インセクタリゥム(財団法人 東京動物園協会)

惜しまれながら2000年12月号(通巻443号)で終刊となった「生きたこん虫の雑誌」をコンセプトとした月刊雑誌。
昆虫学の最先端の話題を年少者にも分かりやすく紹介したり、マイナーな昆虫の総説が掲載されたりと、安価ですが非常に充実した雑誌でした。また若手昆虫研究者の発表の場としても貴重な存在でした。以下すべて新本ですが保管状態等による若干のイタミを含むものがあります。
※目次情報は順次整備していきます。

※弊社在庫分のみとなります。






Vol.37(1)‐(12)(2000):各315円

Vol.36(1)‐(12)(1999):各315円

1998年1月号(35(1) ) B5, 34pp. 315円
表紙:ニジュウシトリバ 写真:伊藤信男 1
今月の虫:ニジュウシトリバ 橋本里志 21
四季おりおり:越冬虫の“吹寄せ” 田悟敏弘 2
虫めがね:蜘蛛 E.G.サイデンステッカー 3
食生活に適した蛾類幼虫の口器 -かたい葉を砕く大腮と上唇- 中臣謙太郎 4
こんちゅうノート:懐かしいハチたちとの再会 石川良輔 10
虫譜にみる江戸の昆虫たち 田中誠 12
サルノコシカケの中にすむツツキノコムシの世界 川那部真 22
書評 「アリ王国の愉快な冒険」エリック・ホワイト(著)・鈴木主税(訳) 評:山根正気 30
インセクトポスト
 青色型のメスが多い六甲山系のオオルリボシヤンマ 井上雅史 31
 モンシロチョウに対して交尾拒否をするスジグロシロチョウのメス 津吹卓 31
昆虫園ニュース
 足立区生物園見学会 最上絵里 32
 ブルドッグアリ -展示群と予備群の同居- 荻野昭 32
 いたずらコウモリ 石島明美 33
 ナガサキアゲハの有尾型 三枝博幸 33


1998年2月号(35(2) ) B5, 26pp. 315円
表紙:シタカワゲラ属の一種 写真:田悟敏弘 1
今月の虫:シタカワゲラ属の一種 内田臣一 11
四季おりおり:ニホンミツバチ 伊藤信男 2
虫めがね:ゼフィルスとマツカレハ 河原畑勇 3
インゲンテントウ -子ども用図鑑から見つかった侵入昆虫- 藤山直之・白井洋一 4
こんちゅうノート:トンボのサイズ,チョウのサイズ 山崎柄根 10
金沢城跡の昆虫相 -都市の森の昆虫の種類数- 大串龍一 12
モンシロチョウの訪花生態[1]訪花学習性 香取郁夫 16
インセクトポスト 
 粋ってのはこんなこったい!-ヒラタシデムシの翅のメタリック色- 奥田隆・平井剛夫・志賀正和 23
昆虫園ニュース
 シイタケのホダ木をいただきました 高家博成 24
 インドネシアでの虫採り 三枝博幸 24
 ナガサキアゲハの半有尾型? 三枝博幸 25
 ベニモンアゲハの成績 最上絵里 25


1998年3月号(35(3) ) B5, 26pp. 315円
表紙:アオバアリガタハネカクシ 写真:田悟敏弘 1
今月の虫:アオバアリガタハネカクシ 田中誠 11
四季おりおり:クロヤマアリの喧嘩 大林隆司 2
虫めがね:コノハチョウの裏切り 湊和雄 3
ハナバチはどうやって眠るか 杉浦直人 4
こんちゅうノート:虫を手で捕る 篠永哲 10
水の汚れとユスリカの種類 -酸素濃度と生息分布- 大野正彦 12
モンシロチョウの訪花生態[2]人工蜜標に対する訪花活動および送粉効果 香取郁夫 16
いろいろな本
 「庭にきた虫」(佐藤信治) 篠永哲 23
 「虫たちがいて,ぼくがいた」(中嶋康裕・沼田英治共) 木村欣二 23
 「昆虫と花 -共生と共進化-」(F.G.バルト・渋谷達明(監訳))  山崎柄根 23
 「ヘッピリムシの屁 -動植物の化学戦略-」(ウィリアム・アゴスタ・長野敬ほか(訳)) 篠永哲 23
昆虫園ニュース
 産卵待ちの日々 石島明美 24
 多数決の原理-シロオビアゲハとナガサキアゲハ- 三枝博 24
 オオシママドボタル,久しぶりの繁殖 荻野昭 24
 真冬の食草害虫 三枝博幸 25
 昆虫生態園見学会 最上絵里 25


1998年4月号(35(4) ) B5, 26pp. 315円
表紙:ルリシジミ 写真:伊藤信男 1
今月の虫:ルリシジミ  川副昭人 10
四季おりおり:カナヘビとコマユバチ 井上雅史 2
虫めがね:オオスズメバチの標的 松浦誠 3
アリを狩るアリ,アリを狩るヒト[1]アジアの軍隊アリ「ヒメサスライアリ」を求めて 橋本佳明・山根正気 4
インセクトポスト 
 アカスジキンカメムシをハナミズキから採集し,その実で飼育に成功 飯嶋一浩 9
こんちゅうノート
 ゲンゴロウ採りは雨ふりだって平気さ! 長谷川洋 11
新たな挑戦 -大気プランクトンを気象レーダーでとらえる- 楠研一・松村雄 12
アダンの航跡を追うツダナナフシ 後北峰之 16
昆虫園ニュース
 安息角の実験展示 高家博成 24
 冬に元気なその訳は -スジグロシロチョウ- 最上絵里 24
 大雪の被害 三枝博幸 25
 アサギマダラの産卵始まる 石島明美 25
 展示に一役,トキワツユクサ 荻野昭 25


1998年5月号(35(5) ) B5, 26pp. 315円
表紙:サカハチチョウ 写真 柳田恒一郎 1
今月の虫:サカハチチョウ 中西明徳 15
四季おりおり:クロオオアリ 田悟敏弘 2
虫めがね:アゲハチョウを解剖して 安藤裕 3
オドリバエの求愛給餌 井上亜古 4
ぼくのかんさつ・わたしのきろく
 クマムシの秘密 古畑梓(評:山崎柄根) 10
こんちゅうノート
 植物と虫たちの思いがけないつながり  大串隆之 14
アリを狩るアリ,アリを狩るヒト[2]インベントリーと参照標本コレクション 山根正気・橋本佳明 16
読者のフォト
 アゲハモドキ 宮坂洋 23
 キスジセアカカギバラバチ 芦澤健 23
 シリアゲコバチ 橋本修 23
昆虫園ニュース
 バクチノキを使った「標本軟化法」 石島明美 24
 「綱渡り状態」の冬のカブトムシ 田畑直樹 24
 第17回昆虫園運営委員会が開かれました 最上絵里 24
 見学のための準備ができました ホタル飼育場 荻野昭 25


1998年6月号(35(6) ) B5, 26pp. 315円
表紙:マスダクロホシタマムシ 写真:田悟敏弘 1
今月の虫:マスダクロホシタマムシ 大桃定洋 14
四季おりおり:オトシブミ 井上雅史 2
虫めがね:他人には言えない…… 三中信宏 3
小動物の死体をめぐるモンシデムシ類のさまざまな行動 鈴木誠治 4
こんちゅうノート
 身近にいる昆虫を調べてみよう 木村欣二 9
トリバネアゲハの舞う「バリ・バタフライパーク」訪問記 立川周二 10
いろいろな本
 「トリバネアゲハの世界」(近藤典生・西田誠 編) 山崎柄根 15
 「虫の飼いかた・観察のしかた@「虫さがし」」(海野和男・筒井学) 高家博成 15
 「昆虫大全」(メイ・ベーレンバウム 著、小西正泰 監訳) 木村欣二 15
 「生態写真集 中国の蝶」(渡辺康之) 編集部 15
ジョウカイという虫 奥島雄一 16
インセクトポスト 
 木のベンチに止まっていたトビナナフシ 質問:鎌田侑 回答:高家博成 22
 レンジでチン!-チョウの人工飼料の調理法- 清水聡司(箕面公園昆虫館) 22
 コセンダングサの種子のツノにつかまったトンボたち 田口正男 23
昆虫園ニュース
 季節はずれのタガメの産卵 細井文雄 24
 チョウの展示種が増えました 石島明美 24
 本館展示を製作専門会社に委託 高家博成 24
 ゲンジボタルが上陸開始 荻野昭 25
 「多摩動物公園大公開」の催し 最上絵里 高家博成 25


1998年7月号(35(7) ) B5, 30pp. 315円
表紙:オオモンツチバチ 写真:松下理一 1
今月の虫:オオモンツチバチ  吉田睦浩 18
四季おりおり:コエゾゼミ 小林有一 2
虫めがね:春の吹雪 大倉舜二 3
害虫アザミウマをやっつける捕食性アザミウマ 新垣則雄 4
こんちゅうノート
 “キチキチバッタ”は体のどこで鳴いているのかな? 高家博成 11
多摩動物公園における人工飼料によるチョウの飼育 最上絵里 12
読者のフォト
 アサマイチモンジ 松井正人 18
 イマニシガガンボダマシ 西尾規孝 18
 オオサカサナエ♂の羽化 十亀静彦 18
パダンの宿舎の日々-スマトラの自然と虫と14- 山根爽一 20
昆虫園ニュース
 赤城自然園での野外観察会 森田喜之 28
 「親子で飼育体験」開催 坂田ひとみ 28
 コノハチョウの展示中断 坂田ひとみ 28


1998年8月号(35(8) ) B5, 30pp. 315円
表紙:シロヒトリ 写真:伊藤信男 1
今月の虫:シロヒトリ 杉繁郎 26
四季おりおり:クロアナバチ 内藤亮三 2
虫めがね:秘境の昆虫少女 梅谷献二 3
カメムシの吸汁で植物に被害が生じるしくみ 堀浩二 4
こんちゅうノート
 ゲンゴロウを飼ってみよう 長谷川洋 11
多摩動物公園におけるカブトムシの周年展示-自然にやさしい展示をめざして- 田畑直樹 12
兵隊アブラムシとヒラタアブの攻防戦-タイワンオオヒラタアブの産卵場所選択- 柴尾晴信 16
書評「小蛾類の生物学」(保田淑郎・広渡俊哉・石井実 編) 評:山崎柄根
昆虫園ニュース
 生きている宝石の展示 高家博成 28
 タイワンシロチョウの共食い 最上絵里 28
 ホタルの発生と見学会 荻野昭 29
 美しい蛹の色の変化 石島明美 29


1998年9月号(35(9) ) B5, 26pp. 315円
表紙:クツワムシ 写真 大林隆司 1
今月の虫:クツワムシ 山崎柄根 22
四季おりおり:ツクツクボウシの脱皮殻 伊藤信男 2
虫めがね:孫のための昆虫採集 周達生 3
ガゼラエンマコガネの生態と利用 早川博文 4
多摩動物公園におけるコノハチョウの飼育 三枝博幸 10
こんちゅうノート
 家の近くを探検しよう! 矢島稔 15
ハチやアリの卵が発生を開始するしくみ 佐々木謙 16
書評「生命の宝庫・熱帯雨林」(井上民二) (評:新妻昭夫) 23
昆虫園ニュース
 「食用昆虫展」開催中 高家博成 24
 サマースクールが開かれました 米山智子 24
 エダカマキリ初登場 荻野昭 25
 連なってぶらさがるゾウムシ 菊地文一 25


1998年10月号(35(10) ) B5, 30pp. 315円
表紙:ミノウスバ 写真:井上雅史 1
今月の虫:ミノウスバ 田村正人 13
四季おりおり:エンマコオロギ 田悟敏弘 2
虫めがね:原点にかえる 神保一義 3
221年目の喧噪-周期ゼミのなぞ- 竹田真木生・トマス D.モーガン 4
こんちゅうノート
 染色に用いられるカイガラムシ 河合省三 12
スズメバチ食文化の世界[1]栃木県西那須地方のトリコとその歴史 松浦誠 14
書評「自然の中の人間シリーズ[昆虫と人間編]全10巻」(農林水産技術会議事務局 監修・梅谷献二 編) 評:山崎柄根 19
周期ゼミの進化-氷河期と素数周期の観点から- 吉村仁 20
インセクトポスト 
 ウスバツバメの交尾姿勢 三木正男 27 
 シオヤアブのオスの白い毛束の役割 西治敏 27
昆虫園ニュース
 南房総での鳴く虫採集記 米山智子 坂田ひとみ 28
 秋の鳴く虫展開催 高家博成 28
 山の中で夏休み-昆虫愛好会「夏休み野外観察会」- 最上絵里 29


1998年11月号(35(11) ) B5, 30pp. 315円
表紙:クロスズメバチ 写真:伊藤信男 1
今月の虫:クロスズメバチ 小島聖一 26
四季おりおり:セスジツユムシ 今井初太郎 2
虫めがね:中池見湿地を守れ 斎藤慎一郎 3
沖縄本島北部「やんばるの森」の節足動物の多様性 伊藤嘉昭 4
スズメバチ食文化の世界[2]中国雲南のスズメバチ市場 松浦誠 12
こんちゅうノート
 冬の昆虫採集は宝探しみたいだよ! 三枝博幸 17
読者のフォト
 オオハナアブ 今井初太郎 18
 ウスモンフユシャク 柳田恒一郎 18
 ウマオイのオスの争い 筒井学 18
 ホソアシナガバチ 十亀静彦 19
 コガタスズメバチ 大林隆司 19
 ゴマシジミ 内藤亮三 19
日本産オオクワガタ属の飼育法 小島啓史 20
インセクトポスト 
 アマゴイルリトンボ成虫の生存率と平均寿命 土屋泉 25
いろいろな本
 「虫たちを探しに -自然から学ぶこと-」(篠原圭三郎) 篠永哲 27
 「ぼくらの昆虫記」(盛口満) 高家博成 27
 「虫のおもしろ私生活」(ピッキオ 編著) 篠永哲 27 
 「はじめて出会うCD-ROM図鑑 ムシのすべて」(斎藤勝 監修) 最上絵里 27
昆虫園ニュース
 長野県での水生昆虫採集調査 石島明美 28
 ゲンジボタルの成虫数 荻野昭 28
 「秋の鳴く虫観察会」実施 高家博成 28
 先の長い話ですが……オオウラギンヒョウモン 最上絵里 29


1998年12月号(35(12) ) B5, 30pp. 315円
表紙:ベダリアテントウ 写真:芦澤健 1
今月の虫:ベダリアテントウ 梅谷献二 19
四季おりおり:ウラギンシジミ 伊藤信男 2
虫めがね:虫捕り,捕らず,捕れば…… 佐倉統 3
北日本のマキバサシガメ -湿地性種の棲み分けと翅型変異- 市田忠夫 4
こんちゅうノート
 チョウのマーキングと文字模様 山崎柄根 11
昆虫ビオトープ 杉山恵一 12
読者のフォト
 マダラヤンマ 十亀静彦 18
 スギカミキリ 井上雅史 18
 ヤマトシジミ 柳田恒一郎 18
熱帯のチョウの季節-スマトラの自然と虫と15- 大串龍一 20
インセクトポスト
 オオハサミムシとカワラハンミョウの闘い 松下理一 
 アゲハのサナギから白いへんな幼虫が……? 津吹みのり(評:矢島稔) 26
昆虫園ニュース
 昆虫生態園での「キーパーズ・トーク」 坂田ひとみ 28
 石垣島と西表島へ採集に行きました 米山智子 28
1998年度総目次


Vol.34(4)(6)‐(12)(1997):各315円

Vol.34(5)(1997):476円※ホタル特集

Vol.34(1)‐(3)(1997):各295円

Vol.33(1)‐(12)(1996):各295円

Vol.32(11/12)(1995):438円 ※合併号

Vol.32(1)‐(10)(1995):各295円

Vol.31(1)‐(12)(1994):各295円

Vol.30(1993年) 各280円

Vol.29(1)(8)(9)(11)(12)(1992):各280円

Vol.28(4)(6)(10)(1991):各280円

Vol.27(1990年) 各280円

Vol.25(9)(12)(1988):各229円

Vol.24(2)(6)(9)(10)(1987):各229円

Vol.23(3)(10)(1986):各229円

Vol.21(12)(1984):各229円

Vol.20(2)(7)(10)‐(12)(1983):各229円

Vol.19(6)(9)(11)(1982):各229円

Vol.18(1)-(4)(6)(8)(9)(1981):各181円

Vol.16(3)(1979):162円