雪山の高山甲虫 保田信紀
 日本の高山蛾 ‐その生活史・分布・起源‐ 神保宇嗣
新・日本の甲虫( 2)「日本のヒラタムシ上科甲虫(2)」 佐々治寛之
クロコガネ解説(1) 松本武
陸生ガムシ類概説 保科英人
本の紹介「ワンダフル・バタフライ‐不思議にみちたその世界‐」 平井規央
虫界ニュース

2005年7月増大号 B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円)
※弊社・発行元ともに完売
特集:食材性昆虫の系統生物地理学
 北半球における隔離分布を探る 荒谷邦雄
 マダラクワガタ族 荒谷邦雄・細谷忠嗣
 クロツヤムシ科 近雅博
 キゴキブリと共生するバクテリア 前川清人
 北半球のオオシロアリ 松本忠夫
 オオシロアリ科 北出理
 穿孔性甲虫の多様性と社会性 岩田隆太郎
昆虫学研究室訪問(16)大阪府立大学昆虫学研究グループ 石井実・広渡俊哉
スラウェシ島周辺のマルバネシロチョウ属Ceporaの分布 岩崎浩明
多様な分化を遂げた新世界のアシナガバチ類 工藤起来

2005年6月号 B5, 36pp.1,238円(税込1,362円)
特集:アゲハチョウの擬態と進化
 
擬態研究の経緯 森中定治
 ウスバシロチョウ属(Genus Parnassius)の分布拡散と系統進化 稲岡茂
 シロオビアゲハ類の種間雑種と擬態の変遷 井上A.尚
 シロオビアゲハの擬態 上杉兼司
昆虫学研究室訪問(15)京都大学大学院農学研究科昆虫生態学研究室 藤崎憲治
チョッキリゾウムシ最近の話題 沢田佳久
日本のヒメハナノミ 鶴智之

2005年5月号 B5, 36pp.1,238円(税込1,362円)
特集:水生昆虫としてのトンボ
 
ヤゴの生態学のすすめ 上田哲行
 キイロサナエから見た河川性トンボの生活史及びその季節的制御 青木典司
 ため池のトンボ類の生活史‐イトトンボ類を中心に‐ 奈良岡弘治
 トンボの分類に関わるヤゴ(幼虫)の位置付け 石田勝義
 トンボにも影響を与える「ブラックバス」 苅部治紀
昆虫学研究室訪問(14)神戸大学昆虫科学研究室 前藤薫
アリに寄生するチョウの進化 千葉秀幸・・家龍・徐育峰
日本におけるゴケグモ類の分布について 西川喜朗・清水裕行

2005年4月増大号 B5, 48pp. 2,481円(税込2,729円) ※弊社・発行元ともに完売
特集:アサギマダラの移動と生活
 アサギマダラの移動はどこまでわかったか 藤井恒
 北海道南部のアサギマダラ 対馬誠
 アサギマダラの移動と夏の生活‐福島県の調査でわかってきたこと‐ 藤井恒・栗田昌裕
 魅惑の蝶アサギマダラを追って 犬嶋満
 アサギマダラの春の北上とスナビキソウ 藤井恒・三宅武・金田忍
 愛媛県のアサギマダラ 山口和美・大西剛
昆虫学研究室訪問(13)大阪市立大学大学院理学研究科情報生物研究グループ 沼田英治
昆虫学の大著を見る(2)「Crowson, 1955. The Natural Classification of the Families of Coleoptera」 森本桂
太陽放射を利用するナナホシテントウの蛹 桜谷保之・三輪芳子
松枯れとマツノマダラカミキリ‐マツノマダラカミキリによるマツノザイセンチュウの伝播‐ 荒川洋・富樫一巳

2005年3月臨時増刊号 B5 2,481円(税込2,729円) ※弊社・発行元ともに完売
特集:最近侵入した昆虫のその後の動向
 侵入昆虫と外来生物法 石井実
 神奈川県におけるアカボシゴマダラの分布拡大の過程 岩野秀俊
 本州を南下するオオモンシロチョウ 藤井恒
 東アジアに拡がるブタクサハムシ 初宿成彦・守屋成一
 金沢市に出現したスジアカクマゼミのその後の動向 大串龍一
 ヘクソカズラグンバイの侵入と分布拡大‐大阪府下の分布状況について‐ 山本博子
 フタモンテントウのその後の動向 戸田裕子・桜谷保之
 チュウトウゴキブリの侵入と分布の現状 今井長兵衛
 アルゼンチンアリとヒアリ類の動向 寺山守
 セイヨウオオマルハナバチの分布拡大の動向 横山潤・中島真紀
 最近の外国産クワガタムシ,カブトムシ事情 荒谷邦雄
新・日本の甲虫( 1)「日本のヒラタムシ上科甲虫(1)」 佐々治寛之
昆虫学研究室訪問(12)奈良女子大学共生科学研究センター 甲斐英則
キアゲハ亜属の分類と分子系統 八木孝司・藤岡知夫
ベニボタルの幼虫形態 松田潔

2005年3月号 B51,238円(税込1,362円)
特集:中国海南島の昆虫インベントリー
 中国海南島の昆虫相‐昆虫インベントリープロジェクトTAIIVの一環として‐ 矢田脩
 海南島の大蛾類 上田恭一郎
 海南島における小蛾類相調査の概要 広渡俊哉・李峰雨
 海南島の双翅類と自然 中山裕人・張春田
昆虫学研究室訪問(11)鳥取大学農学部昆虫機能学研究室 甲斐英則
日本最古の昆虫標本(2)‐東京大学所蔵のチョウ類コレクションから‐ 矢後勝也
アゲハチョウ類の寄主選択及び寄主転換に関する化学生態学的研究(2) 中山忠宣

2005年2月号 B51,238円(税込1,362円) ※発行元・弊社ともに完売品切
特集:フン虫調査・研究の現況
 食糞性コガネムシの生息空間について 塚本珪一
 日本産ダイコクコガネ属の現況 堀繁久
 糞虫の研究法‐標本作成から形態観察まで‐ 川井信矢
 糞虫採集のすすめ‐採集法とマナーについて‐ 河原正和
 三重県におけるミドリセンチコガネとルリセンチコガネの分布と境界 稲垣政志
 オオフタホシマグソコガネについて 堀口徹
昆虫学研究室訪問(10)島根大学生物資源科学部環境生物学講座動物生態学研究室 星川和夫
日本最古の昆虫標本(1)‐東京大学所蔵のチョウ類コレクションから‐ 矢後勝也
アゲハチョウ類の寄主選択及び寄主転換に関する化学生態学的研究(1) 中山忠宣

2005年1月増大号 B5 2,481円(税込2,729円)
特集:インドネシアの昆虫類
 インドネシアにおける昆虫学の現状 ロシコン ウバイディラ・山根正気
 インドネシアにおけるシロチョウ科Gandaca属の分類と地理的分布 山内健生
 インドネシアのエンマムシ 大原昌宏
 スマトラのシロアリ シャウカニ
 キオビシリアゲアリCrematogaster inflataの生態 伊藤文紀
 クラカタウの思い出,そしてアリのこと 山根正気
昆虫学の大著を見る(1)「ユンクのカタログ」 森本桂
「キクイムシ」の示すものとは‐学名でも和名でもない呼び名をどう扱うか‐ 後藤秀章
ドミニカ共和国蝶類事情 松沢春雄

2004年12月臨時増刊号 B5 2,481円(税込2,729円) 弊社・発行元ともに完売
特集:昆虫類の多様性調査法
 昆虫類の多様性調査,目的と方法 石井実
 チョウ類の多様性調査・解析法‐グループ別RI指数法‐ 中村寛志
 ガ類群集の多様性調査 立岩邦敏・広渡俊哉
 トンボ類の多様性調査法‐幼虫調査の問題点と解決の工夫‐ 青木典司
 バッタ類の多様性調査・解析法 小田健一
 アリ類の多様性調査・解析法 夏原由博
 カメムシ類の多様性調査・解析法 中谷至伸
 オサムシ類・ゴミムシ類の多様性調査・解析法 石谷正宇
 カミキリムシ類の多様性調査・解析法‐四万十川流域における研究事例から‐ 前藤薫
 土壌性甲虫類の多様性調査法 澤田義弘
 止水性昆虫の調査法 西城洋
 流水性昆虫の多様性調査・解析法 藤谷俊仁
昆虫学研究室訪問(9)岡山大学農学部昆虫学研究グループ 中筋房夫
海浜性ハンミョウ類の共存機構と日本列島における歴史 佐藤綾・榎戸良裕・堀道雄

2004年12月号 B5 1,238円(税込1,362円)
特集:越冬休眠
 冬を虫たちはどのように過ごしているのか 正木進三
 休眠と耐寒性‐オオヒメグモを中心に‐ 田中一裕
 長期休眠の不思議 檜垣守男
 分布拡大と越冬休眠‐ナガサキアゲハなど‐ 吉尾政信
 卵休眠の謎 城所久良子・岩田健一)
日本の絶滅昆虫(13)熊本県の絶滅昆虫 村田浩平
ゴモクムシの最近の話題 伊藤昇
海岸の岩場にすむシロヘリハンミョウの生活史 松本行史

2004年11月号 B5 1,238円(税込1,362円) ※弊社・発行元ともに完売
特集:海岸性昆虫
 海に棲む昆虫たち 丸山宗利
 大阪湾とその近郊の海浜・河口における地表性甲虫相 河上康子
 海浜性エンマムシ 大原昌宏
 鹿児島県吹上浜の有剣ハチ類 斎藤伸弘
 日本の潮間帯性甲虫 新井志保・吉富博之・丸山宗利
海外ブックレビュー(4)ニュージーランドの昆虫関連書籍 森本桂
食葉性テントウムシの食草選択‐成虫の選好性と幼虫の成育との関係‐ 藤山直之
広島県のギフチョウ 川野裕之・小阪敏和・細谷浩史

2004年10月増大号 B5 2,481円(税込2,729円)
特集:害虫としてのカミキリムシ類
 総論‐害虫としてのカミキリムシ‐ 森本桂
 キボシカミキリ研究の現状と話題 伊庭正樹
 ケヤキ人工林におけるクワカミキリの生態と被害 伊藤賢介
 対照的な森林害虫‐スギカミキリとスギノアカネトラカミキリ‐ 槇原寛
 マツノマダラカミキリと松くい虫 森本桂
高校生物部探訪(23)「清風高校生物部」 加納義彦
外国産クワガタムシの生態リスクと外来生物法 五箇公一・小島啓史
福島県の蝶 大泉明雄・郡司正文
第22回国際昆虫会議に出席して‐昆虫学者のオリンピック‐ 沼田英治

2004年9月増大号 B5 2,481円(税込2,729円)
特集:コガネムシ上科の食性と生息場所の多様性
 コガネムシ上科の多様性 荒谷邦雄
 クチキゴキブリのトンネルにすむエグリハナムグリ類 近雅博・酒井香
 糞以外を利用する糞虫類 越智輝雄・近雅博
 倒木の外にすむクロツヤムシ 常喜豊・近雅博
 コブスジコガネの食性と生息場所について 河原正和・越智輝雄
昆虫学研究室訪問(8)「鳴門教育大学学校教育学部自然系(理科)教育講座生態学研究室」 工藤慎一
オオムラサキの生態について 跡部治賢
大阪府能勢町でトガリアメンボを確認 向井康夫・池内健・石井実
チャイロマルバネクワガタの雄の日周行動 下地幸夫

2004年8月号 B5 1,238円(税込1,362円)
特集:白水隆先生追悼号
 弔辞 矢田脩
 白水隆先生の逝去を悼む 森本桂
 白水先生と生物地理学 高橋真弓
 一枚の写真 上田恭一郎
 白水隆先生,その人と研究の軌跡 三枝豊平
 白水さんを想う 井上寛
 白水先生の思い出 奥谷禎一
 白水隆先生と蝶 阿江茂
 白水隆先生の想い出 尾本惠市
 白水先生の思い出を暖めて 森下和彦
 白水先生を偲んで 中西明徳
 「指導教員としての白水先生」の想い出 江本純
 白水隆先生を偲ぶ 広渡俊哉
 白水隆先生の思い出 福田治
 白水隆先生との思い出 矢後勝也
 追悼・白水隆先生‐海外からの弔辞‐
 「新昆虫」から再録
  「蝶類雑記」(1) 白水隆
  「研究の動機」(10) 白水隆

2004年7月号 B5 1,238円(税込1,362円)
特集:広がるホタルの研究
 総合科学として発展するホタルの研究 大場信義
 北海道に生息するヘイケボタルの生態 鬼丸和幸
 ホタルの系統と進化‐ミトコンドリアDNAからのアプローチ‐ 鈴木浩文
 ホタルの発光化学と分子進化‐応用へのアプローチ‐ 近江谷克裕
 ホタルの集団同期明滅のシミュレーションモデル 田中久陽
昆虫学研究室訪問(7)「広島大学総合科学部 化学生態学研究室(自然環境科学講座)・
 個体群生態学研究室(自然環境科学講座)・発生学・種生物学研究室(行動科学講座)」
 大村尚・富樫一巳・渡辺一雄
大英自然史博物館における標本管理の現状‐昆虫部門チョウ類標本の例‐ 矢後勝也
コブヤハズカミキリの分子系統 中峰空

2004年6月号 B5 1,238円(税込1,362円)
特集:甲虫と菌類そのインタラクション
 甲虫と菌類の相互作用 大原昌宏・澤田義弘
 オオキバハネカクシの生物学 説田健一
 オオキノコムシ科(狭義)の特徴的な行動 ピョートル・ウェングジィノビッチ
 粘菌変形体捕食者としての吸汁性土壌昆虫 村山茂樹
 変形菌子実体をめぐる甲虫類 杉浦真治・山崎一夫
高校生物部探訪(22)「大阪府立芥川高校生物部」 鈴江隆弘
オオムラサキの保全を目的とした里山管理 小林隆人
高知県における真夏と真冬のモンシロチョウ 友田真文・荒川良

2004年5月号 B5 1,238円(税込1,362円)
特集:流水棲昆虫の分布と生活史
 水生昆虫の生活史にかかわる研究課題 竹門康弘
 カゲロウ類の分布と遺伝的多様性‐対照的な生態的特性をもつガガンボカゲロウ類とモンカゲロウ類の比較・検討から‐ 東城幸治
 シロイロカゲロウ属の分類・分布・生活史 石綿進一
 トワダカワゲラ類の分布と生活史 岸本亨
 オオナガレトビケラの分布と生活史 鶴石達
海外ブックレビュー(3)「ポーランドの昆虫関連書籍」 大原昌宏・ヴェングジィノビッチ P.
東カリマンタン低地林に棲息するカミキリムシ‐アルトカルプストラップと森林環境指標カミキリムシ‐ 槇原寛・ウォロー A. ノエルジッド・スギアルト
北海道のカラフトセセリ‐遺伝子解析によって起源を探る‐麻生紀章

2004年4月増大号 B5 2,481円(税込2,729円)
特集:アサギマダラの北上ルートの解明
 2003年の再捕獲−総論にかえて− 金沢至・大島新一郎
 台湾からの北上 内田孝 ・李信徳
 喜界島の春のアサギマダラ 福島誠
 南九州の春‐初夏の再捕獲ポイント 中峯浩司
 アサギマダラ,春の四国の再捕獲ポイントは? 大原賢二
 春‐初夏の誘引植物の本命スナビキソウの分布 山本博子・足立義弘
 ミズヒマワリの分布拡大とアサギマダラの北上個体の誘引 金沢至・藤原直子
昆虫学研究室訪問(6)「香川大学農学部昆虫学研究室(環境生態機能学大講座)」 市川俊英
虫えい食に特殊化したゾウムシ類 杉浦真治・山崎一夫
子供を保護するハムシ 工藤慎一
ニジュウヤホシテントウの体色 池本始・佐藤仁彦

2004年3月臨増号 B5 2,481円(税込2,729円)
特集:甲虫の研究‐系統分類学の進歩‐(2)
系統分類学の問題点 森本桂
 コガネムシ上科に関する自然史科学的研究の進歩と現状 荒谷邦雄
 ヒラタムシ上科甲虫の高次分類に関する最近の進歩 佐々治寛之
 ハムシ上科の高次分類‐現状と課題‐ 鈴木邦雄
 ゾウムシ上科の系統分類学概説 小島弘昭
身近な昆虫調査マニュアル(3)「身近な昆虫を使った化学生態学」 村瀬香
高校生物部探訪(21)「大阪教育大学教育学部附属高等学校天王寺校舎生物部」 森中敏行
海外ブックレビュー(2)「台湾の昆虫関係書籍」 荒谷邦雄
長野県中部地域にみられるチョウの衰亡 小島耕一郎
関東地方における秋季増加型チョウ目の分布を考える‐ウラナミシジミとハスモンヨトウの事例から‐ 江村薫

2004年3月号 B5 1,238円(税込1,362円)
特集:甲虫の研究‐系統分類学の進歩‐(1)
 甲虫分類学の方法と分類体系 森本桂 
 オサムシ亜目における系統分類研究の現状 八尋克郎
 エンマムシ類の分類と系統‐最近の進歩‐ 大原昌宏
 ハネカクシ上科の分類学についての近年の発展 直海俊一郎
 ホタル上科の分類に関する最近の進歩 今坂正一
モンシロチョウ複眼をめぐる問題 蟻川謙太郎ほか
日本のセスジハネカクシ 島田孝
虫界ニュース
ほか

2004年2月号 B5 1,238円(税込1,362円)
特集:セセリチョウの分類・進化・系統
 セセリチョウ研究‐最近の動向‐ 千葉秀幸
 セセリチョウの高次分類‐過去・現在・未来‐ R.デ・ヨング
 WinglessとCOI遺伝子によるセセリチョウ上科の系統関 A.D.ワーレン
 ベトナムのセセリチョウ研究概説 A.L.デヴァトキン
 台湾産シルビアキマダラセセリ(Ochlodes bouddha)について 築山洋
インドネシアのマダラテントウ 片倉晴雄 
オサムシ科甲虫の越冬場所選‐河川敷・山林・農耕地の調査から‐ 山崎一夫・杉浦真治・河村耕史

2004年1月増大号 B5 2,481円(税込2,729円)
特集:遺存固有の昆虫達
遺存固有の系統生物地理学‐クワガタムシを題材に‐ 荒谷邦雄
ツツクロツヤムシ亜科の地理的分布‐特にツノクロツヤムシ属とミツノクロツヤムシ属について‐ 近雅博
 遺存固有分布のトンボ類 苅部治紀
 日本列島固有のハマダラハルカについて 三枝豊平
 ガロアムシの生物学 長島孝行
高校生物部探訪(20)「千葉県立小金高校 生物部」 川北裕之
海外ブックレビュー(1)「韓国の昆虫図鑑」 山根正気・金貞圭
近畿地方のノコメメクラチビゴミムシ属 芦田久
イチモンジセセリの生態と水稲被害 江村薫
むしぺん
虫界ニュース

2003年12月臨時増刊号 B5 2,481円(税込2,729円)
特集:学校ビオトープと昆虫
 学校ビオトープの意義 夏原由博
 大阪市内の学校ビオトープでみられた水生昆虫 夏原由博・中谷憲一
 大学キャンパス内の里山を活用したビオトープ‐金沢大学「角間の里山自然学校」の試み‐ 中村浩二
 学校ビオトープのトンボ 川北裕之
 ランドスケープからみた学校ビオトープ 上甫木昭春・嶽山洋志
 中庭に蝶を呼ぶ試み 村上豊
身近な昆虫調査マニュアル(2) オオフタオビドロバチの巣の観察 郷右近勝夫
昆虫学研究室訪問(5)「高知大学教育学部昆虫学研究室」 原田哲夫
絶滅に瀕する食糞性コガネムシ類について 塚本珪一
アオスジアゲハの樹上占有行動‐8の字飛翔と円形飛翔‐ 西海正彦
むしぺん
虫界ニュース
2003年総目次

2003年12月号 B5 1,238円(税込1,362円) ※発行元・弊社ともに完売品切
特集:ミクロレピの世界
 ミクロレピ‐小蛾類-の世界 坂巻祥考
 葉に潜る原始的な小蛾類 久万田敏夫
 奇妙な巣を作る小蛾類幼虫 杉島一広
 原始的な小蛾類の概要 広瀬俊哉
 水を愛する蛾 吉安裕
連載 高校生物部探訪(19)「清教学園高校 生物部」永井元一郎
報文 ホームページ「福岡市の蝶」について
報文 小型甲虫標本の作成に関する注意点 丸山宗利
むしぺん
虫界ニュース

2003年11月号 B5 1,238円(税込1,362円)
特集:東南アジアの昆虫インベントリー
 東南アジアの昆虫インベントリーと国際ネットワーク 矢田脩
 ANeT-アジアのアリ研究者ネットワーク-創立に参加して 山根正気
 東洋熱帯区の鱗翅類に関するインベントリー 上田恭一郎
 ハナバチ類のインベントリーとデータベース 多田内修
 半島マレーシアの昆虫インベントリー 小島弘昭
東京西郊型エピラクナの卵発育に及ぼす温湿度の影響 池本始・佐藤仁彦
モンシデムシ最近の話題(2)死体をめぐる競争 鈴木誠治


2003年10月増大号 B5 2,481円(税込2,729円)
特集:カミキリムシ研究の現状と話題
 カミキリムシはどのように進化したか 森本桂
 「日本産カミキリムシ検索図説」以降の日本産カミキリムシ 長谷川道明
 ハナカミキリ亜科の分子系統解析 斉藤秀生・斉藤明子
 大阪市立自然史博物館保管の林匡夫カミキリムシ コレクションとタイプ標本 水野弘造・初宿成彦
 昆虫産業的素材としてのカミキリムシ−その生理・生態学的側面− 岩田隆太郎
 カミキリムシの地理的変異−ヨツスジトラカミキリ− 槇原寛
身近な昆虫調査マニュアル(1)「標識が明らかにするトンボの行動・生態」 田口正男
分散力の進化−鱗翅目を例に− 廣田忠雄
ツマグロカミキリモドキのくらし・ヒトのくらし(3) 溝田浩二
蝶を材料にした核型分析を新実験授業に導入 池田比呂志
むしぺん
虫界ニュース

2003年9月号 B5 1,238円(税込1,362円)
特集:ニホンミツバチの復活
 ここ10年に急変したニホンミツバチ事情 佐々木正己
 市街地におけるニホンミツバチの生態 菅原道夫
 ニホンミツバチの起源と分布 高橋純一
 ニホンミツバチの復活 天敵・競合種との関係 松浦誠
 森林におけるニホンミツバチと花の関係 −セイヨウミツバチとは異なる花粉源植物の好み− 永光輝義
昆虫学研究室訪問(4)九州大学大学院比較社会文学研究院・学府 生物体系学・自然史教室  小田切顕一
マネシアゲハ属Chilasaの分類学的再検討 馬田英典・矢田脩・森中定治
モンシデムシ最近の話題(1)育児行動 鈴木誠治
むしぺん
虫界ニュース 

2003年8月増大号 B5 2,481円(税込2,729円)
特集:昆虫学におけるプロとアマチュア研究者の連携−「昆虫と自然」と昆虫学界の発展−
昆虫学におけるプロとアマチュアの協同 石井実
チョウ類の生活史研究におけるプロとアマチュアの協同 福田晴夫
博物館はプロとアマチュアの接点 宮武頼夫
 トンボ学発展におけるプロとアマチュア−アマチュアと和名雑考− 枝重夫
 ホタル研究における専門家とアマチュアの協働 大場信義
 甲虫相の解明におけるプロとアマチュアの共同 森本桂
 アマチュアに支えられた日本の昆虫学 奥谷禎一
「昆虫と自然」500号記念に寄せて
 カラスアゲハ群についての諸問題 阿江茂
 「昆虫と自然」とともに歩んだ私のチョウ類研究 矢田脩
 「昆虫と自然」と私 加藤義臣
 オオムラサキとの出会い 伊奈紘
 European Carabidologist Meetingから見る最近のオサムシ・ゴミムシ研究の動向 八尋克郎
 私のクワガタ研究と「昆虫と自然」 荒谷邦雄
 「昆虫と自然」500号記念に寄せての言葉 大平仁夫/池崎善博/行成正昭/加納一信/中野敬一
虫界ニュース
むしぺん

2003年7月号(38巻8号) B5 36頁 1,238円(税込1,362円)
特集:海を渡る昆虫
 どんな昆虫が海を渡るか 石井実
 海を渡るアサギマダラの航法と飛翔高度 平井規央
 リュウキュウムラサキの移動について 池田比呂志
 オオクロバエは大海原を越えて渡るか 三枝豊平
 ハスモンヨトウと長距離移動 村田未果
昆虫学研究室訪問(3)宮崎大学農学部応用昆虫学研究室 大野和朗
キンミスジ属Genus Pantoporia の分類学再考−特にP.veniliaの位置づけをめぐって− 大島康弘
センチコガネとオオセンチコガネの色彩の地理的変異 渡部健
ハムシ3種の卵期発育零点 池本始
むしぺん
虫界ニュース

2003年6月号(38巻7号) B5 36頁 1,238円(税込1,362円)
特集:アオスジアゲハ族の系統・進化と保護 
 アオスジアゲハ属とその仲間たち 矢田脩
 熱帯アフリカ区のアオスジアゲハ属 キャンベル・スミス
 アオスジアゲハ属の系統学と生物地理学 三枝豊平
 アオスジアゲハ族の分子系統 牧田裕道ほか
 カギバタイマイ属の系統的位置 馬田英典
昆虫学研究室訪問「佐賀大学農学部 動物資源学講座」 藤條純夫
ツマグロカミキリモドキのくらし・ヒトのくらし(2) 溝田浩二
日本におけるアルゼンチンアリの分布と在来アリに及ぼす影響 伊藤文紀
むしぺん
虫界ニュース

2003年5月号 ※弊社・発行元ともに完売
特集:トビケラの生態的多様性−やっぱり個がおもしろい−
 最近の研究成果に見るトビケラの生態的多様性(伊藤富子)
 日本産コエグリトビケラ科の属の同定と生態(西本浩之)
 マルツツトビケラMicrasema guadriloba Martynov の生態−生活環を通した巣の発達と幼虫の集合・分散−(磯辺ゆう)
 ジョウザンエグリトビケラの生態(永安芳江)
 ナガレエグリトビケラの生態(野崎隆夫)
 コケヒメトビケラの生態(大川あゆ子)
新昆虫・カカトアルキ(踵行目 Mantophasmatodea)(町田龍一郎・東城幸治)
台湾産蝶類雑記(千葉秀幸・Yu-Feng Hsu)
虫界ニュース
価格: 1,238円(税込1,362円)

2003年4月号
特集・シジミチョウ科の生態
シジミチョウという蝶への疑問(三枝豊平)
ミドリシジミと翅の色(今福道夫)
ゴイシシジミの生態(伴野英雄)
シジミチョウ科幼虫の好蟻性器官(矢後勝也)
オオルリシジミの生態と保護(村田浩平)
連載
昆虫学研究室訪問(1)『鹿児島大学理学部 系統分類学研究室(多様性生物学講座)』(江口克之・影沢信彦)
報文
 日本産タマキノコムシ科要説(保科英人)
 DNA分析がきっかけとなったニジュウヤホシテントウ隠蔽種2種の発見(小林憲生)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2003年3月臨時増刊号 価格: 2,481円(税込2,729円)
特集:環日本海地域の昆虫学
 昆虫分類学におけるロシア・韓国との協力の新展開(山根正気)
 極東ロシア(カムチャツカ半島と北千島)の水生昆虫(倉西良一)
 沿海州の蝶に思う(三枝豊平)
 昆虫学分野における日韓交流(久松正樹)
 韓国済州島の昆虫相−ハナバチ類を中心に−(多田内修)
連載
 日本の絶滅昆虫(13) 千葉県の絶滅昆虫 (大野正男) 
 高校生物部探訪(18)『北海道石狩翔陽高等学校 生物部』(戸嶋一成)
報文
 走査型電子顕微鏡と画像編集ソフトを用いた甲虫の分類学的研究法(菅谷洋)
 アシナガバチ研究の到達点(2)(宮野伸也)
投稿
 ハサミムシ類の交尾器の形態と交尾行動の左右性(上村佳孝)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん

2003年3月増大号 価格: 2,481円(税込2,729円)
特集:クワガタムシ・クロツヤムシ
 クワガタムシ,クロツヤムシを巡る最近の話題(荒谷邦雄)
 クワガタムシ商品化がまねく種間交雑と遺伝的浸食(五箇公一・小島啓史)
 関東のヒラタクワガタが大型化する理由−地球温暖化によるクワガタムシの
  変化を読み解く3つの仮説−(小島啓史)
 ミトコンドリアCOI遺伝子に基づく日本産クワガタ属(Dorcus)の分子系統(細谷忠嗣・荒谷邦雄・城田安幸)
 シャーレを用いたツノクロツヤムシの飼育(圓戸恭子・荒谷邦雄)
連載
 高校生物部探訪(17)『北海道札幌拓北高等学校 理科研究部』(綿路昌史)
報文
 福岡市油山のチョウ−トランセクト調査10年間のまとめ−(佐々木 公隆)
 アシナガバチ研究の到達点(1)(宮野伸也)
投稿
 キマダラセセリにおける縄張り行動の観察(西海正彦)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん

2003年2月号 価格: 1,238円(税込1,362円) ※発行元・弊社共に完売
特集・アジアにおけるハネカクシの多様性
 ハネカクシ類の分類学近年の進展−東アジアのファウナを中心として−(岸本年郎)
 日本とその周辺地域の好蟻性ハネカクシ(丸山宗利)
 琉球・台湾のアリヅカムシ(菅谷洋)
 東アジア産ハネカクシ上科のマイナー甲虫たち(保科英人)
 シデムシ曼陀羅−東アジアのファウナに関する最近の知見−(西川正明)
 日本産ダルマガムシ科(吉富博之)
連載
 昆虫コレクション(15)『酪農学園大学酪農学部』(佐々木均)
報文
 エゾアザミテントウの食草利用−なぜ2種の植物を利用するのか?−(藤山直之)
 福岡県におけるクロツバメシジミの分布と生態(福田治)
虫界ニュース
む・し・ぺ・ん

2003年1月増大号 価格: 2,481円(税込2,729円)
特集・魅惑のカザリシロチョウ
 カザリシロチョウの面白さ(森中定治)
 不思議なるDelias属の魅力(柳下 昭)
 ニューギニア島高地におけるカザリシロチョウの変異について(船橋勝幸)
 カザリシロチョウ属の雌交尾器(山内健生)
 イリアン・ジャヤでのデリアス採集案内(柴田洋昭)
 カザリシロチョウの分子系統研究(森中定治)
連載
 高校生物部探訪(16)『釧路湖陵高等学校 理科部』(一條信明)
報文
 桜のイクビチョッキリ2種−その生態の違い−(沢田佳久)
 樹液に集まる虫たちとボクトウガ幼虫との関係(市川俊英)
投稿
 農業高校でのビオトープの製作とその教材化(中村和幸)
虫界ニュース
む・し・ぺ・ん

2002年12月臨時増刊号 価格: 2,481円(税込2,729円)
特集・昆虫の分子系統学
昆虫の分子系統解析の進展(八木孝司・毛利秀雄)
ダイコクコガネ亜科の分子系統と営巣行動の進化(細谷忠嗣・荒谷邦雄)
日本産イチジクコバチの分子系統と進化(蘇智慧・東浩司)
ミトコンドリアDNA塩基配列に基づくジャコウアゲハ亜種間の分子系統関係(加藤義臣)
ホタルの分子系統と遺伝的分化(草桶秀夫・日和佳政)
ヤツボシハナカミキリ群の分子系統(斉藤明子・斉藤秀生)
報文
日本の絶滅昆虫(12)『広島県の絶滅昆虫』(渡辺一雄・神垣健司)
昆虫コレクション(14)『北海道大学総合博物館』(大原昌宏)
ツマグロカミキリモドキのくらし・ヒトのくらし(1)(溝田浩二)
追補・特集
 日本の半翅類研究−近年の動向−『水生カメムシ類』(林正美)
虫界ニュース
む・し・ぺ・ん

2002年12月号 価格: 1,238円(税込1,362円) ※弊社・発行元ともに完売
特集・チョウの行動と生理
チョウの訪花行動(蛭川憲男)
チョウの翅の感覚器(吉田昭広)
チョウの摂食と感覚生理(井上 A. 尚)
チョウ類成虫の越夏と越冬(桜谷保之・伊藤ふくお)
産卵行動における視覚刺激の役割(廣田忠雄)
報文
ツツキノコムシ学への招待(川那部 真)
日本産マルハナノミの解説(吉富博之)
虫界ニュース
む・し・ぺ・ん

2002年11月号 価格: 1,238円(税込1,362円)
特集:北海道甲虫相の解明
 北海道は甲虫「新発見」の宝庫(保田信紀・大原昌宏)
 道東の甲虫の話題(加藤敏行)
 野幌森林公園の甲虫相調査
  -特に"トラックトラップ"と"フィット"について-(堀 繁久)
 北海道から記録されているハムシ類(佐々木邦彦)
 北海道の海岸性ハネカクシ(丸山宗利)
連 載
 ホームページ・データベース紹介(1)「アリ画像データベース」(今井弘民)
報 文
 IBOY(国際生物多様性観測年)(戸田正憲)
 南大阪におけるツマグロヒョウモンの越冬(石井実 平井規央)
投 稿
 滋賀県におけるカマキリの卵嚢の分布(八尋克郎・フィールドレポーター)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん


2002年10月号 価格: 1,238円(税込1,362円) ※弊社・発行元ともに完売
特集:日本の半翅類研究-近年の動向-
 近年の動向および進展(林正美)
 日本のキジラミ類(松本浩一)
 アブラムシ研究の最前線(秋元信一)
 カイガラムシ学における最近の進歩(河合省三)
 セミ・ヨコバイ・ウンカ類(林正美)
 陸生カメムシ(石川忠)
連載
 高校生物部探訪(15)「浦和学院高校 科学部」(巣瀬司)
 イチモンジチョウとアサマイチモンジの産卵について(伴野英雄)
報 文
 クワガタムシ商品化がもたらす遺伝的攪乱の問題
 -日本産クワガタムシの遺伝的多様性の危機-(五箇公一・小島啓史)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん


2002年9月増大号 価格: 2,481円(税込2,729円)
特集:チョウの分類学−その最近の進歩−
 チョウの分類学と近年の動向(矢田脩)
 チョウの形態学−機能形態学から蝶の起源をさぐる−(江本純)
 チョウの分子分類(毛利秀雄・谷川由希子・長谷部光泰)
 アゲハチョウの系統と分類(森中定冶)
 シロチョウ科高次分類群の変遷と現状(山内健生)
 近年におけるシジミチョウ科の高次分類体系(矢後勝也)
連載
 日本の絶滅昆虫(11)栃木県の絶滅昆虫(中村剛之)
 高校生物部探訪(14)神奈川県立足柄高校生物部(池田博明)
報文
 京都府芦生地域の甲虫相(大石久志)
 堺市街地のビオトープ池に成立した水生昆虫群集(馬場直人・向井康夫・平井規央・石井実)
虫界ニュース/むしぺん

2002年8月号 価格: 1,238円(税込1,362円)
特集:トンボの進化生態学−最近の話題から−
 最近のトンボ研究−特集に寄せて−(野間口真太郎)
 アオモンイトトンボの長時間交尾について(澤田浩司)
 カワトンボの繁殖戦略における行動と生理(松原和也・弘中満太郎)
 オオカワトンボの代替繁殖戦術と闘争行動(東和敬・野間口真太郎)
 求愛のディスプレイの進化−アオハダトンボ属などのダイブ・ディスプレイをめぐって−(粕谷英一)
 ショウジョウトンボの染色体と生息分布(茅野博・東和敬)
連載
 絵とき検索シリーズ(13)「絵とき検索 日本産ミズメイガ亜科幼虫(水生種)」(吉安裕)
報文
 ヒメマルカツオブシムシの概年リズム(下)(西村知良)
 蝴蝶王国の衰退と檳榔(千葉秀幸・シュウ ユウフェン)
虫界ニュース/むしぺん

2002年7月増大号 価格: 2,481円(税込2,729円)
特集:東南アジアの昆虫研究最前線
熱帯サバンナと多様性生物学−乾季のミャンマーを旅して−(山根正気)
キナバル山に生息する昆虫類の生態学的研究−群集構造と個対数変動−(田辺慎一)
カザリシロチョウの種の多様性(森中定治・船橋勝幸)
地上40mでの昆虫調査−熱帯低地フタバガキ林の林冠昆虫の生態−(市岡孝朗)
熱帯昆虫の長期個対数変動−インドネシアの食葉性テントウムシの場合−(中村浩二)
連載
絵とき検索シリーズ(12)「絵とき検索 日本産スズメバチ属」(松浦誠)
日本の絶滅昆虫(10)「山口県の絶滅昆虫」(三時輝久)
報文
ゴイシシジミの生活と食物量(伴野英雄)
ヒメマルカツオブシムシの概年リズム(上)(西村知良)
投稿
(資料)クロスズメバチの習性と飼育(有賀文章)
虫界ニュース/むしぺん


2002年6月号 価格: 1,238円(税込1,362円)
特集:理科教育と昆虫
 理科教育と昆虫のかかわり(渡辺守)
 理科教育と昆虫学(生方秀紀)
 蝶学と昆虫学(巣瀬司)
 教材としてのオトシブミ(鈴木邦雄)
 高次肉食性・レッドリスト水生昆虫タガメと初等教育−「田んぼのタガメ研究プロジェクト」と「田がめっ子くらぶ」−(日鷹一雅)
 土壌動物と理科教育(寺田美奈子)
連載
 日本の絶滅昆虫(9)「福岡県の絶滅昆虫−甲虫類など−」(森本桂)
報文
 四国に産するコメツキムシ類の分布の特性(大平仁夫)
 世界のベニシジミ亜科(3)(矢後勝也・三枝豊平)
虫界ニュース/むしぺん

2002年5月増大号 価格: 2,481円(税込2,729円) ※弊社・発行元ともに完売
特集・アサギマダラ学最新情報
 アサギマダラの海外調査−総論にかえて−(金沢至)
 2001年の成果と台湾における再捕獲(大島新一郎・伊藤雅男・陳建志・林文信)
 アサギマダラとアルカロイド(本田計一)
 アサギマダラ幼虫の摂食部位とヤドリバエの産卵位置(平井規央)
 東北地方のアサギマダラ(永幡嘉之)
 新しい誘引植物・ミズヒマワリの逸出繁茂(金沢至・鈴木友之・藤原直子)
連載
 高校生物部探訪(13)「流山東高校 理科部」(中島哲人・横田俊裕)
 絵とき検索シリーズ(11)「絵とき検索 オトシブミ科(日本産)」(沢田佳久)
報文
 甲虫類を中心とした島嶼の昆虫類の分布(浅岡孝知)
 Tritoma属(オオキノコムシ科)の見分け方(生川展行)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん

2002年4月号 価格: 1,238円(税込1,362円) ※弊社・発行元ともに完売
特集:クワガタムシの多様性とその保全
 日本産クワガタムシの保全生物学(荒谷邦雄)
 クワガタムシ科における侵入種問題(荒谷邦雄)
 南九州離島のクワガタムシ相(清水敏夫)
 関東近郊における移入クワガタムシ採集の実例(柿島功一)
 博物館におけるカブトムシ・クワガタムシの展示(奥山清市)
 クワガタムシ科の高次分類の変遷(細谷忠嗣・荒谷邦雄)
連 載
 絵とき検索シリーズ(10)『絵とき検索 日本産モモブトシデムシ族』(春沢圭太郎)
 昆虫コレクション(13)『人と自然の博物館』(沢田佳久)
報 文
 世界のベニシジミ亜科(1)(矢後勝也・三枝豊平)
 クロヒカゲ成虫の分布と分散パターンの季節変化(井出純哉)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん

2002年3月臨時増刊号
価格: 2,481円(税込2,729円) ※発行元・弊社ともに完売品切
特集・昆虫のトラップ
 コレクションだけがトラップ採集の目的ではない!!(井上大成・前藤薫)
 ピットホールトラップによるゴミムシの調査法(磯野昌弘)
 フェロモンの害虫防除への適用(高井幹夫)
 営巣トラップによるハチ類の調査法(牧野俊一・佐山勝彦・岡部貴美子)
 トラックトラップによる飛翔昆虫の採集(高橋敬一)
 スカート型トラップによる食材性甲虫類の調査法(江崎功二郎)
連 載
 絵とき検索シリーズ(9)『絵とき検索 日本産ジョウカイボン種群』(奥島雄一)
 高校生物部探訪(12)『野田北高校生物部』(大和田卓郎)
 私たちのビオトープ池自慢(3)『学校ビオトープのありかたを考える−学校に必要な自然体験施設とは−』(秋山恵二朗)
報 文
 モンシロチョウの訪花行動における植物選択(天満奈央・石井実)
 カメノコハムシに関する最近の知見(安富和男)
 アカシジミとミナミアカシジミの人工採卵(景浦宏)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん

2002年3月号内容
価格: 1,238円(税込1,362円)
特集:外来昆虫
 日本の外来昆虫(桐谷圭治)
 北米からきた松桜稲の害虫−マツノザイセンチュウ・アメリカシロヒトリ・イネミズゾウムシ−(森本信生・桐谷圭治)
 輸入昆虫が投げかけた問題−農業用マルハナバチとペット用クワガタをめぐって−(五箇公一)
 海を渡ってきた北方系のチョウたち−その侵入と定着−(八谷和彦)
 外来のアリがもたらす問題−アカカミアリとアルゼンチンアリを例に−(寺山 守)
 外来の森林・木材害虫―中国産ツヤハダゴマダラカミキリのアメリカへの侵入と日本への波及―(槇原 寛)
連 載
 絵とき検索シリーズ(8)『絵とき検索 ホタル科(日本産)(下)』(大場信義)
報 文
 ホソオチョウの生活史−季節適応から見た定着の理由と原産地の推定−(谷 晋)
 エンマコガネの雄の角の二型のホルモンによる調節(近 雅博)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん

2002年2月号内容
価格: 1,238円(税込1,362円)
特集:昆虫の季節適応
 季節の中の昆虫(沼田英治)
 休眠というしくみ(安藤喜一)
 寒さに耐えるしくみ(木村正人)
 日長に反応するしくみ(志賀向子)
 生活史の進化(石原道博)
連 載
 絵とき検索シリーズ(7)『絵とき検索 ホタル科(日本産)(上)』(大場信義)
 昆虫コレクション(12)『愛媛大学農学部昆虫標本室』(大林延夫・酒井雅博)
本の紹介
 『琉球列島−生物の多様性と列島のおいたち−』(広渡俊哉)
 『虫屋の虫めがね』(石井 実)
報 文
 岩手県におけるカミキリムシの分布記録(伊達 功)
 蝶群集における「種数と個体数の関係」について−東京市街地と山梨県武川村の比較−(西海正彦)
虫界ニュース
む・し・ぺ・ん

2002年1月増大号内容
価格: 2,481円(税込2,729円)
特集:チョウの分布拡大
 日本産チョウ類の近年の分布変化(石井 実)
 チョウの分布拡大と気候の温暖化(吉尾政信)
 地球温暖化に伴うタテハモドキの分布拡大のコンピュータシミュレーション(紙谷聡志・矢田 脩)
 静岡県におけるチョウの分布拡大(谷川久男)
 関東地方におけるチョウ目の分布拡大(江村 薫)
 温暖化によって青森県へ侵入したクロアゲハとヤマトシジミ(工藤 忠・市田忠夫)
連 載
 日本の絶滅昆虫(8)『大分県の絶滅昆虫』(三宅 武)
 昆虫コレクション(11)『帯広畜産大学昆虫学研究室』(岩佐光啓)
報 文
 エンマコガネの一種Onthophagus taurusの雄の二型とその発生調節機構(近 雅博)
 外来昆虫ブタクサハムシ(甲虫目:ハムシ科)の最近の知見(河上康子・加藤敦史)
投 稿
 何がカブトムシに後脚振行動を起こさせるのか?(井口 豊)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん

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2001年1月号 ※弊社・発行元ともに完売
特集・チビゴミムシ・ナガゴミムシ
チビゴミムシ・ナガゴミムシの魅力(芦田久)
チビゴミムシの採集法と研究法(北山健司・芦田久)
近畿地方のチビゴミムシ相(齋藤琢巳・北山健司・芦田久)
近畿地方のナガゴミムシ類(森正人)
四国のナガゴミムシ類(中村知史)
モンシロチョウの繁殖行動(廣田忠雄)
連載:昆虫コレクション−愛媛県総合科学博物館(大西剛)
昆虫トンデモ海外事情−東南アジア熱帯でアリを狩る(山根正気)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2001年2月号
特集・昆虫の交尾器の多様性
昆虫の交尾器の多様性−その進化生物学的背景(近雅博)
遺伝的浮動による交尾器形態の多様化(小松正)
クワガタムシ交尾器の種内変異―交尾器進化仮説との関連性―(立田晴記)
甲虫の交尾器の観察法と諸注意−コガネムシ上科の交尾器の多様性を例に−(荒谷邦雄)
オオオサムシ亜属における交尾器の錠と鍵(久保田耕平・曽田貞滋)
性選択から見たオサムシ交尾器の機能と進化(高見泰興)
熱帯系種の蝶の北上について(細見彬文)
連載:日本の絶滅昆虫『島根県の絶滅昆虫』(星川和夫)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2001年3月号
特集・離島の昆虫相
虫屋にとっての「離島」の魅力(常喜豊)
北海道周辺離島のオサムシ科甲虫相(堀繁久)
伊豆・小笠原諸島のクワガタムシ相の特徴とその起源(荒谷邦雄)
京都府冠島の甲虫相について(塚本珪一)
琉球列島の蝶 雑記(木村正明)
連載:昆虫コレクション『千葉県立中央博物館』(斉藤明子)
連載:高校生物部探訪『静岡県立磐田南高等学校生物部』(福井順治)
大阪湾から瀬戸内海沿岸地域におけるツシマヒメサビキコリ(甲虫目:コメツキムシ科)の分布
(河上康子)
ミズイロオナガシジミの蛹化場所(西中康明・石井実)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2001年3月臨時増刊号
特集・東南アジアの昆虫地理学
東南アジアの昆虫地理学(矢田脩)
島の生物地理学−クラカタウ諸島への昆虫の再移住−(湯川淳一)
分布を分類に利用する(千葉秀幸)
東南アジアにおけるゾウムシ類の分布と生物地理(小島弘昭)
東南アジアのヨコバイ・ハゴロモ類の昆虫地理学(紙谷聡志)
海浜性アシナガバエの生物地理(桝永一宏)
東南アジアにおける社会性カリバチの分布(小島純一)
連載:日本の絶滅昆虫『埼玉県の絶滅昆虫』(牧林功 )
連載:高校生物部探訪『東京都立南多摩高等学校生物部』(伊藤淳)
ヒメボタルの生態的二型の飼育と実験的交雑(今城 香代子)
南関東における南方系チョウ類の北上について(岸一弘)
カブトムシ雄の配偶行動と配偶者選択(井口豊)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)

2001年4月号増大号
特集・アサギマダラの移動調査−新しい展開−
◆2000年のアサギマダラの調査の概要(藤井恒)
◆キッズ・アサギマダラプロジェクト
「キッズ・アサギマダラ・プロジェクト」における調査と環境教育への取り組み
(奥山清市・藤井恒)
地域を見つめる目(高橋章・香口沙織)
笠取小学校の取り組み(西村浩)
古仁屋小学校の取り組み(益永秀一)
アサギマダラ調査安波小中学校の取り組み(高良孝志)
◆各地の学校関係
白馬北小学校における取り組み(大代孝浩)
学校単位でのアサギマダラへのアプローチ−滝中生物部での取り組み方−(佐分隆文)
泉尾工業高校科学部によるアサギマダラ調査(村上豊)
アサギマダラのマーキング調査をして(中峯清光)
喜界島のアサギマダラ(旭栄子)
◆各地のマーキング活動など
能登半島での取り組み(松井正人)
愛知県における2000年のアサギマダラ関係の行事(窪田宣和・犬嶋満)
びわ湖バレイでファミリーマーキング(金田忍)
海を渡るアサギマダラ−室戸岬での取り組み−(長崎志津男)
◆アサギマダラに魅せられた人たちの活動
三重県藤坂峠に通って(久保文香)
アサギマダラに魅せられて(多田弘一)
連載:昆虫コレクション『大阪市立自然史博物館』(金沢至)
連載:高校生物部探訪『富士学苑高等学校自然科学部』(渡辺通人)
ダイコクコガネ科の糞虫の生物地理学―その造巣行動と分類と関連づけて―(近雅博)
第21回国際昆虫学会議に出席して(前編)−学会参加・南米探訪記−
(常喜豊・近雅博・荒谷邦雄)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)

2001年5月増大号
特集・クワガタムシ学最前線
クワガタムシブームとクワガタムシ研究(荒谷邦雄)
遺伝子にみられるツヤハダクワガタ及びコクワガタの種内変異(細谷忠嗣・荒谷邦雄・本多正尚)
オキナワノコギリクワガタのオスにおける大アゴによる樹皮削り取り行動(本郷儀人)
オキナワノコギリクワガタのオスの大アゴ多型(塩川太郎)
連載:昆虫コレクション(7)『滋賀県立琵琶湖博物館』(八尋克郎)
連載:日本の絶滅昆虫(5)『兵庫県の絶滅昆虫』(中西明徳・近藤伸一)
連載:高校生物部探訪(7)『東京都立府中高校生物部』(佐久間日奈子)
福岡県の蝶について(福田 治)
−ミトコンドリアDNAから知る−琉球列島のアゲハチョウ類の分布成立と地史(八木孝司)
若干のトンボの接水静止行動と排卵の観察例(加納一信)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)

2001年6月号
特集・絶滅危惧のトンボ類
絶滅が危ぶまれるトンボ類(2)(松木和雄)
ベッコウトンボが減少した原因についての一考察(倉品治男・菊屋奈良義)
絶滅危惧種オオモノサシトンボの現状(加納一信)
絶滅に瀕するマダラナニワトンボ(苅部治紀)
絶滅危惧種ミヤジマトンボの現状と保全(鍵本文吾)
桶ヶ谷沼におけるベッコウトンボの増殖法の研究(福井順治・岩本亜弓 他21名)
コバネアオイトトンボの現状(二宗誠治)
ハネナガチョウトンボの現状と保全(笹原節男)
阪大吹田キャンパスのジャコウアゲハ局所的集団発生と経過(齋藤彰)
絶滅危惧のクワガタムシ(荒谷邦雄)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2001年7月号
特集・都市の昆虫学
都市昆虫の新しい見方(夏原由博)
都市昆虫の歴史的変遷−昆虫遺体による−(宮武頼夫)
都市昆虫のダイナミックス(山崎一夫)
都市に適応するスズメバチ(中村雅雄)
昆虫類の生息と都市緑化(島田正文)
生きものの生息環境整備−課題と展望−(養父志乃夫)
生物多様性への人間影響の探索−地球ネットワーク−(ヤリ ニーメラ・ヨハン コッツェ)
連載:昆虫コレクション(8)『栃木県立博物館』(中村剛之)
日本産フナガタハナノミ概説(初宿成彦)
ヒメアカタテハは北海道では越冬できないか?(西海正彦 )
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2001年8月増大号
特集・タテハチョウ類の分類と生態
タテハチョウ科の範囲をどのように決めるか(三枝豊平)
タテハチョウ科幼虫の行動の比較−中脈タテハ雑感−(福田晴夫)
日本のミスジチョウ属の話題(岩野秀俊)
ミスジチョウ族の再検討−その分類と生物地理− (王敏・佐々木 公隆・大島康宏・矢田脩)
オオムラサキ属のル−ツを探る (伊奈 紘・新川 勉・岩 郁雄)
分子系統から見たヒョウモンチョウ類 (三枝豊平)
連載:昆虫コレクション(9)『財団法人進化生物学研究所』(青木俊明・山口就平)
連載:高校生物部探訪(8)『長崎県立長崎北陽台高校生物部』(田中清)
ヨモギハムシの色彩多型研究の現状と問題点について(藤山静雄)
インドネシア,スラウェシ島産の小型ツヤクワガタムシ類について(永井信二)
欧州およびロシアにある日本周辺産の古い蝶類標本(松田真平)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)

2001年9月増大号
特集・カブトムシとコガネムシ
コガネムシ類の多様性(荒谷邦雄)
オオセンチコガネの金属光沢の機能(古知新)
ヤンバルテナガコガネの現況と保護について(澤志泰正)
キョウトチビコブスジコガネについて(河原正和・越智輝雄)
コガネムシ上科の系統進化―特に幼虫の食性の進化について―(近雅博)
カブトハナムグリとその近縁属(酒井香)
連載:高校生物部探訪(9)『東京都立小平西高校自然研究部』(増坪一三・久永英二)
連載:日本の絶滅昆虫(6)『沖縄県の絶滅昆虫』(東清二)
マ−キングによる調査結果からみたオオムラサキの生態と保全(跡部治賢)
カバマダラの福岡市における再発見と発生確認及び九州本土での勢力拡大
(矢後勝也・川上太朗・小田切顕一・土谷俊弘・矢田脩)
大雪山の蝶−最近の知見−(小野泱)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)

2001年10月号 価格: 1,238円(税込1,362円)
特集・蛾の「幼虫探し」はどこまで進んだか
日本産大蛾類の幼虫と寄主植物探索の現状−まずシャチホコガ科から−(中臣謙太郎)
日本のシャクガに関する最近の知見(佐藤力夫)
カトカラ幼虫の生物学(西尾規孝)
ヤガ科幼生期解明の最近の成果−日本産蛾類生態図鑑発行1987年以降の記録について−(枝 恵太郎)
日本産マダラガ科幼生期の最近の知見(西原かよ子)
連載:日本の絶滅昆虫(7)『長崎県の絶滅昆虫』(池崎善博)
チョウ類複眼の細胞構成(蟻川謙太郎)
大阪の緑地のクワガタムシ類(田中良尚・石井 実)
アラゲケシカミキリ属のオス交尾器内嚢の形態について(長谷川道明)
虫界ニュース/むしぺん

2001年11月号 価格: 1,238円(税込1,362円)
特集・里山の昆虫
里山の歩行虫類の年次変化(巣瀬 司)
なぜオオムラサキを「放虫」しても,生息密度は増加しないのか?(小林隆人)
里山山林の環境と蜻蛉目(田口正男)
里山のトビケラ(野崎隆夫)
ニュータウンに住む管住性ハチ類(橋本佳明・遠藤知二)
連載:日本の絶滅昆虫(8)『宮崎県の絶滅昆虫』(岩崎郁雄)
連載:私たちのビオトープ池自慢(1)『市民手作りのトンボ池の紹介』埼玉県寄居町トンボ公園・大阪府貝塚市トンボ池(新井 裕)
チョウの斑紋形成の分子メカニズム−DNAから色彩パターンまで−(上)(渡辺一雄)
第21回国際昆虫学会議に出席して(後編)−学会参加記と発表紹介−(常喜 豊)
虫界ニュース/むしぺん

2001年12月号 価格: 1,238円(税込1,362円)
特集・チョウの分子系統学
DNAに刻まれたチョウの系統史を探る:新たな自然史 科学に向けて(尾本恵市)
トリバネチョウの分子進化と地史によせて(近藤喜代太郎・新川 勉・松香宏隆)
カラスアゲハ亜属の分子系統・分類および自然史(八木孝司)
ミトコンドリアDNA−ND5によるモンシロチョウ類の系統解析(藤井 恒・新川 勉・八木孝司)
ウラナミアカシジミの分子系統生物地理(小田切顕一)
遺伝子で辿るベニヒカゲの自然史(関口正幸)
連載:昆虫コレクション(10)『鹿児島大学』(櫛下町鉦敏・坂巻祥孝・山根正気)
連載:高校生物部探訪(10)『同志社香里高校生物部』(古本 大)
マレー半島の山々をめぐる(1)(常喜 豊・近 雅博)
茨城県つくば市におけるムネアカセンチコガネの季節消長(木内 信)
愛読者のみなさまへ
虫界ニュース/むしぺん

2001年12月臨時増刊号 価格: 2,481円(税込2,729円)
特集・昆虫のIT革命
IT革命でも虫は変わらないけど(大塚公雄)
コンピュータの進歩と昆虫学研究の発展(黒田啓行)
昆虫の「かたち」の解析にまつわる近年の進歩―昆虫形態測定学への招待―(立田晴記)
生物多様性情報データベース共有化のためのシステム(橋本佳明)
インターネットリソース集(【編】大塚公雄)
連載:高校生物部探訪(11)『三重県暁高校生物部』(大山義雄)
連載:私たちのビオトープ池自慢(2)『市民参加の環境管理−三ツ沼ビオトープ』(半澤実英)
Wolbachiaによる昆虫の生殖操作(廣木眞達・加藤義臣)
チョウの斑紋形成の分子メカニズム−DNAから色彩パターンまでー(下)(渡辺一雄)
愛読者のみなさまへ
虫界ニュース/むしぺん
「昆虫と自然」2001年総目次

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2000年1月号
特集 アリと共生するチョウたち
アリと共生するチョウ(石井実)
シジミチョウはなぜアリにおそわれないか(山岡亮平)
フィリピンにおけるミツボシフタオツバメの生態(中間報告)(北村實)
シジミチョウに食べられるアブラムシ(青木重幸)
面積・種類関係における山の高度の介在について(細見彬文)
リュウキュウムラサキの人為単為発生法による染色体固定の実験プロトコール(池田比呂志)
連載:ルーペで調べる身近な縞模様のハナアブの見分け方(完結)(大石久志)
1997年モンゴル,フブスグル湖の蝶類(矢崎康幸)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)

2000年2月号
特集 昆虫の多様性とインベントリー
インベントリーと分類学者(山根正気)
昆虫のインベントリーと地域ニーズ(緒方一夫)
昆虫多様性の測定と解析法 −沖縄やんばるの昆虫・ダニを材料として−(伊藤嘉昭)
チョウのインベントリー:世界の動向(矢田脩)
面積・種類関係における山の高度の介在について(細見彬文)
リュウキュウムラサキの人為単為発生法による染色体固定の実験プロトコール(池田比呂志)
ゴキブリの進化(安富和男)
連載:日本産ゴミムシダマシ科(甲虫目)幼虫同定の手引き(林長閑)
連載:日本の昆虫コレクション 大阪府立大学昆虫学教室の昆虫コレクション(広渡俊哉)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2000年3月号
特集 送粉昆虫
日本のハナバチ相(多田内修)
本州中部山岳におけるマルハナバチ類の送粉生態〔曽田貞滋)
マレーシアの低地フタバガキ林におけるハナバチによる送粉(永光輝義)
北日本のハナバチ相と送粉(福田弘巳)
西日本のハナバチ相と送粉(幾留秀一)
連載:北米西部の美蝶(1)(景浦 宏)
連載:パプアセアの昆虫相はオーストラリア区系か?(1) −昆虫相成因をめぐる
隔離と種分化の諸問題−(小笠原英明)
東北産マルコガタゲンゴロウ及びゲンゴロウの除去法による個体数推定(猪田利夫・都築裕一)
書評:『新版 蝶の学名−その語源と解説−』(宮武頼夫)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2000年3月臨時増刊号
特集 ナガサキアゲハの生物学
ナガサキアゲハの分類学(森下和彦)
ナガサキアゲハと共に生きて(阿江茂)
ナガサキアゲハの福井県への侵入(下野谷豊一)
近畿におけるナガサキアゲハの生態(法西浩)
南西諸島のナガサキアゲハの雌はなぜ白いのか?(橋本哉子・野村昌史)
日本産ナガサキアゲハ有尾型雌の話題(福田晴夫)
連載:1997年モンゴル,フブスグル湖の蝶類(4)(矢崎康幸)
連載:パプアセアの昆虫相はオーストラリア区系か?(2)(小笠原英明)
短報:オオルリボシヤンマ雌の産卵姿勢での死(加納一信・他)
本の紹介:『環境昆虫学-行動・生理・化学生態』(金沢至)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)

2000年4月増大号
特集 熱帯雨林の昆虫たち
熱帯雨林昆虫の多様性と保護(矢野宏二)
アリ類が生物群集に果たす役割(市岡孝朗)
熱帯における昆虫の季節適応:休眠と適応(田中誠二)
チョウの多様性と保護(矢田脩)
林冠コウチュウの種多様性(森本桂)
ハチ類の多様性と保護(小島純一)
チョウの個体数(細見彬彦)
連載:北米西部の美蝶(2)(景浦宏)
コフキコガネ類概説(1)(伊藤武)
学会報告 日本鱗翅学会第46回大会(宮田彬)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)

2000年5月号
特集 21世紀のアサギマダラ調査を展望する
総論・特集に寄せて(金沢至)
1999年再捕獲(大島新一郎・林久明)
比良山系のアサギマダラ・前翅長分布(内田孝)
愛知県知多半島とその周辺のアサギマダラ(窪田宣和)
八重山のアサギマダラ(河野勝行)
紀伊半島の3生息地におけるアサギマダラの生活史(平井規央)
ルイヨウマダラテントウの害虫化(安富和男)
連載:日本産ゴミムシダマシ科(甲虫目)幼虫同定の手引き(X)(林 長閑)
価格: 1,238円(税込1,362円)

2000年6月号
特集 ホタル−保護とその問題点
ゲンジボタルの飼育と保護(勝野重美)
陸生ホタルの現状について(小俣軍平)
ゲンジボタルの胚子発生(小林比佐雄)
蝶の染色体プレパレーションとキアズマ形成の
雌雄差の観察実験(池田比呂志)
コアシナガバチとヒトとのかかわり(巣瀬司)
蝶類の配偶行動に関する観察記録<21>(蛭川憲男)
オウゴンテンジクアゲハを含むラオス産蝶類未記録3種
−ラオスの蝶に関する覚え書き(4)−(指田春喜)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2000年7月号
特集 チョウの庭づくりのすすめ−バタフライ・ガーデニング−
チョウの庭づくりのすすめ(石井実)
国分寺市におけるちょうの庭づくり(尾崎幸信)
南足柄市におけるチョウの庭づくり(町田誠・町田道子)
春日井市における庭のチョウのモニタリング(高橋匡司)
下関市における庭のチョウのモニタリング(岡耿一郎)
チョウを見物するための庭づくり−茅ヶ崎市での実践−(木村春夫)
アメリカにおけるバタフライ・ガーデニング(馬渕 恵)
連載:日本の昆虫コレクション ゆかりの森昆虫館−展示施設としての昆虫コレクション−(植村好延)
コフキコガネ類概説(伊藤武)
遺稿・連載:パプアセアの昆虫相はオーストラリア区系か?(小笠原英明)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)

2000年8月号
特集 水田の水生昆虫類はどこへ……
水田生態系における水生昆虫の保全(日鷹一雅)
東北における水田の水生昆虫類の現状(昆野安彦)
西日本におけるレッド・リスト水生昆虫類の現状と保全(市川憲平)
タガメの村で起こっていること−保全と人里持続性の間で(日鷹一雅)
昆虫の夜間活動性を調べる安価な装置の試作(長谷川英男・他)
南大阪の住宅地に分布を拡大したホシミスジ(石井実)
レファレンス・ミュージアムに持ち込まれた
トリキンバエの2未記載種(前編)(倉橋弘)
連載:和の昆虫記(15) 昭和の虫がくれた『不思議』(西田律夫)
生物分布目録より求める自然破壊度指数Qαと多様度指数Bψの開発と日本列島への適用(前編)(細見彬文)
虫界ニュース
価格: 1,238円(税込1,362円)

2000年9月増大号
特集 熱帯の昆虫研究最前線Part.2
熱帯の昆虫研究最前線Part.2 −特集に寄せて−(近雅博)
コウグンシロアリの分業システム(三浦 徹)
フォギング法による熱帯樹冠の昆虫相調査(小島弘昭)
熱帯のファイトテルマータの昆虫群集(茂木幹義)
イネ害虫トビイロウンカの発生動態と防除対策(沢田裕一)
台湾・琉球列島に分布する食材性オオゴキブリ類の
分子系統と生物地理(前川清人)
連載:日本の絶滅昆虫1『大阪の絶滅昆虫』(宮武頼夫)
連載:高校生物部探訪(1)『神奈川県立弥栄東高校』(田口正雄)
記載すべきか,せざるべきか。それが問題だ。
続・セセリチョウ雑記(千葉秀幸)
甲虫の破片から過去をさぐる(初宿成彦)
生物分布目録より求める自然破壊度指数Qαと多様度指数Bψの開発と日本列島への適用(中編)(細見彬文)
学会報告
日本蝶類学会 バタフライフォーラム・総会講演会(加藤義臣)
特別シリーズ
むし喰った人々(1)(荒谷邦雄)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)

2000年10月号
特集 トンボー最新情報あれこれ
タイ,マレーシアのルリモントンボ(渡辺賢一)
トンボの冬虫夏草について(加納一信,横井直人)
トンボ卵の付属物について(渡辺庸子)
カワトンボ類の体温調節(石澤直也)
日本におけるトンボの雑種の記録について(鵜飼貞行)
連載:『コフキコガネ類概説(3)』(伊藤武)
『Hypolimnas属2種のハンドペアリング法』(中秀司)
生物分布目録より求める自然破壊度指数Qαと多様度指数Bψの開発と日本列島への適用(後編)(細見彬文)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2000年11月号
特集 昆虫のミミクリー
昆虫の擬態 その謎にどこまで迫れるか(上杉兼司)
東南アジア島嶼における蝶類の擬態現象(山本卓司・市岡孝朗)
オスは擬態しないチョウのベイツ型疑態(大崎直太)
ササキリ類における色彩多型と体色変化(小田健一)
沖縄島産シロオビアゲハのタ型より擬態を考える(野林千枝)
琉球列島におけるシロオビアゲハとベニモンアゲハの
擬態関係の研究(金城あかね)
連載
『昆虫コレクション−丸瀬布町昆虫生態館』(喜田和孝)
『神奈川県の絶滅昆虫』(苅部治紀)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2000年12月号
特集・カミキリムシ−その多角的アプローチ
カミキリムシ総論−各論に関する補足ー(槙原寛)
スギカミキリの継代人工飼育方法の開発(北島博)
カミキリムシ類の繁殖行動と性フェロモン(中牟田潔)
ケマダラカミキリの分布と変異(長谷川道明)
熱帯雨林のカミキリムシの生態(槙原寛)
連載
高校生物部探訪『東京都私立十文字中学・高等学校 生物部(津吹卓)
昆虫コレクション『長坂町オオムラサキセンタ−里山の中の昆虫館』(跡部治賢)
投稿
モンシロチョウのメス探し行動に対する気象条件の影響(廣田忠雄)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

2000年12月臨時増刊号
特集・チョウのトランセクト調査
チョウのトランセクト調査と環境評価(吉田宗弘)
トランセクト調査によるチョウ類成虫の食物資源利用様式の解析とそれに基づく群集保全への提言
(北原正彦)
チョウ類群集の構造解析による環境評価−RI指数によるデータの分析−(中村寛志)
大阪府和泉地方の自然環境の異なる3地域のチョウ類群集(本田悦義)
チョウ類群集からみた神戸市神出山田自動車沿道の自然環境(関谷善行)
連載
昆虫コレクション『倉敷昆虫館−沿革・展示標本−』(小野 洋)
日本産ゴミムシダマシ科(甲虫目)幼虫の同定手引き(林 長閑)
高校生物部探訪『藤沢翔陵高等学校科学部』(小松原崇 )
報文
長野県辰野町におけるゲンジボタルの発光パタ−ン(井口 豊)
遺稿・連載
パプアセアの昆虫相はオーストラリア区系か?(4)(小笠原英明)
虫界ニュース/む・し・ぺ・ん
「昆虫と自然」2000年総目次
価格: 2,481円(税込2,729円)

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1999年1月号
特集 昆虫の学習能力
昆虫行動の可塑性を支える記憶と学習(佐々木正己)
チョウの訪花と学習(香取郁夫)
寄生バチの寄主探索と学習(高須啓志)
ミツバチにみる記憶・学習能力とその特性(佐々木正己)
植物のSOSシグナルを学習するチリカブリダニ(高林純示)
報文
オガサワラシジミの食樹と周年経過(久保田繁男)
連載
中国採集紀行・中国の自然保護区にオサムシを訪ねて(2)(井村有希)
日本産ゴミムシダマシ科(甲虫目)幼虫の同定の手引き(林長閑)
む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

1999年2月号
特集 DNAでたどる昆虫の多様性
はじめに−分子系統とは何か,何がわかるか−(大澤省三)
オサムシのきた道をDNAでたどる(蘇智慧・金衝坤)
ミトコンドリアDNAから見たクビナガオサムシ類の系統関係(岡本宗裕)
オサムシにおける系統多様化の道のり(大澤省三)
DNAによるチョウの系統解析(八木孝司・佐々木剛)
ギフチョウ属(Luehdorfia)のミトコンドリア分子系統(新川勉)
外部形態解析と分子系統解析から推測した海浜性アシナガバエの系統関係(桝永一弘)
カミキリムシのDNA解析のこころみ(斉藤秀生)
ミトコンドリアDNAに基づいた日本産フナムシ属の系統解析(伊谷結)
報文
愛媛県内で繁殖が確認されたカバマダラについての報告(山本和正・和気岩男・西原博之)
連載
中国採集紀行・中国の自然保護区にオサムシを訪ねて(3)(井村有希)
価格: 2,481円(税込2,729円)

1999年3月号
特集 熱帯のシロチョウたち
熱帯のシロチョウたち−その多様性・種分化・生態・そして保護(矢田脩)
キチョウの地理的変異種分化(加藤義臣)
ニューギニア(西イリアン)カザリシロチョウの多様性(森中定治)
フィリピンにおけるトガリシロチョウ(APPIAS)属の幼生期(北村實)
アジア産のアサギシロチョウ属について(西村正賢)
熱帯のシロチョウ科のチョウの種による体温の違いは何が原因か(大崎直太)
報文
カブトムシの角長変異をもたらす主な原因は何か(藤山静雄・近野匡生)
短文
オニヤンマ♀の連結拒否行動一例で思うこと(加納一信)
連載
冠水するヨドシロヘリハンミョウの巣穴と幼虫の行動について(1)(桃下大)
中国採集紀行・中国の自然保護区にオサムシを訪ねて(4)(井村有希)
ルーペで調べる身近な縞模様のハナアブの見分け方(6)(大石久志)
昭和の昆虫記(4)(小野泱)
価格: 2,481円(税込2,729円)

1999年3月臨時増刊号
特集 1998年の昆虫界の動向
1998年蝶類分類学の動向(千葉秀幸)
1998年のラメリコルニア界の動向(荒谷邦雄)
1998年カミキリムシの動向(長谷川道明)
報文
リュウキュウムラサキの問題点と現状(池田比呂志)
新しい帰化昆虫?「セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ」(田中寛・宗林正人)
連載
オオシモフリエダシャクの工業暗化(1)(柴谷篤弘)冠水するヨドシロヘリハンミョウの巣穴と
幼虫の行動について(2)(桃下大)
日本産ゴミムシダマシ科(甲虫目)幼虫同定の手引き(林長閑)
ルーペで調べる身近な縞模様のハナアブの見分け方(6)(大石久志)
昭和の昆虫記(5)日本の甲虫と私の軌跡(中根猛彦)
価格: 2,481円(税込2,729円)

1999年4月号  
※弊社・発行元ともに完売
特集 キノコに集まる甲虫
キノコと甲虫(木村史明)
キノコに集まるゴミムシダマシ(安藤清志)
キノコで見られるゴミムシ類(伊藤昇)
キノコとハネカクシ(林靖彦)
日本のムクゲキノコムシ(澤田義弘)
オオキノコムシ科の甲虫(清山好美)
サルノコシカケとツツキノコムシ科甲虫類(川那部真)
報文
トランセクト調査で目撃するチョウと日常生活で目撃するチョウの比較(吉田宗弘)
む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

1999年5月号
特集 化学の目でみたチョウの生活
特集に寄せて(本田計一)
チョウと植物の多様な化学的関係−植生のルーツをたどって−(西田律夫)
季節型発現と発育・変態に関するホルモン(遠藤克彦)
植物の化学防御を打破して食べるチョウ幼虫(今野浩太郎)
チョウの訪花行動と花の香り(大村尚・本田計一)
翅を彩る色素(矢後素子)
連載
ふるさと香川の虫の思い出(宮武頼夫)
報文
ニューカレドニアのクロツヤムシの生物地理学(近雅博・荒谷邦雄・常喜豊)
近畿のオオタコゾウ(沢田佳久)
価格: 1,238円(税込1,362円)

1999年6月号
特集 ムシ屋にとっての自然保護を考える
昆虫愛好家の主張と良識(筒井謙)
昆虫採集に関わる法的規制(芳賀馨)
里山の環境持続を考える(久保田繁男)
保護地域における現状と課題(宮下公範)
私達ムシ屋は保護活動のために何をすべきか(西岡信靖)
連載 昭和の昆虫記(8) 虫を見つめて70年(西島浩)
報文
リュウキュウメダカアメイロカミキリの生態について(細川浩司)
トランセクト調査で目撃するチョウと日常生活で目撃する チョウの比較(2)(吉田宗弘)
そもそものはじまり−セセリチョウ,収斂,構造主義−(千葉秀幸)
価格: 1,238円(税込1,362円)

1999年7月号
特集 昆虫館でのチョウの観察
チョウ温室の楽しみ(高家博成)
チョウの日周活動の観察(瀬田和明)
昆虫教室での翅の観察(百野直実)
チョウ温室の行動観察(奥山清市)
「放蝶温室」で観察される蝶類の飛翔(三上秀彦)
連載・昭和の昆虫記 昆虫に魅せられて70年(黒子 浩)
報文
姙性に基づく異種の判定−邦産カラスアゲハ群の場合−(川副昭人)
連載
オオシモフリエダシャクの工業暗化 (2)− その「神話」の解体と「科学」の再構築にむけて−(柴谷篤弘)
報文
キリギリス・バッタ類の幼虫が成長するとき,どの部分が成長するのだろうか?(河合正人)
訃報
中根猛彦先生を偲んで(大原昌宏)
遺稿
スゲハムシの学名について(中根猛彦)
む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)

1999年8月号
特集 サハリンのチョウ
サハリンの蝶概観(高橋真弓)
カラフトと和名の付いた蝶(田城敏雄)
サハリン島の蝶類相と特徴(神田正五)
連載・昭和の昆虫記チ 昆虫とクラブ活動と雑誌(佐々治寛之)
連載
絵とき検索 −日本のヒナバッタ類(市川顕彦・石川均)
報文
マーキング法を用いたゲンゴロウの生態調査 −生息地間の移動と生存日数について−
(四方圭一郎)
報文
琵琶湖畔の海浜性甲虫(初宿成彦)
む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

1999年9月号
特集 学校教育の中のトンボ
学校教育の中のトンボ−身近な環境教育の教材(渡辺守)
学習指導要領から見たトンボの教材化(東敬義)
学校及びその周辺に生息するトンボの教材化(小松清弘)
小学校プールになぜヤゴ(タイリクアカネ幼虫)が棲むのか(松良俊明)
エコアップ作戦と学校トンボ池(森清和)
高校部活動としてのトンボ観察(田口正男)
連載・昭和の昆虫記ツ 昆虫学をはじめたころ(宮武睦夫)
報文
昆虫6群の種多様性の分布(細見彬文)
キイロカメノコハムシに関する知見(第2報)(安富和男・富岡康浩・蒔田増美)
連載
オオシモフリエダシャクの工業暗化(3)
−その「神話」の解体と「科学」の再構築に向けて−(柴谷篤弘)
報文
アオスジアゲハとナミアゲハの幼虫の食草に関する調査(奥津晶彦)
む・し・ぺ・ん
「昆虫と自然」バックナンバーリスト
価格: 2,481円(税込2,729円)

1999年10月号
特集 シベリアから北海道へ帰化したオオモンシロチョウ
ピエリスグループの形態と分子系統(新川勉)
オオモンシロチョウ北海道個体群の季節適応(橋本建一・八谷和彦)
国内で観察されたオオモンシロチョウの食草について(上野雅史)
連載
日本産ゴミムシダマシ科(甲虫目)幼虫の同定手引き(林長閑)
報文
ミドリカメノコハムシとアオカメノコハムシの分類に関する知見(安富和男・富岡康浩)
札幌市産ホンサナエ幼虫の背棘・側棘数について(松木和雄・横山透)
短報
クロイトトンボ♂の連結産卵中の♀獲得行動(加納一信)
む・し・ぺ・ん
「昆虫と自然」バックナンバーリスト
価格: 1,238円(税込1,362円)

1999年11月号
特集 熱帯の昆虫研究最前線
熱帯林の一斉開花と送粉者(百瀬邦泰)
糞になりすます−ランモドキ科の送粉システム(酒井章子)
アフリカの熱帯雨林のアリ植物バルテリア(湯本貴和)
オオバギの対植食者防衛戦略
−アリ防衛と化学防衛の組み合わせ−(市岡孝明・市野隆雄)
ボゴール植物園における植植性ホシカメムシと捕食性ホシカメムシの奇妙な関係(西田隆義)
インドネシアにおけるマダラテントウ類の食草特異性と近縁集団について(中野 進)
連載
昭和の昆虫記 ルイヨウマダラテントウとの出会い(安富和男)
1997年モンゴル,フブスグル湖の蝶類(矢崎康幸)
書評
『熱帯昆虫学』(加藤義臣)
虫界ニュース
価格: 1,238円(税込1,362円)

1999年12月号
特集 昼行性蛾類(マダラガとイカリモンガ)
昼行性蛾類(マダラガとイカリモンガ)特集によせて(宮田彬)
マダラガ類の配偶行動(小汐千春)
日本のマダラガ類(西原かよ子)
イカリモンガの生活史(西尾規孝)
ベニイカリモンガの生活史(井之口希秀・宮田彬)
連載
昭和の昆虫記 桃源郷の昆虫相(立川周二)
1997年モンゴル,フブスグル湖の蝶類(矢崎康幸)
報文
蝶相決定の2要因と推定公式(細見彬文)
虫界ニュース
む・し・ぺ・ん
価格: 1,238円(税込1,362円)

1999年12月臨時増刊号
特集 寄生性昆虫の生活
ヒグラシヤチニクバエの生活(石井実)
ドクガに便乗する卵寄生バチ(新垣則雄)
水生寄生バチ,ミズバチの生活(青柳正人)
タマゴクロバチ類の寄生戦略(山岸健三)
植物−イモムシ−寄生バチの三角関係(高林純示)
アオムシコマユバチとその二次寄生蜂の生活(田川純)
ヤドリバエの寄主選択(中村 達)
連載
昭和の昆虫記 野外調査は我が家のレクリエーション(市川憲平)
オオシモフリエダシャクの工業暗化−その「親和」の解体と「科学」の再構築にむけて−(柴谷篤弘)
報文
リュウキュウムラサキの人為単為発生法による染色体固定の実験プロトコール(池田比呂志)
虫界ニュース
む・し・ぺ・ん
価格: 2,481円(税込2,729円)