日本鞘翅学会第19回大会案内




イスミナガゴミムシ

Pterostichus (Nialoe) isumiensis

絵:笠原須磨生



日本鞘翅学会第19回大会を下記のように開催いたします。学会員外の方の参加も歓迎いたしますので、ふるってご参加ください。


大会概要

会場:千葉県立中央博物館(千葉市中央区青葉町955-2)
会期:2006年11月18日(土)-19(日)
主催:日本鞘翅学会第19回大会実行委員会(共催:千葉県立中央博物館)
後援:千葉県生物学会、千葉県昆虫談話会、中央博物館友の会


大会日程

第1日:2006年11月18日(土)

大会受付開始 9:00-

一般講演(口頭発表) 10:00-12:00

0-1.「コブヤハズカミキリ類2種の交雑帯周辺における形質吸収の軌跡」:高桑正敏・小林敏男・中林博之
0-2.「インドネシア・スラウェシ島周辺のシロスジカミキリ属について-Batocera celebianaを中心に-」:永野裕・斉藤秀生
0-3.「分類形質としてのカミキリムシ雄交尾器のとらえ方について」:斉藤秀生
0-4.「カナダ産ネクイハムシの生態、特にキイロネクイハムシ類Neohaemoniaについて」:林成多・曽田貞滋
0-5.「オガサワラハンミョウの現況と生活史についての知見」:苅部治紀・松本浩一・橋村正雄・永幡嘉之
0-6.日本の水生甲虫をとりまく深刻な現状と対策-なぜ減ったのか、どうすれば守れるのか?-
 「1.日本のゲンゴロウ類の深刻な現状」:西原昇吾・苅部治紀・永幡嘉之
0-7.「2.ゲンゴロウ類生息地におけるオオクチバス駆除の事例」:永幡嘉之・苅部治紀・西原昇吾
0-8.「3.アメリカザリガニの拡大による水生甲虫類の激減と駆除の事例」:苅部治紀・永幡嘉之・西原昇吾

総会 13:00-14:00


公開特別講演 14:15-15:15
テーマ「房総半島の動物相-その特色と周辺地域とのかかわり-」 講師:大野正男氏
 房総半島を中心に千葉県の動物相の特色について、県内の生物の研究史も含めて解説をしていただきます。
 特に、近隣の都県など千葉県の動物相に関連のある地域との関わりについて、豊富な具体例を挙げてお話いただきます。


分科会 15:30-17:00
・ゾウムシ分科会(世話人:吉武啓)
<プログラム>
1. 事務連絡・・・平野 聖
2. 議事・・・次回の採集会開催地について
3. 話題提供(各発表12分,質疑応答3分)
  3-1)土壌性ゾウムシAsphalmus属の種分化 講演者:森本桂(福岡市)
  3-2)新「ゾウムシデータベース」の開発と公開 講演者:小檜山賢二(慶應義塾大学政策・メディア研究科)・小島弘昭(九州大学総合研究博物館)
  3-3)「日本産ヒラセクモゾウムシ属の分類学的研究」 講演者:平野聖(九州大学大学院)・吉武啓(東京大学総合文化研究科)
4. 一人一言・・・話題提供者を除く参加者全員

・ゴミムシ分科会(世話人:森田誠司)
 「千葉県の歩行虫相の特徴と注目すべき種」新井浩二

・カミキリ分科会(世話人:新里達也)
 「日本のカミキリムシ・最近の話題」大林延夫・槇原寛・新里達也・長谷川道明

・ハネカクシ分科会



懇親会 18:15-20:15
川鉄みやざき倶楽部(千葉市中央区宮崎町1-15)
TEL:043-268-6800


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第2日:2006年11月19日(日)

公開標本同定会 9:00-10:30
恒例の甲虫類標本の種名同定会を行います。ご所蔵の同定未解決の標本をお持ちよりください。なお,同定依頼する標本は必ずマウントされ、
データラベル付きのものにしてください。

ポスター発表 9:00-10:30
P-1.「東北地方のマルコガタノゲンゴロウの生息環境について」:小野田晃治
P-2.「愛知県豊橋市の江戸時代の遺構から発見されたシャープゲンゴロウモドキ」:長谷川道明
P-3.「コメツキムシ科の分子系統解析」:提髪玲子・大場裕一・大平仁夫
P-4.「ハナノミ科甲虫における雌雄交尾器の構造と機能」:鶴智之
P-5.「インドネシアのBatocera属」:斉藤秀生・永野裕
P-6.「日本産ヒゲボソゾウムシ属(ゾウムシ科)のDNAバーコーディング」:加藤俊英・吉武啓・伊藤元己


一般講演(口頭発表) 10:45-12:30
O-9.「サドチビアメイロカミキリをめぐる諸問題」:新里達也
O-10.「大東諸島のカミキリムシ相」:槙原寛
O-11.「台湾産Pseudorobitis属(コウチュウ目チビゾウムシ科)の1未記載種について」:関東準之助
O-12.「高等学校における昆虫館の設立について」:富澤健治・有松政輝・栗山茉利・清水直紀・都倉麻美・秦野拓也・清水敏夫
O-13.「ミトコンドリア遺伝子からみたテナガコガネ亜科の系統関係とヤンバルテナガコガネの遺伝的多様性について」:細谷忠嗣・荒谷邦雄・
 七里浩志・佐々木健志・当山昌直
O-14.「中国重慶市大巴山-4種のルリクワガタの混生地を訪ねて-」:井村有希・永幡嘉之
O-15.「大台ケ原における自然再生事業にともなう甲虫のモニタリング」:岸本年郎

公開シンポジウム 14:00-16:00
 テーマ「甲虫相から見る千葉県-里山と海の県、茨城・千葉・神奈川の比較から-」 パネリスト:山崎秀雄・平野幸彦・大桃定洋ほか
 里山と海の自然に恵まれた千葉県の甲虫相について、近隣の茨城県、神奈川県と比較しながらその特徴や魅力について語り合います。


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宿泊案内および昼食について

千葉市内の宿泊先については、こちらをご覧ください。また、昼食については、お弁当の注文を承ります。お弁当の注文受付については、
土曜日分は当日午前10:00まで、日曜日分は土曜日午後5:00までとします。その他、会場周辺のコンビニエンスストア、レストランなどを
ご利用いただけますが、軒数も少なく混雑が予想されます(当日、周辺案内を掲示します)。


交通案内
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/もご参照下さい)

【電車・バスをご利用の場合】

千葉寺駅(京成千原線 )下車、徒歩約20分。

蘇我駅(JR京葉線・内房線・外房線 )
東口A番乗り場から、(蘇我駅からのバスは千葉寺駅を経由します)小湊鉄道バス・千葉中央バス「大学病院」行きで約15分。
 「中央博物館」バス停下車、徒歩約7分。

千葉駅(JR総武線・京成線 )
東口F番乗り場から、京成電鉄バス「大学病院」「大学病院・南矢作」行きで約15分。「中央博物館」バス停下車、徒歩約7分。
東口A番乗り場から、千葉中央バス「中央博物館」行きで約20分。終点の「博物館・文化ホール」バス停下車、徒歩約1分。

【自動車をご利用の場合】
京葉道路「松ヶ丘」インターから約5分。
中央博物館は「青葉の森公園」内にあります。自動車でお越しの方は「市立青葉病院」方面の「青葉の森公園 北口駐車場」を目指してください。
駐車場は有料です。(ご利用は、午前7時-午後9時30分まで。普通車4時間以内300円。4時間-8時間600円。8時間を超えると、
 超過時間1時間ごとに100円追加。)




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その他

千葉県立中央博物館の展示がご覧いただけます(9:00-16:30)。大会受付時に入場券を配布します。

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大会参加費と申し込み方法

事前申し込みが無くても参加できますが、当日申込の場合は懇親会の参加はお断りする場合がございます。

1)参加費(特別講演、シンポジウム、同定会のみに参加の場合は無料)
・大会参加費:3,000円
・懇親会費:一般5,500円、同伴者・学生4,500円

2)申し込み方法
大会に参加の方は前号の甲虫ニュースに同封の申込書を郵送、ファックス、あるいは同様の内容をメールにて大会事務局までお申し込みください。特別講演、シンポジウム、同定会のみに参加の方は当日受け付けです。


大会事務局
〒260-8682 千葉県千葉市中央区青葉町955-2 千葉県立中央博物館
「日本鞘翅学会第19回大会事務局」 担当:斉藤明子
電話043-265-8188(資料管理研究科直通)/043-265-3111(代表)FAX: 043-266-2481
斉藤e-mail: saitoa@chiba-muse.or.jp